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冬キャンプで子供と寝る時どうしてる?我が家の失敗談と現在の寝具をご紹介

冬キャンプで子供と寝る時どうしてる?我が家の失敗談と現在の寝具をご紹介

初めて子ども達とキャンプに行ったのは今から約3年前。上の子が3歳、下の子が2歳の時でした。そして冬キャンプにも同じ年にデビューした我が家。

私はキャンプ初心者でしたが、夫はアウトドア好きで冬キャンプの経験も沢山ありましたので、寒さ対策はしっかり考えて冬キャンプに挑んだつもりでした。

が、結果的には、私一人だけ寒くて辛い夜を過ごすハメに…。

原因は「小さな子どもに大人の常識は通用しない」という当たり前を忘れていたこと。

そんな、我が家の初めての子連れ冬キャンプでの失敗談とその反省を踏まえた最新の冬寝具についてご紹介したいと思います。

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冬キャンプで子供と寝る時どうしてる?我が家の失敗談

冬の日に見える富士山

まず初めての子連れ冬キャンプでの失敗談についてですが、すったもんだがあったのは私だけなので、私以外の家族は誰も失敗だったと感じていないと思います。

しかしやっぱりあれは失敗でした…。

というわけで、お恥ずかしい話ではありますが、私のように眠れない夜を過ごすハメになる人は少ない方がいいですので失敗談をそのままお伝えしたいと思います。

キャンプ慣れはしているけれど小さな子どもとの冬キャンプは初めてという方ほど要注意かもしれませんよ。

我が家のキャンプ事情

我が家のテント

失敗談の前に我が家のキャンプ事情を少しご説明しておきますね。

我が家は家族4人。大人2人と幼児2人なのですが、以下の理由でテントを2個使ってキャンプをしています。

ポイント

【テントが二個になった理由】
・夫に「テントは登山に担いで行けるものが良い」というこだわりがある
・我が家は「軽自動車」に荷物を載せてキャンプに行くので道具は軽量・コンパクト重視

というわけで、子ども2人とキャンプに行くようになってからも、夫は独身時代から使っているソロキャンプ用のテントを継続使用し、夫以外は追加購入した3人用テントに寝るという別居スタイルのファミリーキャンプとなっております。

一人用テントと三人用テントのダブル張り

テント以外のキャンプ道具についても、出来るだけ軽量・コンパクトを重視し厳選していますので、冬キャンプは度々行くものの石油ストーブ・薪ストーブなどの暖房器具も持っていません

とはいえ、気合と根性でどうにかするというスタイルでもなく、夫が持つ様々なアウトドア経験をもとに工夫をしつつ、必要であればキャンプ場のレンタルを利用するなどで快適に過ごせるように試行錯誤しながらキャンプを楽しんでいる状態です。

そんな、試行錯誤の初期の段階、初めての冬キャンプで失敗した寝具についてまずご紹介しますね。

はれうさぎicon

はれうさぎ

といっても、決して「使った寝具」自体が悪かったわけではありません。「使う人と使い方」が悪かっただけの話です。

我が家が初冬キャンプで準備した寝具は寝袋

冬キャンプで持って行った寝袋4種類

我が家が初めて子連れで冬キャンプをした時の寝具は「寝袋4個」と超シンプルなものでした。

そのうち3つは夫が独身時代から使用しているもので、冬キャンプの経験も豊富だった夫は「どの寝袋ならどの気温までは大丈夫か?」をしっかりと把握していました。

4つのうち1つの寝袋だけは夏用でしたが、寝るときに着る服を工夫すれば「冬でも雪が積もるほどの極寒でなければ大丈夫」とのこと。

ダウン素材の上下を着てる夫

夏用の寝袋を冬キャンプでも使う工夫としては、寝袋に入る時にこのような上下ダウンの防寒着を着ることで防寒効果のアップを図っています。

「テントの外はものすごく寒いだろうけれど、テントが小さい分温まりやすいからテントの中は大丈夫。寝袋にしっかりと入ってしまえば寒さ対策は問題なし!」

テントから出てくる子供我が家の小さいテント

というわけで、テント内にはマットを敷きその上に寝袋で寝るという超シンプルスタイルで冬キャンプに挑むこととなりました。

テント内再現

初めての冬キャンプで使った寝具

ちなみに、キャンプ日の最低気温は2℃との予報。

実際の気温は測っていませんが、明け方にトイレに行こうとテントの外に出た時は、顔や手が千切れそうに痛いほどの寒さだったので予報通りの2℃くらいだったのだと思います。

そんな寒さで、上記のようなシンプル装備ですと「それだけじゃやっぱり寒くてダメじゃないのか?」と思われるかもしれません(私もちょっと思いました)が、寝袋の中に着る服も暖かくした上で大人のみであれば大丈夫だと思います。

実際、夫のソロテントはこれで大丈夫でしたし、私も「大人のみならいける」と感じました。が、問題は大人のみのキャンプでは無かったために起きました。

といっても、子ども達は特に寒がることもなく朝を迎え、体調を崩すことも無かったのですが。それは夜な夜な母(私)が寒く辛い思いをしながら頑張ったから!

そう、家族で私だけが「こんな冬寝具でやってられるかーーー!」と感じる状態の夜を過ごすことになったのでした。

「子どもに大人の都合は関係ない」ので要注意

フカフカの冬用シュラフと夏用シュラフ

「初めての子連れ冬キャンプ」当日の失敗談はこのような感じで始まりました。

まず、子どもを寝かせる寝袋は、4つの寝袋の中では、生地も厚くフカフカで暖かい黄色(mont-bell)と紫(MATTENBELL)のものにしようと考えていたのですが、真逆の展開に。

当時、イヤイヤ期真っ盛りの2歳児だった娘は「その色はイヤ!赤色がいい!!」と。

他の寝袋は冬用ですが、赤色だけは夏用です。

「それ一番暖かくないから他のにしよう?」と諭してみても「絶対に嫌!赤!」の一点張り。

イヤイヤと駄々をこねる子供初冬キャンプの日、寝袋とは別件でもイヤイヤを爆発させている娘

イヤイヤ期おそるべし…。

すると、息子(3歳)も「僕は青色がいい!」と。

青色は3つの冬用寝袋の中で一番生地が薄いもの。

なぜよりによって、寝袋の中でも大人が使おうと思っていた生地が薄めの2つを選ぶのか…。

結果、暖かい寝袋2つは親が使うことに。

かなり寒い日でしたので、親としては子ども達に暖かい方の寝袋で寝てほしいという思いがあったのですが…。

お湯で暖を取る子供二人

とはいえ「子どもの方が大人より体温が高いので、子どもが着る服は大人より一枚少なめくらいが丁度良い」という話も聞きますので「まぁいいか」と気持ちを切り替えたりもしたのですが。

その後、もっと大きな問題が発生し「もはや子ども達がどの寝袋で寝るかは問題ではない」状態に。

というのも、子ども達は寝袋にちゃんと入ったまま眠ることが出来なかったのです。

「子どもは寝袋に寝れない説」は本当だった?!

寝袋から出てきてしまう子供

そう、これは小さな子どもの場合はよくある事のようですが、子ども達は2人とも寝袋の中に入り続けていられなかったのです。

寝入る前はちゃんと入るのですけれども、寝た後はタケノコのごとくニョキニョキと寝袋から抜け出てくるのでした。

はれうさぎicon

はれうさぎ

写真で残っているものはまだマシな寝方なものばかりです

シュラフからニョキニョキと出てくる子供

寝袋は使ってみると良くわかりますが、体全体(顔以外)がしっかりと寝袋に入った状態で使ってこそ温かさを発揮するものです。

肩や手が出てしまうとその温かさは半減します。

ですので、子ども達の体が寝袋から出にくいように寝袋を閉めるのですが、体が小さいからか?とっても上手に出てきてしまうのでした。

子どもがスポッとまず手を出して寝袋から出ようとするたび、私が寝袋の中に戻すのですが、私の両サイドで寝ている2人の子ども達が入れても入れても交互に出てくる状態に。

夏用シュラフに入って楽しそうな子供

しかも、寝袋から出てくるだけでなくテントの隅っこ隅っこへ転がっていくから堪りません。

「子どもはテントの隅へと転がりがち」なので要注意!

寝袋の下に敷いたマット

寝袋の下に敷いたマットの大きさがテントに対して少し小さめだったのも失敗でした。

マットは「大人1人と小さな子ども2人が真っすぐに寝る」には十分なサイズではあったのですが。普段から寝相のひどい子ども達が、マットの上に大人しく寝てくれる訳がなかったのです。

テント隅のマットが無い冷たい場所へどんどん転がっていってしまいました…。

テント内で子供と寝ている時の理想と現実の姿黄緑がマットでオレンジの部分がマットが無くて冷たい場所

そんなこんなで、私はテント内の寒い隅っこへ転がっていく子ども達を、夜な夜なマットの上に戻す作業に追われる羽目に。

子ども達をマットの上に戻すためには、母(私)自身が寝袋から上半身を出さねばなりません。おかげで自ら寝袋から出てくる子ども達と同様、私も寝袋本来の暖かさを得られない状態に。

さらに、寝袋から抜け出す子ども達の上半身を温めるべく、私の防寒着を一枚脱いで子ども達の布団代わりに使ってみたりと。

結果、私一人「寒い寒い夜」を過ごすハメに。

翌朝、目覚めた時の子ども達は2人とも元気で、夜に寒さを感じた様子もなく良かったのですが、私は「寝た気がしない」状態でグッタリ…。

失敗を踏まえた現在の冬キャンプでの寝具

初めての冬キャンプで使った寝具初めての冬キャンプでの寝具

というわけで、現在は初めての冬キャンプでの失敗を踏まえて、冬キャンプの寝床の仕様を検討しなおしました。

色んな経験をした上で揃えられた冬キャンプの寝具現在の冬キャンプでの寝具

上記が検討しなおした後の最新の冬キャンプでの寝具です。

「子どもは寝袋で上手く寝ることができなかった」と書きましたが、やはり寝袋は便利で暖かいですので継続使用しています。

寝袋使用時の問題は「上半身が寝袋から抜け出してくること」と「テント内のマットが無い寒いエリアに転がって行ってしまう」ということでしたので、対策として以下の2点を追加しました。

ポイント

  1. 寝袋の下に敷くマット追加
  2. 掛け布団追加

寝袋の下に敷くマットを追加

寝袋の下に敷いているエアーマット

寝袋の下に敷くマットをテントのサイズに合わせるべく、追加しました。

本当はテントサイズに合った一枚のものがあればそれが良かったのですが、値段や収納時のサイズを考えるとこちらになりました。

決め手は「防水」「値段」「収納時のコンパクトさ」です。

エアーマットの収納サイズ

ひとつ8㎝×23㎝とかなり小さく収納することが出来るのです。膨らませて使うのですが、思ったよりも楽に膨らませることができました。

掛け布団を追加

冬キャンプに追加した掛布団

掛け布団は一時期、自宅で使用している毛布を持って行ったりもしたのですが、持ち運びが不便でしたのでコンパクトに収納できるものを探しました。

ファスナーを閉めると封筒型になる布団です。

なので、封筒型で使えば子どもが布団から出にくくなって良いかな?とも思ったのですが、自宅で試してみたところ結局子ども達は上から布団の外へ出てきました。(笑)

ですので、こちらはファスナーを開けて掛け布団として使っています

色んな経験をした上で揃えられた冬キャンプの寝具

ファスナーを開け切ると2枚の布団に分けることもできますので、我が家の場合、2人の子ども達が左右バラバラに移動をした際もそれぞれに掛けてあげることができて便利です。

こちらも、決め手は「防水」「値段」「収納時のコンパクトさ」です。

掛布団の収納時サイズ

40㎝×25㎝まで小さくなるのはありがたいですね。とても軽くて暖かいので、寝心地も良かったですよ。

我が家の寝袋&マットの詳細情報

寝袋

冬キャンプで持って行った寝袋4種類

MOUNTAIN EQIPMENT Helium250

  • 【温かさ】★★★★☆
  • 【スペック】Extreme Survival:-12℃/Lower Comfort Zone:3℃/Comfort Maximum:7℃
  • 【時期】冬
  • 【生地の厚み】厚みはほどほど
  • 【備考】夫が独身時代から使用

mont-bell ダウンハガー650 #2

  • 【温かさ】★★★★★
  • 【スペック】リミット温度:-3℃/コンフォート温度:2℃
  • 【時期】冬
  • 【生地の厚み】厚みがある
  • 【備考】ファミリーキャンプ用に追加購入

ISUKA Tyrol

  • 【温かさ】★★★☆☆
  • 【スペック】Temp Rating:6℃
  • 【時期】夏
  • 【生地の厚み】薄め
  • 【備考】夫が独身時代から使用(夏用だが工夫次第で充分温かく使える)

MATTENBELL IBS ISHI SPORTS(石井スポーツ)

  • 【温かさ】★★★★★
  • 【スペック】スペック不明
  • 【時期】冬
  • 【生地の厚み】厚みがある
  • 【備考】夫が独身時代から使用

防水シート&マット

寝袋の下に敷いたマット

  • 【防水シート】Grabber(グラバー)オールウェザーブランケット
  • 【マット】コールマンColemanキャンパーインフレーターマットダブルラト

冬キャンプ用に追加したマット&封筒型布団

冬キャンプに追加した掛布団

  • 【マット】Deepleeエアーマット
  • 【封筒型布団】TOMSHOO冬用寝袋封筒型マット

冬キャンプで子供と寝る時のポイント

パパと一緒にテントを設営している子供達

我が家の場合、夫に「冬キャンプの経験」が沢山あり、経験に基づく寝袋への信頼度が夫婦ともども高すぎたことで子どもへの対応を見誤ってしまいました。子どもは大人とは違うという「当たり前のこと」に思い至れなかったのが大きな反省点です。

我が子は寝袋で上手く寝ることができませんでしたが、もちろん寝袋でしっかり眠れる子もいると思います。ですので、自宅に既に寝袋などがある場合は、キャンプに行く前に一度家で実際に寝させてみることを強くおすすめします。

あと「ママさん」は子ども達の防寒対策にばかり気を取られご自身の防寒対策がおろそかになりがちですので、お気を付けくださいね。それでは、寒さ対策は万全に、良い冬キャンプを!

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  • ファミリーキャンプ歴5年目の主婦。登山好きな夫の「テントはコンパクトに!」のこだわりのもと、夫は独身時代から愛用しているソロテントで、私と子ども2人は3人用テントで寝るという別居スタイルでキャンプを楽しんでおります。

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