昨今は焚火台の方が注目が集まりがちだが、薪と比べると炭の方が単純に調理に向いており、よりおいしい食事を作ろうと思うとBBQコンロの方が向いている場合もある。BBQグリルはコンパクトなものもリリースされてきているが、どちらかと言うと大きめサイズの方が多く、蓋つきというとあまり見かけない。
そんな中で始まったのが、蓋付きBBQコンロ「ゴービキュー(GoBQ)」のクラウドファンディング。BBQの本場アメリカ発の画期的なギアで、一部を布製とすることでコンパクトさとデザインを両立させた優れものだ。
布だから出来る収納性とデザイン性

最大の特長は、このBBQコンロの大部分が「布製」ということだ。もちろんコットンやポリエステルなどの燃えやすい布ではなく、「ガラス繊維強化ナイロン」を使用している。耐久性と耐熱性がありながらも柔軟性をもっており、食品業界ではオーブンのコンベヤーベルトや、グリルマットにも使用されているらしい。
他にも金属と比べて冷めやすい上に、シリコンコーティングによりお手入れも簡単。水にも強いので、炭や灰を捨てて乾かせばすぐに収納することが出来る。収納時はコロっとした丸いフォルムが可愛らしい。子どもでも運べるほどコンパクトに出来るのも布製ならでは。
蓋つきで食材を更においしく

アメリカ映画でよく見るBBQシーンで使われるグリルは、大抵蓋がついている。本場の焼き方と言えば、でっかい塊を豪快に焼くスタイルで、火を通すのに蓋をしていないと硬くなってしまうのである。さすがに塊肉とまでいかなくても、蓋があった方が外はカリっと、中はジューシーに仕上がるので無いよりはあった方がいい。
ゴービキューは蓋部分に本体を収束させて持ち運ぶので、自ずと蓋はセットになる。蓋つきのBBQコンロでは最軽量クラスの実力を持っていると言っていいだろう。
最大4人まで対応!様々なシーンで活躍しそう

コンパクトに運べるからと言っても、焼き面が狭ければ意味が無い。ゴービキューはニッケルめっきスチールの焼き網が付属しており、こちらは巻いて収納することが可能。焼き網も結構場所を取るので、巻くことが出来るのは地味ではあるが嬉しいポイントだ。
大きさは34cm×34cmと広く、最大で4人まで対応できるサイズとのこと。もちろんソロやデュオキャンプでゆったりと使うのもいいし、荷物が多くなりがちなファミリーキャンプでも活躍できるだろう。
僅かな荷物でBBQが成立

可愛くてコンパクト、最短20秒で展開出来、展開すれば4人まで対応するとなると死角が無い様に見えるが、1点だけ注意したいのがメンテナンスや使用方法。都度、適切なメンテナンスをすれば50回以上使用可能な想定だが、布に炎や炭が触れ続けると摩耗してしまうので、長く使うためには注意していただきたい。
とはいえ、メリットが非常に多いゴービキュー。ゴービキューにチェア、ローテーブル、炭、ライター、食材があればBBQが成立するとあれば、気軽に週末BBQを楽しめそう。最もお値打ちなリターンで23,855円となっており、そこまで高価でもないので、BBQ好きキャンパーは是非購入を。
ギア
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