キャンプクエスト編集部
群馬「自然の森野営場(奥利根水源の森)」予約不要でキャンプができる野営地を紹介

群馬「自然の森野営場(奥利根水源の森)」予約不要でキャンプができる野営地を紹介

群馬県みなかみ町にある奥利根水源の森には、森林浴が楽しめる遊歩道の他に、予約不要でキャンプができる「自然の森野営場」があります。場内には水洗トイレが設置されているのみですが、川遊びやバードウォッチングをしながら無料でキャンプが楽しめる野営地として人気を集めています。

周辺には何も無く、夜には真っ暗になるので晴れた日には満点の星空も楽しめます。その反面、標高1400mの立地は夏でも肌寒く感じるほどで、夜を過ごすにはそれなりの防寒対策が必要です。そんな自然の森野営場の詳細をご紹介します。

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自然の森野営場の基本情報

住所 〒379-1721 群馬県利根郡みなかみ町藤原
電話番号 0278-62-2111(みなかみ町役場)
営業期間 5月下旬~11月初旬(冬期は積雪による閉鎖)
利用時間 24時間
利用料 無料
駐車場 乗り入れ可
水道・トイレ トイレあり、水道無し
公式サイト 水源の森へご案内!:関東森林管理局

自然の森野営場は、およそ600万平方メートルに広がる奥利根水源の森の入口に設置された無料の町営キャンプ場です。東京ディズニーランド11個分の面積に対して、キャンプが可能なエリアは意外と狭く、テント20張ほどで一杯になってしまう程度の広さとなってます。

サイトのほとんどは傾斜があり、安定したテント設営は意外と難しく、変わりやすい山の天候も合わさって上級者向けのキャンプエリアという印象です。キャンプの経験や装備が乏しい内は、下見やデイキャンプなどで現地の様子を把握した上で検討することをおすすめします。

利用時の注意事項

自然の森野営場の利用ルール

  • ゴミは持ち帰り
  • 直火禁止

無料でキャンプ場を利用するにあたり、上記ルールは必ず守りましょう。違反者が増えるとキャンプやバーベキューの利用が制限・禁止される場合があります。

ゴミのポイ捨てや不法投棄、直火している人を発見した方は下記までご連絡下さい。

その他の注意事項やお知らせは公式サイトをご確認下さい。

キャンプの予約・申込方法

  • 予約不要

自然の森野営場は予約不要で誰でも利用できます。ただし、管理人が不在の無料キャンプ場となるので、利用する際には基本的なモラルを守り、周辺住民や他の利用者の迷惑にならないようにしましょう。

駐車場について

自然の森野営場はそのまま車の乗り入れが可能なので、駐車場として独立したスペースはありません。どこでも好きな場所に車を止めて、その近くでオートキャンプを楽しめます。ただし、こちらのスペースは「奥利根水源の森」を訪れる人のための駐車場としても利用されているので、スペースを取りすぎずに譲り合って使用するようにしましょう。

自然の森野営場の施設案内

自然の森野営場は誰でも利用できる公共の場所であり、設備も最低限しかありません。水洗トイレは設置されていますが、洗い物や調理用の水道は無いので、利用する際には飲料用や調理用の水の確保をしておきましょう。

キャンプ可能エリア

自然の森野営場でテント設営ができるのは、奥利根水源の森の入口に広がるフリースペースのみとなっており、車が走行できる砂利道の両サイドに空いてるエリアを探して各々がキャンプを楽しんでいます。

区画分けはされていませんが、混み合っている時はなるべく多くの人が利用できるようにスペースを譲り合って利用するようにしましょう。

フィールドの様子

フィールドは大き目の砂利が敷かれており、草が生えている場所も地面は非常に硬いので、ペグ打ちには苦労します。丈夫な鍛造ペグやペグハンマーを用意しておかないと、安定したテント設営は難しいかもしれません。地面は全体的に傾斜しているので場所選びも重要になります。

水道

トイレの入り口に水道は設置されていますが、こちらは手洗い専用となっています。飲み水ではなく、洗い物も禁止されていますので、飲用水などは各自準備しましょう。

奥利根水源の森には美しい湧き水が出ており、煮沸して飲んだりコーヒーを淹れたりする人もいるようですが、飲用の可否についての調査はされていないので自己責任で楽しむようにして下さい。

トイレ

自然の森野営場のトイレは定期的に清掃されており、とても綺麗に保たれています。トイレットペーパーも補充されていますが、万が一を想定して予備ペーパーも準備しておくことをおすすめします。

自然の森野営場のチェックポイント

野営場は道路沿いにあるので走行音が気になる場合も

自然の森野営場は県道63号沿いにあり、夏には新緑を、秋には紅葉を楽しめるドライブコースとしても人気なので、車やバイクの走行音が気になることもあるかも知れません。

またシーズン中の土日は混雑することもあり、口コミでは「夜中まで騒いでいる人がいる」という声も見られるので、どうしても気になるようなら耳栓なども準備しておくと良さそうです。

直火は禁止

自然の森野営場では直火は禁止されています。ルール違反行為が横行すると、キャンプや焚き火が禁止されてしまうことに繋がります。焚き火をするなら必ず焚き火台を用意して、燃え残った炭や灰も含めてすべて持ち帰れるように火消し壺も準備しておきましょう。

奥利根水源の森では川遊びや渓流釣りも楽しめる

奥利根水源の森は冷たく透き通った水が湧き出しており、遊漁券を購入することで天然のイワナやヤマメを狙った渓流釣りをしたり、川遊びや森林浴を楽しめます。

ちなみにキャンプサイトから遊歩道を進んで川の手前まではテント設営可のようで、車の乗り入れは難しいものの静かにキャンプが出来そうなポイントが数か所あります。ハードな野営の雰囲気を楽しみたいなら狙ってみても良いかも知れません。

自然の森野営場を利用する際に必要な道具

自然の森野営場ではキャンプ用品のレンタルや販売等は行なっていませんので、必要な道具はすべて持参する必要があります。また、ゴミや灰もすべて持ち帰り、基本的には自己責任でキャンプを楽しむエリアです。こうした場所でキャンプをする際に用意しておきたい道具をいくつかご紹介します。

焚き火台

自然の森野営場は直火が禁止されているので、焚き火をするなら焚き火台を用意しましょう。ハングアウトから発売されているフレイムピットは、軽量でコンパクトになる焚き火台としてソロキャンパーから人気。大型の薪も乗せられて、焼き網も付属しているので焚き火料理も楽しめます。

火消し壺

焚き火をした後に残った灰や炭を捨てる場所は無いので、きちんと持ち帰れるように火消し壺も合わせて用意しておきましょう。BUNDOKから発売されているチャコール缶は、水を使わずに消火できて、蓋を閉めてそのまま持ち帰れる安価な火消し壺として優秀なアイテムです。

鍛造ペグ

自然の森野営場のサイトは砂利混じりで非常に硬く、テントに付属されているようなアルミ製ペグだと十分に固定できない可能性が高いです。なるべく丈夫な鍛造製やアイアンペグを用意して、専用のペグハンマーも合わせて準備しておくと設営の安定度が上がります。

防寒アイテム

自然の森野営場は標高1400mに位置しており、海抜0mの平地と比べると温度差は約9℃も低くなります。気温30℃を超える真夏日でも、自然の森野営場は20℃程度、夜になるとさらに冷え込むので、夏場でも防寒アイテムが必須です。特に寝る時は下半身を温めると眠りにつきやすいので、ダウンパンツ等を用意しておくことをおすすめします。

自然の森野営場でキャンプをするなら十分な装備を揃えて

自然の森野営場は緑豊かなブナ林が広がり、夏でも涼しく快適なキャンプが楽しめる無料の野営地として人気のスポットです。しかし、充分な装備が揃っていないと満足にテント設営が出来なかったり、夜間の冷え込みに対応できない可能性があるため、キャンプに慣れた人向けの場所と言えます。

また山間部のために天候が変わりやすく、日が出たかと思ったら雲が掛かって雨が降ったりするので、天気予報では晴れでも雨天を想定した装備が必要になります。例年5月下旬までは積雪により県道が通行止めとなっているので、事前に道路事情を確認してから向かうようにして下さい。

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  • キャンプクエスト編集部株式会社noasobi
  • 「キャンプは自由だ!最高だ!」と自然の中で過ごす快感、快楽に取り憑かれキャンプ沼にどっぷりハマった人が集まるキャンプクエスト編集部。趣味もキャンプスタイルも全員異なるが、共通点は日本キャンプ協会のキャンプインストラクターの資格を持っていること、キャンプを愛していること。時々、焚き火を囲い酒を飲みながら語り合う。

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