岩本利達
3人に1人がキャンプで失敗している?アンケートから分かる「キャンプに必要な心構え」とは

3人に1人がキャンプで失敗している?アンケートから分かる「キャンプに必要な心構え」とは

キャンプに何回も行った方で、全く失敗していないという方はどれくらい居るだろうか。筆者は特に忘れ物をしたり、キャンプ飯を焦がしてしまったりと失敗の無いキャンプの方が少ない様にも思える。

「日本トレンドリサーチと株式会社タナベスポーツによる調査」によると、キャンプの経験があると答えた回答者のうち31.9%が、キャンプでの失敗談が「ある」と回答したらしい。個人的にはもっと居るのでは?と思うが、それはさておき、掘り下げていくと「キャンプに必要な心構え」が分かってくる。

この記事をきっかけに、初心者はもちろん、中堅キャンパーの方も振り返りの意味でどんな心構えが必要かを考えてみて欲しい。

もっとも印象に残っている失敗談とは

campsippai202305 (3)

まずこの調査で分かったことは、キャンパーの3人に1人が失敗談があるということ。キャンパーなら多かれ少なかれ失敗談がありそうなものだが、思ったよりも少ないと感じるのは私だけだろうか。

特に多かったのが「食」にまつわる失敗談。包丁や鍋を忘れる、炭が全然つかない、食材が焦げてしまったなど、定番のラインナップが揃う。他には火の粉が飛んでテントや上着に穴が空いたり、テントが風で飛ばされたりと結構危ないモノもある。

もちろん失敗しないのがベストではあるが、人間誰しも失敗をするもの。キャンプに来ているメンバー同士でフォローしたり、他の手段を考えたりするのもキャンプの醍醐味でもある。

キャンプ未経験者の32.2%が行ってみたいと回答

campsippai202305 (5)

キャンプ未経験のアンケートも興味深い内容となっている。これまでキャンプに行ったことが無いという方は全体の31.5%だったが、その中で32.2%はキャンプに行ってみたいと思っている様だ。行きたいと思っていてもいけない理由というのが、「虫が苦手」や、「寝られなくなったら困る」、「ご飯を作るのが大変そう」といったあたり。確かによく聞く内容ではある。

これを見て、キャンプに慣れた諸兄はお気づきだと思うが、これらを回避する方法はいくらでもあるのである。虫が苦手なら対策は無数にあるし、寝床についてもコテージを使うという選択肢もアリ。ご飯に至っては頑張ってキャンプ飯を作らなくても、鍋焼きうどんやカップラーメンでも全然美味しい。

未経験者のイメージでハードルが上がってしまっているが、昨今のキャンプスタイルの多様化によりお悩みはほとんど解決できると言ってもいいだろう。

心配しすぎは損!失敗を楽しむ余裕を心がけて

失敗したメスティンパン

何が言いたいかというと「色々と心配しすぎるのは非常にもったいない」ということ。むしろ失敗を笑って思い出に出来る様な心の余裕を持ってキャンプに臨みたいものである。

もちろん命に関わる失敗もあるので慎重になる必要もあるのだが、そこばかりに気を取られず、ある程度の「楽観」を持っておくのがキャンプを楽しむ秘訣だ。

よっぽど心配ならホームセンターやスーパーが近くにあるアーバンキャンプという選択肢もある。キャンプを始めたは良いが思うように楽しめない方、キャンプを始めてみたいけど色々と心配という方はぜひ参考にしてもらえればと思う。

※参考
・日本トレンドリサーチ「【飯関係多め?】31.9%が、キャンプでの失敗談が「ある」 どのような失敗が多い?」
https://trend-research.jp/17860/
株式会社タナベスポーツ

紹介
ギア
X 閉じる
  • 岩本利達
  • 岩本利達キャンプクエストNEWS編集部
  • NCAJキャンプインストラクター/JACオートキャンプ指導者
    『子どもを育む場としての「キャンプ」こそ持続可能な社会の第一歩』をテーマに、環境意識やサバイバル知識を高めるために日夜活動。ガジェット/ギアマニアの視点から最新アウトドアニュースをお届けします。

記事についてのご意見やご要望、修正依頼、表示の不具合などございましたらお知らせください。返信が必要な場合はお問い合わせフォームからお願いします。




このライターが書いた他の記事

フォローミー

キャンプクエスト公式SNS
  • 日毎
  • 月間
  • 殿堂