岩本利達
ワイルドに使える一生モノ!天然エゾ鹿の角で出来た高級キャンプギアが登場

ワイルドに使える一生モノ!天然エゾ鹿の角で出来た高級キャンプギアが登場

米国のスノートレッカーテントと独占代理店契約をしているアウトドアブランド「Propworks Outdoor(プロップワークス アウトドア)」が、北海道産天然鹿の角を利用したキャンプギアのクラウドファンディングをスタートさせた。

鹿の角の中でも厳選した根元の一段目を使用。火ばさみとファイアスターターの柄とすることで世界に一つだけの高級キャンプギアへと生まれ変わらせている。

原材料は生え変わりの角

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鹿の角と聞くとあまり身近な素材では無いし、もしかしたら鹿への負担が掛かる取り方をしているのでは…と思う方もいるかもしれないがご安心を。鹿の角は毎年3月ごろになると自然と根元から落ちるようになっており、8月にかけて再び徐々に育っていくとのこと*1

鹿の角と人間の付き合いは非常に長く、1万年以上前の洞穴にも書かれているとか。釣り針やモリ、時にはハンマーにも使われていたらしい*2。つまるところ、大昔から鹿の角はアウトドアで使われてきたという事で、アウトドアギアに使われる素材の中では超先輩なのである。

厳選した素材を活かした仕上げ

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Propworks Outdoorでは、北海道で採取した鹿の角を職人が厳選。さらにその中でも、形によっては1本で1個しか取れない貴重な根元の一段目の角を使用している。色気や密度なども職人の目でチェックしているため、それぞれが希少価値を持つほど。

表面は不要な加工などはせず、安全処理加工のみにとどめており、本来の手触りや質感を残すようにしているようだ。それぞれの角にそれぞれの個性があり、一つとして同じものは無いという点ではキャンパー心がくすぐられる。

他を寄せ付けない圧倒的なビジュアル

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角と道具の接続についてもまどろっこしいことはせず、「角とスターター」もしくは「角と火ばさみ」という究極ともいえるシンプルさ。角と金属という一見異質な組み合わせであるのにもかかわらず、不思議とまとまって見える。持つ所と使う所ではっきりと用途が分かれているあたり「用の美」を体現していると言っても良いだろう。

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角には穴があけられており、革ひもなどを通せるようになっている為、ハンガーなどにぶら下げることも可能。それ以外に余計な機能はついていない、ロマンの塊のようなギアだ。

高価でも一生使うなら良コスパ

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ファイアスターターと火ばさみはセットで一般販売予定価格35,200円となっており、リターンの中でも20個限定の超早割は10%と結構な割引率に。ちなみにアスクルで天然物の鹿の角オブジェを買おうとすると1個で約10,000円ぐらいするので、セットで購入するならお得か。

何より持っているキャンパーが他にはいないというのも魅力的。人間の道具の歴史に思いを馳せながら使ってみるのも面白いのかもしれない。

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  • 岩本利達
  • 岩本利達キャンプクエストNEWS編集部
  • NCAJキャンプインストラクター/JACオートキャンプ指導者
    『子どもを育む場としての「キャンプ」こそ持続可能な社会の第一歩』をテーマに、環境意識やサバイバル知識を高めるために日夜活動。ガジェット/ギアマニアの視点から最新アウトドアニュースをお届けします。

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