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消えた名品!?最強感漂うWAQマルチローテーブルSは本当に実在したのか

消えた名品!?最強感漂うWAQマルチローテーブルSは本当に実在したのか

忙殺される日々の中でキャンプ場に向かい非日常を満喫するも、終わってみればすぐさま現実に引き戻される。そんな夢と現実の狭間に生きているせいか、先日新発売で買ったばかりの商品が、気づいたら公式サイトから消えているんです。

その商品は人気アウトドアメーカーWAQが満を持して発売を開始したIGT規格テーブルの『マルチローテーブルS』。それは最初から存在しなかったのか、それとも強大な“何か“に消されたのか、はたまた一夏の甘い恋だったのか…。紹介しながら振り返ってみるので、是非とも一緒に思いを巡らせてみて欲しい。

マルチローテーブルSよ、どこへ…。

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WAQのマルチローテーブルSとは

マルチローテーブルSとは、発売開始わずか3時間で初回ロットの500台が完売したWAQ製のIGT規格テーブル。現在、その面影は過去のニュースリリースでしか確認できません。

WAQ マルチローテーブルS

出典:PR TIMES

同じIGT規格テーブルとしてマルチローテーブル“F”というのが販売されていますが、そちらはソロからデュオ、ファミリー向けで使える少し大きめなテーブルになっています。

WAQ MULTI LOWTABLE-F

出典:WAQ公式オンラインストア

使い手のスタイルによって選択できる良いラインナップになっていた気がしますが、マルチローテーブルSのページは現在閲覧不可

なぜ“F“が残され、“S”は消されてしまったのか…謎は深まるばかりです。

WAQ製マルチローテーブルSのスペック

現在は公式サイトからも消された存在となってしまった幻のギア。

価格 16,980円(税込)
カラー ウッド / ブラック
サイズ(全長) 横83cm × 奥行き41.5cm × 高さ40〜45cm
収納サイズ(約) 86cm × 21.5cm × 14.5cm
重さ 約5.0kg
材質 アルミ / ウッド(オーク)

元々の価格もそれなりに高価なためか、2024年5月末時点のフリマサイトでは20,000円〜25,000円で取引されている模様。

自分は2023年8月に注文し、特別価格の10%OFF(15,280円)で購入できたのはラッキーでした!

マルチローテーブルSは豊富な付属品に注目

マルチローテーブルは豊富な拡張パーツがセットになっています。

天板はそれぞれ個別に収納袋がありました!

マルチローテーブルSの特徴

個人的に満足度がかなり高いマルチローテーブルS。夢のような…いや、今目の前にあるのはまだ夢の中にいるからなのかもしれない。

カッコ良過ぎるデザイン

マルチローテーブルSは自分好みに組み合わせられる、WAQ版のIGT規格テーブルとなっています。IGTとは、スノーピークの人気ギア「アイアングリルテーブル」の略称で、オプションパーツで自分好みにカスタムできるのが特徴。そのサイズ規格に対応しているため、IGTと同じようにカスタムが楽しめます。


ゴールドのロゴが高級感を演出

ブラックフレームで落ち着いた雰囲気に仕上がっていて、それを木製の天板がさらに引き立てているのがカッコイイ。

見た瞬間に購入を決めたデザインはまず推したい!

耐荷重は約30kgまでOK!さらにレイアウトが自由自在

耐荷重は30kgまでなので、ダッチオーブンなどの重たいものも気軽に乗せられます。また、IGT規格テーブルなので、自分のスタイルや使い方に合わせて天板のレイアウトを自由に変更可能!

WAQ製は木製天板が2枚1組が2セットと、ブラックのアルミ製の天板1つの3パーツ構成。

スタンダードに使うと真ん中がアルミになるかと思いますが、サイドに寄せたりしても使いやすそうです。


自分好みに合わせてレイアウトしましょう!

シェラカップや小物を吊るせるポール

デザインの一部として溶け込んでいるオシャレなポールが手前に1本。ここにシェラカップなどを掛ければ、スタイリッシュにスペースを有効的に使うことができます。

ローテーブルなのであまり長いものは地面についてしまう恐れがありますが、S字フックなども活用すれば利便性の幅がさらに広がりますね!

シェルフボードで二段目に収納をプラス!

テーブルの下は結構デッドスペースになりがちですが、WAQのマルチローテーブルSは置き場が二段で使用可能。

ちょっとした小物だけでなく、アルミ製なのでまだ温かいクッカーなんかも置けたりできます。

横から入らないようなものは天板を外して上から置いたり、とにかく痒いところに手が届くような仕様です!

拡張パーツでソロ仕様に特化

標準装備の拡張パーツを取り付ければ、テーブルのスペースを圧迫することなく必要なモノを手の届く範囲に置いておくことが可能です。

クッカーや手袋をかけておけば、定位置に座ったら立ち上がる必要がなくなりそうですね(笑)

高さ調整が可能!

脚が伸縮可能で40cmと45cmの2つの高さに調整できます。


チェアの肘置きの高さに注目

同じローテーブルとして使うにしても、高めと低めで好みが分かれると思うので、こういう所にも手を加えられているのはとても良いと思いました。


伸ばした時はローチェアの肘置きと同じくらいの高さです

フラットバーナーをインストール!

このテーブルに合わせるために大人気のスノーピーク製フラットバーナーも購入しました(笑)

テーブルだけでもかなり気に入っていましたが、さらにもう1ランク満足度が上がりました!

所有欲とはこういう時に使うのでしょうね。満たされてますへっへっへ。

収納バッグがかなり使いやすい

収納バッグの中が3部屋に分かれていて、各パーツ同士がガチャガチャとぶつかって擦れてしまうのを防いでくれます。

写真手前が長いパーツとシェラフボード、写真奥が天板や細かなパーツ類とに仕切りが設けられて収納後もスッキリ!

天板やシェルフボードは専用ケースも付いているので、大事に長く使い続けたい自分にとっては最高の収納バッグになっています!

拡張性は魅力的

これはWAQ製に限ったことではありませんが、IGT規格テーブルなので豊富な拡張パーツが世の中に沢山あるのは大きなメリットです。


これをカスタムして満足度の向こう側へ

天板を好みのデザインに入れ替えたり、カゴであったり本当に様々。

少しだけ変えるだけでも雰囲気が変わるので、自分だけの組み合わせを探すのも面白いですね。

マルチローテーブルSの気になる点

振り返ってみればみるほど良さが詰まったテーブル!だけど少し注意したい点もいくつか紹介。

体感的にスペックより重く感じる

スペック上は約5kgとそこまで重くなさそうですが、アルミとはいえ金属製は体感ベースで結構重く感じます。

収納バッグのおかげで持ちやすさはバッチリですが、サイトまでの距離があると両手で持ったり交互に持つ手を変えながら運ぶことになると思います。

フラットバーナー使用時の注意点

フラットバーナーを右に寄せると使いやすそうだなぁ〜と配置してみたところ、なんとテーブルのフレームにぶつかって着火ができないではありませんか!


テーブルの反対に向きを変えれば使えるけど…

さらにOD缶を大サイズにしていたらこの有様。


張り切って買った大きいOD缶が邪魔になるとは…

シェルフボードを有効活用する為にはガス缶のサイズにも気をつけなければならなかったのか…。準備が甘かったと言わざるを得ない…!

どんな組み合わせが最適解なのだろうか

IGT規格テーブル初心者の自分は、アルミ製と木製の天板のサイズがキッチリ三等分だと思い込んでいましたが、実はアルミ製の方が若干幅が広め。


素人なので購入前は全く気付きませんでした…

購入前はフラットバーナーを中心として、両脇に木製天板を配置した姿を想像していましたが、現実は下の写真のような組み合わせになりました。


フラットバーナーは木製天板2枚分

いや待てよ…でもな…と、公式の写真を思い見返してみると確かに木製天板。でもわずかに隙間があるように見える…。

WAQ マルチローテーブルS 2

出典:PR TIMES

隙間があるのか、それとも開発段階から寸法が変わったのか。いずれにせよ、天板のサイズがそれぞれ違うのは確かです。

単体でランタンポールが使えたならば

オプションの拡張パーツでいろんなものを吊るせるとはいえ、強度は少し低め。

ランタンの中でも軽量なオイルランタンでさえ自重でこの通り。


じわりと傾く…

ポールを高くすればするほど傾いて、テーブルに置くのと変わらない…。


内側での使用は邪魔になってしまう…

公式写真のように、オプションを使う時は高さを調整してなるべく低く強度不足にならないように使ったり、ランタンはゴールゼロのような小さなタイプを使うのが良さそうです。

ページが見つかりません

公式サイトの様に…と紹介しましたが、現在では公式サイトからも存在が消されてしまってページにアクセスが出来ません!

確かにネット上にはWAQ製マルチローテーブルSが確かに存在した形跡はあるものの、やっぱり無かったモノとされている模様。

どうにか理由を知りたいと調べてみたものの分からずじまい。人気は確かにあったはずなのに…。

振り返っても謎は解けず…

購入してからかなり気に入って使っているWAQ製マルチローテーブルS。拡張パーツのポールたちに強度不足を感じてしまったものの、シェラカップを吊るしたり、IGT規格テーブルとしての利便性と機能性を備えた間違いなく良品です。

初回ロット即完売。なんとか第2ロットで入手も約3ヶ月待っての納品で、人気の高さを感じていましたが、なぜ現在は公式サイトからも消えているのか。より一層謎が深まってしまいました。

ただ改めて振り返ってみると、やっぱり良いテーブル。紹介したマルチローテーブル“S”の入手はなかなか難しいかもしれませんが、運良く見かけた方は前向きに検討して欲しいギアでした。

現在はファミリーサイズのマルチローテーブル-Fが発売されているので、グループキャンプをするならそちらもおすすめですよ。

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  • キャンプ歴7年ながら年間数回の未だに初心者キャンパー。日々のストレス発散の為、今年からはなんとしても年間10泊以上が目標。キャンプもしつつ車中泊も楽しむ30代です。

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