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やまぼうしオートキャンプ場で富士山を一望できるサイト選びのポイントを解説

やまぼうしオートキャンプ場で富士山を一望できるサイト選びのポイントを解説

静岡県御殿場市には芝生が美しいキャンプ場が沢山あります。その中でもやまぼうしオートキャンプ場は、広大なフリーサイトから富士山を一望できる人気のキャンプ場です。富士山が良く見えるポイントをご紹介しつつ、やまぼうしオートキャンプ場の魅力に迫ってみました。

やまぼうしオートキャンプ場の魅力

やまぼうしオートキャンプ場は東名高速道路御殿場インターから車で約20分。キャンプ場の入り口がわかり辛いところを除くと、交通の便が大変良いキャンプ場です。都心から近いところが嬉しいですよね。

やまぼうしオートキャンプ場 (5)

市街地から離れていない場所にも関わらず、木々に囲まれた自然豊かな立地にあります。やまぼうしオートキャンプ場の魅力を纏めてみました。

富士山を一望できる

やまぼうしオートキャンプ場 (33)

やまぼうしオートキャンプ場は富士山を眺めることができるキャンプ場です。開放感のあるサイトから見た芝生越しの富士山は一味違った景色ですよ。天候にさえ恵まれたら目の前が富士山ビューです。

美しい芝生のフリーサイト

やまぼうしオートキャンプ場 (31)

広大なフリーサイトが全て芝生です。しっかりと手入れされた芝生なので、ゴルフ場のように美しい芝生ですよ。今回は冬にキャンプをしたので芝生が緑ではなくて寂しい色でしたが、春先から秋にかけては美しい緑の芝を堪能できます。晴れた日は青い空と緑の芝生と富士山が調和して最高の景色を楽しむことができます。

星空が綺麗

やまぼうしオートキャンプ場 (星空)

必要最低限の設備のキャンプ場なので、ありのままの自然を楽しむことができます。夜間照明が無いので夜は真っ暗ですが、そのかわり星空が綺麗に見えますよ。富士山と星空の組み合わせは、とてもロマンチックですよね。

高規格サイトがお好きなキャンパーさんにはデメリットかもしれませんね。

そのまま飲むことが出来る富士山の天然水

やまぼうしオートキャンプ場 (16)

やまぼうしオートキャンプ場の水は、ミネラル豊富な自然水です。富士山の湧水なのでとても美味しい水でしたよ。わざわざ水を買う必要はありません。

車乗り入れ可能なオートサイト

やまぼうしオートキャンプ場 (26)

やまぼうしオートキャンプ場は嬉しいことに車乗り入れ可能のオートキャンプサイトです。フリーサイトで車乗り入れ可能のキャンプ場は大変魅力的です。

やまぼうしオートキャンプ場の施設案内

やまぼうしオートキャンプ場 (3)

やまぼうしオートキャンプ場の施設を写真付きでご紹介いたします。

管理棟

やまぼうしオートキャンプ場 (20)

ちょっとした売店があります。ホワイトガソリンやOD缶といった燃料系をはじめ、アイスクリーム、氷、ビールやジュースといった飲み物、キャンプ用品が売っています。売店の営業時間は8:00~20:00ですが、17時には閉まっているという書き込みをよく見かけます。購入は早い時間に済ませたほうが良いかもしれませんね。

トイレ

やまぼうしオートキャンプ場 (17)

トイレは管理棟の近くに1箇所だけあります。サイトの奥からは距離があります。掃除はされていますが、めちゃくちゃ綺麗というわけではありません。季節や時間によっては若干臭います。ウォシュレットはありません。便座は冷たいですよ。

炊事場

やまぼうしオートキャンプ場 (28)

炊事場は管理棟の近くに1箇所。サイト奥に1箇所。計2箇所あります。お湯は出ませんが、やまぼうしオートキャンプ場の水はミネラル豊富な自然水なので、そのまま飲むことができますよ。

シャワー

やまぼうしオートキャンプ場 (15)

シャワーは2つあり、無料で使うことができます。簡易的な作りなので狭いです。また、冬季は利用できませんのでご注意ください。

やまぼうしオートキャンプ場 (22)

キャンプ場から一番近い温泉施設は、車で5分程のところにある「御胎内温泉 健康センター」です。

自動販売機

やまぼうしオートキャンプ場 (24)

お酒以外の飲み物が一通り揃っています。ちょっとした時にドリンクを買うことができるのは便利ですよね。

ゴミ捨て場

やまぼうしオートキャンプ場 (6)

ゴミ袋は受付時に貰うことができます。分別は、可燃ごみ、不燃ごみ、缶、瓶、ペットボトルと、細かいです。その他、分別については細かい指定がありますので、下記に抜粋します。

ゴミの出し方

ビン・ペットボトル・缶・可燃物・不燃物を分けて、それぞれの捨てる場所に捨てて下さい。
ペットボトルのラベルは剥がして可燃物と同じ袋に捨てて下さい。
ペットボトル・ビンのキャップははずして、カゴの前にあるバケツに入れて下さい。
生ゴミは流しの横のポリバケツ、または可燃ごみと一緒に袋に入れて捨てて下さい。
薪・炭の余りは消火してから受付の前にあるブロックの囲いの中に捨てて下さい。
やまぼうしオートキャンプ場 利用案内

やまぼうしオートキャンプ場のサイトレビュー

やまぼうしオートキャンプ場 (2)

やまぼうしオートキャンプ場は車乗り入れ可能なフリーサイトです。一部電源サイトがあります。電源サイトの容量は100V 15Aで、7基あります。電源の利用は別料金が発生します。また延長コードの貸し出しがありますよ。

サイトの地面の特徴

やまぼうしオートキャンプ場 (21)

サイトの地面は芝生です。しっかりと手入れされた見事な芝生なので、寝っ転がることもできますよ。但し冬場は枯れた芝生がキャンプ道具に付着しやすく、お掃除が大変です。

傾斜はあるの?

やまぼうしオートキャンプ場 (14)

全体的に傾斜しています。平地はすぐに埋まります。場所によっては起伏があります。

水はけのよさは?

やまぼうしオートキャンプ場 (27)

公式ページでは水はけは良いと記載されています。今回は初日に土砂降りに見舞われたのですが、雨が降っている間は芝生に水が溜まり、決して水はけが良いという印象ではありませんでした。雨が止むと比較的早く水がはけてくれた印象です。

ペグの刺さり具合は?

やまぼうしオートキャンプ場 (19)

芝生ということもありペグの刺さり具合は良好かとおもいましたが、意外と奥のほうが固い印象でした。鍛造製のペグや、しっかりとしたハンマーが必要になると思います。

サイトの広さ

やまぼうしオートキャンプ場 (13)

サイトの広さは約20,000平方メートル。東京ドーム約0.4個分です。遮蔽物もそんなに無いので、更に広く感じます。

プライベート感

やまぼうしオートキャンプ場 (18)

やまぼうしオートキャンプ場は完全予約制で、収容能力が約250人(車50台・テント50張)と明記されています。これ以上の予約は受け付けていない為、サイトの広さから考えると、プライベート感を保つことができますね。

富士山を一望できる場所はどこ?

やまぼうしオートキャンプ場 (1)

やまぼうしオートキャンプ場の全てのサイトから富士山が見えます。場所によっては富士山の下の方が木で隠れたりします。富士山を一望できる場所はどこか、ご紹介いたします。

※サイトA、等の表記は、場所が判り易いように、こちらで勝手にナンバリングしたものです。公式の名称ではございません。

サイトA

やまぼうしオートキャンプ場 (7)

キャンプ場に入って右手に曲がった奥にあります。道路沿いは相当傾斜しているため、テントが設営されることは稀です。木があるため富士山の頂上しか見えません。そのため、いつも比較的空いているエリアとなります。

サイトB

やまぼうしオートキャンプ場 (8)

全体的に傾斜も無く、富士山もそこそこ見えます。こちらも比較的空いている為、穴場です。

サイトC

やまぼうしオートキャンプ場 (9)

富士山が綺麗に見えるエリアとなります。奥に行けば行くほど、富士山が一望できるため、奥から埋まっていきます。場所によっては傾斜があります。

サイトD

やまぼうしオートキャンプ場 (10)

一番富士山が見えないエリアなのですが、やまぼうしオートキャンプ場で最もプライベート感が保たれた平地の為、真っ先に埋まります。

サイトE

やまぼうしオートキャンプ場 (11)

地図から見て右手は電源サイトです。左手はフリーサイトです。管理棟から真っすぐ進むだけなので、行きやすいこともあり、早い段階で埋まります。富士山はそこそこ見えますが、木が邪魔をするので絶景とは言い難いです。

サイトF

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一番富士山が一望できるエリアです。トイレは遠いですが、炊事場が近くにあります。こちらも奥から埋まっていきます。場所によっては傾斜があります。

富士山ビューを楽しむなら一番奥のサイトを

やまぼうしオートキャンプ場 (32)

サイト内で一番富士山を一望できる場所は、一番奥のエリアで、立木の無い場所です。トイレや管理棟からは離れますが、折角「やまぼうしオートキャンプ場」へ来たのであれば富士山ビューはおさえたいところですよね。一番奥は真っ先に埋まる人気のエリアなので、朝一でチェックインしたいところです。

やまぼうしオートキャンプ場の注意点

やまぼうしオートキャンプ場 (4)

やまぼうしオートキャンプ場で事前に知っておきたい情報を纏めました。

爆音が鳴り響く

やまぼうしオートキャンプ場の近くには本州最大の演習場である、陸上自衛隊東富士演習場があります。演習のある日は大砲や機関銃の音が聞こえます。日によってはかなりの爆音です。

演習場の使用に関する情報は、防衛省の演習場情報から確認ができます。爆音が気になる方やペット連れのキャンパーさんは、事前に確認されたほうが良いかもしれませんね。

芝生を守るためのルールがある

富士山東麓の裾野・御殿場市は、芝生が主要農産物の一つなんだそうです。そのためか御殿場市のキャンプ場は、どこも芝生が美しいキャンプ場ばかりです。やまぼうしオートキャンプ場には美しい芝生を維持するためのルールがあります。

キャンプ場のルール

  1. 焚き火台やコンロを使用する場合はコンクリートブロックの上で
  2. 油や熱湯等を芝生にこぼさない
  3. 場内での車の走行は時速5キロ以下

美しい芝生を守る為にも、必ずルールは守りましょう。具体的な内容は公式ページより抜粋いたします。

芝生を保護するために以下の事をお守り下さい。
バーベキューコンロ、 焚き火台等を使用する際は下にブロックを置いて下さい。また熱を持った物を地面に直接置かないでください。ブロックで熱を遮蔽しないと芝が枯れます。
油や熱湯等を芝生にこぼさないで下さい。熱で芝が枯れます。
場内での車の走行は時速5キロ以下でお願いします。(飛び石の事故が何件も起きています。)

やまぼうしオートキャンプ場 利用案内

火曜・水曜は定休日

やまぼうしオートキャンプ場には定休日があります。GW・お盆・年末年始を除く火曜日、水曜日は定休日となります。その他、不定休なので、事前に営業日を確認したほうが良いでしょう。

山崎精肉店はキャンパーの聖地

やまぼうしオートキャンプ場 (23)

金華豚や馬刺しが有名な山崎精肉店は「やまぼうしオートキャンプ場」の近くにあります。山崎精肉店は遠回りしてでも寄るキャンパーさん続出の、ある意味キャンパーの聖地と化しているお店です。

土日はキャンパーさんで賑わっており、駐車場待ちになります。やまぼうしオートキャンプ場に行くなら、必ず寄りたいお店です。

設備とサービスを求めないなら最高のキャンプ場

やまぼうしオートキャンプ場 (30)

いかがでしたか?都心からも近く、富士山が見える上に、車乗り入れ可能なフリーサイトは大変貴重です。なんといっても過剰な設備やサービスも無く、ありのまま自由にキャンプができるところに一番魅力を感じます。

キャンプ場で何を求めるかによって捉え方は変わってくると思いますが、少なくとも私個人にとっては最高のキャンプ場の一つです。

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