ファミキャンからソロキャンに移行して早数年、私が使用している調理器具はファミリーキャンプで使っていた当時のものからソロキャンプで新しく購入したものまで、様々なものがあります。ダッチオーブンやスキレットをはじめ、メスティンやフライパンなど。
その全てをキャンプ場に持ち運んで使っているのではなく、使わずに出番が減ってしまっている調理器具がいくつかあり、それらはお家でお留守番。
ゆーちゃん
あっちゃん
今回はそれら調理器具の中で、どれがソロキャンプで使いやすいのか重要になるポイントで比較し紹介したいと思います。ただファミキャン当時の物はサイズが大きい物もあるので、一概に全てのソロキャンパーさんに当てはまる事ではない事をご理解ください。
個人的な見解で点数をつけてみましたので、参考にしてみてください。
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目次
ソロキャンプで使いやすい調理器具とは?
ソロキャンプで使う調理器具で重要視されるのは、やはりサイズ感と持ち運びやすさ、そして色々な調理に使う事ができるという汎用性です。
ソロキャンプと言っても、オートキャンプやツーリングキャンプ、はたまたブッシュクラフトなど様々なスタイルがあります。車なら荷物をたくさん持っていけますが、ブッシュクラフトではコンパクトにまとめてなるべく現地で調達するなど、スタイルによって加減の違いはあるかも知れません。
しかし共通する点は、荷物をなるべく少なく、さらに小さくすること。ただ小さければ良いという物ではなく、使い勝手も考慮しなければいずれ使わなくなってしまうでしょう。
ではその使い勝手とは何か?
キャンプ用の調理器具の使いやすさとは
キャンプにおける使い勝手の良さとは、1つの調理器具で多彩な調理をこなせること。
お肉を焼くのはこれ、パスタはこっちで茹でて、シュウマイはあれで…なんて、料理によって調理器具を使い分ける必要があると、それこそ荷物が増える事になってしまいます。なので、1つの調理器具で色々な調理に対応できる事が重要だと考えます。
さらに手入れの有無や焦げ付きも関係してきます。元々の素材が手入れが必要な物では、使用後に一手間増えてしまいます。例えばダッチオーブンやスキレット等の鋳鉄製の調理器具では、使用後に水洗いして油をひっておかなければなりません。また収納時も油が付かないように新聞紙に包んだり、時にはビニール袋に入れて他のものと隔離しておく必要があります。
そして焦げ付いてしまう調理器具では、焦げを落とすという手間がかかってしまいます。フライパンでもお鍋でも焦げてしまったら、洗剤のついたスポンジで焦げを剥がしますよね。一方、焦げ付かないように何かしらの加工が施されている物なら、サッと洗えばおしまいです。
以上のように、ソロキャンプで使うのに判断基準となるポイント5つを挙げ、それらを比較していきます。
キャンプ用調理ギアの5つの比較項目
- サイズ感
- 持ち運びやすさ
- 手入れの有無
- 焦げ付き
- 汎用性
今回比較してみる調理器具たち
チャムス ブービーミニスキレット
チャムスの3.5インチのスキレット。もはやスキレットと言って良いのか疑問もありますが、凄く小さいフライパンのような鉄製の調理器具です。鉄製だと言っても一般的なスキレットの鋳鉄とは違い、鉄板から成形したような素材感になっています。
- サイズ:H3.0×W8.9cm
- 重量:107g
- 素材:鉄1.2mm ( シリコンクリア塗装 )
ニトリ スキレット 6インチ
スキレットからはニトスキ(ニトリのスキレット)を代表として比較します。ロッジの9インチのスキレットも所有していますが、それはもう見た目からして大きくてソロキャンプ向けではないと判断しました。
比較に使うのはニトスキの6インチ。直径15cmほどのコンパクトなスキレットです。素材は鋳鉄製で、一般的なスキレットとお手入れの仕方は同じです。
- サイズ:幅25.5×奥行15.7×高さ3.3cm
- 重量:約720g
- 素材:鋳鉄
キャプテンスタッグ たためるミニパン
Amazonで1,000円ちょっとで購入できる、キャプテンスタッグのコスパ抜群のフライパンは、ソロキャンプにちょうど良さそうなサイズ感。安く買える上に、使い勝手も良いので、これが本命かも。
- サイズ:170×265×35mm
- 重量:137g
- 素材:アルミニウム(ふっ素樹脂塗膜加工)
ThiOuThe LIFE ノンスティック加工メスティン2.0
ThiOuThe LIFEのノンスティック加工メスティン2.0から、MサイズとLサイズを用意。Mサイズは一般的なメスティンより若干大きく、容量は約850ml。Lサイズは約1,000mlの容量になっています。
ソロキャンプと言えばメスティンをイメージするほど知名度が高い調理器具ですが、ThiOuThe LIFEのメスティンは焦げ付き防止の加工が施されている優れものです。
- Mサイズ:縦16.5×横9.5×高さ6.7cm
- Lサイズ:縦19.3×横13.3×高さ7.5cm
- 重量:Mサイズ 170g / Lサイズ 290g
- 素材:アルミニウム(全面:ケイ素・シリコーン樹脂加工)
TSBBQ ライトステンレスダッチオーブン 8インチ
ダッチオーブンでも、ステンレス製なら手入れの必要がなくてお手軽。そんな事から購入したTSBBQのライトステンレスダッチオーブンは、ファミキャン用として8インチを選択。サイズ的にはソロキャンプ向けの6インチが販売されていますが、それは用意できなかったので8インチで比較に参戦。
ソロキャンプ用としては少し大きめですが、使い勝手の良さなどで、上位に食い込めるかチェックしてみたいと思います。
- サイズ:本体内径:約197mm、深さ(本体内面より)約95mm、高さ(蓋付き)約128mm
- 重量:約2.76kg(本体1.2kg、蓋1.4kg、ツル0.16kg)
- 素材: ステンレス三層鋼(SUS304+アルミ+SUS430)
以上の6種の調理器具を、各項目ごとで5段階評価で点数を付けながら比較してみます。
ソロキャンプで使いやすいサイズ感を比較
所有している調理器具の中には、元々ソロキャンプ用に買い揃えたものではなくファミキャンからの移行した物もあるので、サイズ感で比較した時には不利になる物があります。
ファミキャンで使っていたTSBBQのライトステンレスダッチオーブン8インチは、2〜3人で使うのにちょうど良いサイズ。そのため、ソロキャンプで使うのには少し大きめです。
一方、チャムスのブービーミニスキレットは、今回の比較対象の調理器具の中では最小で直径8.9cm。小さいのは良いのですが、これがソロキャンプに合うサイズ感なのかどうか考えると、やはり小さ過ぎ。
ブービーミニスキレットとダッチオーブンの中間ぐらいが、ソロキャンプでちょうど良く使えるサイズでしょう。
例えば、インスタントラーメンを作ろうとした時に、チャムスのブービーミニスキレットには乾麺は入らない事は明白です。
乾麺をブービーミニスキレットに重ねてみると、まるで帽子や蓋のようになってしまいます。これではインスタントラーメンは作れません。
さらにインスタントラーメンでは450mlのお水が必要とのこと。容量200mlのブービーミニスキレットでは収まりません。
ニトスキ6インチの直径は15cm。チャムスのブービーミニスキレットよりは大きく、インスタントラーメンの乾麺は収まりました。しかし、これでラーメンを作ろうとしたらスープとなるお水は入りません。
シェラカップで水300ml程度を注いでみると、ほとんど満杯に近い感じ。残り150mlのお水と乾麺は入りません。インスタントラーメンというよりも、スープ焼きそばに近い感じのモノになってしまいそうです。それはそれで美味しそうですが。
キャプテンスタッグのたためるミニパンでは、乾麺を余裕を持って入れる事ができました。直径が16cmあれば、一般的なインスタントラーメンの麺は入りそうです。
インスタントラーメンに必要なお水450mlを注いでみると、上部に1cm程の余裕があります。沸騰したら溢れてしまう事もあるかも知れませんが、火加減に気をつけながらであれば調理ができそうです。
ThiOuTheLIFEのノンスティック加工メスティン2.0のMサイズは、一般的なメスティンよりもちょこっとだけ大きなサイズ。本体容量は850mlでトランギア製メスティンより100ml程大きく、450mlの水を注いでみても余裕がありました。
インスタントラーメンの乾麺はそのままでは入りきらないので、半分に割る必要はありますが、乾麺を入れてもスープが溢れることなく調理が出来そうです。
逆にLサイズでは大き過ぎてしまいます。乾麺は余裕あり過ぎるほどで収まってしまうし、450mlのお水も底から浅い位置までにしかきません。
ここに乾麺を入れたら、麺がすべてお湯に浸かり切らないかもしれません。
メスティンよりも大きいTSBBQのライトステンレスダッチオーブン8インチでも同様で、容器が大き過ぎると1人分のラーメンの調理が逆に困難になってしまう可能性が考えられます。
乾麺は底にちょこんとある感じになり、あまりにもオーバースペックというか、インスタントラーメン1つには合いません。450mlの水を入れても、浅く溜まった水では調理がし難いはずです。
これらを考えると、インスタントラーメンの場合はキャプテンスタッグのたためるミニパンがちょうど良いサイズ感ではないでしょうか。
バーナーには乗るのか?
ゆーちゃん
あっちゃん
キャンプで使うバーナーやコンロは多種多様の物が販売されています。なのでそのバーナーに乗せて使えるかどうかというのもポイントになってきます。
例えば、SOTOのレギュレーターストーブST-310に、チャムスのブービーミニスキレットが乗せられるのか?ソロキャンパーに人気のシングルバーナーは、多くの調理器具に対応しているはず。ただあまりにも小さすぎるブービーミニスキレットは、本当に乗せて使う事ができるのか心配です。
という事で、試しに乗せてみました。ST-310のゴトクの間隔は一般家庭用のコンロのゴトクに比べて狭く出来ています。その為、小さなブービーミニスキレットも乗せる事ができました。特に不安定ということもなく、問題なく使えそう。
もちろんチャムスのブービーミニスキレットより大きいサイズの他の調理器具も、問題なく乗せられます。一番大きく重たいステンレスダッチオーブンでも、乗せる分には大丈夫そうです。ただシチューやスープなど水分が多い料理だと、それを混ぜたりする時には不安定になるかも知れないので注意が必要になります。
次に、スノーピークのHOME&CAMPバーナーでも試してみます。HOME&CAMPバーナーは家庭でもキャンプでも使えるおしゃれなバーナーです。ST-310よりゴトクの間隔が大きく開いているところが気になるポイント。特に中央部分の火口は広く開いているんです。
まずはチャムスのブービーミニスキレットを置いてみます。ところが、HOME&CAMPバーナーのゴトクの間隔がブービーミニスキレットより広い為、ゴトクに乗せる事ができませんでした。これでは調理器具としては使えません。
ニトスキとたためるミニパンは、問題なく置くことができました。
問題だったのはメスティンMサイズ。ThiOuThe LIFEに限らず、一般的なサイズのメスティンは細長い長方体をしています。そのため、適当に置くとゴトクの隙間に落ちてしまう事もあります。それぞれのゴトクの爪がちゃんとメスティンの下で支えるように確認しながら置けば、ギリギリ乗せることができました。
ThiOuThe LIFEのノンスティック加工メスティン2.0のLサイズ、TSBBQのライトステンレスダッチオーブン8インチは大丈夫です。
これらの事を考慮してそれぞれの調理器具のサイズ感について点数を付けてみると、以下の通りになりました。
サイズ感の比較(★1~5で評価)
- チャムス ブービーミニスキレット ・・・ ★
- ニトリ スキレット 6インチ ・・・ ★★★★
- キャプテンスタッグたためるミニパン ・・・ ★★★★★
- ThiOuThe LIEE ノンスティック加工メスティン2.0 Mサイズ ・・・ ★★★★
- ThiOuThe LIEE ノンスティック加工メスティン2.0 Lサイズ ・・・ ★★★
- TSBBQ ライトステンレスダッチオーブン 8インチ ・・・ ★★
持ち運びやすさ
キャンプ場への持ち運びやすさは、基本的には調理器具の大きさや、重量が関係してきます。さらに蓋付きの調理器具であれば、簡単に取り外せてしまう物では移動中に蓋が外れてしまう事もあるので、その対策が必要になるので減点対象とします。
今回の調理器具の中では形状の違いはありますが、見た目の小さい順で並べると、ブービーミニスキレット、ニトリスキレット、たためるミニパン、メスティン Mサイズ、Lサイズ、そしてステンレスダッチオーブンとなります。
これを重量で軽い順にすると、ブービーミニスキレット107g、メスティン Mサイズ 130g、たためるミニパン137g(実測値)、メスティン Lサイズ 290g、ニトリスキレット 約720g、ステンレスダッチオーブン 2.6kg(本体+蓋)です。ニトスキが鋳鉄という素材からサイズの割に重たくなっています。
さらに蓋付きのメスティンとステンレスダッチオーブンでは、メスティンは比較的きちっと蓋が本体にハマるので外れて難くなっているのに対し、ライトステンレスダッチオーブンは上に乗せているだけなので移動中に外れてしまう事もあるかも知れません。
これらの事を含めて考え、それぞれ5段階評価で点数を付けてみました。
持ち運びやすさの比較(★1~5で評価)
- チャムス ブービーミニスキレット ・・・ ★★★★★
- ニトリ スキレット 6インチ ・・・ ★★★
- キャプテンスタッグ たためるミニパン ・・・ ★★★★★
- ThiOuThe LIEE ノンスティック加工メスティン2.0 Mサイズ ・・・ ★★★★★
- ThiOuThe LIEE ノンスティック加工メスティン2.0 Lサイズ ・・・ ★★★★
- TSBBQ ライトステンレスダッチオーブン 8インチ ・・・ ★★
ゆーちゃん
あっちゃん
鋳鉄製の調理器具は、油を馴染ませている関係で表面に油っぽさがあったりして、新聞紙で包んだりビニール袋に入れてる人も多いと思います。ニトスキは小さくて持ち運びしやすいのですが、それを考慮して1点減点しました。
キャプテンスタッグのたためるミニパンは、ハンドルが折りたためるのが魅力の商品。ハンドルが畳めれば、収納ケースにすっぽり収めることが出来るし、何より軽いという点で高評価です。
ThiOuTheLIFEのノンスティック加工メスティン2.0のLサイズがMサイズよりも1点低いのは、やはりそのサイズ感。大きいサイズは、収納の時に場所を多く取ってしまうので減点しました。
そしてTSBBQのライトステンレスダッチオーブンは、大きい事と重たい事、そして蓋が固定されない事を加味して点数を低くしました。もちろんはじめからソロキャンプとして購入してないので、これは致し方ありません。
手入れのしやすさ
手入れのしやすさは、単純にシーズニングが必要かどうかと洗いやすいかどうかで比較したいと思います。
シーズニングが必要なのは、基本的には鋳鉄製の調理器具。ダッチオーブンやスキレットがそれの代表的な物としては挙げられますよね。今回の比較で用意した調理器具の中では、ニトスキだけがそれにあたります。
元々シーズニングが不用な調理器具を購入したいという考えがあったので、メスティンは加工済みでシーズニングが不要なもの、ダッチオーブンもステンレス製の物をあえて選んで購入しています。その為、ニトスキだけがシーズニングが必要でちょっと手間が増えてしまいます。
さらに調理器具の形状から洗いやすいかも考えてみます。フライパンの形をしたチャムスのブービーミニスキレット、キャプテンスタッグのたためるミニスキレット、ニトスキは洗うのが簡単です。
メスティンでは、蓋と本体のパーツに分かれていて洗う手間が増えるし、さらに角がある為その部分が洗いにくいです。柔らかいスポンジで洗っていると、角部分の汚れが落ちてないなんて事も多々あります。
ライトステンレスダッチオーブンは、重量がある事で洗うのが少し大変な時もあります。また蓋は角があったり、ハンドルの付け根など細かい部分の洗浄に手間取ることがあります。
それらを考慮すると、手入れの点数は以下の通りになりました。
手入れのしやすさの比較(★1~5で評価)
- チャムス ブービーミニスキレット ・・・ ★★★★★
- ニトリ スキレット 6インチ ・・・ ★
- キャプテンスタッグたためるミニパン ・・・ ★★★★★
- ThiOuThe LIEE ノンスティック加工メスティン2.0 Mサイズ ・・・ ★★★★
- ThiOuThe LIEE ノンスティック加工メスティン2.0 Lサイズ ・・・ ★★★★
- TSBBQ ライトステンレスダッチオーブ ン8インチ ・・・ ★★★★
焦げ付き
手入れに少し関連してくるのですが、調理器具が使用中に焦げ付かないかどうかも使いやすさの重要なポイントとなります。
ソロキャンプでは、炊事場がないキャンプ場に行く人もいるでしょう。出来れば調理器具は焦げ付かない方が助かりますよね。さらに言えば、使用後にティッシュなどで一拭きして綺麗に出来れば言うことなし。
それを踏まえると、焦げ付かない加工がされている調理器具が有利。今回の調理器具のなかでは、たためるミニパンはフッ素樹脂加工がされているし、ThiOuThe LIFEメスティンはノンスティック加工がされています。ただし、基本的には焦げ付きにくいのですが、食材とメスティンに温度差があり過ぎる時には、たまに焦げ付く時もあります。
ニトスキは油が馴染めは焦げ付かないようになりますが、私の場合は焦げついてしまう事がたまにあります。スキレットだから誰もが焦げ付かなく使えるという事ではないので、少し低めの点数を付けたいと思います。
チャムスのブービーミニスキレットは、油の敷く量にもよりますが、目玉焼きなど多々焦げついてしまいました。
TSBBQのライトステンレスダッチオーブンも焦げ付き防止の加工がされていないので、炒め物をしたりすると焦げ付く事があります。
焦げ付きの比較(★1~5で評価)
- チャムス ブービーミニスキレット ・・・ ★★
- ニトリ スキレット 6インチ ・・・ ★★★
- キャプテンスタッグたためるミニパン ・・・ ★★★★★
- ThiOuThe LIEE ノンスティック加工メスティン2.0 Mサイズ ・・・ ★★★★
- ThiOuThe LIEE ノンスティック加工メスティン2.0 Lサイズ ・・・ ★★★★
- TSBBQ ライトステンレスダッチオーブン 8インチ ・・・ ★★★
調理する食材によっても違いがありますが、個人的には以上のような点数を付けさせていただきました。
汎用性
最後に汎用性。1つの調理器具で多彩な調理をこなせる事が出来れば便利ですよね。特にソロキャンプでは荷物を減らしたいので、1つの調理器具を使いまわせるのなら使い勝手が良いと言えるのではないでしょうか。
キャンプでは、焼く・炒めるという調理方法が最も多く、茹でる・蒸すなどが出来ればより幅広い料理が作れるようになります。
例えば目玉焼きならば、今回の調理器具すべてで調理する事ができます。チャーハンや焼きそばも調理は可能です。チャムスのブービーミニスキレットはそもそも小さすぎるので、調理できても1回分の量が少な過ぎるという問題点があります。
では『蒸す』になると、どうでしょう。蒸し料理には蓋が必要になります。そうなると対応出来るのはメスティンとダッチオーブン。ニトスキやたためるミニパンだと蓋を別途用意する必要があるし、そもそも高さがないため難しいです。蓋があり蒸し料理ができれば燻製も可能になります。
次に『お鍋』は作れるかどうか。こちらもブービーミニスキレットやニトスキでは容量が小さ過ぎます。たためるミニパンなら、ちょっと厳しそうですがやれない事は無さそう。ノンスティック加工メスティンの両サイズ、ライトステンレスダッチオーブンなら可能でしょう。
キャンプ料理で人気のアビージョは?
ゆーちゃん
あっちゃん
キャンプでアビージョを作るのは定番。
チャムスのブービーミニスキレットでも、アビージョは作れますが食材はほとんど入りません。カマンベールチーズを入れる事は出来ましたが、ぴったりジャストサイズ。
オリーブオイルを入れる隙間さえ無い感じです。
ニトスキでは、カマンベールチーズ1個そのまま置いても余裕がありました。ここにオリーブオイルとシーフードを入れてみたとしたら、ソロキャンプにちょうど良さそうな感じになりそうです。
シーフードをもう少し増やしたいなら、キャプテンスタッグのたためるミニパンの方が良いのかも知れません。たためるミニパンなら、カマンベールチーズもシーフードの食材も余裕も持って入れられます。
細長いメスティンでもカマンベールチーズをそのまま入れる事が出来ました。ただその他の食材のスペースが限られてしまうので、一度に多くの量を調理する事は難しそうです。
ThiOuThe LIFEのノンスティック加工メスティン2.0のLサイズになると、余裕があり過ぎるように見えてしまいます。写真のシーフードは、上記の調理器具と同じ量ですが隙間が目立っています。一度に多くの量を調理出来るので食欲旺盛の方には良さそうです。
もちろん一番大きいTSBBQのライトステンレスダッチオーブン8インチでもスカスカ具合は同様で、食材がより入りそうです。フチの高さがあり食材を取りづらいという点を除けば、アビージョの調理は可能ということで汎用性は高いと感じられます。
汎用性の比較(★1~5で評価)
- チャムス ブービーミニスキレット ・・・ ★
- ニトリ スキレット 6インチ ・・・ ★★★
- キャプテンスタッグたためるミニパン ・・・ ★★★★
- ThiOuThe LIEE ノンスティック加工メスティン2.0 Mサイズ ・・・ ★★★★★
- ThiOuThe LIEE ノンスティック加工メスティン2.0 Lサイズ ・・・ ★★★★★
- TSBBQ ライトステンレスダッチオーブン 8インチ ・・・ ★★★★★
まとめ
ソロキャンプで使いやすい調理器具はどれなのか、5つの評価基準から所有しているギアを比較してみました。
元々ファミキャンから移行している事もあり、サイズ的にソロキャンプに向いていないものもあります。今回はそれも含めてポイントとなる項目毎に点数を付けてみました。
- キャプテンスタッグたためるミニパン ・・・ ★24点
- ThiOuThe LIEE ノンスティック加工メスティン2.0 Mサイズ ・・・ ★22点
- ThiOuThe LIEE ノンスティック加工メスティン2.0 Lサイズ ・・・ ★20点
- TSBBQ ライトステンレスダッチオーブン 8インチ ・・・ ★16点
- チャムス ブービーミニスキレット ・・・ ★15点
- ニトリ スキレット 6インチ ★15点
合計点の結果、以上のような結果となりました。
一番ソロキャンプで使いやすいのは、キャプテンスタッグのたためるミニパンです。値段も安くコスパもかなり良いので、一つ持っていれば重宝するでしょう。
順位が悪かったのはチャムスのブービーミニスキレットとニトリのスキレットで同着です。ブービーミニスキレットは小さすぎるサイズ感と汎用性の少なさが原因です。鋳鉄製のニトスキは手入れが大変というところが影響しています。個人的にはシーズニングが面倒なのですが、人によってはその作業が好きな方もいるでしょう。その点を自身に置き換えて参考にしてみてください。
またTSBBQのライトステンレスダッチオーブン8インチも、サイズ感はソロキャンプ向きではないでしょう。最小で6インチの物がありますので、そちらならもう少し順位を上げていたかも知れません。
そして冒頭で述べたように、お家でお留守番になっている調理器具は実際にこの順位通りで、現在では1〜2位の調理器具をソロキャンプに持っていくことが多く、献立によっては3位の大きいメスティンも使用しています。
私が所有している調理器具という限られた物の中で比較し、個人的な考えによって点数を付けて比較しましたが、どこか参考になる部分があれば嬉しいです。
ギア
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