岩本利達
刃物の町「大阪堺」発アウトドア向けのダマスカスナイフが先行販売開始

刃物の町「大阪堺」発アウトドア向けのダマスカスナイフが先行販売開始

キャンパーの皆さんは、普段キャンプでどんなナイフをお使いだろうか。オピネルやモーラナイフが入手しやすく品質も悪くないので人気があるが、日本人なら刃物の町「大阪府堺市」が産んだ名作ナイフを使ってみるのはいかが?

今回「鍛冶の匠」が始めたクラウドファンディングのプロジェクトでは、ダマスカス模様が美しいアウトドアに特化したナイフが登場。記事執筆時点で約350万円を調達しているほど期待されているプロジェクトだが、果たしてどんなナイフなのか。

サビに強い!硬い!切れ味も長続き!

驚きのアウトドアナイフ【鍛冶の匠】 (3)

最もこだわったのは「切れ味が持続すること」らしく、高級鋼材「V金10号」という炭素を多く含んだ硬いステンレスを使用することで実現。V金10号を片面8層の比較的軟らかいダマスカスでサンドイッチすることで、日本刀のように曲がりにくく折れにくい性質となっている。

ご存知の通り、ステンレスはサビにも強いということからアウトドア利用にはうってつけ。アウトドアに適した素材と大阪堺の技術力が合わさり、珠玉のアウトドアナイフとなったと言っても過言ではないだろう。

ペットボトルを7本一気に両断する切れ味

驚きのアウトドアナイフ【鍛冶の匠】 (8)

そもそも切れ味が良くないとそれを長続きさせても仕方がないが、鍛冶の匠はそちらもぬかりが無い。大阪堺の熟練工により叩いて鍛え上げられた芯の部分は、組織が緻密になることで切れ味と永切れ性が向上。

デモンストレーションとして水の入ったペットボトルを7本ぶった切っている様は「Oh…Samurai」と言いたくなるほど。前述した「日本刀のような」という表現がまさにぴったりである。

ちなみに、切れ味のいい包丁は素材の旨味を逃さないということが研究の結果でも分かっており、大阪堺の包丁が世界の料理人に愛用されていることからも優れた品質であることがよく分かる。

美しいダマスカス模様が所有欲を満たす

驚きのアウトドアナイフ【鍛冶の匠】 (9)

ダマスカス鋼は古代インドにルーツがあり、ベースとなった製法で作られた柱が1600年以上経っても錆びていない実績があるほど優れた鉄鋼材。その性能と合わせて、独特の模様からくるデザインにも注目が集まり刃物に重用されるようになった。

このアウトドアナイフも例に漏れず美しい刀身を持っており、上質さを演出するために「槌目模様」を採用。見るからにそんじゃそこらのアウトドアナイフとは違う風格を纏っている。

アウトドアにも「日本の魂」を!

驚きのアウトドアナイフ【鍛冶の匠】 (13)

ここまで高性能で、デザイン性も抜群というとなると気になるのはお値段。Makuakeのプロジェクトでは一般販売予定価格が18,900円のところ、15%〜25%オフで応援購入することが出来るが、数に限りがあるので急いでチェックを。プロジェクトの期間は2021年11月28日だが、それを待たずして予定数を終える可能性も考えられる。

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  • 岩本利達
  • 岩本利達キャンプクエストNEWS編集部
  • NCAJキャンプインストラクター/JACオートキャンプ指導者
    『子どもを育む場としての「キャンプ」こそ持続可能な社会の第一歩』をテーマに、環境意識やサバイバル知識を高めるために日夜活動。ガジェット/ギアマニアの視点から最新アウトドアニュースをお届けします。

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