岩本利達
たき火のお供に新提案!着火剤を買わずに「ミニカンナ」で焚きつけを作ろう

たき火のお供に新提案!着火剤を買わずに「ミニカンナ」で焚きつけを作ろう

キャンプの醍醐味の一つである「たき火」。キャンパーに応じてその流儀は千差万別だが、避けては通れないのは「着火」というフェーズだろう。麻縄をほどいたり、松ぼっくりを探したり、小枝を集めたり…着火剤を用意するのにも様々な方法があるが、ここにきて新たな手法が登場した。

株式会社パーツ精工が手掛ける金属加工製品ブランド「Wee!HuB」から発売された「焚きつけ用 ミニカンナ」は、薪の削りクズを量産することで新しい焚きつけの準備方法を提案している。

高級感漂うミニカンナ

焚きつけ用ミニカンナ

そもそもカンナは代表的な大工道具の一つ。主に木材の表面を削り取ることで滑らかで平らな面を作り出すことが出来る。木材を削った後には木くずが出来るので、これを焚きつけに使用するという訳だ。

表面はウォルナット材を使用しており、いかにもな道具というよりは「こだわりの逸品」的な雰囲気に。ブランドを手掛けるパーツ精工は金属切削を得意としており、カンナに使われている真鍮の刃止めも切削加工で削り出されている。大工道具から一歩進んだ高級感あふれるギアとなっている。

刃がむき出しになっていないから安心

minikanna202304 (2)

ナイフでフェザースティックを作って焚き火をするのはロマンでもあるが、流石に子どもに持たせるのは心配。このミニカンナは推奨年齢8歳以上となっており、ナイフと違って刃が本体内に格納されているため比較的安心して使うことが出来る。とはいえ間違った使い方をしていては怪我の可能性が高まるので、親の監督は必要かも。

たき火をするのに子どもが重要なファクターを担うというのは教育上良いので、積極的に参加させてあげたい。

ぶら下げにも対応

minikanna202304 (4)

カンナの上部にはぶら下げ用の金具が取り付けられており、カラビナを通すことが可能。カンナ自体が高級感があるので、腰からぶら下げていても様になる。また、たき火脇に置くハンガーなどにもぶら下げることが出来るので、無くすリスクを減らし、使いたい時にサッと使えるのは嬉しい。

着火材を買うくらいならカンナを買おう

minikanna202304

たき火に市販の着火剤を使用するのは、手間を減らすという意味では推奨したい所だが、たき火で調理するのであれば着火剤は自然由来のものの方が安心。ましてや子どもが口にすることを考えるとなおさらだ。

その点、木を削ればいくらでも着火剤を作り出すことが出来るミニカンナを着火剤の代わりに買うのはアリ。特にファミリーキャンパーは子どもの経験と安心のために、一つ持っておいても良いのかもしれない。

紹介
ギア
X 閉じる
  • 岩本利達
  • 岩本利達キャンプクエストNEWS編集部
  • NCAJキャンプインストラクター/JACオートキャンプ指導者
    『子どもを育む場としての「キャンプ」こそ持続可能な社会の第一歩』をテーマに、環境意識やサバイバル知識を高めるために日夜活動。ガジェット/ギアマニアの視点から最新アウトドアニュースをお届けします。

記事についてのご意見やご要望、修正依頼、表示の不具合などございましたらお知らせください。返信が必要な場合はお問い合わせフォームからお願いします。




このライターが書いた他の記事

フォローミー

キャンプクエスト公式SNS
  • 日毎
  • 月間
  • 殿堂