第二次キャンプブームの中では、住宅地などにもほど近い「アーバンキャンプ」という概念も出てきた。それと同時に、キャンプだけではなく、様々なアクティビティも楽しめる要素もニーズとして高まっており、アスレチックやアクティビティの拡充を進めたキャンプ場も多い。
そういったトレンドの中で、2023年3月末にオープン予定の「HIBIKINADA CAMP BASE(仮称)」は、2つのトレンドを合わせた最先端のキャンプ場になる可能性を秘めている。都市公園とキャンプ場を組み合わせるモデルケースにもなりそうだ。
忙しい現代人に需要のある「アーバンキャンプ」
愛知住まいの筆者として、最近ひしひしと感じるのは「生活圏に近いところにアウトドア施設がいっぱい出来ている」という事だ。そうでなくとも青川峡キャンピングパークや、竜洋海洋公園オートキャンプ場と言ったアクセス抜群のキャンプ場の人気が高いことからも分かるように、キャンプ場に行くまでの時間が掛かりすぎない所の方が需要があるようだ。
そういった需要を受けて、ここ最近で機運が高まっているのが「アーバンキャンプ」。山や海といった自然はそこまで無いものの、一通りキャンプ体験らしいものは出来る様になっていれば、キャンプ欲は解消される。時間のある時は本格的なキャンプ場へ行き、忙しい時にはアーバンキャンプを楽しむのが現代人のキャンプの楽しみ方になりつつある。
限られた時間を目いっぱい遊びたい需要
ご存知の通り、キャンプギアは時短化のトレンドもある。限られたキャンプ時間を有意義に使うために、準備の時間や調理の時間を短縮する事が目的だ。となれば、キャンプ場とアクティビティが体験できる場所の移動時間も短縮したくなるというのも自然な流れという事で、キャンプ場で色々と体験できる所も人気が出てきているのである。
代表的なものでは伊勢志摩エバーグレイズでカヌー付きのキャンプサイトがあったり、温浴施設の横にキャンプ場を作ったというケースもあったり、そこ1か所で1泊2日のキャンプがデザイン出来るようになっている。
都市公園×キャンプ場ならどちらも成り立つ
さて、長い前置きとなってしまったが、上2つの項目で紹介した内容を合わせると「HIBIKINADA CAMP BASE(仮称)」に輪郭が見える。ここは都市公園にキャンプ場を併設するというのが基本形となっている。
都市公園とは「都市住民全般の休息、観賞、散歩、遊戯、運動等総合的な利用に供することを目的とする公園」となっており、比較的住宅街からアクセスしやすい場所にある。そしてその中には様々な施設、アクティビティが用意されており、その気になれば一日中遊んでいられるのである。
「HIBIKINADA CAMP BASE(仮称)」のコンセプトは、「遊び感覚で楽しみながら学べる空間」。キャンプを通して様々な体験が出来そうだ。
重要なのは「住み分け」
ここでは手ぶらでキャンプが出来る様なプランも用意するなど、初心者にも手厚いサービスを用意するなどサービス面でも期待が出来そう。
しかしこの手のキャンプ場によくあるのが、キャンプ場利用者と公園利用者のすみ分けが出来ていない、という問題。ボールが飛んできたり、マナーが悪いユーザーがいたりするとキャンプの楽しみも激減してしまうので、きちんと対策してもらえることを期待する。
いずれにしてもこういったタイプの施設の最新系が見られるのは楽しみだ。管理規則などもしっかり整えて、都市公園とキャンプをつなぐモデルケースとなってもらいたい。
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