岩本利達
大型ストーブ級の燃焼効率!じわじわ来てる卓上薪ストーブに新顔あらわる

大型ストーブ級の燃焼効率!じわじわ来てる卓上薪ストーブに新顔あらわる

ここ最近、薪ストーブ業界を賑わしているのが「卓上薪ストーブ」だ。本格的な薪ストーブに対して非常にコンパクトで、薪の熱を効率よく調理に使えるということから、ソロキャンパーを中心に人気を集めている。

そんな中で合同会社雲鶴堂が手掛けるアウトドアブランド「A.S.F.OUTDOOR」は、2023年1月13日からオリジナルの卓上薪ストーブ「MAKIng STOVE」のクラウドファンディングを開始。大型ストーブ級の燃焼効率を謳っており、その火力には期待が出来そうだ。

卓上とはいえ中型サイズ

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卓上で使用できる薪ストーブと言っても、サイズは30×20×30cm(躯体のみ)となり、他の卓上薪ストーブと比べると中型サイズと言っていいだろう。本体の奥行きが約30cmと余裕があるので、市販の28cmくらいの薪であればすっぽり入るのが非常に便利。

天板の部分にはメスティンを2個同時に配置することが出来、煙突の上も合わせると最大で3ヶ所の調理が可能になる。これだけ調理するスペースがあれば、冬だけでなく夏場でも調理器具として持って行きたくなる。

3方向からの給気で高火力に

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薪ストーブの生命線とも言える給気口は正面と正面下部、窓反対側の3か所に配置。その中でも正面の空気口のおかげで大型ストーブ級の燃焼効率があるとか。3方向から入って来る新鮮な空気と、二次燃焼を誘発しやすい構造とすることで高火力を実現している。

前扉の下部には灰を受けるためのトレイが備え付けられており、不要な灰の除去もサッと出来る優れもの。撤収時も手間が掛からないというのが嬉しい。

色々セットになってすぐ始められる

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最近は薪ストーブを購入するにあたって、初心者でも安心して始められる様にケースや焚き火シートが付属する場合もあるが、「MAKIng STOVE」はそれをはるかに超える全14点という圧巻の付属品数だ。

特に目を引くのが火ばさみやノコギリ、手斧といった本来であれば薪ストーブとセットになることが少ないギアたち。驚きなのはこれらも含めて薪ストーブ本体に収納できるということだ。

今後はオプションパーツを開発予定

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既にオプション品は十分な域に達しているが、今後はペグダウンできる脚パーツ、サイドテーブル、ガラスフレームの追加柄などを検討しているとのこと。まだまだクラウドファンディングの段階なので少し先の話になってしまうが、便利なパーツなどが後から販売されるのは嬉しい。

プロジェクトは既に成功しており、300万円以上の応援購入総額を達成している。お得なリターンは着実に減っているので、気になる方はおやめに。

紹介
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  • 岩本利達
  • 岩本利達キャンプクエストNEWS編集部
  • NCAJキャンプインストラクター/JACオートキャンプ指導者
    『子どもを育む場としての「キャンプ」こそ持続可能な社会の第一歩』をテーマに、環境意識やサバイバル知識を高めるために日夜活動。ガジェット/ギアマニアの視点から最新アウトドアニュースをお届けします。

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