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尾瀬へ子連れ日帰りハイキング!初心者におすすめの定番コースと注意点

梅雨の中休みだった2020年6月27日土曜日。初めての尾瀬で子連れ日帰りハイキングを楽しんできました。

尾瀬って「一生に一度は行ってみたい場所」のひとつである人も少なくないのではないでしょうか。ただ、実際に「行こう」と考えた時、そのコースの多さに迷ってしまう人も多いのでは?(←私)

特に子どもと一緒に行こうと思った場合「より多くの迷い」が…。というわけで、今回我が家が「子ども達と日帰りで歩いたコース」を詳細にお伝えすると同時に、注意点についてもまとめましたのでご紹介したいと思います。

はれうさぎ

ファミリーキャンプ歴5年目の主婦。登山好きな夫の「テントはコンパクトに!」のこだわりのもと、夫は独身時代から愛用しているソロテントで、私と子ども2人は3人用テントで寝るという別居スタイルでキャンプを楽しんでおります。

尾瀬で子連れ日帰りハイキング

oze0001尾瀬の木道と仏至山

「はるかな尾瀬~♪」の歌と「水芭蕉」で有名な尾瀬は、群馬・福島・栃木・新潟の4県にまたがる湿地帯です。

一口に「尾瀬」と言っても入山口やコースは複数あり、その行程の難易度も様々。

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今回は、群馬県にある「鳩待峠」から入山して、初心者向けのコースを7歳(小1)と5歳(幼稚園年長)の子ども達と一緒に日帰りハイキングをしてきました。

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尾瀬トレッキングのコース選びについて

oze0004「鳩待峠」に置いてあったパンフレット

尾瀬のトレッキングコースは数パターンあります。難易度や、日帰りか?途中「山小屋」や「テント」で泊まるか? などによってもそのルートの選択肢は様々です。

昨年の紅葉の季節に尾瀬に行こうと考えた時は、どのコースを狙っていくべきか?についてものすごく迷った結果、11月のシーズンオフ(閉山) に至ってしまい行けず仕舞いに…。

息子と娘は、これまでに2~3時間までのトレッキングは何回か経験しているのですが、3時間以上かかるものは未経験。

どのコースなら子ども達でも長時間「楽しみながら自分の足で歩けるか?」を考えすぎてわからなくなってしまったんですよね。

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それが、今年は新型コロナウイルス感染症の影響で、6月中は尾瀬の様々な施設や入山口が閉鎖されていましたので選択肢が絞られました。

6月中は利用可能な入山口が群馬県側の「鳩待峠」と「富士見下」のみ。梅雨で雨の日も多く「土日が連日晴れの週末」を狙うのはなかなか困難。

というわけで、日帰りで「富士見下」よりもメジャーで難易度の低い「鳩待峠」から入山するコースを選ぶことにした次第でございます。

鳩待峠~山ノ鼻~牛首分岐小さな子どもでも大丈夫?

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今回、尾瀬自体は日帰りですが、トレッキング後はゆっくり体を休めたかったので尾瀬近くの宿に泊まることにしていました。

宿は鳩待峠へ向かうバスが出ている「戸倉駐車場」から5分ほどのところにある温泉宿

「鳩待峠」から尾瀬に入ることを決めたものの、入山する前に「注意点」などをもう少し具体的に知りたくなりまして。宿の方に「鳩待峠から尾瀬に入るコースについて」いくつか質問をさせていただきました。

oze0007ちなみに、6/27時点で尾瀬の水芭蕉はもうほぼ終わり

【Q&A】Q:私/A:宿の方

Q. 自宅から宿(尾瀬付近)まで車で約3時間かかるので、尾瀬のスタートは10時くらいになるけど大丈夫?

A. 尾瀬らしい景色をしっかりと楽しみたいのであれば10時だと少し遅い(物足りない)かも。


Q. 今回は、尾瀬をガッツリ見つくしたい!というよりは、子連れで無理なく「行ける範囲だけ見て周る感じで良いのですが…

A. それならその時間からでも、鳩待峠~山ノ鼻まで行って、研究見本園方面・牛首方面は時間を見ながら散策…くらいは大丈夫でしょう。


Q. 子どもが小学校1年生と幼稚園児なんですが大丈夫そうですか?(道は子どもでも歩けそうですか?)

A. 小学生なら1人でも歩けると思います。幼稚園児は親が抱っこした方が良い場合もありそうですね。あ、幼稚園といっても年長さんですか。それなら自分の足で歩くもの大丈夫だと思いますよ。


Q. 雨続きで道がぬかるんでる所も多いと聞きます。大人はトレッキングシューズがあるのですが、子どもはスニーカーしかありません。ぬかるみが深いのであれば長靴もあった方がいいのか?とも思いつつ、長靴はスニーカーより滑りやすそうでどうしたらいいか迷っています。

A. トレッキングシューズが一番ですが、ぬかるみは「深い」というわけではないです。

結果、子ども達は長靴は無しで普段履きなれているスニーカーのみで行きましたが、特に困る場面はありませんでした。

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はれうさぎ

もちろんトレッキングシューズがあればそれが一番だとは思います。

鳩待峠~山ノ鼻~牛首分岐コース詳細レポート

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それでは、鳩待峠~山ノ鼻~牛首分岐までの尾瀬トレッキングについて具体的にレポートしていきますね。

尾瀬日帰りハイキング行程

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日付:2020/06/27(土)

【09:35】1. 戸倉駐車場到着
【09:40~10:08】2. 戸倉駐車場出発 ~ 鳩待峠駐車場
【10:08~10:16】3. 鳩待峠駐車場 ~ 鳩待峠入山口
【10:16~11:24】4. 鳩待峠入山口 ~ 山ノ鼻
【11:24~11:42】5. 休憩(山ノ鼻)
【11:42~11:48】6. 研究見本園方面散策
【11:48~12:51】7. 山ノ鼻 ~ 牛首分岐
【12:51~13:08】8. 休憩(牛首分岐)
【13:08~13:44】9. 牛首分岐 ~ 山ノ鼻
【13:44~13:47】10. 休憩(山ノ鼻)
【13:47~15:09】11. 山ノ鼻 ~ 鳩待峠
【15:09~15:13】12. 鳩待峠 ~ 鳩待峠駐車場
【15:20~15:47】13. 鳩待峠駐車場 ~ 戸倉駐車場

「鳩待峠」から入山し「山ノ鼻」を経由し「牛首分岐」で折り返して「鳩待峠」へ帰ってくるコースで、3回の休憩含めて合計約5時間のハイキングとなりました。

1. 戸倉駐車場到着

oze0100戸倉駐車場到着(09:35)

朝6時半ごろに家を出て、9時過ぎに群馬県の片品村にある宿に到着しました。

乗ってきた車は宿に停めさせていただき、戸倉駐車場までは宿の方が車で送迎(宿から片道5分) してくれるというサービスがあり、それをお願いしました。戸倉駐車場の駐車料金は1000円なので、その分お得になるというわけです。

戸倉駐車場からは、乗合バスに乗ります。

バスの他に、乗合タクシーも運行していて9人乗りジャンボタクシーや5人乗りタクシーが相乗りで利用可能です。

2. 戸倉駐車場出発~鳩待峠駐車場

oze0200戸倉駐車場出発(09:40)~鳩待峠駐車場(10:08)

バスに乗っている時間は約30分です。

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鳩待峠駐車場に着いた後は、鳩待峠の入山口へ進みます。

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ここからのトイレは全て有料(100円)となります。

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鳩待峠の駐車場では荷物運搬用のヘリが作業をしていてなかなかの迫力でした。

3. 鳩待峠駐車場~鳩待峠入山口

oze0300鳩待峠駐車場(10:08)~鳩待峠入山口(10:16)

鳩待峠駐車場から歩いて3分ほどの場所にある入山口へ向かいます。

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「鳩待峠休憩所」のすぐ前が入山口となります。

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入山口前の看板には「新型コロナウィルス感染症拡大防止」にともなう注意事項が書かれていました。

【注意事項】

  • 咳や発熱等の症状がある方は入山をご遠慮下さい。
  • 咳エチケット(マスクやハンカチ等で覆う)をお願いします。
  • 入山者同士、充分な距離を取っていただくようお願いします。
  • 尾瀬の山小屋は営業を遅らせております。入山の際にはご注意下さい。
  • 救助活動が従来通りにおこなえなくなっている事をご理解下さい。

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雑草の種子を持ち込まない為に靴底に付着した種子を緑のマットで落とし、いざ入山です。

4. 鳩待峠入山口~山ノ鼻

oze0401鳩待峠入山口((10:16)~山ノ鼻(11:24)

鳩待峠から山ノ鼻までの道は、小さなアップダウンはありつつも、基本的には「ゆるやかな下り道」となります。

入山してすぐの道は、たまに木の階段もありつつも「石がメインの道」がしばらく続きます

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前日まで雨だったこともあり、土がぬかるんだり石が濡れていて滑りやすくなっているので注意深く進みます。

「尾瀬で滑って骨折した」という情報もネットで見かけていたので、子ども達が滑らないように手をつなぎ、慎重に慎重に歩いていたところ…

なんと!夫が滑って転倒しました! (夫=画像の「とうちゃん」)

え?!子どもじゃなくてそっちかい!

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夫もモチロン気をつけて歩いてはいたと思うのですが、それでも滑って転倒しました。しかも特に道が険しいわけでもなく、夫が激しい動きもしたわけでもないタイミングで滑ったのでこちらもビックリ。

oze0404おそるべし…濡れた石道

幸い擦り傷程度で大きなケガはしておりませんが、改めて気が引き締まる思いがしたアクシデントでした。子ども達はそれを見て「ほんまに滑って危ないんや!注意せな」と強く感じてくれたようで。

このアクシデント以降「より慎重に」歩いてくれるようになったのが不幸中の幸いではありましたが。鳩待峠を出てすぐしばらく続く「濡れた石道」は要注意ポイントですね。

といっても、帰り道では行きほど道は濡れておらず(日中に乾いた?) あまり危険を感じませんでしたので、この辺の道が「いつも濡れていて滑りやすい」というわけではなさそうではありました。

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10分も歩くと石道はなくなり、木道が続くようになります。石の道より断然歩きやすいですね。

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綺麗な川も流れていて、そんな景色を楽しみつつ進んで行きます。と言っても、濡れた石道の区間では「子どもが滑らないように」注意するの精一杯で、景色をゆっくり見る余裕は正直ありませんでした。

が、木の道になったあたりから親子ともども景色も楽しむ余裕が出てきましたよ。

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延々続く、木の道を進みます。

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子ども達も「色々なもの」を観察しながら進みます。

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小さなタマゴ状の何か (キノコ?) を発見したり。

oze0410ギンリョウソウ:別名ユウレイタケ

なんとも可愛い花々を眺めたり。

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「すれ違い時、転落に注意してください」の看板が出ていた場所もありつつ。

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とはいえ、すれ違いがなければそれ程の危険は感じませんが、注意しながら進みます。

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「鳩待峠~山ノ鼻」までの道は、大きなアップダウンがほとんどありませんが、「すれ違い時、転落に注意してください」の看板が出ていたこの辺だけ大きく下る形となっていました。

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「玉虫だ!」と興奮しかけましたが、玉虫ではなくて玉虫色のカミキリ虫 (ミドリカミキリ) 。いずれにしても「美しい虫」を見つけたことで親子ともどもかなりテンションアップ。

oze0415スダヤクシュ

小さな花がかわいいスダヤクシュは漢字で書くと『喘息薬種』。喘息の薬になったことがその由来なんだとか。

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クマ追いのベルを鳴らす子ども達。尾瀬には普通にツキノワグマが生息しているとのこと。「クマよけの鈴」をリュックに着けている方が沢山いました。(我が家も)

そうこうしていると、何やらワッサーと茂り倒している植物が… ↓

oze0417ワッサー

え?もしやアナタがあの有名な『水芭蕉』?

そうなんです。この「狂暴化した青梗菜(チンゲンサイ)」のごとくモリモリと一面に生えている植物は「水芭蕉」の葉っぱでした。

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はれうさぎ

イメージと違う!

「水芭蕉」って花が終わった後は、あのこじんまりした可愛らしい形のまま儚く朽ちていくのかと勝手に想像していたのですが、花が終わってもめっちゃ元気に成長してました。笑

oze0418オオレイジンソウ

オオレイジンソウはトリカブトの親戚の植物で、トリカブトと同じく有毒なんですって!

oze0419コバケイソウ

コバケイソウもかなり強い毒をもち「絶対に食べてはいけない植物」の一つなんだとか。

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と、ここまで 色んな植物や虫などを見ながら楽しく歩いてきたのですが、急に娘が不穏な雰囲気に。どうも延々続く木の道に突然不安を感じてしまった模様。

「同じ道(木の道)がずっと続くけど、これってもしかして終わりがないんじゃないの?」

「地獄みたい! 」(←え?地獄!?)

どうやら空があまり見えない薄暗い中で延々続く木道が、絵本で見た「地獄」のイメージと重なってしまったよう。

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大きな岩があるあたりに来ると、空も開けてきて「山ノ鼻」はもうすぐです。空が大きく見えてくると娘もホッとしたようで一安心。

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川上川の橋を渡る頃には、景色も明るい色に。(地獄感が薄まった)

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橋を渡った先には、ベンチがある休憩所があります。

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お茶を飲んでおせんべいを食べ休憩タイム。ここがゴールだと勘違いした娘は、まだ先があることを知ってご立腹。

ゴールはまだまだ、しかも最終的には折り返して元の場所(鳩待峠)に戻るという事実を娘にどうやった伝えようか迷う母(私)…。

上手いセリフが思いつかず、「ゴール (ではないけど、第一関門の山ノ鼻) はもうちょっとだよ」とごまかしてしまいました。

ごめんよ、娘!

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というわけで、「山ノ鼻」まであと少し!引き続き歩きます。

oze0426サンリンソウ

↑サンリンソウとウリフタツな花としてニリンソウもあるそうで、その違いを読んでみたところ、たぶんこちらはサンリンソウ。

oze0427タニウツギ

oze0428ミヤマカラマツ

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ゴール (ではないけど、第一関門の山ノ鼻) が見えて来ました!

5. 休憩(山ノ鼻)

oze0500山ノ鼻で休憩(11:24~11:42)

oze0501仏至山荘

山小屋である「仏至山荘」が見えてくると、そこはもう「山ノ鼻」です。

oze0502尾瀬ロッジ

山ノ鼻には、「仏至山荘」「尾瀬ロッジ」「山ノ鼻小屋」と3つの山小屋があります。

oze0503山ノ鼻小屋

我が家が行った時期はいずれもまだ営業はしていませんでした。

oze0504山ノ鼻キャンプ場

山ノ鼻キャンプ場だけは5/23から利用可能となっていましたが、この時間(11:24)にはまだテントはひとつもありませんでした。

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はれうさぎ

帰りの時刻14時前には沢山のテントが張られていましたよ。

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上記の写真は、鳩待峠入山口付近にあった「山ノ鼻キャンプ場」についてのお知らせ看板です。

今回行った(6/27)は予約無しで利用出来る時期でしたが、7/1以降は予約が必要となるとのこと。

oze0506至仏山荘のcafe

cafeは営業していませんでしたが、外のベンチを利用したり中に入って休憩等はできるようでした。

oze0507山の鼻ビジターセンター

至仏山荘の隣には「山の鼻ビジターセンター」があり、そちらは一部制限はありつつも利用できるようになっていました。

oze0508奥の建物がトイレ

山ノ鼻にあるトイレはログハウス調です。

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ここでもトイレは1回100円と有料となっています。

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仏至山荘前のテーブルで持ってきたパンとおにぎりを食べてランチ休憩としました。

我が家は手軽に済ませてしまいましたが、同じく休憩されている方の中にはガスバーナーとコッヘルでアウトドア感満載にお茶タイムを過ごされている方もいて素敵でした

6. 研究見本園方面散策

oze0600研究見本園方面散策(11:42~11:48)

山ノ鼻には「至仏山(しぶつさん)」への登山口 があります。

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「至仏山」への登山口の横には「植物研究見本園」の散策道もあり、大周りで30分、小回りで20分のコースとなります。

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我が家は「山ノ鼻」から「牛首分岐」へ向かう予定でしたが、間違ってこちらの「植物研究見本園」の散策道に入ってしまいました。

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広がる青空の下、フワフワのワタスゲが沢山生え、鮮やかなオレンジ色のレンゲツツジが咲き乱れる風景は、薄暗い鳩待峠からの景色とは一変して「極楽感」が満点!

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道の間違いにはすぐに気づき、散策道は約5分ほどで引き返してきましたが、こちらの景色(お花畑) を見て娘のテンションも復活してきたようです。

oze0605ワタスゲ

とにかく生えまくっているワタスゲがめっちゃかわいい。

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ここでも、超ビッグな水芭蕉(の葉) と出会いました。笑

7. 山ノ鼻~牛首分岐

oze0700山ノ鼻(11:48)~牛首分岐(12:51)

改めて、山ノ鼻から牛首分岐方面(尾瀬ヶ原方面)に進みなおします。こちらの道も、明るい空の下、沢山の花が咲いていますので子ども達の足取りも軽いです。

oze0701ヒオウギアヤメ

「ヒオウギアヤメ」は花弁の基部にある線が黄色と白の網目模様。

oze0702カキツバタ

こちらは「カキツバタ」で花弁基部の筋が白いのが特徴です。

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ここにもクマよけのベルがありました。

oze0704リュウキンカ

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原の川上橋がかかるヨッピ川 (川上川)。川の小石が全て赤味がかっているのが気になる息子。

「どうして石がみんな赤いの?川の水も赤く見えるね」

母(私)、答えられず。(うーん?鉄分?たまたま?ごめん、わからん!)

oze0706スミレサイシン

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原の川上橋を越えてすぐのところで初めて「水芭蕉の花」を発見!

今回、歩いた尾瀬のコースの中ではこのポイントだけ数本の花が残っていましたよ。

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進行方向(尾瀬ヶ原方面)の向こうに見えるのは、燧ヶ岳(ひうちだけ・ひうちがだけ)。

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子ども達から何度か「ゴールはどこ?」と言われはじめましたが、折り返し目標地点である「牛首分岐」は見えず。

「もうちょっとだよ!たぶん、家からスーパーに行く距離くらい!」と、完全に適当な言葉しか返せない母(私)…。

oze0710ウラジロヨウラク

道の終わりは見えないながらも、かわいい「花」や普段見かけない「生き物」がいたるところにあるので、子ども達は興味津々で楽しそうです。

oze0711オタマジャクシがいる!

青いイトトンボと赤いイトトンボが沢山飛んでいて、初めて見た子ども達はとても気に入った様子。

oze0712飛んでるイトトンボを写真に撮るの無理すぎる!

「かあちゃん!あそこ!イトトンボいる!写真撮って!撮ってってば!ちゃんと撮れた?」

と、子ども達から何回も言われたのですが…めっちゃ動いてるし、小さいしで無理でした。

oze0713ニッコウキスゲ

尾瀬では「水芭蕉」に次いで有名な「ニッコウキスゲ」も少しだけ咲いていました。見頃は7月に入ってからですね。

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波がなければ沼に燧ヶ岳(ひうちがたけ)が逆さに映るという「逆さひうち」ポイントの目印が出ていた場所。

逆さひうち

肉眼では光の関係で「逆さひうち」が見えなくて「残念~」と思いつつ適当に撮った写真でしたが、わずかながら「逆さひうち」が写っていました。

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橋を渡ってしばらく歩いていくと、見えてきました「牛首分岐」!

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牛首分岐については、もう少し遠目にでも解る目印みたいなものがある場所だとばっかり勝手に思い込んでいたので、何も無い場所(ベンチはある)でちょっと拍子抜け。

8. 休憩(牛首分岐)

oze0800牛首分岐で休憩(12:51~13:08)

鳩待峠からここまで約2時間半で到着。「牛首分岐」が折り返し地点となります。

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ひとまず休憩。

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前半(鳩待峠~山ノ鼻)の道では景色が暗めで娘が不穏な空気になりはしましたが、後半(山ノ鼻~牛首分岐)の明るい景色では気分も持ち直し、ここまで楽しく歩いて来れました。

が、問題はここからです。

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ここまで歩いて来た道を今から引き返す事を知らない子ども達と、それをここまで口に出せなかった父と母(私)…。

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このタイミングでハッキリと「ここから今来た道を引き返す」旨を子ども達に伝えた所、キレ倒す娘。

うん。わかるよ…。私があなたでも「え?意味わかんない!」って言うと思う。

9. 牛首分岐~山ノ鼻

oze0900牛首分岐(13:08)~山ノ鼻(13:44)

というわけで、今来た道を引き返します。

息子もここまで「ゴールはもうすぐ」と思って歩いていたので、ここから引き返すと知って「え?」とショックを受けておりました。

が、程なく気持ちを切り替え「来た道帰るのは嫌だけど、まだ全然しんどくないから大丈夫!(←親はもう既にそこそこしんどいのに凄いな)」と歩いてくれていたのですが、娘のショックは長引きました。

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あまりに娘が怒り泣き続けるので、とうちゃんが肩車。

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すると、普通に元気に歩いていた息子まで「妹ちゃんだけ肩車ズルイ…」と涙ぐみ、息子まで肩車するハメに。

10. 休憩(山ノ鼻)

oze1000山ノ鼻で休憩(13:44~13:47)

山ノ鼻まで戻り、ここでもう一回休憩しました。

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ここでもまだ「せっかく歩いた道を引き返すなんて!」と、怒っている娘でしたが、自動販売機で買ったスポーツ飲料を飲んだところでメンタル復活!

「これって飲んだら元気になるやつだよね?(←テレビCMによる刷り込み)…ほんとだ。元気になる!」と、体どころか気持ちまで回復した様子。

スポーツ飲料で体が回復した結果なのか?ただの思い込みによるものなのか?は、全くわかりませんでしたが、何はともあれ良かった良かった。

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ちなみにですが、この時間になると山ノ鼻キャンプ場には結構な数のテントが張られていました。

11. 山ノ鼻~鳩待峠

oze1100山ノ鼻(13:47)~鳩待峠(15:09)

山ノ鼻での休憩でメンタルを持ち直したものの「ここからの道、地獄っぽいからヤダなぁ…」と、またすぐにテンションが下がりそうになる娘。

そこで「ここからの道はとうちゃんが行きとは違う近道を見つけたから!」と、つい思い付きの嘘をついてしまう母(私)。

それを聞いて「ほんとだ!行きと違う道だね!!」とコロッと騙される息子。

「え?なんか同じに思えるけど…?」と疑いつつも、兄が「違う道だね!」と母の嘘を肯定したので信じちゃった娘。

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なんやかんやで、山ノ鼻からの帰り道は親子ともども機嫌よく歩くことができました。

妹を抱きしめる兄

途中、何回も「疲れたやろ?充電してあげる!」と妹を抱きしめる兄。

天然な兄のおかげで、娘も楽しく歩けているようでした。

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最後の方は、親の方が疲れていて「休憩しようか」とベンチに座るのですが、子ども達の方は「しんどくないから」と拒否。子ども達、想像以上に元気でした。

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続いていた木道が石に変わると、ゴールまであと少し!

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15:09 無事、鳩待峠に帰って来れました。

12. 鳩待峠~鳩待峠駐車場

oze1200鳩待峠(15:09)~鳩待峠駐車場(15:13)

鳩待峠についてホッとしたのも束の間。

10分後の15:20には帰りのバスが出る!ということで、慌てて鳩待峠休憩所で切符を購入しバス停へと下ります。

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バスの時刻に慌てつつも、一回ホッとしたせいでもう体が動かなくなっている親たちをよそに、子ども達はまだまだ元気でバス停まで走って行きます。

最後の力を振り絞り走って追いかける私。

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はれうさぎ

お願い!走らんでも間に合うから歩いて~…

13. 鳩待峠駐車場~戸倉駐車場

oze1300鳩待峠駐車場(15:20)~戸倉駐車場(15:47)

行きと同じ乗合バスで戸倉駐車場まで戻ります。

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バスに乗って10分もしないうちにぐっすり眠ってしまった子ども達。笑って泣いて、元気に走ってコロッと眠る…全力で生きてる姿には感服です。

oze1302戸倉駐車場の待合室にて

そして約30分でバスは戸倉駐車場に到着し、無事、尾瀬への旅は終了です。

お疲れ様!

初心者・子連れの注意ポイント

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初心者が子連れで尾瀬に行く際の注意点をまとめると以下のような感じになりました。

【注意点】

  • 幼稚園年少くらいの子(3・4歳以下)だと抱っこが必要な場合も
  • 靴は必ず滑りにくいもので
  • 滑りにくい靴でも道が濡れている場所は要注意!
  • 行った道をまた戻る場合、その旨を伝えるタイミングに注意(ベストは不明→たぶん子によって正解は違う)

今回「体力面」については子どもの方が大人よりもあると感じ問題はありませんでした。

ただ、子どもは体力面よりも「メンタル面」が不安定で、その大変さを親子ともども感じた結果となりました。

兄(7歳) はさすがに年の功(?)か「メンタル面」での回復力はまだ早かったのですが、妹(5歳)が不安定さがとにかく目立ちました。

まだ小さな子どもが長時間楽しく歩き続けるためには、親に「子の気分を盛り上げるためのトークスキル」があるかも重要なポイントだなぁ…と強く感じた次第でございます。(反省)

まぁ、いずれも我が子の場合の話で、子どもによって異なるとは思いますが、ひとつの例として参考になれば幸いです。

尾瀬へ日帰りハイキング:まとめ

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というわけで、小さな子どもと尾瀬を楽しく歩くためには「歩きやすい靴」と「滑らない注意」が一番大事です。

そして同じくらい、子どもに歩く気力が無くなった際に気分を盛り上げることができる「親のトークスキル」も大事です。(子によるけど)

一生に一度は行きたい場所「尾瀬」の思い出が、親子そろって素敵なものとなりますように!

はれうさぎ

ファミリーキャンプ歴5年目の主婦。登山好きな夫の「テントはコンパクトに!」のこだわりのもと、夫は独身時代から愛用しているソロテントで、私と子ども2人は3人用テントで寝るという別居スタイルでキャンプを楽しんでおります。

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