キャンプインストラクターとして思うのは、やはりアウトドアでの体験は子どもの教育に良いという点。非日常空間で過ごすことのワクワク感や、普段とは違う食事、遊びなど、楽しさを通じて様々な事をインプットできる良い機会でもある。
その体験を突き詰めたのが、株式会社DEKIRU WORKSが手掛ける「デキルキッズフェスタ」だ。アウトドアを通した体験活動により、防災教育、環境教育、食育金融教育などといった「生きる力」を身に付けられるとあって、子どもを持つ親としては気になるイベントとなっている。
目次
子ども達が主体的に行動できる独自通貨を発行

子どもたちが自主的に行動できるようにするのは工夫が必要だが、デキルキッズフェスタでは独自通貨を利用して「やる気になる仕組み」を作り出している。用意された体験に挑戦していくことでイベント内で使える「CAN」が貯まっていき、貯まったCANは協賛企業のアイテムやお菓子などと交換できるという。
この流れを金融教育としており、働いてお金を稼ぐことの縮図をイメージしての事だろう。なんとなく働いてお金を稼ぐ事は分かっていても、実体験としてするのでは全く違う認識になる。一度はこの体験をしてもらいたいものだ。
体験のコンテンツはどんなものがある?

さて、そんなCANを稼ぐための体験コンテンツは、どれも身になるものばかり。楽しく体験をしながら知識や問題意識、技術が身に付き、さらにCANまで貰えるという訳だ。
薪割り

自宅に薪ストーブが無い限りは中々体験する事の無い薪割りも、大人のサポート付きで体験できるとあればやってみる価値はある。昔は薪が無いと火もロクに使えなかった事、広葉樹と針葉樹で特長が異なる事なども教えてあげたい。
火起こし

ガスコンロを捻れば火が付く事があたり前の世の中で、火を起こすことの大変さを学べる貴重な機会。レジャーで楽しむキャンプですら着火剤を使っているくらいなので、子ども達には新鮮に映るはずだ。
テント設営

テントの設営は場合によってチームワークが必要。並行してどんな作業が出来るのか、どんな段取りで進めていく必要があるのかを考えて設営しないといけないので、論理的な思考が求められる。
防災体験
防災バック体験や簡易トイレ体験など、いざという時に役に立つ知識がインプットできる。日本はいつ何時、どんな災害が起きるか分からないので、少しでもこういった知識は入れておきたい。
竹を使ったワークショップ
日本全国で大きな問題となっている「放置竹林」。そこから持ってきた竹を使ったワークショップという事で、竹の特長やその生命力などに触れながら社会問題について知ってほしい。
キャンプ飯づくり
地域食材を使ったキャンプ飯づくりを通し、地産地消の考え方を身に着けてもらいたい。値段だけ考えれば外国産の野菜やお肉を使った方が安くなる場合があるが、その背景にある二酸化炭素消費や地元の雇用の話など、食を通して社会を学ぶことが出来そう。
開催は2024年6月8日(土)、9日(日)の2日間

開催するのは大阪にある「安満遺跡公園 東の広場」。宿泊は伴わず、それぞれ10時から始まり夕方頃には終了する。
大人は当日券で800円、前売り券で500円が必要だが子どもは無料。2024年3月以降にチケットサイトにて発売予定とのことなので、気になる方は公式サイトや公式インスタグラムをチェックしておこう。
ギア
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