最近ではアウトドア用品を購入する際、「防災用品としても活用できるかどうか」が一つの判断基準となる場合がある。年に数回のキャンプにしか使わないキャンパーからすると、キャンプギアを買うのは少々尻込みするが、防災用品としても使えるのであればコストパフォーマンスが上がる。
WAQ株式会社がキャンプ歴3年以上の中級者キャンパーにアンケートを取った結果、99.1%が「キャンプグッズは、防災用品としても活用できる」と答えた上で、「防災用品としても活躍できるキャンプグッズ」を調査し、非常に興味深い結果が出た。
キャンプと防災の関係性

キャンプの楽しみ方としてよく言われるのが、「不自由を楽しむ」という事。安全な自宅を出て、あえて屋外に身を置くという非日常体験の中で、自分の持ってきたものや自然にあるもので生活をするというのがキャンプの本質の一つでもある。
一方で、能動的に不自由な世界に飛び込むキャンプとは違い、普段通りの生活が出来ないなど受動的に不自由な生活を強いられるのが災害時。自分が意図するかしないかが違うだけで、根本的にキャンプ用品を揃えるという事と防災用品を揃えるというのは近しいものがある。
活躍するのは、生活に必要なもの

キャンパー歴3年以上で定期的にキャンプに行っているキャンプ中級者に「防災用品として特に活用できるキャンプグッズ」というアンケートを取った所、生活において必須と言えるものが上位を占める結果となった。
ランタンやヘッドライトなどは夜間になにか作業をしたい時、どうしても必要になる「灯り」なので非常に分かりやすい。しかし、80.9%の中級者キャンパーが選んでトップとなったのは「寝袋」だった。
キャンプにおいても災害時においても、人間にとって絶対に必要なのが「良質な睡眠」だ。時期にもよるが、寝袋があるのとないのでは睡眠の質に大きな違いがあるというのはキャンパーの諸兄であれば説明するまでもないだろう。他にも64.5%でマット、55.5%でコットが入ってきているあたり、流石中級者といったところだ。
キャンプを通して防災が学べる?

他のアンケートでは『あなたは、キャンプを通して防災についての「学び」を感じたことはありますか』というものがあり、約8割のキャンパーが「ある」と回答しているのも興味深い。確かにキャンプを経験していれば、どんなものが防災に必要かというのがイメージしやすくなる。
逆に無いと答えたのは約16%。最近ではかなり不自由さを排したキャンプをする方も多いので、逆に防災のイメージとつながりにくいのかもしれない。
いざという時にキャンプ用品は使えるのか

それではいざという時にキャンプ用品が使えるかどうかは、日ごろキャンプ用品に触れているかどうかも関係がある。特に寝袋については快適温度としてどれくらいが適当なのかというのを身をもって体験しておくと、追加で毛布などが必要かどうかもわかってくる。
災害時に慣れないキャンプ用品を使ったり、使おうと思ったら故障していたりという事もあるので、防災用品としても購入するのであれば、頻度高く使えそうなものの方が良さそう。
いずれにしても防災意識を持ってキャンプをすることは非常に有意義。春からのキャンプは少し目線を変えてみてはいかがだろうか。
情報出展元:WAQ(ワック)アウトドア-公式オンラインストア
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