関節があるグローブとして話題になっているスワニーのElmer Joy(エルマージョイ)。一般的なイメージのキャンプグローブよりも薄手の素材で、なおかつ第二関節に縫いあわせがあり、指を曲げやすくなっています。
そんなグローブだから指先が上手に動いて細かな作業もできるし、焚き火では薪や薪ばさみをしっかりと操作することができます。以前、いくつかのキャンプグローブと比較して、使いやすさを実証してみました。
そんなスワニーのエルマージョイなんですが、この度、僕のブログ「あっちゃんのうちキャン」とのコラボカラーを発売することになりました。
通常のElmerJoyとちょっと違う、コラボカラーのエルマージョイの開発秘話を紹介します。
目次
関節があるキャンプグローブ「スワニー Elmer Joy」コラボカラー開発秘話
キャンプグローブのイメージ
キャンプグローブといえば、まずはじめに思いつくのが厚手で耐熱性があるものですよね。Amazonで1,000円ちょっとでそれなりのグローブが買えちゃうから、それでいいかと済ませがちだと思います。
実際、キャンプでそのグローブを使ってみると、熱くなった調理器具はそこそこ持てちゃうし、焚き火の時も難なく使えちゃえますよね。
あっちゃん
ゆうちゃん
一般的な耐熱グローブは分厚い素材なので、指先がうまく動かなかったり、薪や薪バサミなんかも握り難かったりします。そんなこんなで、キャンプグローブと言ったら、熱いものを持ったり、熱源の近くでしか活躍の場がないなんて思っていませんか?
しかし、キャンプ初心者だったあのころを思い出してください。高いグローブはもったいなくて買うことができないから、軍手を手に着けてテントを設営したりしませんでしたか?
そうなんです。ペグをハンマーで打つ作業、ロープを引っ張ってタープやテントをピンっと張る作業、そんな時もグローブは必要なんです。
分厚いキャンプグローブは熱源の近くでしか使わないし扱いにくいからといって、テントの設営時は素手でやっている方も多いと思います。
僕もそれで何年か素手でテントの設営をしてきましたが、ある日テントの設営時に突風が吹いて、握っていたロープが手のひらの中をスルスルっと抜けていってしまいました。
手のひらに少し違和感を覚えたものの、テントが飛んでいってしまうので、急いで追いかけてローブを握りしめました。しばらくして風が収まり、違和感のあった手のひらを見てみると、皮膚が削れたりヤケドなどでなんともグロい姿になっていたんです。
この時ほど、グローブをしていれば良かったと後悔したことはありません。キャンプでは、熱源の近くだけでグローブを使うのではなく、設営時などにもグローブをしておかないと怪我をしてしまう恐れがあります。
そこで、スワニーのエルマージョイなんです。
スワニー「エルマージョイ」コラボ製品のオリジナルポイント
出典:スワニーエルマージョイは一般的に販売されている耐熱グローブほど分厚くなく、しかも指先に関節があるので扱いやすいんです。指も自由に動かすことができるし、ロープやハンマーを握ったりすることも違和感をそこまで大きく感じることはありません。
しかも、他のキャンプグローブと同様に、熱いものを持ったり近くで作業したりすることが普通にこなすことができるんです。クラウドファンディングのMakuakeでプロジェクトを公開し、300名余りの支援を受け成功しているという実績もあります。
そんなスワニーのエルマージョイでラインナップされているのは、タンとブラックの2種類に加え、新色のグリーンの3色。Makuake限定のレッドは現在購入できないので基本的にはこの3色が販売されています。
コラボカラー
キャンプブログ「あっちゃんのうちキャン」とのコラボで、この3色に加えてツートンカラーのエルマージョイを販売できることになりました。
基本色であるタンの当て革をブラックにしたタイプ、ブラックの本体に当て革をタンにしたタイプの2種類がラインナップされます。
今まで単色で展開されていたエルマージョイですが、ツートンカラーになることで、よりオシャレに使えるようになっています。
コラボのタグ
今回のコラボでオリジナルカラーだけではなく、エルマージョイの内側にタグも付きます。
あっちゃん
しかし、タグに「あっちゃんのうちキャン」と書かれていてはちょっとカッコ悪いんじゃないかなと思ってしまいました。せっかくElmer Joyがオシャレでカッコいいのにひらがなでブログ名を書いてしまうことに抵抗を覚え、今回のコラボでは違う名前を使うことにしました。
それは、僕のBASEでのネットショップ名の「hidas leiri」。
hidas leiri(ヒーダスレーリー)と読むこの名前は、英語の「slow camp」をフィンランド語に訳したもの。
「slowcamp」は僕のブログのURLにもインスタのアカウントにも使っている大好きな言葉。本来「slowcamp」という言葉は存在しないと思いますが、「slow」と 「camp」を組み合わせて、のんびり快適なキャンプをしたいという思いがあります。
そんな名前を冠したネットショップ「hidas leiri」のロゴを、今回はスワニーとのコラボのタグとしてエルマージョイの内側に配置していただきました。
人差し指の当て革をプラス
オリジナルエルマージョイ
エルマージョイと「あっちゃのうちキャン」でのコラボはカラーとタグだけではありません。人差し指に当て革を追加していただきました。
ゆうちゃん
オリジナルのエルマージョイをレビューした時に、熱々に熱したスキレットを何秒間持っていることができるか試してみました。その時、オリジナルのエルマージョイは約10秒間持ち続けることができたのですが、その結果は決して悪いものではなく一般的なキャンプグローブと同等ぐらいでした。
耐熱グローブにジャンル分けされる、分厚い生地のグローブには負けてしまうのですが、スキレットをテーブルの上に移動したりする時間はあり、キャンプで使うのには不自由ないものだと思いました。
ただ熱を感じてスキレットのハンドルを離してしまうのに、ハンドルを支えている人差し指と付け根の間の腹部分に熱さを感じたんです。それもそのはず、オリジナルのエルマージョイの人差し指と付け根の間の腹部分には当て革がなかったんです。
そのことから、エルマージョイと「あっちゃのうちキャン」でのコラボでは、人差し指と付け根の間の腹部分に当て革を追加してもらうようにしました。これでスキレットを持った時に、もう少し長い時間持ち続けることが出来るようになるはず。
実際にスキレットを持ってみると、追加した当て革の上でハンドルを支えることができていました。もしかしたら人によって持ち方が違うかも知れませんが、その時は当て革の上にハンドルが来るように気をつけていただければ、長時間持ち続ける事ができます。
では、どのくらいの時間持ち続けるようになったのか、今回もスキレットから煙が立ち上がるくらい熱してみて、持ってみたいと思います。
多少持ち方や熱の感じ方によって違いが出ると思いますが、1回目で約27秒、2回目は47秒となりました。1回目は手のひらの当て革がない場所でハンドルを持っていたらしく、少し早めに耐えられなくなりました。2回目はしっかりと当て革の上にハンドルがくるようにして持つことを心がけたら約47秒という長い時間持ち続けることができました。
オリジナルの時の約10秒と比較すると、かなり耐熱性が高くなったと思います。
あっちゃん
もちろん調理中の油が飛んできても、熱さを感じることはありません。
このElmerJoyと「あっちゃのうちキャン」でのコラボブローブでは、より熱源の近くで使うことが出来ると思います。
ただ、当て革がある場所は限られているので、ダッチオーブンの本体を両手で包み込むように持ったりすると、約10秒くらいで熱さに耐えられなくなってしまうかも知れません。
Elmer Joyコラボグローブ|まとめ
スワニーのエルマージョイと「あっちゃんのうちキャン」でのコラボブローブが完成しました。エルマージョイとは同じようでちょっと違う、オリジナルのコラボグローブです。
特徴としては、新しいツートンカラー。そしてオリジナルのタグ。さらに人差し指と付け根の間に当て革をプラスしたこと。この3つのポイントがオリジナルとは違うものになっています。元々完成度が高かったエルマージョイですが、ちょっと違った雰囲気のエルマージョイはいかがでしょうか?
販売は僕のBASEのネットショップ「hidas leiri」にて予約販売をしております。納期に少しお時間をいただいてしまいますが、テントの設営もロープ作業も、または焚き火や調理などの熱源の近くの作業でも活躍するスワニーのエルマージョイを1度試してみませんか?
BASEのネットショップ「hidas leiri」のリンクは以下になります。
ギア
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