千葉県の房総半島ど真ん中に位置するホウリーウッズ久留里キャンプ村までバイクソロ冬キャンプを楽しんできました。
11月末の金曜に仕事をズル休みして2泊3日を過ごしたのですが、平日と土日を過ごすことで感じたホウリーウッズ久留里の良い点や気になる点をまとめて紹介するので、関東近辺で冬のキャンプ場選びに迷っている方は是非とも参考にして下さい。
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目次
ホウリーウッズ久留里キャンプ村とは
ホウリーウッズ久留里キャンプ村は圏央道の木更津東ICから車で20分ほどに位置する林間キャンプ場です。東京や神奈川、千葉などの南関東に住んでいる方ならアクセスも容易で、キャンプ場から15分ぐらいのところに温泉やスーパー、コンビニなども複数揃っているため手軽にキャンプを楽しむことができます。
ホウリーウッズ久留里キャンプ村の詳細
住所 | 〒292-0433 千葉県君津市芋窪282 |
---|---|
電話番号 | 090-1817-8269 |
利用期間 | 通年営業 |
チェックイン | in 13:00/out 11:00 |
利用料金 | 基本料金6,000円~/ソロ4,000円~ 詳細は後ほど紹介 |
レンタル品 | テント、タープ、ランタン、シュラフ等 |
販売品 | 薪1,000円 |
ゴミ処理 | 生ゴミと灰のみ回収可 |
ペット同伴 | 可 |
公式サイト | ホウリーウッズ久留里キャンプ村 |
キャンプ場案内
今回、千葉県でハンモックの張れる林間サイトを探していたときに見つけたのが、こちらのホウリーウッズ久留里キャンプ村でした。
以前から名前だけは聞いたことがあったのですが、実際に来たのは今回が初めてなので楽しみです。キャンプ場の入口は砂利道で傾斜も少しあります。普通の車であれば問題無いでしょう。大型バイクだとちょっと怖いな、と思うぐらいの坂道です。
管理棟
坂道を上るとすぐに管理棟が見えてきました。二棟あり、手前にはレンタル品や薪などの物置、奥がキャンプ場の受付になります。この管理棟のさらに奥側に受付用の仮駐車場があるので、そちらにバイクを停めてキャンプの受付をします。
あぁ~かわいいねえ!かわいいねぇ~!おっきいねぇ~!まっしろだねえ!
受付には管理人さんが飼っている白いゴールデンレトリバーがいます。まったく吠えないですし人懐っこくて可愛い子ですが、犬が苦手なお子さんがいらっしゃる場合は大人だけで受付した方が良いかもしれません。
いい子だねえ!よお~しよしよしよしよしよしよし
頭を撫でてやると足元にスリスリしてきて、なお可愛い。体格を見る感じ、もう老犬だろうと思います。いつまでも元気で長生きして欲しいですね。
ちなみにこちらの管理人さん、某口コミにもありますが個性の強い方です。自然を大切にしている気持ちがお話から伝わってくるので私は気になりませんでしたが、マナー違反者にはかなり厳しい態度を取られているのでしょう。この人はあんまり怒らせない方が良いな、と感じましたね。
ホウリーウッズのサイトマップ
日陰で撮影したので暗くてすみません
ホウリーウッズ久留里キャンプ村は林間フリーサイトと、オートサイトに分かれています。マップの左側、管理棟の近くに2ヶ所に車の乗り入れができるオートサイトがあり、追加料金で電源の使用もできます。右側にRやFと書かれているのは駐車場で、その他に中央の林間サイトを斜めに横切っている通路脇にも車を停めることが出来ます。
トイレは2ヶ所にあり、マップ下の炊事棟の隣にあるトイレは建て替えたばかりのようでとても綺麗です。左端のトイレはキャビン利用者用のトイレだと思うのですが仮設トイレとなっています。以下、写真を交えて詳しく紹介していきます。
聖なる樹林の林間フリーサイト
ホウリーウッズ久留里キャンプ村の林間サイトは車の乗り入れは出来ませんが、かなり近くまで車を寄せることが出来るのでエリア真ん中にテントを張らない限りはそこまで不便ではありません。
サイトの地面はこんな感じで落ち葉と土が半々ぐらいです。時期によっては落ち葉で埋まったフカフカのサイトになるみたいです。しかし11月末にもなると木々の葉っぱも大分落ち切った感じですね。
林間サイトは全面フリーサイトのはずですが、この写真のように紐でざっくりと区画が分けられており、利用者の心理的にはこのエリア内に収めないといけないのかな…と感じてしまいます。
そして、紐で分けられたエリア内の樹木にもこのような看板で番号が割り振られているので、フリーとは言いつつも区画内に収めないとな…という気分になります。真相は不明。
もしかしたら空いてる区画の中から自由に選んで良いよって意味のフリーサイトなのかも?正直分からん。ただ、その謎の区画はかなり広く、ファミリー用のテントとタープを張っても全然余裕があるぐらい広かったです。マジ謎。
電源付きオートサイト
こちらがマップ下にある管理棟の隣のオートサイト。電源は奥にある電柱のところから引っ張ってくるんだと思います。違ったらすみません。こちらはフリーサイトと比べて木が少な目。
Aの何番って書いてあるのがオートサイトの目印です。サイトによってはエリア内に木が生えているところもあります。
こちらはもう一か所のオートサイト。こちらはサイト内に木が無く、全面が芝生サイトになっていてかなり開けた印象。この日はキャンピングカーで宿泊されているキャンパーさんがいました。
こちらの電源はこんな感じになっていてコンセントのソケット数は4つ。もしかしたら1サイト利用でコンセント2つって感じになっているのかも知れません。詳細はキャンプ場に確認してみて下さい。
お湯が出る水場は一か所
ホウリーウッズ久留里キャンプ村の水場は二ヵ所にあります。お湯が使える水場は管理棟に近い位置にある水場だけです。さらにお湯の出る蛇口も2つだけなので、冬場の土日の朝はお湯が出るシンクの争奪戦が予想されます。
そしてホウリーウッズ久留里キャンプ村では界面活性剤入りの合成洗剤の利用は全面禁止されています。自然に優しい洗剤を使用しましょう。
こちらが林間サイトの奥にある洗い場。こっちはお湯が出ません。
洗い場の近くにはコンロやペグなどを洗う用の洗い場も設置されてるので、泥を落とす時はそちらのシンクを使いましょう。管理棟近くの洗い場には自販機の裏側にペグ用の洗い場がありました。
灰捨て場
洗い場にはこのように灰捨て場が設置されています。完全に消化されるように灰を捨てたら水をかけておきましょうね。
トイレ
管理棟の近くにあるトイレは新しく建て替えられたらしく、かなり綺麗です。
男子トイレはこんな感じ。冬だからか虫も全然いませんし汚れも気にならずに開放的に用を足せました。
個室もこんな感じで超キレイ。トイレットペーパーがシングルで、巻き取っている最中にすぐに切れてしまうのが気になるぐらいで、不満点は一つもありません。便座も暖房付きなので冬でも快適。
マップ端にある仮設トイレはこんな感じ。キャンプ泊でこっちのトイレを使う人は少ないと思います。
仮設トイレの個室も水洗の洋式トイレです。特に臭いも気になりませんし清潔に管理されている感じがしました。
シャワー施設
キャンプ場内のシャワー施設。利用料は3分200円。コイン投入口はシャワー室の外にあるので、かなり急がないと厳しそうです。
後述しますが、キャンプ場から車で15分ほど走ったところに大江戸温泉物語がありますので、お風呂はそっちに行っても良いと思います。なんなら、管理人さんからも温泉なら大江戸温泉が良いよとお薦めされました。
雨が降った時でも安心の東屋
管理棟近くにある東屋。利用するには1日1,100円の追加料金が必要。
宿泊専用のツリーハウス
子供の夢が爆発したツリーハウスは、ホウリーウッズ久留里キャンプ村の目玉施設。しかし残念ながら台風15号の影響でハウスが傾いてしまい、安全性の確認ができるまで利用できないみたいです。子供の時にこんな所に泊まれたら一生の思い出になるでしょうね。
デッキ付きキャビン
ホウリーウッズ久留里キャンプ村はキャビン泊も可能です。すべてのキャビンにデッキが付いており雨の日でも屋根の下でゆったり過ごせます。この写真の一番右の建物はなんと屋根付きの囲炉裏スペースとなっています。
まさか囲炉裏付きのキャビンがあるとは。しかも屋根付き。椅子も備え付けっぽいので、あとは薪を用意するだけで雨の日でも焚き火にあたりながら過ごせます。まるで夢のよう。
子供の遊び場
小川と溜め池で水遊び
オートサイトの奥の方、マップ左側に小川付きの溜め池がありました。時期が時期なので水は止まっていました。夏場は水が流れるみたいなので水遊びが楽しめそうです。
ドラえもんに出てくる空き地
地図上でジャングルジムが描かれていた場所に来ました。そこに広がっていたのはドラえもんに出てきそうな空き地です。
ドラえもんがいないか探してみましたが秘密道具のガリバートンネルのような空間があるだけでした。しかし、私が子供だったらこれだけで2時間は遊べます。
冬のハンモック泊に挑戦してみた
そんなこんなでキャンプ場の紹介が終わったので冬のハンモック泊に挑戦です。この日は11月末の金曜日、家を出る直前にテレビで寒波到来というニュースが流れていた気がしますが、見なかったことにします。
この日もヘネシーハンモックハイパーライトの美しい張り姿に惚れ惚れします。しかし、ハンモックが張り終わったというのに、お疲れのビールを飲む気がおきません。なぜか?寒いからです。
実はこの日キャンプ場に到着してライダースジャケットを脱いだら、下に着ているはずのダウンジャケットを着忘れており、長袖Tシャツとヒートテックのみでした。どうりで運転中に寒いなあと思ったわけだ。
上はこの2枚だけ。下はワークマンで買った裏起毛っぽいパンツのみ。おいおい、冬キャンプを舐めてんのか?
仕方がないので、このバイク用のゴワッゴワの革ジャンを着て寒さをしのぐことにしましょう。
寒すぎるので焚き火用の薪を購入
マジで寒すぎるので管理棟で販売されている薪を買ってきました。価格は1,000円。
量や大きさは普通にスーパーとかで販売されている薪と同じぐらいですが、管理人さんが言うには「3年乾燥させてる良質の薪だから火付きと火の持ちが全然違う」らしいです。
実際に使ってみた感想は「そうでもなくね…?」という感じでした。(個人の感想です)
どうしても、山梨にある一の瀬高原キャンプ場で購入した1000円の巨大薪と比べてしまいます。
ハンモック泊の準備完了
ともあれこれで今回もハンモック泊の準備が完了しました。今日から2日間はここで過ごすことになります。早速ですが寒すぎて震えてきたので、早々と火を起こすことにしましょう。このままじゃ酒を飲んでる場合じゃねーです。
焚き火を見ながら肉食って酒飲む
薪割りして焚き付けを作るのも面倒だったので、その辺に落ちてた枯れ枝をパキパキと折って火を起こします。着火剤はティッシュ一枚にアルコールストーブ用のアルコールをちょろっとかけたヤツ。アルコールじゃなくて食用油でもティッシュがあれば即席着火剤になります。
ちなみに今日は調味料もすべて忘れたので油も持ってきてませんでした。
はー、あったけえー!キャンプの楽しみって、やっぱり焚き火と酒と肉ですよね。
火と酒と肉。この三つが揃っていれば人間は幸せになれるんだと思います。
鶏肉の山賊焼き 鉄板焼きVer
鶏肉の山賊焼きって知ってます?スーパーで「焼くだけ」と書いてあったので買ってみました。鶏肉に味付けがしてあって本当に焼くだけで美味そうな匂いが漂ってきます。
焼き上がりの写真がこちら。皮がパリパリでめちゃウマ!これはビールが進みますねえ!!
シンプル THE ステーキ
こちらもスーパーで売ってた牛肩ステーキ肉。いつも通りナイフでざくざくと筋切りしてスパイスをまぶして焼くだけ。
あはーっ!うまそう!鶏肉と牛肉を一晩で食べちゃうなんて最高の贅沢!よっ日本一!
もう我慢できないっ!このあと肉が焼き上がった写真を撮ることなく一瞬で食べ尽くしました。
肉の匂いに引き寄せられた野生動物
無心で肉を貪り食べ終わった後、ふと気づくと目の前に野生の動物が近づいてきていました。
「野生動物が出るので生ごみや食べ残しはテントの中にしまっておいてください」と管理人さんに言われたことが頭をよぎります。しかし、時すでに遅し。
この恐ろしい野生動物は人間のことをまったく恐れておらず、私の領域にガンガンと侵入して来たではありませんか。きっと肉の匂いにつられて来たのでしょう。
このままでは身の危険が危ないと思った私は、じっと息を殺して野生動物が去っていくのを待つことに。
さすがは野生の動物。目にも止まらぬ速さで死角へ死角へと身を隠すように移動します。私もその姿を逃さないようにジッと、その一挙一動に注目します!
すると私をエサにすることを諦めたのか、野生動物は闇の中へ消えていきました。
これで私もホッと一安心。野生動物に襲われては人間なんてひとたまりもありません。九死に一生を得た気分です。
しかし安心したのもつかの間!なんと野生動物が2匹っ!まさに絶望っ…!?恐ろしい鳴き声を響かせて私のサイトを執拗に周回しつつ、こちらの隙を伺ってきます…。
こうなってしまっては諦めるしかない…!!焼酎を飲みながら食べようと大事に取っていた素焼きミックスナッツをバッグから取り出し、数粒ほど献上して、どうかこれで許して貰えるようにお願いすることにしました。
みなさんもホウリーウッズ久留里キャンプ村に泊まる時は野生動物の襲来にお気を付け下さい。
土日のホウリーウッズ久留里キャンプ村
おはようございます。恐怖のミッドナイトから一夜明け、ホウリーウッズ久留里キャンプ村にも土曜日の朝がやってきました。
平日はご覧の通り、他の利用者は数えるほどしかいませんでしたので、ほぼ完ソロぐらいのキャンプでしたが、土日はどれぐらい混雑するのか今日の混み具合で分かるはずです。
土曜の13時からファミリーがチェックインしはじめる
朝ゆっくりコーヒーを飲んだりカップラーメンを食べたり、ぼんやりと誰もいないゆっくりとした時間を過ごしていたら、チェックイン時間の13時を過ぎたあたりからファミリーキャンパーの皆さまが続々とチェックインしてきました。
気が付いたら林間サイト中央の道はこんな状態になってます。昨日までは1台も停まっていなかったのに、どうやら土日はファミリーに人気の高いキャンプ場のようですね。
しかし閑散期というか通常営業である11月末ですから、すべてのサイトが埋まるということはありませんでした。見たところ林間サイトの中央を通る道路の両脇が人気エリアなようで、車を近くに停めづらい端っこの方や真ん中のサイトにはまだまだ余裕があります。
電源付きオートサイトの方はこんな感じ。2サイト分のエリアを使って片方に車両を寄せてグループキャンプを楽しんでいるご様子。
こちらがもう片方のオートサイト。こっちはもしかしたらサイトが埋まっているかも知れません。樹木がある分だけプライベート感が確保されており人気なのかも。
ホウリーウッズ久留里キャンプ村の周辺施設
ホウリーウッズ久留里キャンプ村から車で15分ほどの圏内には温泉やスーパーがあり、少し走るとコンビニもありますので買い物やお風呂で困ることはありません。ここで私が実際に行った周辺施設をご紹介します。
お風呂は近くに温泉が2ヶ所
大江戸温泉物語 君津の森
キャンプ場から6km、車で10分程の距離にあるのが「大江戸温泉物語 君津の森」
日帰り入浴の他にランチバイキングのセットもあり、今回は昼食ついでに温泉でゆっくりと温まりました。
住所 | 〒292-1144 千葉県君津市法木384-119 |
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日帰り入浴 | 平日 大人620円・子供320円 土日 大人720円・子供420円 |
ランチセット | 平日 大人1840円・子供920円 土日 大人2140円・子供1240円 |
ランチバイキングは60分の食べ放題で、チョコレートファウンテンなどの子供が狂喜乱舞するメニューもあります。
二日目の昼食はこんな感じで。あまりにも美味しくて、満腹の限界を超えて永遠に食べ続けてしまいそうです。
ご飯のお替り2回、オカズの追加3回、デザートにお汁粉とリンゴプリンでオーダーストップ。さすがに食べ過ぎました。この日は昼食を食べ過ぎたせいか夜になってもお腹が減らず、焼酎をお湯割りで飲んでいたら焼酎ボトル1本を空けてしまい気絶するように眠っていました。
小糸川温泉
こちらはキャンプ場から10.5km、車で15分程の距離にある小糸川温泉。
日帰り入浴の温泉施設で、建物は古く、洗い場や浴槽も狭いですが、赤黒いお湯につかるとお肌がツルツルになり、まさに温泉に入っているという気分になります。
住所 | 〒292-1152 千葉県君津市日渡根206 |
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日帰り入浴 | 大人1000円 |
ランチセット | 大人1300円 |
昔ながらの温泉という感じなので、子連れの場合は大江戸温泉の方がおすすめです。ランチは一汁三菜の日替わり定食か、地物のお食事を楽しめます。
近隣スーパーを2ヶ所紹介
吉田屋 久留里店
ホウリーウッズ久留里キャンプ村の最寄りスーパー、距離3.6km、車で8分の吉田屋 久留里店。少し小さめでしたけど食材はそこそこ揃っています。
読み方はヨシデイではなく、ヨシダヤ。末尾のAが消えてます。
君津IC経由なら「おどや君津中島店」
ホウリーウッズ久留里キャンプ村から13.4km、車で20分と少し距離はありますが、君津ICで降りてキャンプ場に向かうのなら、おどや君津中島店が便利です。
大き目のスーパーで、隣には100円ショップのキャンドゥ、向かいにドラッグストアも併設されているので、必要なものはここで全て揃えることができます。
周辺のコンビニまでは車で7分
一番近いコンビニはセブンイレブン君津久留里店です。久留里駅の近くにあります。
ホウリーウッズ久留里キャンプ村のポイント
ここからはホウリーウッズ久留里キャンプ村で金、土、日と三日間を過ごした感想と共に、キャンプ場の良い点や、個人的に気になった点を細かく解説していきます。人によりメリットに思う部分でも、場合によってはデメリットに感じるかも知れません。
ぜひホウリーウッズ久留里キャンプ村に行かれる際の参考にして下さい。
ホウリーウッズの良い所
撮影のロケ地にもなる景観
まず第一に素晴らしいと思ったのがキャンプ場内の景色。ホウリーウッズ久留里キャンプ村のフリーサイトは全面林間サイトとなっており、その美しい景観から映像制作などのロケ地にもなるほどの聖なる森が広がっています。
ハンモック可の整備された林間サイト
これは個人的に一番のメリットです。ハンモック泊が好きな人ならここの林間サイトは非常に魅力的に感じるはず。ほどほどの距離が保たれた木々のおかげで、フリーサイトほぼ全面でハンモックを楽しむことが出来ます。
電源付きオートサイト有り
オートサイトは追加料金を支払うことで電源が使用可能。キャンピングカーの宿泊も出来るので、土日には数台のキャンピングカーが泊まっていました。
トイレが綺麗
トイレはリニューアルされたらしく水洗の洋式で綺麗に管理されています。しかし、サイト数に比べて設置数が少なく、朝の混雑する時間帯などは個室に行列が出来ることも予想されます。
お湯の出る水場がある
冬キャンプで助かるのがお湯の出る蛇口。冷え込みの強い朝などは非常にありがたく感じます。ただし、こちらもトイレと同じくサイト数に比べて設置数が少ないので、日曜日の朝はかなり混雑していました。
ペット同伴可
ペットの連れ込みが可能というのはペット連れキャンパーにとっては決め手ともなるメリットでしょう。管理棟では大きな白い犬が飼われており、場内には野生動物もとい野良猫もいるので、動物が苦手な人にとってはデメリットかも知れません。
近くにスーパーや温泉が有る
車で少し走ったところにスーパーや温泉、コンビニもあります。ただ静かな日には車の走行音が聞こえてくることもあるので、完璧な自然の中という感じではありません。
レンタル道具が豊富
ホウリーウッズ久留里キャンプ村のレンタル道具はかなり充実しています。テントや寝袋など一式揃っていますから、手ぶらでキャンプを楽しむことも出来ます。
個人的に気になる所
地面がぬかるんでいる場所がある
雨の翌日などは地面のぬかるみが気になる箇所が複数あります。木の板でカバーされている部分もありますが、キャンプ場の奥の方にいくと水たまりや泥がそのままの場所もあるので走行時には気を付けた方が良いです。特にバイクだとより注意が必要です。
焚き火台の下に不燃シートが必須
自然へのダメージを抑えるという意味で、焚き火台の下には不燃シートが必須となっています。
お持ちでない人は1枚3,600円で購入できますが、これは好みが分かれるところかなと思います。私は普段から持ち歩いているので気にしませんでしたが、考え方によっては追加料金と捉えることもできます。あらかじめAmazon等で用意しておけば多少は安くなります。
ソロだと利用料金が高い&料金体系が複雑
ホウリーウッズ久留里キャンプ村の利用料金はソロキャンパーにとってはお財布に優しくないというのが正直なところ。ファミリーやグループキャンプであれば安く利用することも出来るので条件次第といった感じでしょうか。
以下に簡易料金表と注意事項を載せておくので参考にして下さい。
基本料金 (2~5名) |
ハイシーズン7,000円/サマーシーズン7,000円/通常営業6,000円 |
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追加料金 | 1人1,500円/車1台1,500円 |
ソロキャンプ | ハイシーズン7,000円/サマーシーズン5,000円/通常営業4,000円 |
上記は車1台含む、テント・タープ1張りずつの値段です。テントを2張りする場合は2サイト分の料金が掛かります。
この他に複数の家族で訪れた場合、家族数分のサイト料金が掛かります。3家族でテント2つの場合でも3サイト分の料金、3家族でテント4つの場合は4サイト分の料金が掛かります。他にも6人用以上のテントを利用する場合、大きさにより2サイト分の料金が必要なケースもあるようです。
一番利用料が安くなるパターンは5人家族でテントとタープを1張りずつの場合。通常営業では6,000円なので一人当たり1,200円となり割安になります。
またこの料金は令和2年4月から、500円値上がりします。詳細は公式ページでご確認下さい。
薪の値段が高い
これは個人の感想ですが、薪一束1,000円は正直高いです。近隣スーパーで入手してから来ると安上がりです。
動物除けの発砲音?が頻繁に鳴る
これが気になる人は多いと思います。動物避けなのか目的は分かりませんが、そこそこ大きな音でパーン、ダーンといった音が響きます。早朝から夕方頃まで頻繁な時は7分間隔ぐらいで鳴っています。
近くの教習所のチャイムが聞こえる
これも騒音関係ですが、キャンプ場の近くに自動車教習所があり、そこのチャイムが朝8時頃から夜中19時頃まで一定の間隔で聞こえてきます。
飛行機が低い位置を飛ぶ
三つ目の騒音問題として、成田行きの飛行機が雲より低い位置を飛んでいくのでジェット音が聞こえてきます。こちらもそこそこの頻度で発生するので、静かに過ごしたい人にとっては気になるポイントになります。
キャンプ場内に大きな鉄塔がある
こちらはキャンプ場内の景観を損ねるという意味でデメリットに上げましたが、たまに林の中で位置関係が分からなくなった時にランドマークとなることもあったので便利な一面もあります。
ゴミは生ごみと灰以外持ち帰り
ゴミの回収が生ごみと灰以外は持ち帰りになります。普通と感じる人もいれば不便と感じる人もいるのでデメリットとして挙げさせて頂きます。
条件により高コスパだが、人を選ぶキャンプ場か?
色々な条件を鑑みて個人的な感想を述べると、条件次第ではコスパの良いキャンプ場になると思います。バッチリとハマる人には最高のキャンプ場、当てはまらない人には候補にも上がらない、その線引きがハッキリと分かれているキャンプ場だと思いました。
この記事でホウリーウッズ久留里キャンプ村が気になった方は、是非一度訪れて判断してみてはいかがでしょう。もしかしたら一番のお気に入りキャンプ場になるかも知れません。
ギア
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