お湯を沸かす程度であれば固形燃料やアルコールストーブで良いですが、しっかり調理をするならガスバーナーは必須です。比較的コンパクトなシングルバーナーとは言え、徒歩キャンプやソロキャンプの場合は少しでも軽量なバーナーが欲しいと思います。
そこで徒歩キャンパーの筆者がバックパックに入れても邪魔にならない軽量コンパクトなシングルバーナーをご紹介します。CB缶、OD缶それぞれでピックアップしていますので荷物の軽量化を考えている方は是非、参考にしてみてください。
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目次
軽量コンパクトでおすすめのシングルバーナー6選
【CB缶用】Iwatani ジュニアコンパクトバーナー
まずおすすめしたいのはIwataniの「ジュニアコンパクトバーナー」です。こちらはガス器機で馴染みのある国産メーカー、Iwatani製なので安心感があります。
CB缶用のバーナーを購入する際、このジュニアコンパクトバーナーかSOTOのレギュレーターストーブで悩まれる方が多いと思います。軽量で安価なのはジュニアコンパクトバーナーなので、私はこちらをおすすめしたいです。
SOTOのレギュレーターストーブの場合は寒くても火力が落ちないのがメリットとされますが、ジュニアコンパクトバーナーも冬キャンプで問題なく使用できました(登山など過酷な状況であれば違うと思いますが…)。
また冬キャンプだと暖を何でとるかが問題になります。私は徒歩キャンプなので大きい暖房器具は持って行けません。そこで使用するのが軽量コンパクトなヒーターアタッチメントです。
ジュニアコンパクトバーナーであれば五徳にしっかりハマるし、遮熱板を使えばガス缶への影響も無く、安全に暖が取れます(テント内での使用は厳禁)。
軽量さだけを考えればOD缶のバーナーが良いのですが、OD缶でヒーターアタッチメントを使用すると真下がガス缶になり、遮熱板を使ったとしても少し怖いのでCB缶用のジュニアコンパクトバーナーは手放せません。
外観はスタイリッシュとは言い難い、昔ながらのアウトドアギアと言った感じで、展開するのにちょっと手間が掛かります。
しかしそこがまた良い味を出しており、このちょっと手間な構造もコンパクトに収納するためだったり、五徳は風防の役割も持っていたりと計算されたフォルムなので余計に愛着が湧いてきます!ちなみに専用ケースも渋いです。
CB缶用で軽量且つ価格も重要視する方ならジュニアコンパクトバーナーはおすすめですし、初心者の入門用ガスバーナーとしても最適です。
重量 | 274g |
---|---|
展開サイズ | 15.5×15.5×12.7cm |
収納サイズ | 8.2×6.8×10.9cm |
最大発熱量 | 2300kcal/h |
【CB缶用】FORE WINDS マイクロキャンプストーブ
出典:Amazon
Iwataniの新たなアウトドアブランドFORE WINDSから「マイクロキャンプストーブ」をご紹介します。こちらは現在、私が知る限りCB缶のシングルバーナーでは最小です!本体は186gと超軽量でコンパクト。小さすぎて可愛らしさを感じます。
バーナーヘッド部分には風防が付いているので風に左右されにくく、野外でも安心して調理ができると思います。付属しているケースは衝撃に強いEVAケースなのでそのままザックに入れても安心です。
小型シングルバーナーの場合は五徳が3本の製品が多いですが、こちらは4本付いているのでクッカーも安定すると思います。ただ滑りそうな形状なのでその点だけ気になります。
CB缶のシングルバーナーでここまでコンパクトな物は他に無いので、CB缶を使いたいけど軽量化もしたい方にはおすすめです。
重量 | 186g |
---|---|
展開サイズ | 10.9×10.9×12.2cm |
収納サイズ | 7.1×5.7×12.0cm |
最大発熱量 | 2000kcal/h |
【OD缶用】SOTO アミカス
出典:Amazon
SOTOはたくさんのバーナーを発売していますが、その中でおすすめしたいのは「アミカス」です。本体重量は81gと超軽量とまでは言えないのですが、トータルでとても良いシングルバーナーです。
火力はソロキャンプをするには十分。バーナーヘッド部分はすり鉢状になっているので風の影響を受けにくい構造になっています。軽量なOD缶用のシングルバーナーの場合、着火装置が付いていなかったり五徳が3本の製品も多いですが、アミカスの場合は着火装置も付いていますし、五徳も4本で使いやすいと思います。
また電気回路は本体内部にあるので耐衝撃性が向上しているそうです。そのためか収納はハードケースでは無く、巾着の収納袋となっています。ハードケースは安心ではありますが嵩張るので、クッカーなどに入れて持ち運びたい場合には巾着袋が便利だと思います。
ちなみに製品名の「アミカス」はラテン語で友達、明友と言う意味で、一緒に冒険をする友と言う意味合いで名づけられたそう。製品名の由来にも惹かれます!
重量 | 81g |
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展開サイズ | 7.6×10.0×8.6cm |
収納サイズ | 4.0×4.3×7.5cm |
最大発熱量 | 2600kcal/h |
【OD缶用】snow peak ギガパワーストーブ地(GS-100R2)
出典:Amazon
スノーピークからは「ギガパワーストーブ地」をおすすめします。こちらは点火装置が付いていません。点火装置が付いているバージョンもありますが、その場合少し重くなり、価格も高くなるので他社製品と比べると優位性が薄まります。
点火装置が付いていないギガパワーストーブ地であれば75gと超軽量コンパクトで、価格も他のOD缶用シングルバーナーと比べて低価格で購入できます。点火装置が付いていないのでライター等で着火させる必要はありますが、その点があまり面倒に感じない方や、低価格で軽量バーナーを購入したい人にはおすすめです。
一点気になるのは、バーナーヘッド部分はむき出しなので風に弱いというところ。環境に左右されやすいので風防を使用するなど工夫が必要です。
重量 | 75g |
---|---|
展開サイズ | 10.6×6.7cm |
収納サイズ | 4.4×3.5×8.2cm |
最大発熱量 | 2500kcal/h |
【OD缶用】PRIMUS 115フェムトストーブ
OD缶用シングルバーナーと言うとプリムスを思い浮かべる方が多いと思います。そのプリムスでおすすめしたいのは「115フェムストーブ」です。
こちらは点火装置付きで57gと超軽量コンパクト!手のひらにすっぽり収まる様なサイズ感なのに火力も十分で、強火からとろ火まで細かい調節が可能です。
これだけコンパクトなのでクッカーやマグカップでのスタッキングも余裕ですし、邪魔になりません。メインバーナーの他に予備のサブバーナーとして持って行くのも良いかもしれません。
気になる点はバーナーヘッド部分の形状的に火が一点に集中しそうなことと、五徳が3本なので使用するクッカーによっては安定しづらいかもしれません。ですが、安心の大手メーカーで超軽量なバーナーが欲しい場合はとてもおすすめできます。
重量 | 57g |
---|---|
展開サイズ | – |
収納サイズ | 5.4×7.4×2.7cm |
最大発熱量 | 2100kcal/h |
【OD缶用】MSR ポケットロケット2
出典:Amazon
本格的な登山用のギアを発売しているMSRからは「ポケットロケット2」をおすすめします。本体重量73gと超軽量コンパクト。バックパックに入れても邪魔にならないサイズです。
点火装置は付いていないのでライター等で着火する必要がありますが、火力も問題なくソロキャンプであれば十分調理に使えます(登山メーカーなので当然だと思います!)。
気になる点として価格は少し高め、五徳が3本なので使用するクッカーによっては不安定になるかもしれません。しかし、なんと言ってもMSRだと分かる赤いデザインはかっこいい。赤いデザインのバーナーは他に無いので、MSR好きな方はもちろん候補に入ると思いますが、キャンプ場で他の人と被りたくないこだわり派の方にもおすすめです。
重量 | 73g |
---|---|
展開サイズ | 3.4×4.4×7.9cm |
収納サイズ | – |
最大発熱量 | 2143kcal/h |
軽量コンパクトなバーナーなら気軽にキャンプ料理が楽しめる!
軽量化を考えると固形燃料やアルコールストーブを使うのが一番です。しかし、料理をするなら火力調整のできるバーナーが圧倒的に使い勝手が良いです。
今回ご紹介したシングルバーナーであれば軽量コンパクトなので邪魔にならずに持ち運びができ、キャンプ料理を楽しむ事ができます!今回の記事がバーナー選びの参考になれば幸いです。
ギア
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