夏といえばキャンプですよね!夏休みを利用してキャンプを計画するキャンパーさんは多いのではないでしょうか。しかし、いざ夏にキャンプをしてみると、想像以上の暑さと過酷さに驚くことかと思います。冬キャンプと違って、文明の力だけで快適な環境を作ることが難しい夏キャンプ。なんとか快適に過ごしたいですよね。
そこで今日は、真夏のキャンプでもなるべく快適にすごせる暑さ・虫・日よけ対策の必需品ギアを、思いつく限り紹介したいと思います。
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目次
灼熱のキャンプ場で快適に過ごせる必需品ギア25選
夏の暑さをギアの力だけで100%解決するには、家電並みの本格的なポータブルクーラーを持ち込まない限り、正直無理だと思います。しかし冬キャンプとは違い、高額な専用ギアを沢山揃えなくても、ある程度快適なキャンプを楽しむことは出来ます。誰でも気軽にキャンプが出来るハードルの低さが夏キャンプの魅力ではないでしょうか。
そこで「虫」「日差し」「汗」「飲み物・食べ物の温度管理」「夜の寝苦しさ」から解放されるギア+真夏のキャンプを快適に過ごせるワンランク上のギアをまとめて紹介します。
虫よけ対策ギア6選
夏キャンプのもう一つの敵は、ずばり虫だと思います。大自然の中で楽しむアウトドアでは、蚊をはじめとしたあらゆる虫との共存が肝になってきます。意外と忘れがちな虫よけ対策。万全にしたいところですよね。
虫よけスプレー
ドラッグストアでも簡単に購入できる夏キャンプでの必需品といえば虫よけスプレーです。アウトドアで使うのであれば有効成分「ディート」が30%配合されたスプレーを使いたいところ。蚊はもちろんのこと、ブヨやアブにも効果があるのでお勧めです。
但し、「ディート」が30%配合された虫よけスプレーは12歳未満の小児には使用できない等、注意点もあるので、ブヨに効果ががあるハッカ油や「パーフェクトポーション アウトドア ボディスプレー」と、通常の虫よけスプレーの併用もオススメです。
殺虫剤・ワンプッシュスプレー
テントの中に蚊が迷い込んだり、アブやブヨがブンブンとまとわりつくのは大変うっとうしいですよね。そんな時の為にジェット噴射で手軽に大量の害虫を駆除できる殺虫剤や、無香料の蚊がいなくなるスプレーを持っていれば安心です。こちらもドラッグストアで購入できるので是非用意しておきたいですね。
蚊取り線香
蚊よけ対策の定番中の定番といえば蚊取り線香です。複数設置して結界を張ると更に効果的。アウトドアでは蚊以外にも沢山の害虫がいるので、農作業や林業の方が愛用する虫よけ線香「森林香」を併用すると更に安心できます。
2倍の虫除け効果がある赤色の「パワー森林香」は、もはや夏キャンプでは定番の蚊取り線香ではないでしょうか。必ず用意したいマストギアです。
ポイズンリムーバー
どんなに頑張って虫よけ対策をしても刺される時は刺されます。そんな時に備えて、毒液や毒針を吸引作用で抽出するポイズンリムーバーは常に持っておきたいところです。はっきりいってこれが有るのと無いのでは大違いです。医師の手当てを受けるまでの応急処置として必需品ですよ。
防虫ウェア
出典:WORKMAN着るだけで虫除け対策ができる防虫効果のあるウェアを持っていると、ワンランク上の虫対策ができます。防虫ウェアは服の繊維そのものに防虫加工された化学繊維が使われているので、蚊取り線香や虫よけスプレーのように時間が経つと効果が切れてしまうことがありません。着るだけで防虫対策が出来るので、より完璧に虫よけ対策が出来ますよ。
ランタン・虫よけランタン
ガソリンランタンやガスランタンは夏のキャンプで虫避け代わりになるので活用したいところです。ランタンをテントやタープから少し離れた場所で灯すと、虫がランタン目掛けて飛んでいくので夜に大活躍しますよ。最近では虫よけ専用ランタンも発売されているので、ランタンをお持ちでない方は購入してみてはいかがでしょうか。
日差しから体を守るギア5選
真夏の直射日光は本当にじりじりときます。キャンプ場によっては日差しを遮る場所が無いフィールドもあるので、日差しから体を守る万全な対策はしておきたいところです。キャンプでの熱中症対策をしっかりと行って快適なキャンプを楽しみましょう。
影の濃いタープ
キャンプ場は屋外なので、直射日光が容赦なく降り注ぎます。夏キャンプではタープはマストです。タープなしのキャンプは日中は地獄でしかありません。更に万全な体制で夏のキャンプに挑みたいのであれば影の濃い厚手のポリコットン製のタープを購入することをお勧めします。重くて乾きにくいというデメリットはありますが、濃い影を得ることが出来ます。
日焼け止めスプレー
紫外線はお肌の敵です。野外で過ごすキャンプでは、いつも以上に日焼け対策に気を使いたいところです。スプレータイプの日焼け止めであれば、手のひらに広げて塗り込む乳液タイプとは異なり、さっと拭きかけるだけなので大変楽です。
最近ではアウトドア用途の日焼け止めスプレーも数多く販売されています。値段は張りますが、可能であれば「SPF50・PA++++」の商品を選ぶことをお勧めします。
サングラス・帽子
サングラスと帽子は、キャンプに限らず夏の必須アイテムです。アウトドア用途であれば偏光レンズのサングラスがオススメですし、帽子も速乾性の高い遮光性を考慮したものが理想です。様々なアウトドアメーカーから発売されているので夏キャンプに向けて購入を検討してみはいかがでしょう。
速乾性の薄手の長袖
日差しから体を守るのであればなるべく肌を露出しないのがベストです。かといって長袖を着てしまうと汗と暑さが気になりますよね。そこで速乾性の高い薄手の長袖を持っていると幸せになれます。夜、冷え込む時ときにも役に立つので持っておくと大変便利です。
冷感タオル
水に濡らして振るだけでひんやり冷たくなる冷感タオルは、設営や撤収時に大活躍です。100円均一ショップやニトリ、ワークマンでも手軽に購入できるのでコスパも良く、普段使いもできるので是非購入しておきたいところです。キャンプの熱中症対策にもなり、夏キャンプでは欠かせないアイテムです。
汗対策ギア4選
夏キャンプでは、炎天下の設営や撤収で信じられないくらい汗をかきます。汗をかいたままでいると、汗冷えや炎症を起こしたりと良いことがありません。直ぐにシャワーを浴びる環境が整っていないアウトドア環境だからこそ、汗対策はしっかりと整えておきたいところです。
うちわ
超アナログな冷房器具ですが、あるだけで本当に全然違います。いつでもどこでも仰ぐだけで涼しい風が手に入るうえに、安価で嵩張りません。焚き火の火おこしでも大活躍するので、1年中大活躍です。ギアコンテナにいれっぱなしにしておきたい魔法のアイテム。それがうちわだと思います。
速乾性タオル
真夏のキャンプでは必ず汗をかきます。多くの方がタオルやハンカチを手放せないことでしょう。速乾性タオルは吸水性や抗菌・消臭効果があるのは勿論のこと、名前の通り直ぐに乾くので是非活用したいところです。
通常のタオルと使い比べると、その性能差に驚くこと間違い無し。ニトリやワークマン、無印良品など、どこでも気軽に買えるので是非手に入れたいアイテムです。
速乾素材の服
夏キャンプで綿製のTシャツや服を着ている方は、今すぐ吸汗速乾ウェアを購入することをお勧めします。汗をかいてもドライな着心地を味わえる吸汗・速乾性のある服は本当に快適です。
吸汗・速乾ウェアは多くのアウトドアメーカーから販売されていますし、ユニクロやワークマンでもコスパ最高のウェアを沢山取り扱っています。着るものを変えるだけで夏キャンプは一気に快適になりますよ。
汗拭きシート
汗をかくと、そのあとのべたべたや臭いが気になりますよね。そんなときは汗拭きシートが大活躍します。タオルで拭き取るだけではどうにもならないベタつきや臭いをさっと拭き取ることができて、清涼感もあります。コンビニでも簡単に購入できるので、忘れてしまってもすぐに購入できる手軽さがGOODです。
飲み物や食材を快適に保冷するギア4選
夏キャンプでもう一つ気になるのが食べ物が痛みやすく、飲み物がぬるくなりやすい点です。高性能なクーラーボックスがあれば理想ではありますが、そう簡単に買い替えができる代物ではありませんよね。そこで、なるべく効率よく保冷力をキープできるギアをまとめてみました。
保冷剤
クーラーボックスの保冷力を格段にアップしてくれる保冷剤は夏キャンプのマストアイテムです。特にLOGOS(ロゴス)の氷点下パックシリーズは不動の定番ギアです。スペックの低いクーラーボックスであっても-16℃の表面温度という驚異の保冷力で飲み物や食べ物をしっかりと保冷してくれる頼もしいギアです。
グロウラー
ビールや飲み物を24時間保冷できるグローラーは、夏キャンプでは大活躍です。その保冷力はクーラーボックスの比ではありません。夏キャンプで一番便利な使い方は、氷の保冷で使うことです。開口口が大きなグローラーだからこそ可能な技ですよ。真夏でも氷が溶けることなく、いつでも冷たい飲み物を飲むことが出来ます。
保冷缶ホルダー
夏のキャンプ場で缶ビールや缶ジュースを飲むと、すぐにぬるくなるうえに、水滴が気になりますよね。保冷缶ホルダーを使うと、ビールやジュースの冷たさを長時間キープできるだけでなく、缶の水滴を気にすることがなくなり、快適に飲み物を飲むことができます。
断熱シート
夏キャンプでは保冷力の高いクーラーボックスを使うのが理想ですが、高額なので簡単に手を出せませんよね。夏のキャンプではクーラーボックスの性能は重要です。しかし、ちょっとした工夫で保冷力は向上できます。
アルミ製の断熱シートや銀マットをクーラーボックスに被せるだけで保冷力が格段にアップします。勿論、クーラーボックスを直射日光が当たらない日陰に置くことが大前提です。
夜の寝苦しさを解決するギア3選
夏のキャンプで1番辛いのは、夜、寝苦しくて寝付けないことではないでしょうか。標高の高いキャンプ場であればなんとかなりますが、そうではない場合、高確率で寝苦しい思いをすることでしょう。そこで、なるべく快適に睡眠できる為の快適ギアをまとめました。
ニトリのNクール一式
冷感マットや寒冷ブランケットは、夏キャンプの寝苦しさから解放してくれます。特にニトリから発売されているNクールシリーズは接触冷感生地を使用した商品で、夏キャンプでは大活躍します。極冷シリーズの敷きパッドとひんやりケット、ピローパッドを揃えれば文句なしです。
冷却シート
冷却シートがあれば、部分的に体をひんやりと保ってくれるので便利です。冬キャンプでいうところのカイロのようなイメージでしょうか。脇の下や首に冷却シートを当てることで寝苦しさから解放されます。
ポータブル扇風機
ポータブル扇風機は、今や夏キャンプでの必須アイテムとなりました。様々なメーカーから数多くのポータブル扇風機が発売されています。特にUSB充電式バッテリー内蔵のポータブル扇風機があれば、モバイルバッテリーが無くてもテント内で風を循環できるので、快適な睡眠を手助けしてくれます。
種類や風の強さにもよりますが、大体3時間程度は動きます。更に長時間使用したい場合はモバイルバッテリーを接続して利用する手もありです。
真夏のキャンプを快適に過ごせるワンランク上のギア3選
少々お金が嵩張りますが、真夏のキャンプを快適に過ごせるワンランク上のギアをご紹介いたします。
大容量バッテリー
まるで自宅に居るかのような快適なキャンプを実現してくれる大容量バッテリーは、夏キャンプに限らず、家電キャンパー必須のギアです。大容量バッテリーさえあれば無制限に複数の扇風機やサーキュレーターを使えるだけではなく、ポータブルクーラーのような家電の使用も夢ではありません。
ポータブル冷蔵庫
出典:DOMETICどんなに高性能なクーラーボックスを使っても、食べ物や飲み物を冷やすことはできません。ポータブル冷蔵庫であれば、24時間いつでもキンキンに冷えた飲み物を飲む事が出来るばかりでなく、食べ物の痛みも気にすることが無くなります。
全方位蚊帳になるシェルター
数は少ないですが、全方位でフルメッシュになるシェルターや、蚊帳付きのタープを使えば、虫の侵入や風通しの悩みを一気に解決できます。真夏のキャンプでは最強ではないでしょうか。お値段は張りますが夏用テントとして、いつかは手に入れたいですよね。
夏キャンプをなるべく快適に楽しもう
いかがでしたか?キャンプ道具の力だけで夏キャンプを100%快適に過ごすのは無理ですが、何も対策をしないよりは全然ましです。夏キャンプの良いところは、冬キャンプのように高価なギアを大量に揃える必要がないところだと思います。
しっかりと暑さ対策を整えて、快適な夏キャンプをお楽しみください。
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