アイアンクラフトのオリジナルスパイス「鉄人のスパイス」をレビュー！アウトドアブランドのスパイスはどんな味？

鉄製の焚き火ハンガーなどで有名なアイアンクラフトが、クラウドファンディングのMakuakeで鍛造鉄フライパンと共にオリジナルスパイス「鉄人のスパイス」の応援購入を募集しています。

鍛造鉄フライパンがプロジェクトのメインのように感じてしまいますが、このスパイスもなかなか良さそうなんです。Makuakeでは、オリジナルスパイス3本セットという形でも購入できるし、鍛造鉄フライパンを購入すればオリジナルスパイスが1本付属してくるという形でも入手する事ができます。

今回はそのオリジナルスパイス「鉄人のスパイス」がどんな味なのか、いくつかの食材で食べてみたいと思います。

アイアンクラフト「鉄人のスパイス」レビュー

オリジナルスパイスを購入するには

アイアンクラフトのオリジナルスパイス「鉄人のスパイス」は、現在Makuakeでクラウドファンディング中なので、アイアンクラフトの公式ネットショップでは購入できません。

一般販売されるかは分かりませんが、今のところ使ってみたい方はMakuakeで応援購入するしか方法はないと思います。

なんて思う方もいますよね。でも1本でのバラ売りはしてないので、3本セットか鍛造鉄フライパンとのセットか悩みどころです。僕的には鍛造鉄フライパンがカッコ良くて、サイズ的にも使いやすいと感じたので、是非フライパンとのセットで手に入れてもらいたいと思います。

でもスパイスって実際にどんな味なのか気になりますよね。そこで今回は僕の拙い舌でレビューしてみたいと思います。

鉄人のスパイスの素材

アイアンクラフトのオリジナルスパイス「鉄人のスパイス」は、空前のアウトドアブームの中で増え続けているアウトドアスパイスの中で、他とは違った特徴を出せるかが気になるところです。プロジェクトページの説明では、その特徴が出せそうな素材を使っていました。

アイアンクラフトを運営するアウトリガー社は、静岡県の菊川市に本拠地を置いています。そこで使用されている素材に、地元静岡県で製造された塩やお茶が使われているんです。

静岡産の塩は、伝統の平釜製法で作られていて、自然の味をそのまま楽しめそうです。静岡の名産であるお茶は、緑茶パウダーとして使用されています。

やっぱり緑茶を使用しているというところに、他のスパイスとの違いが出せていると思います。お塩に関しては、凄く美味しいとしても、僕の舌では違いが見つけられるか正直自信はありません。

その他に特徴的な素材は「チポトレ」です。チポトレは、熟したハラペーニョを燻製にしたもので、他のアウトドアスパイスの素材を見ても、あまり使われてない素材だと思います。

この他、ハーブやスパイスなど20種類以上使われている「鉄人のスパイス」なので、独自の味を楽しめそうです。

「鉄人のスパイス」のラベルにある素材を確認してみると、にんにく、黒胡椒、粉末醤油、コンソメパウダー、かつお風味調味料、コリアンダー、砂糖、赤唐辛子、キャラウェイシード、ナツメグ、クミン、タイム、セージ、ファンネル、ローレル、ローズマリーが使われていました。

チポトレと共に、黒胡椒や赤唐辛子が入っているので、ちょっと辛そうな味なんでしょうか。にんにくも入っているので肉料理に合いそうな気もします。

「鉄人のスパイス」の味見

オリジナルスパイス「鉄人のスパイス」を料理に使うのを待ちきれなくて、先にちょっと味見をしてみました。

少量のスパイスを手に出して一気に口の中に放り込むと、想像していたのと違って甘さを感じました。

なんて、チポトレや黒胡椒が入っているのに不思議に思っていると、口の中のスパイスが無くなるぐらいになって急に辛さが舌を刺激しました。

「辛っ！」と思わず声が出てしまうほど、最初の甘さからのギャップがありました。この辛さ、後を引くようなしつこい辛さではなく、比較的早く口の中から消えます。めちゃくちゃ辛いかと言えばそうでもなく、でも子供にはキツいぐらいの刺激がある感じです。

最初に感じた甘さは何だろうと考えてみても、砂糖なのか他の素材によるものなのかは分かりません。しかしその甘さと同時にカツオの風味も感じました。それが僕的には新鮮で、にんにくの香りとカツオの風味が同時に広がり、それが甘くもあり、苦くもあるような複雑な味わいです。それを楽しんだ後に辛さが遅れてくるのは、まさに大人の為のアウトドアスパイスといった感じです。

しかし妻は、僕がカツオの風味を感じたのに対し、コンソメの味を感じたようです。また長男もコンソメとニンニクを強く感じたようでした。僕の舌ではコンソメを感じきれなかったので、正確に味を伝えられるか自信を無くしそうです。

素材はニンニクの粒が目立つ

今度は、スパイスを小皿に出してよく見てみました。他社のアウトドアスパイスで有名な「ほりにし」では、全体的に白っぽい色をしていて、その中に黒いツブが混ざっている感じでした。

「鉄人のスパイス」では、色味は薄目の黄色っぽい色。黒色や赤色など強い色はあまり無いように見えます。静岡緑茶パウダーが入っている事から、少し緑色に見えるのかなとも期待していましたが、それっぽい感じはないようです。

1番大きい粒を食べてみると、どうやらこれがにんにくのようです。他は細か過ぎてどれがどの素材かは判別できませんでした。

白身魚にスパイスを使ってみる

アイアンクラフトの鍛造鉄フライパンをシーズニングして初めて使う時に、白身魚を焼いてみました。その時の味付けに「鉄人のスパイス」を使ってみました。

今回は、下味として焼く前にスパイスを満遍なくまぶします。白身魚に薄力粉を薄く塗り、その後にスパイスでも味付け。後はフライパンで両面焼いたら出来上がり。

そのまま食べてみたら、淡白な白身魚にスパイスが良く合います。スパイスの味が強いので、これだけで充分です。食べる前にさらにスパイスをかけたら、多分味が濃過ぎてしまうと思います。

味的には、スパイスだけで食べた時のように、はじめに感じた甘さは少し控えめで、後から辛味をしっかりと感じました。「鉄人のスパイス」はお肉に合いそうだと思っていましたが、魚にもよく合うと思いました。

鶏肉にスパイスをかけてみる

次も鍛造鉄フライパンで焼いた鶏肉にスパイスをかけてみました。鶏肉はもも肉を使用し、下味としてスパイスを満遍なく振っておきました。そして焼き上がりにも追いスパイス。

しかし肉汁が多いお肉だと、ちょっと味が薄まってしまうこともありそうです。

鶏肉には、僕的にはたっぷりとスパイスを使った方が味を強く感じることができました。特にニンニクが鶏肉の旨味を引き立てていました。

唐揚げに使ってみた

色んな食材にオリジナルスパイスを使ってみたかったので、唐揚げにも試してみました。

たっぷりと振りかけるとちょっとしょっぱく感じるかも知れません。思っていたより「鉄人のスパイス」で感じた最初の甘味は薄れていました。後から感じるのは胡椒の辛味です。

これが唐揚げに付属してくる塩コショウのスパイス的な感じで美味しかったです。

唐揚げの下味の濃さによって感じ方は違ってくると思いますが、あまりにも付け過ぎてしょっぱく感じてしまったなら、マヨネーズと混ぜてみるとマイルドになって美味しく感じられると思います。

餃子にもスパイス

餃子には餃子のタレ、もしくは醤油と酢を混ぜた物をタレとして使いますよね。ここで液体でもないオリジナルスパイスを付けて食べてみたら、一体どんな風に感じるのか気になって試してみました。

餃子にはいつもタレを付けて食べるので、粉末状のスパイスは合わない気がしていました。しかしこれが意外にも合うんです。

脂っぽい餃子でも、スパイスを付けることで、かなりサッパリとした味わいに。ニンニクの香りは少し薄らぐ感じですが、餃子に元々入っているから問題ありません。

肉汁でスパイスが混ざって見えなくなってしまうので、直接餃子に振りかけると必要以上にかかってしまう事もあるのですが、スパイスの量が多くてもあまり気になりません。

よく考えてみると、餃子には豚肉が使われているので、スパイスが合わない訳がないんです。普段と違った食べ方でしたが癖になってしまうかも知れません。

アイアンクラフト「鉄人のスパイス」まとめ

「鉄人のスパイス」には、静岡県で生産された塩や静岡緑茶のパウダーが素材に使われています。ただ僕の舌では正直、どれが静岡緑茶なのかは判別することはできませんでした。しかし、それ以外にもチポトレやニンニク、黒コショウなどのスパイスが20種類以上組み合わされた複雑な味わいは、とても美味しく感じました。

口に入れた瞬間は、甘味と共にカツオの風味とコンソメの香りが広がります。多分同時にニンニクも合わさっていると思います。その風味を飲み込むぐらいに辛さが舌を刺激するので、時間差で味の変化を楽しめました。

子供には少し辛いかも知れませんが、これは大人は病みつきになってしまいそうです。ただちょっと味が濃いので、アルコールやドリンクの量が増えてしまうかも。

今回は鍛造鉄フライパンにセットで付いてくる1本のスパイスを使いましたが、これはすぐに使い切って足りなくなってしまいそうです。クラウドファンディングでは3本セットが購入できるので、プロジェクト終了前に追加購入しようか迷ってしまいます。まずは鍛造鉄フライパンとセットで購入し、味見をしてみて下さい。