あなたがキャンプに行き出したのは、自分きっかけですか?それとも友達?僕はかれこれ27年前ぐらいの遥か昔、夏休み中にキャンプ好きの友人に連れられてキャンプへ行ったことが最初でした。
キャンプ道具なんて何も持ってなかった僕は、ホームセンターで安いイスだけを買って、キャンプに連れて行ってもらったんです。キャンプというイベントは、友人がメインに動き、僕はお客様のよう。あれこれ指示される事を何となくこなしていくだけ。
あっちゃん
そんなに乗り気ではなかった事もあり、夏の強い陽射しと、普段やらない事をする疲労と戦っていたんです。それが今や逆の立場。キャンプをやった事のない友人、そしてキャンプ好きの友人。それぞれとキャンプに行く事があるのですが、今度はおもてなしする側。
今回は、せっかくのキャンプが台無しにならない為に、キャンプに友人と行った時の注意点を考えて紹介したいと思います。
目次
友達とキャンプにいく時の注意点
エスコートする側?
この記事を読まれている方は、多分自分がキャンプをやっている上で、友達と一緒にキャンプに行こうと考えている方だと思います。
僕がキャンプに行き始めた時にはキャンプブームは廃れていて、キャンプ場には今ほど人が集まっていませんでした。夏休み中には混み合いましたが、それ以外ではそれほどでもない感じ。今みたいにテレビや雑誌などでキャンプが取り上げられてなかったし、YouTubeもなかったので、キャンプという物に魅力を感じていませんでした。
ゆーちゃん
あっちゃん
キャンプは疲れる物、ただただ暑い…なんてキャンプに興味を持ててない僕をエスコートしてくれた友達は、本当に凄いと思います。でも今では、キャンプブロガーとして情報を発信する側にいる僕。友達を連れてキャンプに行く時は、いつも以上に張り切ってエスコートする側になっています。
友達とキャンプに行く場合、その友達がキャンプ経験者なのか、未経験者なのかで内容が違ってきます。またそれに応じて注意する点も違いがあるんです。
キャンプ初心者(未経験者)の場合の注意点
キャンプ初心者や未経験者の場合、様々な注意点があります。
キャンプに対して前向きな初心者さん、自分でキャンプ道具を集めたい、もしくは数回経験がありこれからキャンプにハマりそうだと思っている人。または、キャンプに対して特に思い入れはなく、キャンプに参加するのは今回だけかも知れないし、今後もキャンプにハマる事がないと思っている友人。
初心者や未経験者と言っても、この2つのタイプがあると思います。キャンプに行くと言っても、モチベーションが高いのか低いのかで注意点が変わります。
キャンプ当日の服装
共通して言えるのは、キャンプ当日の服装についてアドバイスが必要だという事。
ゆーちゃん
夏ならTシャツ1枚で来ちゃうのもありかも知れませんが、ゴールデンウィークや秋口のキャンプでは日中と朝晩の気温差が激しい時があります。キャンパーさんなら羽織るシャツなどを携帯するのが当たり前になっていると思いますが、初心者の方だとそこまで意識が向いてない事もあります。
また男性だと革靴、女性ならヒールを履いて来ちゃう人もいますが、やっぱり側から見ておかしいし、路面の状況からして怪我をする恐れもあるので、前もってアドバイスしておくと良いかも知れません。
あっちゃん
ファションについて下手にアドバイスするのは相手の機嫌を損ねかねないので、なかなか難しいところではありますが、キャンプに行く事を前提に話を進めるのが良いかも知れません。もしくは、パンフレットのようなものを作って服装についての注意点を書いておくとか…。
実際にはそこまでやる必要はないとは思いますが、時には突拍子もない服装で来ちゃう人もいるので、どのようにして良いのか判断が難しいところです。
雨天決行?
キャンプ初心者の友達でも、天気が悪い時にキャンプに行きたいと思う人は少ないと思います。せっかくキャンプに行くのなら、やっぱり晴れの日が良いと思っているはず。
自分は雨の日のキャンプは慣れているからと言っても、初心者さんや未経験者の友達では、これがかなり大きなハードルになります。キャンプ当日が雨予報なら、一旦計画を見直してみるのも良いと思います。
雨でも行きたいと友達が言うなら、傘やカッパなどの雨具、着替えなどの準備、さらには当日の服装に付いてもアドバイスするなどの注意が必要です。
雨予報でも時々雨なのか、日中ずっと雨なのか、または強めの雨なのかで、疲労度や危険度も変わってきます。やはり経験者であるキャンパーさんがしっかりと判断する事が必要です。
持ち物
キャンプ道具には、共通で使えるもの、または個々でしか使えないものがありますよね。
先述した通り、初心者の友達といっても、キャンプに前向きなタイプと、興味が薄いタイプの2種類に分けられます。この2種類のタイプではモチベーションが違うので、持ってきてもらうキャンプ道具に差が出ます。
テント
キャンプに前向きな友人なら、テントについてかなりの興味を持っているはず。キャンプ当日に合わせて買いたいと思っている気持ちは抑える事が出来ないので、それ相応のアドバイスをしてあげる必要があります。
自分がソロ用テントではなく2〜3人以上で使えるテントを持っているのなら、まずは一旦テント泊を試してみてからという事もできますよね。
ゆーちゃん
流石にソロ用テントで2〜3人で寝る事はキツいので、自分がソロテントしか持っていなかったら、友達には購入してもらいましょう。この場合も、自分の経験や友達の欲しいテントなど、キャンプの前からしっかりアドバイスしてあげたいですね。
これが、キャンプに興味がない友人だったらそうは行きません。まず友人が自分用のテントを買うことを躊躇すると思います。
少し大きめのテントを所有していれば一緒に使う事ができますが、それがない場合には、他の友人に借りたり、またはレンタルするしか方法が無いと思います。その場合の手配作業も自分になるので、キャンプに興味がない友人を連れて行く時にはそれなりの気構えが大切になります。
チェアなど
キャンプ中に腰掛けるチェアは、キャンプではかなり重要なアイテムです。
自分がファミリーキャンプ経験者なら、大きめのテーブルやイスも家族の人数分所有しているので、友人を連れて行く時にはそれを準備しましょう。キャンプに前向きの友人なら、チェアを購入しておいてもらっても良いかも知れません。全てを用意してあげるのも疲れちゃうので、負担してもらえそうなところはしてもらうのが良いです。
キャンプに興味がない友人の場合は、高確率でこちらで用意する事になります。無理やりチェアを買わせて、その後使わなくなってもかわいそうですよね。
そんな風に、エスコートする側がファミキャン経験者でキャンプ道具を一式持っているのなら、比較的簡単に道具は用意できます。テントやタープ、テーブルなどはファミキャンの物を共有して使えるので、初心者の友達ともキャンプに行きやすいです。
でも自分がソロキャンプ用の道具しか持ってないとなると、ハードルが一気に高くなります。テントもテーブルもチェアもソロ用の物だと、友達と一緒に使う事が出来ません。ソロ用のテントに一緒には寝られないし、ソロ用テーブルにコップやお皿は載せきれません。
これはチェアやテントだけではなく、寝袋やマット、またはコットなどでも同様の事が言えます。
季節のアイテム
初心者の友人とキャンプに行くのなら、多分夏休みに行く事が多いと思います。夏はやっぱり暑い。そして虫も多い。
暑い夏に対抗するために、団扇や小型扇風機、タオル、着替え、納涼グッズなどがあると助かります。ただこれらをエスコート側が用意するのは大変。自分で使う物は、それぞれに用意して貰うようにしてください。
また、虫も多い季節なので、虫除けや虫刺されの薬も持参してもらうのが良いと思います。こちらで用意しておくのは、頭痛薬や胃薬、または怪我をした時の絆創膏など、初心者が忘れがちな物を持って行くようにしましょう。
お皿やコップ
キャンプでご飯を食べる時には、お皿やコップが必要ですよね。お箸やスプーンなどのカトラリーも必要になってきます。
これもファミリーキャンプ経験者なら、道具一式は家にあると思いますが、初心者さんは後回しにしがちです。そんなに気取らないのなら、ここは100均一で紙皿などを用意しちゃいましょう。
ゆーちゃん
紙皿や紙コップなら、使い終わった後の片付けが簡単です。
しかし、キャンプ中にどのくらい必要かなどは、未経験者では判断しにくいハズ。これらを用意するのも、エスコートする側が事前に買い出しておくのが良いです。
食事の献立
食事は、もちろんエスコート側が魅力的な料理を振る舞いましょう!…なんて事をしていたら、多分かなりの疲労感で疲れ切ってしまいます。
ここは友人と共に作れる料理を提案して、協力して作れる献立にするのがおすすめです。
ゆーちゃん
あっちゃん
もちろんバーベキューなど手軽にできる物なら、それが1番。
相手がキャンプ経験者だからといって、凝った料理を振る舞っていると自分が休まる時間が取れません。キャンプ中あれもこれも率先して動き続けていて、体力も精神的にも疲労が溜まっているはずなので、せめて料理ぐらいは協力して作れる物にしましょう。
経験者の友達とキャンプでの注意点
経験者の友達とのキャンプでは、注意点が少し変わってきます。
ゆーちゃん
あっちゃん
経験者である自分も友達も、それぞれのキャンプ道具を持っているし、それぞれのキャンプスタイルも待っています。
一見、そんな友達同士でキャンプするのなら何も問題はないように思えますが、注意点はやっぱりあります。
道具の分担
ソロ同士、ファミキャン同士、またはグループキャンプ、それぞれ個々でキャンプ道具を持っていますよね。
今回のキャンプは、ただ友達とリビングスペースだけを共有して過ごすのか、テント以外のキッチンなども共有するのかをはじめに考えておきましょう。
チェアはそれぞれが準備するにしても、テーブルは誰が出すの?バーナーは?となるはずです。
ゆーちゃん
なんて事になると、あっちにもこっちにもキッチンができたり、焚き火台もあそこにもここにもあるなんてことになります。またテーブルを出しすぎて大きく広げすぎると、人と人の距離が離れてしまいます。
調理場や焚き火台においては、自分の物が使いやすいからといってそれを使っていると、せっかく友達と来ているキャンプなのに離れ離れで作業する事になってしまったりします。
テーブルも人数に対して大き過ぎると、話がしにくくなります。2人や3人でのキャンプならまだしも、グループキャンプでテーブルが広すぎると会話のグループが幾つもできてしまい、みんなで話すことが出来なくなってしまいます。
それらを防ぐには、前もって誰が何を持ってくるか話し合い、分担して持ち合うようにすると良いです。特にコンロやバーナー、ウォータージャグ、タープ、テーブルは、誰が持ってくるか決めておくのがおすすめです。それなら個々の荷物量が減るので、キャンプの準備も楽になりますよ。
食事
これも道具と同じで、何を作るか献立を立てて、誰が鍋やフライパンを用意するか、誰が食材を買い出してくるかを、ちゃんと決めておくのがおすすめです。
ゆーちゃん
あっちゃん
何も献立を決めず、取り敢えずここで作ったのもを持ち寄ろうなんて事にすると、食べきれないぐらいの量になってしまう事もあります。みんなが好意で作った料理も、多過ぎて破棄する事になってしまってはもったいないですよね。
とは言っても、普段なかなか合わない友達だったりすると、LINEだけでは決めにくい事もあります。そんな時はせめて、メインの料理だけでも何を作るかだけ決めておくのが良いです。
これは朝食も同様です。例えばホットサンドを作ろうとなった時、それぞれのホットサンドメーカーを使った方が効率よく焼けます。
しかし、それぞれで中の具材が違った場合、あっちもこっちも食べたいと目移りしてしまいます。結果、必要以上の数を焼いてしまったり、片側の具材だけ人気がなかったりとしてしまう恐れもあるので、なるべく同じものを献立とするのが良いと思います。
飲み物やおやつ
買い出し段階で、それぞれがドリンクやお菓子を持ち寄る事があります。これは好意でもあり、お土産のようなものでもあるので、必要以上の量を買ってきてしまう事がありませんか?
お菓子やドリンクは、子供たちも喜んでくれるし、大人も例外ではありません。そんな笑顔を見たくて大量に買って持ち寄ってしまいがちですよね。僕も若い頃…いや現在でもかも知れませんが、これだけはなかなか止められないんです。
久々に会う友達とのキャンプでは、不足して困るより余った方がいいと言う気持ちがあるのか、集まる友達はみんなたくさん買ってきます。もちろんキャンプ中はご飯もあるので、食べきれないお菓子やドリンクがたくさん余ってしまいます。
あっちゃん
最終的には、それらを解散時にジャンケンで持ち帰る事になるんです。2リットルのジュースを2本持ち帰ったり未開封のポテトチップスを貰ったりと、ちょっとしたお土産のようになります。
でもそれが楽しいんです。なので、全てを分担して持ち寄って、無駄なくする事も良いのですが、こんな様に余らせちゃうルーズさも、キャンプっぽくて好きなんです。もちろん料理と違って持って帰れる物なので、破棄する事がないのは前提です。
友達とキャンプに行く時の注意点まとめ
初心者や未経験の友達とのキャンプでは、経験者である自分がエスコートする側になります。あれもこれも準備やアドバイスをしてあげる事になりますが、やり過ぎてしまうと大変です。気の知れた友達だからこそ、気をつける点とそうではない点を考える必要があります。
相手がキャンプ経験者の場合では、お互いに経験値が豊富です。それゆえに話し合いがなあなあになって、色々と過剰に持ち寄る事になりがちです。それも決して悪い事ではありませんが、過剰過ぎても良くありません。抑えるところは抑えるようにすると、もっとスムーズに快適なキャンプができるはずです。
友達とのキャンプで注意する点は、それぞれのタイプによって違いますが、1つ言えることは、前もって自分がちゃんと考えて計画を立てておくという事だと思います。
ギア
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