豊かな「体験」は貧困を断ち切る。子どものための無償体験イベント「ジャパンキッズ」が始動

豊かな「体験」は貧困を断ち切る。子どものための無償体験イベント「ジャパンキッズ」が始動

兵庫県に拠点を構える任意団体「ジャパンキッズ」は、「子どもたちが将来の選択肢を描き、誰もが生きやすい社会をつくる」という事を掲げ、無料で様々な体験が受けられるプログラムをスタートさせた。第一弾として始まったのは、2023年3月末まで国内25カ所で無料で農業体験が出来るというもの。

ジャパンキッズは、社会問題となっている「貧困の連鎖」が学習の機会だけでなく体験の機会が喪失することによっても起こり得るという事で、無償で様々な体験が出来る様に整える必要性を説いている。

今年度は約100回の農業体験を実施

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子どもたちに提供する無償体験の第一弾は「大豆を育てる農業体験」だ。年4回に分けて、小学生から大学生の幅広い世代に、種から収穫、調理までの一連を体験できるプログラムとなっている。種を撒くにしても、作物を育てる土壌作りから体験するとあってその内容は本格的。

プログラムを通して、一見自分とは無関係に思えることが実は「自分ごと」だったという事に気づいたり、普段生活している中では経験しえないことを経験することで、新しい「自分らしさ」を発見したりという事が狙いとなっている。

体験は次代の体験を作る

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冒頭でも触れた通り、貧困の連鎖を断ち切るのがジャパンキッズの目的の一つ。生活に余裕が無いとどうしても子どもに様々な体験をしてもらうというのが難しい。

ジャパンキッズの発表した文章で紹介されている文科省の「令和2年度青少年の体験活動に関する調査研究結果報告」でも、体験活動の機会に恵まれていると自尊感情が高くなるという事で、体験活動の重要性を提唱しているとのこと。

親が豊かな体験をしていれば、その経験から子どもに体験をさせる事が出来る様になる。負の体験の連鎖ではなく、豊かな体験の連鎖にシフト出来る様にジャパンキッズは立ち上がったのだろう。

キャンプにおける教育とは?

キャンプを楽しむ家族の風景

と、ここまでキャンプと関係なさげな話をしてきたが、実はキャンプなどの野外活動も重要な体験の一つ。自宅にこもってテレビを見ているだけでは得られない無数の体験があるという事は、この記事を読んでいる方なら既に承知の上だろう。

汗をかきながら拠点を作る苦労、自分の意思とはお構いなしに変化する雨や風、驚くような満天の星空など、キャンプで得られるものはかけがえのないものばかり。ジャパンキッズの今後の展開にも是非キャンプ体験を入れて欲しいものだ。

日本中の大人で子どもたちを支える

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ジャパンキッズは、子どもたちに体験を提供できる社会を作るために集まった約40団体の賛同者によって支えられている。今後はファンドレイジングの仕組みを活用して、規模や受け入れ人数を拡大していくことになっており、直接体験に携わる以外にも支援の方法が出てきそうだ。

次代の子どもたちに豊かな経験をしてもらうというのは大人としての責務の一つと言ってもいい。少しでも興味のある方は、ぜひ公式ホームページをご覧いただきたい。

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  • 岩本利達
  • 岩本利達キャンプクエストNEWS編集部
  • コスパ至上主義の嫁とわんぱく息子の三人でキャンプを楽しむファミリーキャンパー。愛車のインプレッサWRX STIにイギリス製の大型テントやコスパ最強ギアをみっちり積み込んでドライブとキャンプを楽しむ。ショッピングセンターでアウトドアに関わる傍らで、農業やアウトドアからまちづくりにアプローチする活動も行う。オートキャンプインストラクター、くるまマイスター検定2級を保有。

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