冬キャンプ好きな我が家がついに簡易コタツを導入しました。
前回の記事でも紹介したカンガルースタイルとポップアップテントの組み合わせが今年のキャンプスタイル。このテントスタイルの最大のメリットがスペースが有効利用できること。このメリットを享受したくて簡易コタツをDIYしてみました。
今回は簡易コタツを自作する上で新しくアイテムを購入するのではなく、使用していないキャンプギアや自作ギアを倉庫から引っ張り出して製作。どれも購入したとしても安価なものばかりです。また電源サイトでない場合を想定して湯たんぽのみを熱源とします。
実際どれくらいの温度がどれほどの時間持続するのか庭で検証もしてみたので参考にしてみて下さい。
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目次
冬キャンプにコタツってあり?なし?
結論からいうと、絶対にありだと感じてます。冬の過酷なキャンプを快適にする上でかなり効率的なアイテムです。寒い季節はどうしても幕内にいることが多く、できるだけ幕内を暖かくしたい。ただシェルターの中全体を効率よく暖めるのは難しい。ならば狭い空間を作り、そこを集中的に温めればいいのです。寒くなったらその空間に逃げこめばとりあえず快適に過ごせます。それがコタツです。
私は以前ゴリゴリの男らしいワイルドなキャンプに憧れており、キャンプにコタツなんてなしだと決めつけていました。しかし数年前のグルキャンで初めて電源サイトでホットカーペットの快適さを体験しました。最高です。ママや子供達もかなり快適だったようで、また冬キャンに行きたいと言っておりました。パパとしてはもっと快適にするためコタツを用意するしかありません(笑)
簡易コタツの材料と作り方
簡易コタツと言うことで手間、時間、お金をかけずに使用していないキャンプギアや自作ギアを再利用して作りました。
チェック
- GEERTOP グランドシート
- 銀マット、ラグ
- 折りたたみテーブル(持ってないので自作)
- エマージェンシーシート
- 封筒型シェラフ
- 自作ロールアップテーブル天板
- 湯たんぽ
以上の家にあったものを利用して作りました。
GEERTOP グランドシート
このグランドシートは絶対におすすめです。コタツ関係なく、インナーテントの下に敷いたり荷物置きとして、キャンプのあらゆる場面で大活躍します。
抜群の耐水性と収納時のコンパクトさを誇り、なんと耐水レベルがPU8000mmと非常にハイスペックなんです。その数値が一体どれくらいかというと、水に沈めても漏れないレベルです。また収納も非常にコンパクトでかさばりません。
我が家はこのシートと出会う前、ブルーシートをグランドシートとして使用していました。ブルーシートは収納時のかさばりと、汚れた後の掃除が大変です。またブルーシートの耐水圧はPU1800mmほどなので何度か染み込んだこともあります。
このようなブルーシートのデメリットを全ての面で高く上回っており、サイズによりますが価格も2000円〜4000円ほどと文句の付けようがない完璧なグランドシートです。
銀マット、ラグ
地面の上に座るのでグランドシートだけでは底冷えします。そのため分厚めの銀マットやラグはあったほうがいいでしょう。
私は今回、検証のために設置したのでグランドシートの上に直接敷きましたが、実際のキャンプでは銀マットとラグを敷くつもりです。しかし全面をお座敷スタイルにするわけではなく、コタツのエリアだけのお座敷で済むので手軽です。
我が家のインナーテントはポップアップテント。就寝前にポワンと出すだけなので、ポップアップを出す場所に簡易コタツを設置する予定です。
折りたたみテーブル(持ってないので自作)
次に必要なのが、こたつの足となる折りたたみテーブルです。ファミリーキャンプをされている方なら持ってる方も多いのではないでしょうか?我が家はちょうどいい大きさの折りたたみテーブルがなかったので自作することにしました。
昔作った囲炉裏テーブルの脚を外して家にあった端材で枠だけつくるという、なんとも簡易的なテーブルの脚が完成しました。実際全く見えない部分なのでビジュアルの完成度は気にせずサイズのみに全集中しました。
エマージェンシーシート
ここが最も肝となる部分です。災害時や遭難時に体温低下を防ぐエマージェンシーシート、これを使うことで寒い外でも湯たんぽの保温力をキープできる最大の理由です。
このシート、軍事や救助隊などプロも使用するお墨付き。なんとこれ1枚で毛布3枚分の保温性があると言われています。
我が家はこれをキャンプのためではなくペットのケージの保温として購入し使っていました。これをかぶせるだけでケージ内の温度が6°も上昇します。しかもネットで1,000円以下とコスパも非常によい優れモノです。
封筒型シェラフ
そしてコタツ布団に代わるのがキャンプで使う封筒型シュラフです。冬キャンで使うような本格的なマミー型ではなく、夏用のシュラフで十分です。
我が家はキャンプを始めた時に購入し、今では出番のないロゴス2in1を倉庫から引っ張り出してきました。汚れたら丸洗いも出来て、収納時はコタツ布団よりコンパクトになるので申し分ありません。
自作ロールアップテーブル天板
天板はサイズさえ合っていれば基本的には何でもいいです。キャンプ用テーブルの天板で自作しても。ただ、ある程度重みはあった方が安定するのでその点だけは注意が必要です。
私は数年前に自作したロールアップテーブルの天板を使用することにしました。タモ材を使って作ったのでそこそこ重量があります。また丸めて持ち運び出来るため、積載にもやさいのでありがたい。コタツとして使用することで愛着のある自作品がオールシーズン使えるのは嬉しいです。
湯たんぽ
最後にお湯を入れた湯たんぽを投入すれば簡易コタツの完成です。湯たんぽのサイズは大きい方が長持ちするので3L以上にします。
今回は手持ちのポリ製の湯たんぽを使いましたが、材質は金属製のほうがおすすめです。理由としてはポリ製より高耐久で長持ちで、直火でも大丈夫な点が最大のメリットでしょう。3L以上の湯たんぽを作るのに毎回お湯を沸かすのはなかなか手間です。
我が家も将来的にはポリ製から金属製に変えるつもりです。また今回は電源なしサイトの熱源なので湯たんぽを使用しましたが、これが電源サイトということなら電気毛布と湯たんぽを熱源にする予定です。
キャンプ用簡易コタツ検証結果
いよいよ簡易コタツの検証結果です。外気温度が約7℃の時にコタツの中は約18℃、そして保温時間は約3時間半と予想以上によい結果です。
今回は地面にグランドシートしか敷いてないですが、保温力のある銀マットを敷くとさらに湯たんぽの熱がキープできるのではないでしょうか。検証結果としては大満足です。
キャンプ用コタツを手軽にDIYしてみよう
いかがでしょう。予想以上の結果なので安心してキャンプでコタツを楽しめそうだと感じました。
ファミリーキャンプで大切なことは、ゴリゴリの男らしいワイルドなキャンプではなく、家族が安全で楽しく快適に過ごせることです。そのためのツールとしてキャンプでのコタツはあってもいいのではないでしょうか。
ギア
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