西伊豆に行かれたことはありますか?交通の便があまり良くないこともありメジャーではありませんが、駿河湾超しの富士山と夕日が美しすぎる、知る人ぞ知る絶景エリアです。
その中でも、千貫門と富士山と夕日を眺めることができる西伊豆屈指の撮影スポットでもある「雲見夕陽と潮騒の岬オートキャンプ場」で、絶景を楽しむ為のポイントをご紹介いたします。
目次
雲見夕陽と潮騒の岬オートキャンプ場の基本情報
住所 | 〒410-3615 静岡県賀茂郡松崎町雲見 塩谷83-1 |
---|---|
電話番号 | 0558-45-0500 |
営業期間 | 通年営業 |
チェックイン | 13時~(オフシーズンは12時~) |
チェックアウト | ~11時迄 |
公式サイト | 雲見夕陽と潮騒の岬オートキャンプ場 |
西伊豆の絶景に魅了されながらキャンプ場へ
「雲見夕陽と潮騒の岬オートキャンプ場」は新東名長泉沼津インターから車で約2時間と決して交通の便は良くありません。それでも以前と比べると道が整備されて大分時間が短縮されました。土肥からキャンプ場までの海沿いの道は、西伊豆の海を一望できる絶景ポイントが続きます。駿河湾超しに眺める富士山は西伊豆でしか見ることが出来ませんよ。
土肥からキャンプ場まで絶景のオンパレード
土肥からキャンプ場に到着するまで、寄り道したくなるような絶景スポットが何度も続きます。断崖絶壁から広大な駿河湾を見下ろし、美しい岩越しに富士山が見え続けます。但し寄り道をするのであれば、キャンプ帰りをお勧めします。何故なら「雲見夕陽と潮騒の岬オートキャンプ場」へ向かう道のりでは、富士山が背後になるからです。
キャンプ場に着く前に食材の確認を
雲見夕陽と潮騒の岬オートキャンプ場の近辺にはスーパーやコンビニがありません。また、キャンプ場に入るまでの最後の道は非常に細い坂道を走ることになります。車がすれ違うのが困難な道なので、設営後に出かけるのがちょっと億劫になると思います。
予め足りない食材は購入することをお勧めします。最寄りのスーパーは「マックスバリュ松崎店」です。雲見夕陽と潮騒の岬オートキャンプ場では、ジュース、酒類の自動販売機や、売店での販売は行っていませんので、特に飲み物の買い忘れはお忘れなく。
店名 | マックスバリュ松崎店 |
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住所 | 〒410-3624 静岡県賀茂郡松崎町江奈303-1 |
営業時間 | 7時00分~22時00分 |
キャンプ場へ続く道はとても狭い
先ほども書きましたが、キャンプ場へ続く最後の道はとても狭い坂道となります。柵の無い用水路が傍に流れていることもあり、車のすれ違いはほぼ不可能です。対向車が来た場合はどちらかの車が少し広い場所までバックをして、譲り合うことになります。
坂を上っていくと、キャンプ場の看板が見えます。「雲見夕陽と潮騒の岬オートキャンプ場」と、もう一つ「雲見オートキャンプ場」が少し上ったところにあります。名前が似ていますが別のキャンプ場ですので、間違えないようにしてくださいね。「雲見夕陽と潮騒の岬オートキャンプ場」は、坂を上り切らず、右側のあるキャンプ場です。
雲見夕陽と潮騒の岬オートキャンプ場の特徴と施設案内
雲見夕陽と潮騒の岬オートキャンプ場の特徴と施設の案内を写真付きでご紹介いたします。
キャンプ場の特徴
雲見夕陽と潮騒の岬オートキャンプ場ならではの特徴をあげるとすれば、注意書きが非常に多いキャンプ場ということでしょうか。チェックイン時に、A4用紙にびっしりと書かれた注意事項を読むところから始まります。
書いてあることは他のキャンプ場と同じような内容なのですが、管理人さんからの口頭説明が無いため、読むところから始まるという点が特徴ですね。
また、キャンプ場の至るところに注意書きがあります。雲見夕陽と潮騒の岬オートキャンプ場は、西伊豆屈指の撮影スポットでもある為、キャンプ以外での無断出入りで苦労されてるのだと見受けられます。
注意書きは沢山ありますが、これは管理人さんがしっかりと管理されているということです。きっと夜中に騒ぐキャンパーさんも居ないと思います。ソロキャンプや、ファミリーでゆっくり楽しみたいキャンパーさんにはとてもありがたいキャンプ場ですよね。
管理棟
ドーム型の建物の中に管理錬があります。受付、売店、炊事場、トイレ、シャワールーム、ランドリーが全てこの建物の中にあります。ドームの中はとても広く、雨の日は大変ありがたい施設です。
トイレ
トイレのはとても広いです。いつも綺麗に清掃されています。嬉しいことにウォシュレット付きです。キャンプ場でここまでゆったりとしたトイレはなかなか見かけません。
シャワールーム
シャワールームはトイレに入ったところの隣のあります。脱衣所も完備で、こちらもゆったりとしたスペースが設けられています。利用が無料なのが嬉しいですね。利用時間は7時~11時、13時~22時となります。
炊事場
炊事場も広く作られています。テーブルがあるのでとても便利ですよ。嬉しいことに12月~3月まではお湯が出ます。ここまでゆったりとした炊事場はあまり見かけません。洗い物も苦になりませんね。22時以降の洗い場の使用は禁止ですので早めに洗い物を済ませましょう。
炊事場横にはゴミ捨て場があります。分別は、缶と瓶、その他となります。ゴミが捨てられるのは嬉しいですね。
ランドリー
トイレ入口奥に2台あります。洗濯機の利用が200円、乾燥機は300円で使えます。長期滞在では強い味方になりますね。
ロッジ
海が見える上段のキャンプサイトに2棟あります。残念ながら海沿いではない為、ロッジ内から絶景を楽しむことはできません。エアコン、冷蔵庫、電子レンジ、食器付きですが、寝具、調理器具、屋外用照明器具は持ち込みとなります。ロッジ内は禁煙です。
絶景が望める広場
ここからが雲見夕陽と潮騒の岬オートキャンプ場の売りとなる施設紹介となります。まずは広大な駿河湾と、千貫門越しの富士山、そして美しい夕日を眺めることが出来る広場です。広場のみ芝生が敷かれているので、すぐに分かると思います。灰皿完備なので喫煙者にはありがたいですよね。
展望台
広場の裏から険しい山道を上ると展望台があります。展望台までの道のりは予想以上にハードなので、サンダル等で登ることはできません。広場からの景色以上に絶景を楽しむことができるホットスポットです。
展望風呂
雲見夕陽と潮騒の岬オートキャンプ場で最大の売りの施設いえば、間違いなく展望風呂です。海が見える上段のキャンプサイトの、海側の一番良い場所にあります。
貸切で入浴可能で、お風呂場から絶景を堪能できるうえに、なんと無料です。展望風呂の為にリピートするキャンパーさんも多い、超人気施設なのです。展望風呂は予約制ではない為、早いもの勝ちです。展望風呂を利用中は赤いランプが点灯します。
季節によって異なるようですが、貸切または男女別2時間交代のどちらかとなります。利用時間は6時から10時と14時から22時です。シャワーは無く、蛇口のみのようです。シャンプーやボディソープは持ち込みとなります。
この日はキャンプ場が満サイトだったこともあり、残念ながら入浴できませんでした。入浴待ちの列ができるほど人気のお風呂。一度は入ってみたいものです。
キャンプサイトの特徴
雲見夕陽と潮騒の岬オートキャンプ場の、キャンプサイトの特徴を写真付きでご紹介いたします。
サイトは上段と下段に分かれています。全28サイトで、全てのサイトで有料で電源を使うことができます。電源は20Aです。
絶景を楽しむなら上段の海沿いサイト
上段のサイトが、海が見える展望サイトとなります。但し全部のサイトから海が見えるわけではなく、海沿いサイトに限られます。
今回は海沿いサイトが埋まっていたので取れませんでしたが、海沿いのサイトはこのような雰囲気です。柵や垣根があるため、座ったままだと海は見えませんよ。
上段サイトの海が見えないサイト側には背後に高い垣根があり、景色は見えません。今回は上段サイトの海沿いでないサイトでキャンプをしました。
海沿いサイト越しに微かに海を見ることが出来ます。絶景を楽しむのであれば上段の海沿いサイトをおさえたいところです。
管理錬が近く、風の影響が少ない下段サイト
下段サイトからは景色を楽しむことができませんが、石垣に囲まれた位置にあるので海風を受けにくいことと、トイレや炊事場が近いところが売りです。ちょっとした遊具もあるので、お子様連れのキャンパーさんには嬉しいですね。
サイトの地面の特徴
サイトの地面は砂利です。砂利なのでテントやタープ、キャンプギアに汚れが付きにくいので好ポイントです。管理人さんがいつもサイトの手入れをされているので、雨の日の水はけも良いということでした。
傾斜はあるの?
傾斜は全くありません。とても綺麗に整備されていて、ゴミ1つ落ちていませんよ。あまりにもしっかりと整備をされすぎているので、一見駐車場のような雰囲気になっています。
ペグの刺さり具合は?
ペグは刺さりづらいです。プラスチックのペグやハンマーでは打ち込むことは困難でしょう。鍛造製のペグや、しっかりとしたハンマーが必要になりますよ。
サイトの広さ
サイトは広くありません。テントとタープ両方を設営したい場合、かなり計算して設営する必要があります。大型のツールームテントだと、テントによっては車を停めるスペースを確保できないかもしれません。
プライベート感
サイト間はロープで区切られているだけなので、プライベート感はゼロです。車を停めるときもサイト内の道路が狭い為、出入りのことを考えて停める必要が出てくると思います。
雲見夕陽と潮騒の岬オートキャンプ場で絶景を楽しむ方法
雲見夕陽と潮騒の岬オートキャンプ場で絶景を楽しむ方法は色々あります。どのようなシチュエーションで楽しみたいかで方法は変わってきますよ
テントサイトから絶景を楽しみたい
テントサイトから絶景を楽しみたいのであれば、上段の海沿いサイトをおさえることが必須となります。
海沿いサイトはA10~A17の8サイトです。特にA17サイトは、唯一遮蔽物が無いサイトで、座ったまま海が見えます。真っ先に埋まるサイトでもあります。
雲見夕陽と潮騒の岬オートキャンプ場は予約制ですが、サイトの指定まではできません。受付時に開いているサイトを選んで設営するスタイルとなっています。どうしても海沿いサイトをおさえたいのであれば、アーリーチェックインをすることになります。
雲見夕陽と潮騒の岬オートキャンプ場のチェックインは13時です。(オフシーズンのチェックイン時間は12時から)アーリーチェックインについては、30分単位で大人1人につき100円(中学生以下は1人50円)の割増料金が発生します。
何時にアーリーチェックインするかは駆け引きになるかと思いますが、チェックアウト時間の11時よりちょっと前を狙っていくのが一番良いのではと思いますよ。
上段の海沿いサイト以外からも絶景を楽しみたい
上段の海沿いサイトはすぐに埋まります。そうなった場合、絶景は見ることが出来ないのかというと、そんなことはありません。先ほどご紹介した「広場」と「展望台」と「展望風呂」から、絶景を楽しむことができます。
テントサイト内から景色を独り占めは難しくても、その場所に行けばいつでも絶景を楽しむことが出来るわけです。
こちらの写真は、「広場」から撮影しました。天気にも恵まれて、千貫門越しに富士山を眺めることができました。
雲見夕陽と潮騒の岬オートキャンプ場は、その名のとおり、夕日が大変美しいキャンプ場です。日没前は「広場」と「展望台」は人だかりになります。本当に美しい夕日ですよね。
「展望台」からの風景です。「広場」よりも高台にあるため、更に全体を見渡すことができます。広大な海を眺めているだけで、いくらでも時間が流れていきますよね。
キャンプをしないで絶景を楽しむ方法がある
雲見夕陽と潮騒の岬オートキャンプ場では、キャンププラン以外にも見学プランがあります。西伊豆屈指の撮影スポットだけあって、こういったプランがあるのは嬉しいですね。1人200円の入場料で、1時間キャンプ場に入ることが出来ます。1時間を超える場合、延長30分に付き100円です。日没以後の滞在や入場、早朝の入場の場合は、宿泊料金になりますのでご注意くださいね。
雲見夕陽と潮騒の岬オートキャンプ場はこんなキャンパーさんにお勧め
絶景で有名なキャンプ場ですが、魅力はそこだけではありません。こんなキャンパーさんにはお勧めと思った点を纏めますね。
お風呂が大好きなキャンパーさん
出典:赤井浜温泉露天風呂展望風呂目当てのリピーターさんが多いこともあり、もしかすると絶景よりも売りなのかもしれません。プライベート感満載のお風呂場から絶景を眺めるなんて、なかなかできないことですよね。
参考:西伊豆・雲見温泉観光協会 無料立ち寄り湯案内
冬キャンプのデビューに
雲見夕陽と潮騒の岬オートキャンプ場には1月2日から1泊してきました。この日の最低気温はなんと9度。寒い時でも最低気温がマイナスになることは滅多に無いそうです。全サイトに電源のオプションもあり、下段サイトであれば海からの強風も受けにくいので、冬キャンプのデビューにはとても最適ではないでしょうか?
キャンピングカーの利用で
この日、キャンプ場の半数がキャンピングカーを利用したキャンパーさんでした。キャンプ場内がしっかりと整備された平地ということもあり、キャンピングカーのキャンプ需要が高いようです。
夏のファミリーキャンプに
出典:雲見海水浴場キャンプ場から徒歩20分のところに、「雲見海岸」という海水浴場があります。絶景でプライベート感のある美しいビーチです。夏場は駐車場がすぐに一杯になってしまう人気のビーチですが、キャンプ場からだと車のことを気にしないで良いですよね。
絶景ハンターに
やはり西伊豆屈指のスポットだけに、絶景が好きなキャンパーさんには是非一度足を運んで頂きたいなと思います。西伊豆は至る所が絶景スポットです。キャンプ場をベース地として、絶景巡りを楽しむのも良いのではないでしょうか。
ギア
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