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薪ストーブの定番に躍り出る!ペレットを燃料にしたグリーンストーブが快適過ぎた件

薪ストーブの定番に躍り出る!ペレットを燃料にしたグリーンストーブが快適過ぎた件

暑さも少しずつ和らぎ、秋の気配が漂う今日この頃、周りではそろそろ冬キャンプに向けての準備を…という動きがよく見られるようになりました。

冬キャンプの準備と言えばもちろん寒さ対策。その中でも暖房器具はやっぱり欠かせない存在で、焚き火、石油ストーブ、薪ストーブ、電源サイトでファンヒーターなどなど、スタイルや好みによって選択は様々です。

自分は家使いが出来る&手軽さで選んだ石油ストーブを愛用していますが、ここでは友人が冬の相棒として選んだペレットストーブの「GreenStove Hori3 DEER Ver」がとてもカッコ良くて快適過ぎたので紹介したいと思います!

GreenStove Hori3はペレットと薪が両方使用可能

GreenStove Hori3は薪ストーブとしても使えるペレットストーブになります。

ペレットと薪がどちらも使えるストーブは珍しく、手元にペレットが無い時はキャンプ場で売られている薪を購入して使い分けが可能というのが大きなメリットです。

これから詳細を紹介していきますが、初めて見る自分としては「冬の本命、現る!」って感じでした!

ペレットとは小さく成形された木材のこと

「ペレットってペットとかでも飼われている動物の…?」と言ったらそれはフェレットだよ!というツッコミをもらいながら、燃料となるペレットを見せてもらいました。


ペレットの特徴はとても軽くて安いこと!

ペレットは何種類かありますが、その中でもペレットストーブの燃料として使われているのは木質ペレット。これは細かくした木材を乾燥させ、圧力をかけて成形されて作られています。

環境に優しい性質!

木質ペレットになる木材は、間伐材や加工の時に出るおがくずを使用するので、森林資源を無駄無く使えて環境負荷が無いのも特徴。

いつもお世話になっている自然をいつまでも守るために、少しでも環境に配慮されているものを選べるのは良いことですね。

グリーンストーブ製ペレットストーブ公式スペック

サイズ(約) 収納時:50cm × 32cm  × 18.5cm
組立時:50cm × 36.5cm × 18.5cm
オーブン庫内:50cm × 32cm × 18.5cm
重さ(約) 16.0kg
材質 ステンレス304
マイクロクリスタルガラス

薪ストーブはその名の通り薪を燃料にすると思っていましたが、薪以外の燃料が使えるペレットストーブというものが存在するなんて思ってもみませんでした。世の中にはまだまだ知らないものがたくさんあるんですね〜!

GreenStove Hori3のセット内容

グリーンストーブのセット内容は本体の他、天板を外すと煙突や各種パーツが沢山。

これが本体にしっかりと収まっていたとは思えないくらいのパーツ点数ですが、上手い具合に全て収まっています。


かなり工夫して収まるように設計されている感じがすごい

収納バックは革製で高級感が漂う仕様になってました!

中身を取り出せば旅行バッグにでも使えそうなくらい超立派です。

GreenStove Hori3の特徴

魅力たっぷりのグリーンストーブ製ペレットストーブの特徴をまとめてみました!

高級感のあるオシャレなデザイン

グリーンストーブ製のペレットストーブは美しいステンレスの輝き、大きなガラス窓と鹿のシルエットが目を惹きます!

さらに本体と同じくらいはあろうかというペレットを入れる燃料タンクはなかなかのインパクト。

ペレットだけでなく普通の薪ストーブとして使う場合はタンクは不要なので、シンプルに使いたい方にも刺さるデザインだと思います。

流れる炎が美し過ぎる

本体の横から取り込んだ空気が生み出す流れにより、炎も見惚れてしまうほどの美しさ。

その秘密はこのU字火路設計と言われる機構。

単純な薪ストーブは本体から直接煙突へ繋がっているので炎は常に上へ上へ。それはそれでもちろん良さでもあるのですが、横へ横へと炎が流れていく姿は新鮮でした。

自動で燃え続けてくれます!

見た目のインパクトが凄いタンクは燃料のペレットが最大5kgまで入ります。


かなり大きい!

ペレットストーブは1度火が点けば燃えた分だけ給口部からペレットが落ち、それがまた燃えてを繰り返す構造になっていて燃料がなくなるまで燃え続けてくれます。


放置でOK!

そうは言ってもシンプルなのが良いなぁという方でもご安心を!グリーンストーブ製のペレットストーブは薪ストーブとしても使えます!

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出典:MaveRick-OUTDOOR

ペレットも珍しくて良いですが、薪での使用もワイルドな感じが出ていてカッコイイですね!!

火力は調整可能!

火力はペレットが落ちてくる所に真横にある空気孔と、下段の灰受けに併設された空気孔の2箇所で簡単に調整が出来ます。


上段の空気孔

どちらも回転させる事で空気の量を調整出来るので、自分好みの火力がきっと見つかる、使える。


下段の空気孔

また上段の空気孔は着火する為の小窓にもなっているので、バーナーなどがあると楽に行えます。


こういうギミックがあるとワクワクがさらに高まります!

また火力は取り込む空気のほかに落ちてくるペレットの量で調整することも出来ます。

体感的には最小でも十分暖かかったので、とりあえず最小から徐々に調整していくのがオススメです。

独自機構で煙突は熱くなりにくい!

グリーンストーブ独自機構のU字火路設計は流れる炎を作り出すだけでなく、炎から煙突までの距離があることで煙突が熱くなり過ぎるのを抑えてくれます

煙突が触れる部分やテントの材質にもよりますが、場合によっては煙突ガードがなくても大丈夫なことも!

もちろん安心安全を得るには煙突ガードがあった方が良いのは間違いありませんが、念の為用意しておいた煙突ガードが大きくて入らなかったことで、期せずして実証実験を成功させておきました(笑)


※煙突用の窓は耐熱素材です

本来は窓のところに煙突ガードが来るように設置するはずだったのですが、入らないからと言ってなんていう位置で放置してるんだ!って感じですけど(笑)

実際の温度は測定出来ませんが、他の薪ストーブでは煙突が熱で赤くなるくらいの高温になったりもするみたいなので、これは大分抑えられている感じです。(当然素手で触れば火傷するくらいには熱いので注意)

薪ストーブでは珍しい!温度計付きオーブンも装備!

巷では色んな薪ストーブが発売されていますが、グリーンストーブ製のペレットストーブは温度計まで付いたオーブンが装備された珍しいタイプ!

オーブンがあることでキャンプでなかなか難しかった料理も可能になり、これは料理好きにはかなりオススメ出来るポイント!

家庭用のオーブンとは違って火加減は己次第ですが、温度計も付いているので使いこなせば料理の幅が爆上がりなのは間違いナシです。


じっくりからこんがりまで出来そう!

オーブンだけでなく天板でも調理可能!天板には厚いプレートがガッチリ取り付けられているので、高温でも反りづらく料理も安心して行えるようになってます!

ストーブファンを使ってさらに快適に!

本物の炎でじんわりと幕内全体を暖めてくれる薪ストーブですが、より暖房効率を高めたいならストーブファンの使用がやっぱりオススメ。

天板はストーブファンを置いてもまだ十分なスペースがあるので、クッカーくらいなら同時使用も可能。

冬は鍋でも煮込みながらぬくぬくお籠もりキャンプが楽しそうです!

GreenStove Hori3の推しポイント

ペレット燃料はメリットが沢山!

ペレットの供給量を最小にすると、目安として約1kgで1時間燃えてくれるので、先ほど紹介したペレット(10kg)で計算すると約10時間の燃焼時間を見込めます。

しかも木質ペレットは10kgで約700円程度とコスパの良さも魅力な上、しっかりと乾燥されて添加物も入っていないので匂いも無く虫も湧かず、保管も運搬もし易いというメリットも!

またタンクに入れる量を調整すれば狙った時間に火を消すことも簡単で、就寝予定時間から逆算しておけば寝袋に入ったまま寝付けますよ〜!

灰がめちゃくちゃ少ない!

10kg分のペレットを燃やした後の灰がなんとたったこれだけ!

専用の灰受けに全て収まってくれているので片付けが楽なのは大きなメリット。

炭捨て場のあるキャンプ場なら引き出してポイ!わずか数十秒で灰の処理は完了しますよ〜。

薪ストーブで料理がさらに楽しくなります!

料理好きなら絶対嬉しい!オーブンがあることでキャンプでは難しいメニューも出来そうです!

天板はもちろん調理可能!

他の薪ストーブ同様に天板は立派な調理場。大きなマルチグリドルでも問題無く調理が出来る広さがあります。

本物の炎で火力も十分。煮る、焼く、なんでもござれです。

ちょっとしたおつまみも放置でOK

友人がおつまみにと作ってくれた玉ねぎのチーズ焼き。シンプルだけど間違いないヤツ。


記念すべき1品目

チーズの焦げ目がオーブンならではです!

春巻きもこんがりパリッと!

春巻きもパリッと音がするくらいに香ばしく焼き上がりました!

中に入れたチーズが溢れてグツグツしている姿が食欲を唆りました!

アイデア次第でメニューは無限大

このペレットストーブのオーブンがあれば、暖まりながら本格的な料理も出来て一石二鳥!

料理が得意じゃない方でもついつい意欲が湧いてしまうことでしょう!

耐熱容器を用意してグラタンを作ったり、市販のピザを入れただけでも気が付けばワンランク上のキャンプ飯に。こりゃあもうワクワクが止まりませんね!

GreenStove Hori3の注意したい点

薪ストーブとしても調理器具としても優秀なペレットストーブでも、知っておきたい部分も幾つかありました。

収納してもかなり大きくて重い

分厚い天板に頑丈に作られた本体、そして無駄なく収納されているパーツの数々の為、収納バックで持ち易いものの大きさと重さは無視出来ない。

個人的な体感の話ですが、同じ重さでもテントなどの布製のものとペレットストーブのような金属製のものとでは、金属製の方がずっしりと重い気がします。

まぁそんな気のせいな感覚は置いといて、単純に約16kgは相当重いです(笑)

小さなパーツの紛失注意!

付属のネジが結構小さいので無くさないように注意!特に草が生えている所だと探すのに苦労しそうです。

実際初めて組み立ててた時に1つ見失ってしまってちょっと焦りました(笑)

燃料が無くなるまで消せない炎

ペレットだと一般的な薪ストーブよりも燃料が多く入るのでついついタンクいっぱいに入れちゃいそうですが、自然鎮火以外の消化方法がないのでペレットを入れ過ぎると撤収時間が大きくズレ込む恐れも。


火が点く前なら抜き取れます!

最小投下で1kg1時間の燃焼時間なので逆算して入れるようにしましょう。

補足ですが火が消えてもしばらくは本体が熱を持っているので、その点も考慮して撤収2時間前くらいには消火するようにすると良さそうです!

重い本体を支える脚に気を使う…

本体下部に折りたたまれて収納されている脚はどことなく華奢に見えてしまいます。

少し位置をズラしたい時に、面倒くさがって(重いし)引っ張ってしまうと、パタンと閉じてグギッ!!と大惨事になりかねません。

コメリか専門店を探したい

持ち主の友人に気になった所を聞いてみると、大きなホームセンターでも木質ペレットを取り扱っている店舗が少ないことに気付いたそう。


唯一取り扱っていたのはニワトリマークが目印のコメリのみ

ネットでも購入出来ますが、割高になってしまってはコスパの良さが活きなくなってしまうので、燃料確保も頭に入れておきたいところですね!

グリーンストーブ製のペレットストーブを体験してみて

キャンプではやっぱり薪ストーブに憧れるぜ!と友人が取り出したグリーンストーブ製のペレットストーブは、一般的な薪ストーブよりもたくさんの魅力が詰まったギアでした!

デザインのオシャレさ、ペレット燃料のコスパの良さ、片付けのし易い灰の少なさ、そして何と言ってもオーブン付きはかなり興味を唆られることでしょう!

幕内で本物の炎を扱うことになるので一酸化炭素中毒チェッカーの安全対策は必須ですが、これから暖房器具を探そうとしている方は是非チェック!特に薪ストーブを候補にしている方は真面目に検討しても良いくらいの商品だと思いますよ〜!

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  • キャンプ歴7年ながら年間数回の未だに初心者キャンパー。日々のストレス発散の為、今年からはなんとしても年間10泊以上が目標。キャンプもしつつ車中泊も楽しむ30代です。

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