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七色が美しいレインボーストーブレビュー!冬キャンはこれがあれば大丈夫!?

七色が美しいレインボーストーブレビュー!冬キャンはこれがあれば大丈夫!?

冬キャンプこそ快適に過ごしたい!夏にテントも大きいものに買い替えたし、そろそろ新しいストーブでも…と色々探していました。そんな時にキャンプ仲間が使わなくなったというレインボーストーブを格安で譲って貰える機会が訪れ、二つ返事で即ゲット!

ここでは実際に使って気付いたレインボーストーブの良さはもちろん、キャンプ仲間が手放そうと思った気になる点についても紹介していきたいと思います!

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レインボーストーブはトヨトミの人気商品

レインボーストーブはキャンプギアとしても人気が高く、手放すと聞いた時は「正気か!?」と疑ってしまったくらいの商品です!

レインボーストーブ公式スペック

すっかりキャンプギアとしてのイメージを持っていましたが、そもそも屋内用でしたね。

希望小売価格 税込34,870円(通常モデル RB-25M)
税込37,400円(限定モデル CL-250)
種類 自然通気形開放式石油ストーブ
しん式・自然対流形
サイズ 高さ:480mm
幅:388mm
奥行:388mm
点火方式 電池点火[単二形乾電池4個]
重さ 約6.2kg
使用燃料 灯油(JIS1号)
油タンク容量 4.9L
燃焼継続時間 約20時間
暖房出力 2.5KW
暖房能力目安 コンクリート:9畳
木造:7畳

石油ストーブはコンセントが無くても使えるので、災害時の備えとして一家に一台あっても良いと思います!

通常モデルはAmazonやネットだと2万円前半でも売られていました。

レインボーストーブは対流式!

対流式のストーブは部屋(テント)の中心に置くことで、部屋全体を短時間で暖められるのがメリットとして挙げられます。

暖かい空気は上へ向かうので、その性質を利用して幕内を効率良く暖めてくれます。

空気の流れのイメージ

逆に狭い部屋(テント)や中心にレイアウトが出来ない場合だと、対流式の良さが活きなくなってしまうことがデメリットとして挙げられます。

レインボーストーブは魅力が沢山

レインボーストーブは何故人気が高いのか?その魅力をまずはまとめてみました!

名前の由来!七色に光るリングが美しい!

レインボーストーブの最大の特徴であり人気の理由は、この七色の光のリング!

ご覧下さい!本物の火から出来ているとは思えないこの綺麗さを!

暖かみのあるオレンジ色から鮮やかなブルー色へと変わっていくコントラストが良い!

これが自分の幕内にある満足感。写真を撮る腕が無いのが悔しい!実物はもっともっと綺麗です!

デザインが良い!

点火しなくてもオシャレなこの落ち着いたデザインも人気の1つ。

そう、自分がこの度譲り受けたのはご覧のクラシックモデルのCL-250です。

ガラス外筒に模様があるタイプ

よく見かけるガラス外筒が透き通っているのはRB-25Mというモデル。他にはカサが付いたデザインやランタン調になっているものもあります。

レインボーストーブRB-25M

出典:TOYOROMI

ストーブなんて暖まれば何でも良いと思いつつも、やっぱりデザインが良いとその分満足度も上がります。

同じサイズ感のものだと機能的には差がないので、自分の好みやギアに合わせて選べるのは良いですね。

天板で調理が可能!

風暖のようなファンヒータータイプも大好きですが、こうしてストーブで暖まりながら調理が出来るのはやっぱり憧れていました。

まずはこれで一杯

じっくりコトコト煮込むビーフシチュー

シェラカップ調理や温め直しも

ストーブなので強火で一気に焼く…というような使い方は苦手ですが、その代わり煮込み系やシェラカップでの温め直しなどはバーナーや焚き火よりもかなり楽に出来ました〜!

*缶詰直火は内側の樹脂が溶け出す可能性があります。メーカーによって直火調理を禁止している場合もあるので、直火が禁止されている缶詰は避けるようにしましょう。

すぐに火が着くスピード着火

レインボーストーブの点火と消火はツマミを回すだけで即完了!

この点は一般的な石油ストーブと一緒ですが幕内をレイアウトする前に手間無く点けられるので、幕内を暖めながら設営が出来ます!

クルッと回して即点火!

ちなみに忘れちゃいけないのが単二電池4本。これが無いと点火出来ないので準備を!

最初は別売りなので絶対忘れずに!

幕内の間接照明としても優秀

使ってから気付きましたが、レインボーストーブは照明としても使える1人二役の活躍をしてくれます。

ランタンにも負けない明るさ!

足元を照らしてくれるので間接照明として超優秀です!

満タン給油で20時間!

実際に使い切るまでの検証は出来ていませんが、公式だと満タンで約20時間保ちます。

この日は16時から23時、そして翌朝も2時間の合計9時間は点けていたのに半分以上もまだまだ残っていました!

1泊なら燃料補給の必要は無し!キャンプはずっとのんびりしたいので、燃費の良さはメリットでしかありませんね!

レインボーストーブを実際に使って検証しました

見た目の良さは流石の人気のレインボーストーブ!だけど、使って分かった手放す理由を検証してみました(検証はDODレンコンテントで行いました)。

足元は寒い!対流式の特徴を把握して使いたい

キャンプ仲間がレインボーストーブを手放そうと思った理由がこれ。対流式はうまく空気が循環しないと、上の方は暖かくなるものの足元の方は結構寒い(と感じてしまう)です。

境界線の目安

幕内全体の温度は外よりは暖かくなっているものの、天板の高さを境に体感温度に差がある様に感じます。

ストーブ無しでは厳しい季節

ちなみにこの日の外の気温はというと、氷点下になる冬真っ只中。

雨が雪に変わったクリスマス前

実際に測ってみたところ、ストーブの真横(ガラス外筒の高さ)に置いていた温度計で14℃。外は雪が降っているのでこれでもかなり暖かい方ですが、冷えた地面やテントのスカート部分から時折入る隙間風でスーッと冷気を感じていました。

これ以上にはなかなか上がらず

3〜4時間ずっと点けっぱなしでも一向に14℃〜15℃以上にはならなかったので、今度はポール上部の辺りを測定してみることに。

するとあっという間に快適温度の22℃を計測。

全体がこのくらいになると良いのに…

計測結果で分かる通り暖かい空気は上へ向かう為、測定場所によってかなり温度に違いがありました。極端に言うと反射式と違い、こんな風に手を近づけても天板より下だとかなり近づかないと暖かさを感じにくいです。

カセットコンロを使って料理していると温度が一時的に上がるものの、長時間料理をしている訳もなく…。キンキンに冷えたビールが好きな自分がここに置いてても気にならず…。

数値的には十分外気と比べると暖かくなっていても、幕内でこれだけ温度に差があると寒さを感じてしまうのは確かにデメリットに思うかも。

ストーブファンやサーキュレーターの同時使用をしている方が多いのもよく分かりました。

ストーブファンを一緒に使ってみる

レインボーストーブは足元が寒い、座っていても寒い…と聞いていた通りだったので、今度はストーブファンを用意して空気の循環を促して検証してみました。

この日は最低気温が-3°で少し時間がかかりましたが、ガラス外筒の高さでも20℃を記録。

そしてテント上部は22℃。温度差もなくなり幕内は快適の一言。

これならキャンプ仲間も手放す前にストーブファンを買ってみてからでも良かったのでは?…と少し申し訳なく思いました(笑)

検証結果まとめ!カセットストーブとの併用で最強

ストーブファンだけでも十分効果がありましたが、最後にイワタニの風暖と一緒に使ってみました。

幕内全体を暖めるレインボーストーブの良さと風暖のファンヒーター能力の相乗効果で、体感でもみるみる温度が上昇していくのを感じます。するとあっという間にテント上部が33℃という真夏の様な室温を記録。こりゃ快適快適〜!……いや、暑い。流石に暑過ぎる(笑)

のんびりしてたら日付が変わっていた…笑

温度計が暖まりすぎて下の温度を測り直すまでには至りませんでしたが、さすがに狭い幕内でダブルストーブはやり過ぎでした(笑)

自分のように寒がりだけど冬キャンしたいというわがままキャンパーの方は是非参考にして下さい!

レインボーストーブの気になるアレコレ

レインボーストーブの暖房効率以外に気になった点や、壊れてしまった場合どうすれば良いのかまとめてみました。

重くて運搬が大変

移動中はカチャカチャ音がして気になる…と前オーナーのキャンプ仲間が不満を漏らしていました。

しかもレインボーストーブの重量は6.2kgあるので、荷物が多くなりがちな冬キャンプに輪をかけて圧迫しますし、形状的になかなか運びづらく重ねたりもしにくいのも難点。

快適さを求めれば自分は目を瞑れますが、デメリットになる部分ですね。

キャンプ場へは燃料を入れずに持って行こう

レインボーストーブを譲り受ける時に満タンの状態で我が家に運ばれてきましたが、燃料が入った状態での運搬は灯油が漏れる恐れが高いので控えましょう。

燃料キャップも簡単な構造になってますし、運搬中に倒れてしまったら他のところからも漏れ出す危険もあります。

この中に漏れ出したら…

火災は当然として、故障にも気を付けて大切に使っていきたいところですね。

汚れが着くと結構取れません!

天板で調理をしていると気付かないうちに汚れが付着してしまうことがありますが、これが結構落ちません。

透明な部分の汚れはなんとか落ちましたが、このクラシックモデルの柄になっている白い部分は落ちにくくて諦めました。

汚れた時点ですぐに拭ければ良いのでしょうが高熱になっていて危険なので、なるべく汚さずに綺麗に使いたいものです。

火事と事故には十分注意して!

これはレインボーストーブに限らずですが、狭い幕内での暖房器具を使う場合は適度な換気をしたり、一酸化炭素チェッカーなども併用して安全に配慮しましょう。

壊れたら修理or取り寄せで直せます!

長く使いたい方、朗報です。

取扱説明書には各部品の交換方法が書かれているので万が一の時にも安心。

上述したガラス外筒の汚れや破損はもちろん、しんや点火プラグなど部品毎に記載されているので有事の時は対応もしやすくなっています。

取扱説明書を無くしてしまっていても、公式HPのお客様相談窓口からもダウンロード&問い合わせが出来ますよ〜!

レインボーストーブの特徴を理解して快適な冬キャンを!

幕内の温度差は激しいし、重くて荷物になって使うのが億劫になって…と、不満を聞かされながら譲ってもらったレインボーストーブですが、個人的にはしっかり特徴を把握して使えばいいだけの人気通りの良いストーブでした。

キャンプだけでなく普段使いにも出来ますし、災害時の備えとしても優秀です!レインボーストーブは七色に光る炎に加え豊富なデザインも魅力なので、ストーブファンも準備して快適に使っちゃいましょ〜!

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  • キャンプ歴7年ながら年間数回の未だに初心者キャンパー。日々のストレス発散の為、今年からはなんとしても年間10泊以上が目標。キャンプもしつつ車中泊も楽しむ30代です。

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