本日紹介する「不動の滝自然広場オートキャンプ場」は閉鎖されていたキャンプ場を作り直し、2014年に再オープンしたキャンプ場です。
私の周りのキャンパーからの評判が非常に高く、なんでもキャンプ場全体が非常にオシャレな作りになっていてカフェやBARがあるんだそうです。口コミを見ても高評価で、リピーターも多い秘密基地のようなキャンプ場。一度は行ってみたいキャンプ場の1つだったのですが、予約が取れたので行ってきました。
目次
不動の滝自然広場オートキャンプ場の魅力
不動の滝自然広場オートキャンプ場は新東名高速道路島田金谷インターから車で約50分。大井川の支流と森に囲まれた標高260mの立地にあります。
敷地面積はそんなに広くなく小規模な庭のような雰囲気ですが、オーナーさんが手作りで仕上げたフィールドはセンスの塊で、アンティークショップのようなオシャレなフィールドでした。周りには本当に何もなく、とても静かなロケーションです。不動の滝自然広場オートキャンプ場の魅力をまとめてみました。
オシャレな非日常空間
不動の滝自然広場オートキャンプ場はとてもコンパクトなキャンプ場で、キャンプ場の隅から隅まで手作りされたフィールドは、自然と調和した正にレトロな森のビレッジとでもいいましょうか。とにかくオシャレという言葉しか思いつきません。女性キャンパーさんの心を鷲づかみ間違い無しだと思いました。
【庭から森へとあなたを誘う、非日常空間への入り口】というコンセプトの通り、森の中に入ればオシャレな非日常空間が待っています。
BARがある
不動の滝自然広場オートキャンプ場最大の売りといっても差し支えないと思います。オープンカフェのような雰囲気のBARでは、管理人さんがカウンターに立ってお酒を振舞ってくれます。キャンパーさん同士の交流の場として大変人気なんだそうです。
この日もBARは沢山のキャンパーで賑わっていて、交流が生まれていました。これがリピート率の高さの秘訣なんだとおもいます。
しかも不動の滝自然広場オートキャンプ場ではお子様連れでBARの利用OKなので大変嬉しいですよね。ソフトドリンクなどお子様向けメニューもありますよ。お子様連れのファミリーキャンパーさんには大変ありがたいのではないでしょうか。
無料WiFi完備
不動の滝自然広場オートキャンプ場は、管理棟近くであればフリーWifiを利用することができます。無料でWIFIが利用できるキャンプ場はありがたいですよね。ただし通常の電波は入り辛いです。
バーベキューセットがフルコース
出典:ITALIAN BAR RONNOBARキャンプ場では定番ともいえるバーベキューサービス。不動の滝自然広場オートキャンプ場のバーベキューセットは一味違います。「Slow BBQ」というバーベキューセットは、地元産の野菜、肉、川魚、チーズといった食材を盛り込んだフルコース料理なのです。
もはやBBQらしさは皆無ですが、料理までオシャレなところに拘りを感じます。要予約で1人前4400円。贅沢な夕食を楽しみたいキャンパーさんはご検討してみてはいかがでしょうか。
川遊びができる
ウッドデッキのある階段から大井川の支流である小川に降りることが出来ます。浅瀬で水が綺麗なので夏場は川遊びで人気のスポットです。
木の上には、どうやって登ればよいのか謎なツリーハウスがあります。どうも、川に入ってロープを登るらしいのですが、水遊びのシーズンではないのでロープはありませんでした。
フレンドリーな管理人さん
不動の滝自然広場オートキャンプ場のリピート率の高い一番の理由は管理人さんにあります。ただ、口コミやブログで頻繁に出てくる名物管理人の「トム」さんは残念ながらお辞めになったそうです。
現在の管理人さんは「タイガ」さんという方で、若くて癒しの雰囲気のある素敵な管理人さんでした。BARでは女性から常連さんまで人気の管理人さんでしたよ。
不動の滝自然広場オートキャンプ場の施設案内
不動の滝自然広場オートキャンプ場の施設を写真付きでご紹介いたします。
管理棟
キャンプ場入口にあるオシャレな建物です。受付と売店、オリジナルグッズの販売・レンタル、オリジナルコーヒーの販売をしています。携帯電話の充電も無料でできますよ。様々な植物や看板がレイアウトされていて、まるでカフェのようですね。
実際、カフェも兼ねているので、ドリップコーヒーを飲むことが出来ます。豆から挽いた本格的なドリップコーヒーで、ホットとアイスをオーダーできます。
売店では薪や炭、ガスといった最低限のものしか取り扱っていません。車で15分圏内にスーパーがあるのでキャンプ場に到着する前に買い物を済ませておくことをお勧めします。
トイレ
管理棟にある男女兼用のトイレと、キャンプ場中央の2か所にあります。全体的に綺麗でしっかりと掃除されていました。
和式と洋式トイレがあり、洋式トイレはウォシュレットと温水便座付きです。
キャンプ場中央のトイレは多目的トイレもあり、おむつ交換台付きなのでお子様連れキャンパーさんには強い味方になりますね。
炊事棟
管理棟とキャンプ場中央の2か所にあります。味のある小屋で雰囲気がありますよね。屋根付きでとても綺麗なのですが、残念ながらお湯はでません。
シャワー室
24時間利用可能なシャワー室が管理棟内に2室あります。有料で3分100円で利用できます。お風呂はありません。
出典:川根温泉キャンプ場から一番近い温泉は、車で約15分程のところにある「川根温泉 ふれあいの泉」です。
自動販売機
管理棟にあります。自動販売機はいたって普通のデザインでした。ちょっとした時にドリンクを買うことができるのは助かります。
BAR
テントサイトに挟まれる形でポツンとある屋台のような雰囲気のBARは、不動の滝自然広場オートキャンプ場で一番特徴的な施設だと思います。サイトの直ぐ傍にあるので、BARの隣にテント設営すると賑やかなキャンプになりそうです。
BARは22時まで営業しています。基本的に土日祝は営業していますが、平日はキャンパーさんにBARの利用をするかの確認の上、誰も利用しないということであれば営業をしないということです。
ステージ
サイトナンバー1の隣の高台にあります。不動の滝自然広場オートキャンプ場はキャンプイベントの会場としても使われることがあるので、イベント開催時に使っているんだと思います。
東屋
サイト内にある休憩所です。雨の日の雨宿り場所として最適そうですね。サイトナンバー3の隣にあるので、このサイトを利用するキャンパーさんが利用している印象です。
ブランコ
おしゃれな手作りのブランコが管理棟対面とキャンプサイト内にあります。ブランコのあるキャンプ場はお子様に大人気です。やはり子供たちが楽しそうに利用していました。
灰捨て場
管理棟にあるドラム缶が炭捨て場です。炭や薪は鎮火してない状態でも捨ててよいということです。これはありがたいですね。
不動の滝自然広場オートキャンプ場のサイトレビュー
不動の滝自然広場オートキャンプ場のキャンプサイトを写真付きでご紹介いたします。簡単な仕切りで区切られた区画サイト「Tent site(テントサイト)」と、備え付けテントがある「Villa site(ヴィラサイト)」があります。尚、サイトの指定は予約時にできません。
Tent site(テントサイト)
全部で16区画あります。真ん中に道路を挟んで両サイドにサイトが分かれてます。
サイトナンバー12~16は車の乗り入れが出来ませんが、駐車場まで数メートルなのでそこまで不便な思いはしないと思います。
サイトナンバー2.3.14.15.16以外は川沿いなので景観がばっちりです。とはいえ高台になっているうえに柵があるので直接川に降りることはできません。先着3組まで電源の利用も別料金で可能なんだそうです。
区画の広さは約50m2と狭いですが、車を停めるスペースは区画面積に含まれていないかもしれません。区画同士に明確なラインが引かれてるわけではなく、どこまでが区画なのかアバウトなレイアウトになっているので、管理人さんに区画の範囲を確認したほうが良いかもしれません。
Villa site(ヴィラサイト)
キャンプ場入口付近に全部で3区画あります。現在改装中の箇所もあり、1区画しか稼働していないようでした。
オシャレなテントでおなじみのNORDISK(ノルディスク) Alfheim 19.6がウッドデッキに常設されているのでテント無しでキャンプが出来ます。ただしテント以外の道具は無いので用意する必要があります。
出典:不動の滝自然広場オートキャンプ場キャンプ道具をお持ちでない場合はレンタルセットの利用もできます。他のキャンプ場のレンタル品と比べるとかなり上質なラインナップなんですが、寝具周りや食器類のレンタルは無いので詳細は事前に問い合わせたほうが良いかもしれません。
レンタル品の内訳の詳細は公式ブログで紹介されているので、こちらからご確認ください。
川沿いではないですが管理棟やBARが近くて便利です。区画の広さは約60m2とテントサイトより広めで、テントとタープが張れる程度の広さです。車を停めるスペースは区画面積に含まれていないようなので思ったより広く使うことが出来ます。
サイトの地面の特徴
サイトの地面は砂利です。場所によっては草が生えています。大き目の石も混じっているのでテントを設営する前に石をどけたほうが良いと思います。キャンプマットなどのクッションは必需品です。
傾斜はあるの?
傾斜は少な目ですが、全く平らというわけではなく川に向かって僅かに傾斜しています。とはいえ、そこまで気になることは無いでしょう。木の根元辺りは地面の隆起があります。
水はけのよさは?
サイトの地面が砂利なので水はけは良好な印象です。雨が降ると川の方向に向かって雨水が流れるので、場所によっては水だまりができるという口コミもありました。地面の起伏はしっかりと確認したほうが良いかもしれません。
ペグの刺さり具合は?
ペグの刺さり具合は少し硬い印象です。鍛造ペグでないと苦戦するかと思います。ペグを打ち込む場所によっては石にぶつかるところもあります。ペグを打ち込む位置を少しずらしてあげるとスムーズにペグダウンできますよ。
プライベート感
サイト同士をオシャレな敷居で区分けしているだけなので、隣同士が近く感じるかもしれません。しかし、キャンプ場全体の雰囲気や、巧みにレイアウトされた木と川の音で、プライベート感が無いと感じることは無いと思います。
不動の滝自然広場オートキャンプ場の注意事項
不動の滝自然広場オートキャンプ場で事前に知っておきたい情報を纏めました。
月・火曜日は定休日
不動の滝自然広場オートキャンプ場の定休日は月・火曜日です。月・火が祝日などの場合は、休日明けの2日間が定休日になります。また、時期によっては土日しか営業していないので事前に公式サイトのお知らせを確認することをお勧めします。
空室情報から2か月先までの予定を確認することができますよ。
電波が入り辛い
不動の滝自然広場オートキャンプ場はスマートフォンの電波が入り辛い環境です。各キャリア、格安SIM含め、全ての電波が届きづらいので、どうしてもネットを使いたい場合は管理棟近くまで行き、無料のWi-Fiサービスを利用することになります。
キャンプ場までの道はとても狭い
不動の滝自然広場オートキャンプ場に向かう山道は、車のすれ違いがほぼ不可能な狭さです。対向車が来た場合はどちらかの車が少し広い場所までバックをして譲り合うことになります。
ゴミは基本持ち帰り
基本的にゴミは持ち帰りです。これは自然環境を守るためということです。どうしてもゴミを捨てたい方は1袋300円でゴミ袋を購入します。それでも捨てられるゴミは燃えるゴミのみで、缶、ビンは持ち帰りです。ゴミ袋は管理棟で回収してます。
日当たりは良くない
不動の滝自然広場オートキャンプ場は森に囲まれたコンパクトなキャンプ場ということもあり、木漏れ日が気持ち良いキャンプ場です。ただし朝日が川側の森から昇るので、道路を挟んで川のほうにあるテントサイトは、午前中陽が当たりません。撤収時、テントを乾かすのが少し大変かもしれません。
とはいえチェックアウトは12時とゆとりがあるのでバタバタすることは無いと思います。
RONNOBARは絶対寄るべし!
最後に「不動の滝自然広場オートキャンプ場」の公式ページにリンクされている「RONNOBAR(ロンノバル)」について紹介させて頂きます。キャンプ場で受付を済ませた時も、キャンプ場マップと一緒にRONNOBARのフライヤーを手渡しされるのですが、一体どんなお店なのか気になりませんか。
RONNOBARはオシャレなカフェ&BARで、キャンプ場から車で15分程の場所にあります。そしてなんと、RONNOBARのオーナーが「不動の滝自然広場オートキャンプ場」のオーナーでもあるんです。お店の作りがキャンプ場そっくりなのも納得できました。
RONNOBARのランチで頂いたハンバーガーが信じられないくらい美味しくてお勧めです。キャンプ場の昼食ではRONNOBARのランチを利用してみてください。本当にオシャレで美味しいお店です。機会があればBARにも行ってみたいと思いました。
リピーターが多いオシャレなキャンプ場
不動の滝自然広場オートキャンプ場は評判を上回るほどオシャレでリピーターの多いキャンプ場でした。それはBARの賑わいやキャンプ場全体の雰囲気をみて感じます。
言葉ではうまく説明できないところがあるので、ぜひ実際に行ってみてください。リピートしたくなる要素満載のキャンプ場でしたよ。
ギア
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