革新的でオリジナリティ溢れるアウトドア用品が人気のスノーピーク。実はキャンプ場の運営も行っているのをご存じでしょうか?
スノーピークが運営するキャンプ場は全国で7つ。本社である新潟県のほか、北海道、大阪府、大分県にそれぞれ1つずつと高知県に3つのキャンプ場があります。
今回は大分県にある、スノーピーク運営のキャンプ場「スノーピーク奥日田」に行ってきましたのでレビューいたします!
スノーピーク奥日田ってこんなところ
あのスノーピークが運営するキャンプ場とはどんなところなのでしょうか?
スノーピーク奥日田へのアクセス
スノーピーク奥日田は大分自動車道の日田ICから車で約40分、天瀬高塚ICからは約45分です。
鳥栖JC方面から行く場合は日田IC、日出JC方面から行く場合は天瀬高塚ICを利用することになります。どちらのインターチェンジを利用しても、高速道路を降りてから40分となかなかの山奥にあるキャンプ場です。
山深く静かな環境でキャンプが出来る
スノーピーク奥日田の管理棟
山奥まで行くのはそれなりに大変ですが、山が深いだけにメリットもあります。
メリットはやはり人里離れているので静かなことと、景色が良いこと。もちろん星空も綺麗です。なにより、人里離れた山奥でキャンプをしているのだ!という事実にテンションが上がること間違いなしです。はるばる遠くから来た甲斐があるというものです。
区画電源サイトからの眺め
スノーピーク奥日田の特徴
スノーピークが運営するキャンプ場なので、スノーピークならではの特徴があります。
スノーピークのレンタル品が充実
スノーピークが運営するキャンプ場なので、もちろんスノーピークのテントのレンタルが可能です。
アメニティドームM、アメニティドームL、ランドロック、リビングシェル、エントリーパックTTなどが借りられるほか、タープやランタンなどの小物類も借りることが出来ます。
スノーピークのテント等で使ってみたいものがある場合は、レンタルするのも良いかもしれませんね。
スノーピーク製品の販売と展示をしている
管理棟兼、ショップの中の様子
管理棟はスノーピークの店舗と一緒になっていて、スノーピーク製品の販売と展示がされています。イスやテーブルなどが展示されているので、使い心地を試せて良いですよね。
また、管理棟から少し下ったところにある電源フリーサイト横には、日替わりでスノーピークのテントやタープが設営されているようです。
この日の展示はスノーピークのタープ「メーヴェ」でした
トイレや炊事場は高規格で使いやすい
スノーピーク奥日田はもともとこの場所にあった昔のキャンプを使っているようです。しかし、トイレや炊事場は新しく作り替えられていてとても綺麗。炊事場は温水も出るのでとても便利でした。
ゴミは有料で引き取り
ゴミはリサイクル料金として400円(税込)を支払うことで、引き取ってもらえます。
引き取ってもらえるゴミは、可燃ごみ、ビン、カン、ペットボトルです。受付の際にゴミ袋を4枚もらえるので、それぞれの袋に分けて捨てるようにしましょう。炭は完全消火後、可燃ごみと一緒に捨てて良いようです。
しっかり4種類に分けたゴミだけ置いて帰ることが出来ます
スノーピーク奥日田のテントサイト紹介
スノーピーク奥日田のテントサイトは全部で4種類。どんなサイトなのか、それぞれ説明します。
1番人気はおそらくN電源オートサイト
車道の両側がテントサイトになっているN電源オートサイト
筆者が泊った時に一番利用者が多かったのがこちらのサイト。オートサイトで見晴らしが良いうえに電源があるため、1番人気があるようです。
車が通れる道を挟んで両側にテントが張れるようになっています。写真の右側は山の景色を目の前に見ることが出来ますが、左側の場合はちょっと景色が見えずらいようです。
電源付きオートサイトからの眺めはこちら。
横に目をやると、スノーピークの展示品とその向こうに山が見えてなかなか良い雰囲気です。
景色の良さならFサイトがおススメ
今回筆者が利用したのはFサイトという名前のサイト。景色の良さなら、Fサイトが一番良いと思われます。
Fサイトに張ったテントからの眺め、目の前には山しかありません
ただ少し難点なのが、オートサイトではなく車は少し離れた場所に停めなければいけないということ。と言ってもそんなに離れているわけではなく、だいたい50Mから遠くても100Mほどの距離なので、景色の良さを優先するならFサイトがおススメです。
車はサイト内にある炊事場やトイレの建物付近に停めることになります
区画電源付きオートサイトが充実
延々と続く区画電源オートサイト
スノーピーク奥日田のテントサイトの中で、一番数が多いのが電源付き区画サイトです。それぞれの区画に電源がひとつと、水道がひとつ付いていました。
サイトについている水道では洗い物は禁止です
今回筆者は、一番奥の区画サイトまで行ってみましたが、とても広い!かなり奥の方まで区画が続いています。
一番奥にあった区画サイトは案内図を見ると「comingsoon」と書かれていて、まだ使っていないようでした。しかし、この一番奥のサイトが区画サイトの中では一番眺めがよかったです。いつか使われ始めたときには、狙ってみるのも良いかもしれませんね。
まだ使われていない一番奥の区画サイトからは、広々とした景色が眺められる
電源なしフリーオートサイトもある
その他にはフリーオートサイトもあります。
フリーオートサイトは奥に行くと大きな木があり、周りも木々に囲まれていてなかなか良い雰囲気でした
フリーオートサイト内にはトイレと炊事場がひとつづつありました。電源が必要ない場合は、このサイトを利用するのもありですね。
スノーピーク奥日田の水回り
スノーピーク奥日田の水回りを紹介します。
炊事場はお湯が出て便利
炊事場はお湯が出る蛇口と水の出る蛇口が別で用意されています。お湯が出ると洗い物の汚れも良く落ちますし、洗面の際にも便利ですよね。
ただ作業スペースは狭いので、炊事場で料理の下準備等を済ませるのはちょっと厳しそうでした。
トイレも綺麗
トイレは綺麗で、ウォシュレット。扉のある完全な箱型なので、虫の侵入も少ないかと思います。
手洗い場も綺麗で鏡があるので、人が少なければ朝の準備も出来そうです。
清潔感があって使いやすいトイレでした
シャワー室はちょっと使いずらそう
シャワー室はトイレと洗面とは違って古いままなので、ちょっと使いずらそうな印象。実際、今回筆者は利用しませんでした。
シャワー室の内部
脱衣所は共用で、その先にカーテンで仕切られたシャワー室があるという、海の家スタイルです。
スノーピーク奥日田のおまけ情報
おまけ情報として、スノーピーク奥日田の周辺情報をお伝えします。
一番近い温泉について
スノーピーク奥日田には温泉施設があるのですが、今は機械が故障中のため休止しているようです。
なのでお風呂に入りたい場合は、近くの温泉に行くことをおすすめします。と言っても、一番近い温泉でも車で30分はかかりますのでご注意を。車で30分程度のおすすめの温泉を3つ紹介します。
家族風呂 秘湯うめ乃湯
出典:家族湯|家族風呂 秘湯「うめ乃ゆ」家族風呂のみの営業で、どのお風呂からも大山川の渓谷を眺めることが出来るそうです。レトロな建物で雰囲気も良いようなので、1度行ってみたいですね。
住所 | 大分県日田市大山町西大山4602-4 |
---|---|
電話 | 0973-52-3355 |
受付時間 | 11:00~21:30(土・祝日の前日は22:30) |
料金 | 家族風呂1,500円~ |
公式HP | 家族風呂 秘湯「うめ乃ゆ」 |
天ケ瀬温泉 山荘天水
出典:山荘天水なかなかの高級旅館のようですが、立ち寄り湯が出来ます。貸切風呂と露天風呂から選ぶことが出来るようです。
住所 | 大分県日田市天瀬町桜竹601 |
---|---|
電話 | 0973-57-2424 |
受付時間 | 10:00~14:00 |
料金 | 露天風呂大人800円 |
公式HP | 山荘天水 |
琴ひら温泉ゆめ山水
筆者が今回利用したのは「琴ひら温泉ゆめ山水」。浴槽は露天風呂のみですが、洗い場が付いているので、体や頭を洗うことも出来ますよ。家族風呂もあります。
住所 | 大分県日田市琴平町1571-1 |
---|---|
電話 | 0973-23-8827 |
受付時間 | 12:00~20:30 (受付終了20:00) |
料金 | 大人700円 |
公式HP | 日田温泉の琴ひら温泉 |
奥日田は実は漫画「進撃の巨人」の聖地?
こちらは日田駅前広場にある「リヴァイ兵士長」の銅像
奥日田の地に人気漫画「進撃の巨人」の聖地があるのをご存じでしょうか?
なぜ奥日田の地に「進撃の巨人」の聖地があるのかというと、それは奥日田の入り口でもある大山町が漫画の作者の出身地だから。
せっかく奥日田まで来たのであれば、「進撃の巨人」を読んでいなくとも、この話題のスポットには行ってみても損はないのではないでしょうか?
スノーピーク奥日田へと続く山道の入り口にある大山ダムにて この場面、漫画を見ている人にはわかるはず
スノーピーク奥日田で山奥キャンプを楽しもう
筆者は奥日田のある大分県に住んでいますが、はっきり言って普段はなかなか奥日田まで行くことはありません。そのくらい若干へんぴな所なんですよね。
しかしさすがスノーピーク様、目の付け所が違います。人里離れた山奥とスノーピークのセンスが加わって、とても洗練された雰囲気のキャンプ場となっていました。
スノーピーク奥日田では、山の深さを感じながらこれぞキャンプだ!という雰囲気を感じることが出来ると思います。標高が高く平地より気温も低いので、この夏のキャンプ地候補のひとつに入れてみてはいかがでしょうか。
ギア
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