岩本利達
DODが本気で作ったオールインワンテントサウナセット「ウササウナナウ」が登場

DODが本気で作ったオールインワンテントサウナセット「ウササウナナウ」が登場

界隈では定番化したテントサウナ。第二次キャンプブームとサウナブームが合流して新しいカルチャーとして浸透しつつある昨今、遊び心に定評のあるアウトドアブランドDODが本気で作ったテントサウナ「ウササウナナウ」が発売された。

テントサウナとして熱を逃さない構造はもちろん、一酸化炭素中毒などにも配慮した仕組みになっており、別途フライシートを用意すれば宿泊もできる便利な仕様。早速DODの本気を見ていこう。

30分で90℃に達する本格派

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「ウササウナナウ」は、たった30分で内部温度を90℃にまで上げる高性能仕様が特長。テント本体にペグ、ガイロープがあるのはもちろん、薪ストーブ本体を含む1式が全て揃ったオールインワンセットの為、購入すればすぐにこの高性能さを体感できる。

外気温が7℃の状態で30分火を焚くと90℃、さらに15分経過すると100℃に達するとのこと。一般的なキューブ型ではなくドーム型テントに近い形状とする事で約80%まで体積を落とし、少量の薪でも十分に暖められる様になっているようだ。

縦型ストーブで4人までの利用が可能

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このテントサウナには縦型ストーブが採用されており、最大4人まで一緒に入れる点が嬉しい。「空間効率に徹底的にこだわった」と表現している通り、効率よく熱する事が出来ても居住スペースを無駄にしていないのが流石DODと言った所だ。

テント自体もコンパクトに収まるので、キャンプへの持ち出しもそこまで大変ではなさそう。専用のキャリーバッグも工夫されており、テントサウナに必要な備品をまとめて運べるようになっている。

外気導入でテント内を安全に

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テントサウナで気をつけたいのが、一酸化炭素中毒などの安全対策。DODはこの点にも配慮し、薪ストーブの給気をテント外部から出来る様に設定している。ストーブの本体から吸気出来る仕組みだと、一酸化炭素が漏れて最悪死に至るケースもある為、この仕様は嬉しい。

また、テント内部の空気を使う場合はテントと地面の隙間などから外気が入ってきてしまうので、温度が下がるというデメリットも。その点、外気を使うのであればテント内の温度は安定して上がっていくという訳だ。

断熱性を活かして冬キャンプのメインテントにも

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ウササウナナウの断熱構造は、冬キャンプでもそのまま使えるスペックになっているとのこと。別売りの「テントサウナ用フライシート」を使用することで、普通のテントとして使えるようになる。サウナが出来る程の断熱性なので、冬キャンプでも快適に過ごすことが出来そうだ。

日中はテントサウナを楽しみ、そのテントで就寝するという事であれば荷物も減らせるというもの。テントサウナはやってみたいけど、荷物や安全性がちょっと…という方にオススメのセットとなっている。

紹介
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  • 岩本利達
  • 岩本利達キャンプクエストNEWS編集部
  • NCAJキャンプインストラクター/JACオートキャンプ指導者
    『子どもを育む場としての「キャンプ」こそ持続可能な社会の第一歩』をテーマに、環境意識やサバイバル知識を高めるために日夜活動。ガジェット/ギアマニアの視点から最新アウトドアニュースをお届けします。

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