2020年でリニューアルから8年が経過したオートキャンプ場「グリーンパークふきわれ」は、キャンプ専門サイトの口コミ部門で2017年、2018年の2年連続No.1に輝いた群馬を代表するキャンプ場です。
噂によると、スタッフは親切、設備も整い、おしゃれな雰囲気で人気が高いのだとか!今回は、噂通りの素晴らしい所なのか、設備は充実しているかなど、気になる点をリサーチするためにキャンプをしてきました。
目次
グリーンパークふきわれの概要
利用期間 | 2020年より通年オープン |
---|---|
料金 | フリーサイト2900円~ |
区画 | AC電源サイト 18区画 区画サイト 7区画 キャビン&トレーラー 5棟 フリーサイト 手ぶらキャンプエリア |
チェックイン | 13:00 |
チェックアウト | 11:00 |
予約 | 3ヵ月前の1日からインターネット予約受付 |
売店・レンタル品 | あり |
ごみ | 可燃物以外は持ち帰り |
公式サイト | グリーンパークふきわれ |
グリーンパークふきわれは、AC電源付き、AC電源なしの区画サイトはもちろん、フリーサイト、キャビンやトレーラー、手ぶらでキャンプができる施設など、初心者から上級者まで、かなり幅広いキャンパーのニーズにこたえるキャンプ場です。
施設1つ1つが使いやすいように整備されていながら、温かみのある手作り感が印象的でした。では、さっそくどんな設備があるのか見ていきましょう!
グリーンパークふきわれの主な設備
管理棟
おしゃれな雰囲気の管理棟。まずはここでチェックイン。
管理棟入り口付近にピザ窯があります。今回は申し込みませんでしたが、事前予約すると、ここでピザ体験などができるようです。
管理棟内部の売店コーナー。基本的な調味料もありますが、どちらかというと料理が失敗した時や食事が足りなかったときの非常食的な品揃えが特徴です。
ちなみに、常温でトマトジュースが販売されていますが、冷蔵庫にも冷えた物が売られています。トマト嫌いなキッズもごくごく飲める(に違いない)優しい甘み。プチトマトのジュースだとか。赤も黄色も絶品でした。ぜひ飲んでみて!
フロントに向かって右側にキャンプ用品、左に食料が並んでいます。
ガスやホヤなどの消耗品から、スタッフが趣味で作っているようなイケてる雑貨やステッカーまで、基本的に「映える」品物が並んでいます(映えない新中学生※中央)。
フリーサイト
管理棟から斜面を北に向かって上るとフリーサイトの入り口です。
フリーサイトは高台の林間になります。空いていて場所を選ぶ余裕があれば、ハンモックなども楽しめますね。
直火もOKですが、直火の跡はほとんど見当たりませんでした。この日は広いフリーサイトに2組だけ。
数年ぶりに2ドームテントが出動し、のんびりゆったりテントを張ります。
地面のアップはこんな感じ。山なので基本的に土ですが、ところどころ大きな石もあります。どかせる石はざっと取り除いてテントを設営した方がよさそうです。
油断して整地しないまま設営した場合、銀のマットだけでは石がごつごつ痛そう。土なのでペグの入りはスムーズです。
管理棟より北にフリーサイト、南側にはトレーラーとキャビン。
やや見づらいですが、こちらがAC電源サイトと区画サイトになります。
トイレ、炊事場は、南北に長いフリーサイトの南側(管理棟付近)と、北側(区画サイト付近)にあります。近い方を使いましょう。
トイレ
こちらは区画サイトに近い方のトイレです。グリーンパークの文字がおしゃれな山小屋風の建物。
自然を感じさせる(?)グリーンの壁に人工芝…。これは女子トイレですが、1つは和式、1つは洋式です。
自分的に外せないポイントである暖房便座!寒い時期でも安心してお尻を乗せることができます。これは好ポイント!
新しい設備というわけではないのですが、しっかり清掃がされており気持ちよく使えます。特に芳香剤なども見当たらなかったですが、ニオイも全く感じません。毎日しっかり清掃されているのでしょう。
炊事棟
トイレの隣には炊事棟があります。
この平らなシンクは、大人数でも食器や鍋が洗いやすく使いやすいんです!このシンクを採用していると「わかってるなあ~!」と感じます。
ただし、小さな子供さんは蛇口に手が届かないかもしれません。踏み台らしき木の台があったので、それに乗って手を洗いましょう。
蛇口は7~8基ですが、湯沸かし器が2つ完備されていて寒い時期も快適です。スポンジやハンドウォッシュ、キャンパー御用達のヤシノミ洗剤までありました。細かいところまで行き届いていますね。
その他設備
ごみは可燃物の指定収集袋をもらえますので、帰りにごみ置き場(管理棟となり)に置いて帰ります。不燃物、リサイクルごみは持って帰りましょう。
管理棟付近には、小さな子供にうれしい畳スペースがあります!ハンモックが2つぶら下がっていて、ぬいぐるみや絵本が並べられ、ゆっくりくつろげるスペースです。
アウトドアデビューしたばかりの小さな子は、こんなスペースがあるとほっと一息つけますよね。慣れないテントの中より自由に動き回れそうです。「またキャンプに行きたい!」と言ってもらえるかも!?
流木で作ったドームや…
ハイジのブランコもあります…。50も間近なおっさんの表情からスリルを感じてください。結構迫力があります。怖いです。
ざっくりと設備をご紹介しましたが、全体的に手作り感のあるキャンプ場です。しかし、細かいところまで配慮が行き届き、使いやすいように工夫されていたり、ゲストのニーズにできる限りこたえようという思いが伝わってきます。
シャワー設備はないので、一般的に言う高規格キャンプ場からはやや外れるかもしれませんが、周辺に温泉施設もたくさんあります(後ほどご紹介します)。
何より、場内のそこかしこにスタッフのセンスが光り、こだわりが感じられるので、「映える」キャンプがしたいならおすすめですね!
気になるロケーションは?
出典:グリーンパークふきわれキャンプ場のすぐ西側には、片品川の支流、栗原川が流れています。浅瀬が多いですが、一部深くなっているところもありますので、子供の水遊びには必ず大人の付き添いが必要です。
川にも簡単に下りられるようになっています。その分、子供さんの動向に注意してあげてください。下界では桜も終わりかけていますが、この辺りは、もうまもなく開花といったところ。まだ新緑には程遠く、風景は茶色メインです。
ちなみに、今回のフリーサイトから川はあまり見えません。フリーサイト自体が高台になっているので主に山、マウンテンビューです。
夜になると当然下がる気温…。
いよいよ夜です。気温はぐんぐん下がります。
写真を見てもわかるように、栗原川をはさんで向こうにも山があるのですが、これが西側に当たるため、日の入りは早いです。
当然、夕方に気温が下がるのも早め。この季節は夕方5時頃になると焚火が欲しくなります。
午後8時頃。この時気温は6度。6度あるので、普段より暖かい夜なのかもしれません。がっ!山間を吹き抜ける風が五体に染みます~。
夕方、暗くなる前にスタッフの方が巡回して何か不便はないか、管理棟が閉まるが近くにいるので困ったら連絡してくださいと訪ねて周っていました。
最初にフロントで、管理棟が6時に閉まる旨は説明を受けていたので、黙って帰ってもよさそうですが、こういうところに細かな配慮を感じます。
この日のゲストはざっと数えたところ、トレーラー、キャビンのゲストを入れても6組程度だったからかもしれませんが、声をかけてもらえるだけで安心する人も多いのではないでしょうか。
ちなみに、テントの中は銀マットは敷かず、この装備で挑みました。
- エアマット
- 封筒型寝袋(開いて敷布団に)
- 封筒型寝袋(敷布団の上に置いて入って寝る用)
- アクリル毛布(寝袋の上から掛ける用)
この日の最低気温は3度だったそうです。
……そして、アラフィフ男と中学生男子は問題なく熟睡。アラフィフ女の私は、寒さのあまり眠れず睡眠時間2時間あまり…。
この違いをどう見るかは、人によって判断の分かれるところだと思います。私は寒かったです…!!
グリーンパークふきわれを訪れた際の注意点
ここまで、噂にたがわずスタッフは親切、おしゃれさ満載、設備もよし!と大満足のキャンプ場ですが、個人的に感じた注意点もいくつかあります。
人によっては全く気にならないポイントかもしれませんが、やや足元がおぼつかない、寒さに弱くなったなど、さまざまな悩みを抱える40代女性は読んでおいて損はしないはず。
まずはこちら。区画サイト側のトイレに降りる斜面。
区画サイト側のトイレや炊事棟へ一番近い道のりで行くには、この斜面を降りなければなりません。ほんの4~5mの斜面ですが、土と石ころが混ざり合った地面は非常に滑りやすく注意が必要です。
夜になるとトイレの明かりも届かず真っ暗に。暗いとなおさら斜面や段差が分かりにくいので、手持ちのランタンは必須です。
次はこちら。夕方の写真かな?と思いきや…。
実はこれ、午前7時ごろ、朝の写真です。南北に長いフリーサイトの西側は川、東側は山のため、太陽が昇るのが遅め。
夏はありがたいのですが、春や秋のキャンプではなかなか気温が上がりません。結局お日様が顔を出したのは午前8時半。そこからは一気に暖かくなりました。
私達は火は焚かずにしのぎましたが、早朝のコーヒーを堪能したい人は焚き火を起こした方がよさそうです。凍えます。
周辺情報
一番近いスーパーはこちらのまるきゅうさん。キャンプ場からは車で5分!
店名 | まるきゅう 高戸谷店 |
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住所 | 〒378-0321 群馬県沼田市利根町高戸谷190 |
ごくごく基本的な調味料から、ごくごく基本的な(?)衣料品、基本的な肥料、基本的な苗、基本的な雑貨…。
チェックインすると渡されるルールブックにはその辺のことも網羅されております。ほんと至れり尽くせりで抜かりなし!
もう少しなじみのあるお店だと、車で6分の距離にセブンイレブン利根老神温泉入口店があります。
店名 | セブンイレブン 利根老神温泉入口店 |
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住所 | 〒378-0321 群馬県沼田市利根町高戸谷610-1 |
周辺温泉
周辺にはたくさん日帰り入浴可能な温泉があります。その一部をご紹介します。
チェック
- 老神温泉 東明館
- キャンプ場から車で5分。埼玉県民お馴染みの味、餃子の満州が経営する旅館のお風呂。日帰り入浴は大人600円、小人400円 12:00~20:00 ※館内に餃子の満州があります!
- 天然温泉わたすげの湯 水芭蕉
- キャンプ場から車で10分。古民家風の入浴施設。お蕎麦や舞茸料理も楽しめます。大人650円、小人350円 11:30~20:30※管理棟にて割引券あり
- 南郷温泉 しゃくなげの湯
- キャンプ場からは車で15分。お肌がつるつる、よく温まる良泉です。筆者のお気に入り、おすすめです。
人気キャンプ場「グリーンパークふきわれ」はやっぱり最高だった!
グリーンパークふきわれを訪れて、人気キャンプ場というのは、宣伝がうまいとか、お金をかけているとか、そんなこととは関係なく、スタッフやオーナーがいかに「ゲストに気持ちよくキャンプしてもらえるか」という思いを持っているかなんだなあと実感しました。
グリーンパークふきわれは随所にゲストを楽しませたいという気持ちが見え、スタッフの対応もとても親切です。何より、どんなことにも笑顔で応対してくれることが、居心地の良さにつながっているのだと思います。
栗原川は透き通って浅瀬が多く、やはりベストシーズンは夏だと思いますが、秋の紅葉、新緑の景色も見てみたくなりますし、通年営業になったということで、雪の降る中、トレーラー泊なんかにも挑戦してみたくなります。
予約は3か月前からとなりますので、行ってみたい人はぜひ、早めの予約をしてくださいね!
ギア
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