テント選びは沢山種類があって迷いますよね。現行では販売していないヴィンテージテントまで含めると、星の数ほどのテントがあるわけです。奥が深いですよね。
そんな数あるテントの中から、ビンテージテントのノースフェイストレイルヘッド6(THE NORTH FACE TRAILHEAD6)を手に入れたお話です。
目次
ノースフェイス トレイルヘッド6について
ノースフェイスのトレイルヘッド6がどんなテントなのかといいますと、おそらく2005年前後あたりに販売されていたテントで、ノースフェイスとしては当時は珍しかったファミリーキャンプ向けの大型テントになります。販売年数の書き方が曖昧なのは、調べても情報がどこにも載っていなかったから。
現行のテントには無い不思議な形をしていますよね。この形と色に一目ぼれしたのが購入のきっかけです。
トレイルヘッド6の情報は本当にどこにも載っていなくて、情報収集には大変苦労しました。辛うじて情報が載っているのはこちらのサイトくらいでしたので以下に抜粋します。
TRAILHEAD6 THE NORTH FACE(ザ・ノースフェイス)
商品説明
ザ・ノース・フェイス初のロッジ型テント。6人迄収容可能なビッグフロア。ロール式の隔壁構造は居室と寝室との区分けやプライバシー確保に役立ちます。多彩なポケットは多くの小物の収納に対応。大型前室はキャンプ備品を収容可能。ダブルドアにより、利便性と換気に対応します。フルカバーのフライシート等はジャパンバージョンです。商品詳細
・Fabric:キャノピー/70Dナイロンタフタ(ナイロン100%)、フロア/210Dオックスフォードナイロン2000mmコーティング(ナイロン100%)、フライシート/75Dポリエステルタフタ1500mmコーティング(ポリエステル100%)
・Function:就眠人数×6名/出入口数×2/ポール数×5本
・Size:360×242cm/8.6m2/高さ182cm/収納時78×30cm
・Weight:12.11kg参考サイト:Naturum
カタログでは「ザ・ノース・フェイス初のロッジ型テント」と、あるのですが、ロッジ型テントというより大型のドーム型テントなのでは?と、思っています。
ノースフェイス トレイルヘッド6を試し張り
テントが届いたらすぐに使いたいですよね。早速、試し張りをしてきました。
収納時のサイズは78×30cm。重さは12.11kg。このサイズのテントとしては標準的な大きさではないでしょうか。
ポールは全部で3種類、5本あります。3種類とも曲げ加工されているので、収納時に若干嵩張ります。
インナーテントのボトムの色はネイビー。好きな色です。
ポールは種類ごとに色分けされているので、間違えることがありませんね。
インナーテントを設営した状態です。美しいフォルムですね。出入口に高さを持たせてあり、寝室となる両側は最低限の高さに設計されています。無駄が無いですね。
インナーテント上部の筒状になっていているところ(スリーブ)にポールを通したあと、サイドにフックをひっかけて設営します。
曲げ加工されたポールは、スリーブに通すのが大変なので、極力スリーブを短くした結果、このような構造になったのだと思います。
室内の広さを写真で伝えることができなくて残念です。パーテーションで3部屋に仕切った状態にしてみました。幕内で3部屋に区切ることができるテント。なかなか面白いですね。
いよいよフライを被せます。180cmの高さがあるので、背の低いかたはフライを被せるのが大変かもしれません。
正面から見た姿です。入口を両方開けると、後ろの景色が綺麗に見えるところがお気に入りです。
横からみた姿です。ベンチレーターも大きめで通気性抜群です。雨が入ってこない角度と設計は流石ですね。
後ろからみた姿です。横長なテントだということがよくわかると思います。
ノースフェイス トレイルヘッド6のカラーバリエーションは「青と黄のツートン」、「白とオレンジ」、「白とネイビー」の3種類あるのですが、白とネイビーの配色が個人的には一番好きです。この年代のノースフェイスのテントは、白とネイビーの配色のテントが色々な種類のテントで販売されていたようですよ。
ノースフェイス トレイルヘッド6のここがお気に入り
今のテントには無い独特なフォルムと、色に一目ぼれして購入した「ノースフェイス トレイルヘッド6」。新しいテントを買うにあたって、機能面でも様々な選定基準をもって選びました。
ノースフェイス トレイルヘッド6は、形や色だけではなく、機能面でも理想の条件を満たすテントでした。
テントの中で立つことができる
テントの中で立てる高さのあるテントが欲しかったので、条件クリアです。インナーテント内の高さは、体感としては最頂部が180cm位あります。
テントの中で立てると、出入りや着替えが楽なのでとても快適ですね。
丁度良い広さの長方形の室内
基本、夫婦でキャンプをしているので6人用サイズはオーバースペックかもしれません。室内の広さは、360×242cmあります。
出典:REIノースフェイス トレイルヘッド6は、室内が長方形というとことろがミソなんです。普通のテントは室内が正方形に近い形で作られています。
この広さと形が絶妙で、両側を寝室にして、中央にテーブルを置き、テーブルの奥にクーラーボックスやコンテナを置くと、丁度良い快適な空間が出来上がるのです。
一人暮らしのワンルームで、手の届く範囲に全てモノが揃っているあのコンパクトで快適な空間を想像してみてください。
冬キャンプの時はストーブを置いて、室内で快適にキャンプができます。
室内で快適に過ごせるテントを探していたので条件クリアです。
有効面積が広い前室付きのコンパクトなテント
テントの中で立てる高さのあるテントや、室内の広いテントは沢山あります。しかし、そのほとんどがベスタビュール(前室)が無いテントか、有効面積が少ないワンポールテント、リビングと寝室が一体化したツールームテントです。
前室が無いと雨の時大変不便な思いをします。またツールームテントは快適ですが、サイズが大きいので設営や撤収が大変です。設営する場所も限られてきます。
ノースフェイス トレイルヘッド6は360×242cmと、そこまで大きいテントではないのが魅力でした。
この大きさで6人用サイズの空間があり、高さもあり、前室まで付いていて言うことなしです。無駄の無い作りですよね。設営も一人でできるところがGOODです。
通気性抜群のダブルドアでインスタ映え
ノースフェイス トレイルヘッド6はテントの前後に出入り口があるダブルドアです。特に珍しい機能ではないのですが、このテントは横長の珍しい形のテントなので、面白い写真を撮ることができるのです。
入口を両方開けて、窓越しの景色を撮影すると、とてもインスタ映えしそうな写真に仕上がります。通常のダブルドアのテントは縦長なものが多いので、こういった写真は撮れません。
室内からの景色も、まるで源光庵の「悟りの窓」のように美しく見えるのは気のせいでしょうか?窓越しの景色を楽しめそうなキャンプ場ではトレイルヘッド6が大活躍しています。
大型の前室を有効活用できる
前室は高さがあり、広い作りになっています。前室が広いテントも条件の一つだったのでクリアです。
前室が広いと沢山荷物を置くことができますし、雨のキャンプの時、テントの出入りで不便をすることがありません。
別居スタイルができる
ノースフェイス トレイルヘッド6には面白い設備があります。なんとテント内で別居スタイルができるのです。
室内の両側にはロール状のカーテンのようなパーテーションが付いていて、3部屋に仕切る事ができます。プライバシーを確保できる作りですね。
友人と2人で1つのテントで泊まるといった時に大変重宝しそうですね。
人とは被らないテント
欲しいテントの条件の一つに、他のキャンパーさんがあまり持っていないようなテントというのがありました。
他人と服装が被るのはちょっと、、という感覚と一緒かもしれません。人とは被らないテントが欲しいという欲求は誰にでもあると思います。
その点、ノースフェイス トレイルヘッド6は希少なテントの為、被ることはほとんどありません。
なんだかんだいって見た目のカッコよさと色
どんなに機能が優れたテントでも、使ってる本人が好きではない色だったり形だと、テンションが上がりませんよね。
見た目と色は大切です。趣味の世界なので、目一杯自己満足に浸りたいですよね。
トレイルヘッド6を入手するなら今がチャンス?
ノースフェイス トレイルヘッド6は既に生産終了しているテントなので、新品を手に入れることはできません。オークションサイトで落札するのが一般的です。
去年くらいまではトレイルヘッド6がオークションで出品されることは殆どなく、たまに出品されると高値で取引される希少なテントでしたが、ここ最近はビンテージテントのブームも落ち着いてきた印象があり、トレイルヘッド6もちらほらと出品されています。
相場も落ち着いてきているようなので、買うなら今がチャンスかも?しれませんね。
ギア
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