キャンプに限らず、アウトドアを楽しむなら火は不可欠です。BBQを楽しんだり、冬には暖を取ったり…
しかし、キャンプ場によっては地面で焚き火をしてもいいところもありますが、芝生の場合だと禁止されていたり、場所が指定されていて自分のテントの近くではできないということもあります。
そんなときに活躍するのが焚き火台です。
キャンプ場での夜、ゆらめく火を眺めながら晩酌や談笑をして過ごしてみたくはありませんか?街中では決してできない焚き火という行為は、非日常を演出するために絶大な効果を発揮してくれますよ。
今回は、焚き火台や焚き火のやり方についてご紹介したいと思います。
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目次
厳選メーカーの焚き火台を紹介
焚き火、と聞くとどのようなイメージを抱くでしょうか?焼き芋?雑草の処理?いずれにしても都会ではなかなかできないことですよね。
文明が発達した現代の日本社会において、焚き火という行為はいかにも原始的なもので、普通に生活する上では必要なものであることは言うまでもないでしょう。
しかし、キャンプとは現代人が原始に回帰する行為。火をおこすのは当然です。
では、これからそのために必要な「焚き火台」をご紹介していきたいと思います。
ユニフレーム ファイアグリル
出典:Amazon
ユニフレームは、新潟に拠点を置く株式会社新越ワークスによって作られた国内のアウトドアブランドです。業務用調理器具や産業機器の事業を展開しており、その技術を使って日本の風土に適した高品質な製品を製造しています。
数多くの製品を作っているユニフレーム。特筆するべきはそのユニークなデザインと機能性の高さです。画像の焚き火台もただオシャレのために網と火皿を互い違いにしているわけではなく、四隅から炭を補給しやすくするための構造になっているのです。
結構いい値段するとはいえ、キャンプ場に持っていけば目立つこと間違いないくらい優れたデザインです。私が使っている人を見かけたら「あの人やるな〜」などと考えながら三度見くらいします。他の人と差をつけたい、デザインも機能も欲しいという人におすすめですね。
スノーピーク 焚き火台
出典:Amazon
アウトドアブランドといえばスノーピークというくらい浸透していますが、もともとは山井幸雄商店という新潟の金物問屋が前身になっています。その歴史は古く、登山を趣味とした初代社長が、1959年に自身で開発した商品を販売し始めたことに始まります。以降、国内のアウトドア市場を牽引する存在にまでなったのです。
スノーピークといえば洗練されたデザインと機能性、なによりもブランド力が魅力です。付属品のオプションも豊富で、いろいろな楽しみ方ができるのも特徴ですね。その分、値段も高くなるので、持っていると一目置かれること間違いありません。
キャンプ場で見かければ金持ちに思われること間違いありません。私なら高価でとても手が出ないので、指をくわえながら熱い視線を送ります。スノーピークの製品を使えばキャンプ貴族気分を味わえること間違いなしです。
ロゴス ピラミッドTAKIBI
出典:Amazon
大阪を拠点に1928年から船舶用品の販売を生業としていた会社が、1983年からキャンプ用品を販売したのが始まりになります。100年近い歴史があるため、その品質は折り紙付き。数多くの製品を販売しています。
家族全員でアウトドアを楽しめるというコンセプトのもと開発された製品の数々は、非常に使いやすく親しみやすい製品ばかりです。値段も比較的安価で、可愛いデザインのものが多いのも特徴です。
何を隠そう、私が使っているのもロゴスのピラミッドシリーズの焚き火台です。意外とキャンプ場で見かけることは少ないので、他の人が持っていないものを使いたいという人にはおすすめです。
焚き火のやり方
焚き火は、単純に燃えるものを一箇所に集めて火をつければいいというものではありません。正しいやり方を知り、マナーを守って行うことが重要です。
焚き火の前に用意するもの
- ライター:点火に必要
- 難燃性の服:化繊の服は火の粉で穴が空くため、コットンなどの素材が望ましい
- 耐火グローブ:火傷防止のために必要。軍手では不十分
- 火ばさみ:火加減の調整に必要。だいたいのキャンプ場でレンタルできる
- ナタ:薪を細かくするために必要。なくてもある程度はなんとかなる
- ローチェア:必須。火の前でくつろぐためには不可欠
直火OKの場合
キャンプ場の中には地面で直接焚き火を許可しているところもあります。地面で焚き火をする場合にも、ちゃんとしたやり方とマナーがあります。
- 石でカマドを作る
- 薪を組む
- 火をおこす
- 残った灰は灰捨て場に捨てるか持ち帰る
- カマドに使った石を注意して片付ける
- 焚き火の跡が残らないように綺麗にする
大まかにこのプロセスが必要になります。薪はほとんどの場合はキャンプ場で購入できるので、自分で木を拾ってきて割る必要はありません。問題はその後の手順を正しく行わなければ苦労するでしょう。
まずは手ごろな石でU字型にカマドを作ります。カマドは風除けと調理の時に役立ちます。薪はただ適当に並べて火をつければ燃えるというものではありません。しっかりと空気が通るように隙間を開けて組む必要があります。キャンプファイヤーのようなやぐらの形に組むのと、三角錐の形になるように組む二通りのやり方がポピュラーです。
火おこしには着火剤があるといいですが、ない場合は松ぼっくりや杉の葉を使えば代用できます。着火剤となるものに着火したのちに、組んだ薪にも火を移していきます。この際、一箇所だけではなく数カ所に着火することで薪全体に燃え広がりやすくなります。
あとは火が大きくなるのを待って、ようやく太い薪を追加しながらのんびりすることができます。
焚き火の片付け方は、完全に火が消えたことを確認してから残った灰を灰捨て場に捨てるか火消し壺に入れて持ち帰りましょう。カマドに使った石は熱さに注意して元の位置へ。焚き火の焼き跡は、スコップがあれば掘り返したり、落ち葉や砂、土などをかぶせて周りと区別がつかない状態に戻します。
直火禁止の場合
焚き火台を使用した場合では、丁寧に木を組んで空気の通りを気にしすぎる必要はありません。たいていの焚き火台には効率よく燃焼できるように空気を取り込む構造があるためです。木を放り込んで火を育てるまでは地面での焚き火と同じやり方です。
しかし、焚き火台の場合は芝生など地面で直接の焚き火禁止の場所での使用を想定しているという点に注意しなければなりません。
焚き火台の場合は、薪を不安定に積んでしまうと倒れてしまう恐れがあります。また、台の枠からはみ出すように薪を積んでしまうと片付けが大変になってしまいます。焚き火台のほとんどは炭の受け皿のような構造があり、そこに燃えカスが貯まるようになっています。散らかることもないので、ただ普通に使ってさえいれば後片付けが簡単になるということです。
焚き火台の選び方
出典:Amazon
一言に焚き火台と言ってもその種類はたくさんあります。ただ焚き火をするためのものであったり、料理をすることを想定したものもあります。強度や形状も様々で、選ぶもの次第でいろいろなことができるでしょう。
一番いいのは、自分がどのような用途で使うのかを考えたうえで、目的にあったものを選ぶことでしょう。私の場合は焚き火台としてではなく調理や魚を串焼きにしたいという目的があったのでロゴスの焚き火台を選びました。
最終的には自分の好みのデザインを選ぶのがいいでしょう。キャンプは自分のスタイルで楽しむものです。自分のセンスを信じて好きなものを思う存分使ってみてはいかがでしょうか。
アウドドア気分を盛り上げるためには焚き火台は必須
キャンプ経験が増えてくると必ず焚き火台に行き着くでしょう。
冬のキャンプで暖を取ったり、ダッチオーブンなどのアイテムと組み合わせてキャンプならではの料理を作ったりと、焚き火台はキャンプをより楽しむために役立つことは間違いありません。
焚き火をしてみたくて焚き火台が気になっていてもどれにすればいいかわからないという人もいるのではないでしょうか?この記事をキャンプの夜を楽しく過ごすための参考にしてみてくださいね。
ギア
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