軽井沢の中心地まで車で約15分と好立地にある「ライジングフィールド軽井沢」は、軽井沢屈指の高規格キャンプ場です。北軽井沢にある「北軽井沢スウィートグラス」と並ぶ人気のキャンプ場で、ハイシーズンは予約困難なのですが、オフシーズンは比較的空いていてお得なことが判りました。思い立って「ライジングフィールド軽井沢」に行ってきましたよ。
目次
「ライジングフィールド軽井沢」の魅力
ライジングフィールド軽井沢は、上信越自動車道碓氷軽井沢インターから車で約30分。上信越国立公園内にある標高1200mの立地にあります。
白樺の森林に囲まれた自然豊かなフィールドから浅間山を望む抜群のロケーションです。「ライジングフィールド軽井沢」の魅力をまとめてみました。
広大な敷地面積を誇る自然豊かな高規格サイト
ライジングフィールド軽井沢は4万坪の敷地面積を誇る広大なキャンプ場です。国立公園内にあるので周りに建物は何もなく、大変静かな大自然が広がります。
施設がリゾート地並みに充実した高規格キャンプ場なので、ファミリーや初心者にも安心なリピーターが多いキャンプ場です。
オシャレな非日常空間
ライジングフィールド軽井沢は建物から小物に至るまで、キャンプ場の隅から隅までオシャレです。自然と調和したアメリカンな雰囲気は、とにかくオシャレという言葉しか思いつきません。インスタ映え間違い無しのフィールドなのでベテランキャンパーにも人気のキャンプ場です。
手ぶらでキャンプができる
ライジングフィールド軽井沢では、キャンプ未経験者でも楽しめるサービスが充実しています。手ぶらでキャンプができるBasic Setや調理器具一式をレンタルできるCooking Setをはじめ、単品でのレンタルまで様々です。
キャンプで必要なギアは一通りレンタル可能で、有名ブランドのテントを借りることが出来ます。冬はホットカーペットや薪ストーブのレンタルも可能なので冬キャンプの装備が無い方でも安心です。
レンタル品の詳細は公式ページでご確認頂けます。
無料WiFi完全完備
ライジングフィールド軽井沢ではフリーWifiを利用することができます。どの場所からでもばっちりと電波が届き、回線も安定しているので確実につながります。
フリーWifiサービスのあるキャンプ場は増えてきましたが、一定の場所しか電波が届かなかったり、繋がり辛いことがほとんどなので、期待外れなことが多いです。しかしライジングフィールド軽井沢ではそのようなことは一切ありませんでした。
ファミリーに大人気のアクティビティが充実
ライジングフィールド軽井沢はアクティビティが大変充実しているので、ファミリーキャンパーには大変ありがたいキャンプ場です。センターハウス内にはキッズコーナーがあり、野外には川遊びができる「クリークサイドフィールド」をはじめ、子供の広場、森の散策を楽しむことが出来ます。
しかしなんといっても本格的なアスレチック施設「アウル アドベンチャー」は、最大の魅力かもしれません。有料ですが、遊ぶ価値ありです。
イベントが満載すぎる
ライジングフィールド軽井沢では、頻繁に様々なイベントが開催されています。イベントの種類が多すぎてこちらではまとめることが出来ないので、公式ページから最新の情報をご確認頂けましたら幸いです。
オフシーズンはアーリーチェックイン・レイトチェックアウトが無料
オフシーズンはアーリーチェックインとレイトチェックアウトがサービスになるので9時にチェックイン、15時にチェックアウトが可能になります。
シーズン中はチェックインが13時、チェックアウトが11時で、アーリーチェックイン/レイトチェックアウトは+1000円/時間と有料なので、お得ですよね。季節や混み具合によって変わってくることがあるようなので予約時に確認することをお勧めします。
「ライジングフィールド軽井沢」の施設案内
ライジングフィールド軽井沢の施設を写真付きでご紹介いたします。
センターハウス(管理棟)
キャンプ場入口にあるオシャレな建物で、営業時間は8:30~20:00です。受付と売店、レンタル受付、キッズルーム等があります。
売店には薪と炭をはじめ、キャンプで必要な消耗品やキャンプギアまで販売しています。
更にちょっとしたキャンプ用品店のようなコーナーがあり、テントをはじめとしたギアの購入ができます。忘れ物をしても困ることはありません。
食品や飲み物も充実していて、お菓子やカップラーメン、ソフトドリンク、お酒を売っています。
トイレ(ベース1.3.4.5)
キャンプサイト内に全部で4か所あります。トイレはマメに清掃されていて大変綺麗です。しかも暖房完備なので暖かいです。これは嬉しいサービスです。
個室はちょっと狭いです。温水便座完備ですが、ウォシュレットはありません。ライジングフィールド軽井沢では「ベース」と呼ばれる5ヶ所のサニタリー棟があり、ベース1にはキッズトイレやおむつ替え・授乳室があるのでファミリーキャンパーにはありがたい施設です。
炊事場(ベース2.3.4.5)
キャンプサイト内に全部で4か所にあります。ベース2以外は室内にあり、暖房付きです。全ての蛇口でお湯が出ます。
嬉しいことにベース3.4.5には無料で使うことが出来る冷蔵庫と、食料を置くことが出来る食糧庫が完備です。
シャワー・風呂(ベース1)
管理棟近くのベース1にあります。残念ながら冬季は利用できませんでした。
利用料金は15分300円で、営業時間は7:00~9:00と10:00~23:55です。ボディーソープやシャンプーはありません。
出典:小瀬温泉ライジングフィールド軽井沢にはお風呂がありませんが、徒歩10分のところにある老舗の温泉「小瀬温泉」と提携をしています。利用には管理棟での申し込みが必要になります。
本来は日帰り入浴ができない宿泊客向け温泉なので、キャンプ場の利用者だけが特例で日帰り利用できるオススメの温泉ですよ。
コインランドリー(ベース1)
管理棟近くのベース1に5台あります。乾燥機付きですよ。200円で利用できます。両替機や洗剤等は設置していませんでした。
自動販売機
センターハウスや一部ベースにあります。お酒以外の飲み物が一通り揃っています。ちょっとした時にドリンクを買うことができるのは便利ですよね。
アウルアドベンチャー
本格的なアスレチック施設で、キャンプ利用者以外も利用できます。予約制ですが、命綱を使いながら8メートルの高さのコースを回ったりと、エクストリームな体験ができるホットな施設です。
子供の広場
センターハウスの前にある、無料で遊べるちょっとした遊具がある広場です。本格的なアスレチックが充実したキャンプ場だけあって、こちらの遊具もかなりゴージャスです。
MOONBEAR
センターハウス隣にあるCAFE&BARです。日帰りバーベキューのサービスもあります。オフシーズンだからでしょうか。残念ながら営業していませんでした。
スカイアーク
スカイフィールド前にある多目的ホールです。イベント等で使われる施設のようですね。普段は利用できないようです。
Adventure Field Yee Haw!
頭上8メートル以上の丸太渡りに挑戦できる日本初のキャンプ場×ロープコースなんだそうです。スカイフィールドの奥にあります。
Yee Hawはイベントで利用可能な施設のようで、インストラクター付きでスカイアドベンチャーを楽しむことが出来ます。冬季は開催されないようですね。
クリークサイドフィールド
Adventure Field Yee Haw!奥にある、川遊びや池の水遊びができるエリアです。夏場はファミリーに人気がありそうですよね。
ゴミ捨て場
センターハウスの前にあります。分別は燃えるごみ、カン・びん、ペットボトルといった具合です。燃えるゴミは専用のゴミ袋に入れて捨てます。
灰捨て場
ゴミ捨て場にあります。炭や薪は完全に鎮火した状態で捨ててくださいね。
「ライジングフィールド軽井沢」のサイトレビュー
ライジングフィールド軽井沢のキャンプサイトを写真付きでご紹介いたします。さまざまなスタイルに合わせたテントサイトが用意されているので、種類別にご紹介いたします。
センターフィールド
車を横付け可能な区画サイトで、程よく木々があり、開放感もある最も人気のサイトです。全部で48区画あり、1500ワットの電源付きです。
区画の広さは10x10mと、ツールームテントの設営が可能な広さです。
プライベート感はしっかり確保されていて、隣同士は植栽で仕切られています。
サイトの地面は土で、傾斜は殆ど無い印象です。オートキャンプ第一主義なキャンパーさんはこのフィールド一択ではないでしょうか。
スウィートフィールド
林間に囲まれた6サイト限定の区画サイトです。1500ワットの電源付きで雰囲気が良いのですが、車の横付けはできません。専用駐車場に車を停めます。
区画の広さは10x10mと、ツールームテントの設営が可能な広さです。車を置けない分、センターフィールドよりも広くスペースを活用できるところがメリットではないでしょうか。
プライベート感はそこそこ確保されてます。グループキャンプでの貸し切りも可能ということなので明確な仕切りが無く、開放感があります。
サイトの地面は土で、傾斜は殆ど無い印象です。今回はこちらのフィールドを利用しました。グループキャンプや、林間サイトの雰囲気を楽しみたい方にお勧めなフィールドではないでしょうか。
スカイフィールド
1600坪の広大な芝生広場のフリーサイトです。浅間山を一望でき、大変開放的です。サイト内に車の乗り入れが出来ないので指定の駐車場に車を停めます。
フリーサイトですが1サイト8x8m目安での設営が推奨されています。オフシーズンで混んでいなければ融通が効きそうではあります。
プライベート感はそこそこ確保されてます。兎に角開放感抜群で夕焼けや満天の星空が眺められる、正にスカイフィールドです。
サイトの地面は芝で、傾斜は結構あります。多少不便でも、開放感のあるキャンプを楽しみたい方にはオススメなフィールドだと思います。
野営フィールド
森の中にある区画サイトで25区画あります。名前の通り電源は無く、車の横付けはできません。キャンプ場入口の駐車場に車を停めて、リアカーで荷物を運びます。
区画の広さは5x5mと、コンパクトなテントが設営できる広さです。不便な点は多いですが、その分、料金は良心的です。
離れにある森にあるフィールドなのでプライベート感は確保されています。正に野営感を楽しみたい方向けのフィールドです。
サイトの地面は土で、傾斜はそこそこある印象です。森の中で静かにキャンプを楽しみたい方や、ソロキャンプに向いているフィールドだと思います。
ブッシュクラフトフィールド
2020年新設のフィールドで、ブッシュクラフトの達人、川口拓氏とのコラボ展開なんだそうです。15サイトあります。もちろん電源無し、車の乗り入れ不可です。
区画の広さは3x3mと狭いですが、唯一直火が可能なサイトです。ただし直火炊きは、事前講習(30分程度)を修了した方のみ可能ということです。
野営フィールド同様、プライベート感が確保された森の離れにあるフィールドなのですが、個人的には野営フィールドとの区別がつきませんでした。
サイトの地面は土で、傾斜はそこそこある印象です。定期的にブッシュクラフトの講座も開催しているそうなので、ブッシュクラフトにチャレンジしたい方にはオススメのフィールドです。
タタンカ
丸太フレームのオリジナル常設テントサイトです。利用期間が4月下旬から11月下旬までなので、今回は閉鎖していました。
サイト数は15あり、ウッドデッキに立つテントの前室は3x3mの広さがあり、テント居室は3x3mの広さです。
テントの設営が不要なところがメリットではありますが、それ以外のキャンプ道具は必要です。また、電源は無く、車横付け不可なので好みが分かれそうです。
リッジロッジ
2021年にリニューアルした、タタンカの上位ランクのサイトとでもいいましょうか。1500ワットの電源付きで車の横付けが可能な、通年利用できる大型常設テントサイトです。
サイト数は15あり、テント居室は4.5m×6mの広さです。はっきりいって家です。とても快適そうですよね。
リッジロッジでは二段ベット式コット4台、テーブル、室内照明、コード式ランタン、ピクニックテーブル(屋外)、タープ、卓上BBQグリル付きなので、旅行気分でキャンプが出来ます。
キャンプ場全体の水はけのよさは?
水はけは正直かなり悪いです。当日は晴れていましたが、早朝に凍結した地面が溶けてぬかるんだ状態でした。土も粘土質でテントやギアが汚れます。雨が降ると本当に大変だと思います。
ペグの刺さり具合は?
ペグの刺さり具合は少しだけ固い印象です。場所によってはペグが石に当たることがありますが、ずらしてペグを打ち直せばスムーズに刺さります。
ライジングフィールド軽井沢の注意事項
「ライジングフィールド軽井沢」で事前に知っておきたい情報をまとめました。
有料道路を使わないとキャンプ場に入れない
ライジングフィールド軽井沢は、有料道路「白糸ハイランドウェイ」を通らないと入ることが出来ない場所にあります。また、歩行者や自転車、125㏄未満バイクの通行はできないのでご注意ください。
キャンプ場でチェックインを済ませると、有料道路の通行パスを受け取ることが出来るので、キャンプ中の車移動では通行料が免除されます。
専用のゴミ袋でないとゴミを捨てることが出来ない
キャンプ場で受付を済ませると、専用のゴミ袋をもらうことが出来ます。専用のゴミ袋以外はゴミを捨てることが出来ないキャンプ場は珍しくありませんが、ライジングフィールド軽井沢ではゴミ袋にマジックでフルネーム記載が義務化されています。
キャンプサイト内は一方通行
キャンプサイト内へは車で入ることが出来ますが一方通行です。センターハウスから時計回りに進みます。標識がニューヨークの雰囲気でお洒落ですよ。
オフシーズンは本当に寒い
標高1200メートルにあるキャンプ場で大変寒いからでしょうか。オフシーズンは予約が取りやすいキャンプ場でした。
実際のところ本当に寒く、この日は運よく雪は降りませんでしたが、朝は地面が凍り、テントにも氷柱が出来ていました。12月あたりから雪も降るのでしっかりとした冬装備が必要になりますよ。
一般的なキャンプ場より割高
これだけ区画が広大で高規格なキャンプ場なので当然といえば当然なのですが、一般的なキャンプ場より割高です。利用するキャンプサイトによって料金も変わってきます。
さらに料金体系が「レギュラーシーズン」「ハイシーズン」で異なります。ハイシーズン中はキャンプサイトによっては金額が大台を超えます。
冬キャンプ慣れしたベテランキャンパーにお勧めしたい高規格キャンプ場
「ライジングフィールド軽井沢」は、シーズン中は予約困難な超人気のキャンプ場ですが、オフシーズンは穴場でお得なキャンプ場でした。
オフシーズン中は閉鎖される施設やサービスが多々ありますが、チェックイン・チェックアウト時間がサービスになったりとお得感もあり、予約も比較的取りやすいので、大自然の中、静かにキャンプを楽しみたい冬キャンプ慣れしたベテランキャンパーにお勧めしたいキャンプ場でした。
と同時に、「ライジングフィールド軽井沢」がシーズン中、予約困難な理由が良くわかりました。避暑地で人気の軽井沢という立地にあり、自然感満載な広大なフィールドと、プライベート感がしっかり確保された高規格キャンプ場なので、夏のリゾートをたっぷり満喫できること間違い無しです。
さらにイベントやアクティビティが充実しているので家族の思い出作りには最高のキャンプ場ではないでしょうか。夏に改めて訪れたいと思いました。
ギア
このライターが書いた他の記事
- 日毎
- 月間
- 殿堂
とことん山キャンプ場でとことんキャンプ!いつでも何度でも入れる露天風呂でリフレッシュしてきました!
いつでもどこでも釣りを楽しめる!DODから手のひらサイズの『釣りボトル』が新登場
化女沼・古代の里で家族みんなでBBQ!無料でキャンプも可能な公園でした!
北海道「クッチャロ湖畔キャンプ場」はラムサール条約登録湿地の湖畔に位置する静かなキャンプ場です
影遊びで大人も子どももときめく!新しいキャンプ体験『サジェクション』が創る自由な空間の魅力とは
限定デザインで特別なクリスマスを演出!コールマンから雰囲気たっぷりのランタンが登場
北海道小樽市に観光とアウトドアの両方が楽しめる新グランピング施設が誕生
学校橋河原キャンプサイト詳細|焚き火も可能で超人気の無料キャンプスポット紹介
ワンちゃんと一緒にキャンプに出掛けよう!クイックキャンプからサークルとアンカーが新登場
冬キャンプの結露対策どうしてる?タープやマットでテント濡れを防ごう
3面構造で炎の揺らめきを存分に楽しめる良コスパ薪ストーブがVASTLANDから発売
化女沼・古代の里で家族みんなでBBQ!無料でキャンプも可能な公園でした!
学校橋河原キャンプサイト詳細|焚き火も可能で超人気の無料キャンプスポット紹介
北海道「クッチャロ湖畔キャンプ場」はラムサール条約登録湿地の湖畔に位置する静かなキャンプ場です
とことん山キャンプ場でとことんキャンプ!いつでも何度でも入れる露天風呂でリフレッシュしてきました!
どうしても落ちない頑固な「焚き火の匂い」の救世主!asobitoがまさかの洗剤を発売開始
徒歩10分の山小屋「長衛小屋」南アルプス登山のベースキャンプ地でキャンプを満喫できる
影遊びで大人も子どももときめく!新しいキャンプ体験『サジェクション』が創る自由な空間の魅力とは
北海道小樽市に観光とアウトドアの両方が楽しめる新グランピング施設が誕生
アルコールストーブの燃料は消毒用・除菌用アルコールで代用できる?アルストの燃料について考えてみた
茨城県の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット11選
埼玉県の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット15選
神奈川県の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット20選
千葉県の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット14選
東京都の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット14選
群馬県の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット10選
キャンプで使えるロープワーク一覧+ロープのまとめ方【15種類】
東北で冬キャンプができるキャンプ場32選!通年営業のおすすめキャンプ場一覧
関東のおすすめキャンプ場30選!現地取材で分かった本気でおすすめできるキャンプ場一覧
オピネルナイフ全サイズの大きさ比較【おすすめサイズは何番?分解しない方が良い?】