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富士山ドーン「明神ヶ岳」お手軽に稜線歩きを満喫できる新設コースをご紹介

富士山ドーン「明神ヶ岳」お手軽に稜線歩きを満喫できる新設コースをご紹介

明神ヶ岳は、気持ちの良い稜線歩きを満喫しながら富士山の絶景を楽しむことが出来る山です。箱根にある「金時山」の縦走コースとしても人気。バスや電車で登山口まで行くことができる交通の便の良さも相まって、初心者から上級者まで多くの登山者で賑わいます。

今日は標高差が少なく、お手軽に稜線歩きを体験できる「金時見晴パーキングコース」をご紹介いたします。登山道が2021年4月開通と日が浅いので、あまり周知されていない穴場のコースですよ。

富士山の絶景と稜線歩き「明神ヶ岳」

神奈川県南足柄市と箱根町の境にある「明神ヶ岳(みょうじんがたけ)」は、箱根外輪山東部に位置する標高1,169mの山です。「関東百名山」「日本百低山」に選定されています。

細長く穏やかな山容が特徴で

細長く穏やかな山容が特徴で、竹藪に覆われたアップダウンの激しい稜線歩きを楽しむことが出来ます。低山ながら見晴らしは良く、稜線からは富士山をはじめ、大涌谷、金時山といった箱根外輪山を一望できます。

明神ヶ岳山頂は周りを遮るものが無く

明神ヶ岳山頂は周りを遮るものが無く360度大パノラマが広がります。山頂からは金時山越しの富士山をはじめ、箱根外輪山、芦ノ湖、大涌谷超しに箱根山最高峰である神山を一望できます。

都心からのアクセスが良好で

都心からのアクセスが良好で、登山口まで公共交通機関の利用が可能で便利なこともあり、季節問わず人気の山です。なんといっても登山口が箱根にあるので、帰りに温泉や観光も楽しめてしまうのは魅力です。

「明神ヶ岳」登山コース

「明神ヶ岳」登山コース

明神ヶ岳単体をピストン(往復)できる、主要な登山コースを簡単にまとめました。

宮城野営業所前バス停コース

  • 標高差約700m/片道約3.5km/約130~160分程度
  • 最寄りの公共交通機関は「箱根登山バス 宮城野案内所前バス停」「箱根登山鉄道 強羅駅」

金時神社入口バス停コース

  • 標高差約460m/片道約6.3km/約220~160分程度
  • 最寄りの公共交通機関は「箱根登山バス 金時神社入口バス停」

金時見晴パーキングコース

  • 標高差約300m/片道約5.0km/約140~160分程度
  • 最寄りの駐車場は「金時見晴パーキング」(駐車可能台数約35台/無料・トイレ無)

最乗寺口コース

  • 標高差約820m/片道約4.2km/約160~160分程度
  • 最寄りの駐車場は「最乗寺駐車場」(駐車可能台数約250台/無料・トイレ有)

奥和留沢コース

  • 標高差約780m/片道約3.6km/約130~160分程度
  • 最寄りの駐車場は「奥和留沢駐車場」(駐車可能台数約8台/無料・トイレ無)

上記以外にも沢山の登山道があるので

上記以外にも沢山の登山道があるので、周回コースをはじめ、金時山の縦走コースや、上級者向けの箱根外輪山の縦走コース等、バリエーション豊かな登山計画を立てることが出来るのが魅力です。

今日ご紹介するのは金時見晴パーキングコース

今日ご紹介するのは金時見晴パーキングコースから登頂するピストンコースです。アップダウンの激しい稜線歩きを満喫しながら明神ヶ岳を目指します。

コースは以下のような流れになります。

モデルコース 標高差約300m/総距離約10km/コースタイム約260~300分

金時見晴パーキング→矢倉沢峠分岐→標識→火打石山→展望スポット→明神ヶ岳→金時見晴パーキング

順を追って説明しますね。

金時見晴パーキング→矢倉沢峠分岐

金時見晴パーキング→矢倉沢峠分岐

登山道の最寄りの駐車場は、東名高速道路御殿場インターから車で約20分の場所にある金時見晴パーキングです。2021年4月に開通した「はこね金太郎ライン」に新設された駐車場で、駐車料金は無料。約35台駐車可能です。

アスファルト舗装の立派な駐車場なのですが

アスファルト舗装の立派な駐車場なのですが、トイレや自動販売機が無いのがネックです。明神ヶ岳山頂も含め、途中にトイレや売店が無いので、トイレや買い物は最寄りのお店やパーキングエリアで済ませましょう。

登山口は駐車場の奥にあるのですぐにわかります

登山口は駐車場の奥にあるのですぐにわかります。登山口から第一のチェックポイントとなる「矢倉沢峠分岐」までは距離にして約0.1km。5分程度で到着です。

矢倉沢峠分岐に到着です

矢倉沢峠分岐に到着です。真っすぐ進むと「金時山」に登ることが出来ます。今回は明神ヶ岳に登るので左に進みます。

因みに、明神ヶ岳の至る所にある標識のコースタイム

因みに、明神ヶ岳の至る所にある標識のコースタイムは全くアテにならないので注意が必要です。鵜呑みにしてしまうと「標識の時間より全然時間がかかるじゃないか!」と、憤慨すること間違いなしです。

矢倉沢峠分岐→標識

矢倉沢峠分岐→標識

標識のある場所までは距離にして約1.0km。時間にして約30~35分です。約90メートル登った後、約80メートル下る為、獲得標高は10メートル程度です。チェックポイントとなる標識までは1つの山を越えるイメージです。

明神ヶ岳は、箱根竹という

明神ヶ岳は、箱根竹という背の低い竹に覆われた登山道で見晴らしがよいのですが、アップダウンの激しい道のりで、累積標高で見ると750メートルを超えます。竹藪のトンネルの先は、つづら折りの急こう配が続きます。

登りきった場所から背後を見渡すと

登りきった場所から背後を見渡すと、金時山が目の前にドーンです。明神ヶ岳は樹林帯歩きが少ないので登山開始から絶景を満喫できるのが嬉しいですよね。

この先は標識がある場所まで緩やかに下りが続きます

この先は標識がある場所まで緩やかに下りが続きます。箱根竹に覆われた稜線歩きなのですが、思っていた以上に竹の高さがあるので景観は望めません。

標識に到着です

標識に到着です。明神ヶ岳の標識は鞍部(山と山との間の低くなった所)に設置されているようで、この先も何か所かにある鞍部で標識を確認できます。良い目印になるので覚えておきましょう。

標識→火打石山

標識→火打石山

火打石山までは距離にして約1.6km、標高差100メートルを50~60分かけて登ります。この区間はアップダウンの激しい道のりが続きます。

出だしは直登りぎみに一気に標高を上げます

出だしは直登ぎみに一気に標高を上げます。そこまで急登ではありません。てっぺん付近で竹藪から樹林帯に突入します。

小ピークを越えると

小ピークを越えると、細かなアップダウンを繰り返しながら、箱根竹に覆われた見晴らしの良い稜線歩きを楽しむことが出来ます。富士山や金時山、大涌谷が見える絶景ポイントですよ。

緩やかなアップダウンが続く竹藪の

緩やかなアップダウンが続く竹藪の稜線を抜けたら標識が見えてきます。標識がある箇所は鞍部です。ここから火打石山までは緩やかな登りが続きます。

樹林帯の登山道を登りきると

樹林帯の登山道を登りきると火打石山に到着します。標高は988メートル。周りは木々に囲まれ、道の途中にある標識といったイメージで山頂らしさは皆無です。

火打石山→展望スポット

火打石山→展望スポット

展望スポットまでは距離にして約1.1km、標高差110メートルを30~35分かけて登ります。出だしは見晴らしの良い緩やかな下りです。奥に見える尾根が山頂です。

標識が見えてきたら登り返しが待ち受けています

標識が見えてきたら登り返しが待ち受けています。いままでの緩やかな道のりとはうってかわって、急こう配の道のりが暫く続きます。

明神ヶ岳山頂まではチェックポイントになる目印

明神ヶ岳山頂まではチェックポイントになる目印が無いのですが、途中に見晴らしの良い展望スポットのような場所があるので、そこをチェックポイントにすると気持ちが楽になります。

展望スポットに到着です

展望スポットに到着です。この辺りは広場の様になっているので小休止に最適です。

因みに展望スポットという場所は無く

因みに展望スポットという場所は無く、ただの広場です。分かりやすいように筆者が勝手に名付けているだけなのでご了承ください。

展望スポット→明神ヶ岳

展望スポット→明神ヶ岳

明神ヶ岳山頂までは距離にして約1.2km、標高差80メートルを25分かけて登ります。山頂までは大パノラマの稜線歩きを満喫できるビクトリーロードです。

これぞ稜線!といった道のりで

これぞ稜線!といった道のりで、登山の醍醐味ではないでしょうか。後ろを振り返ると富士山と金時山が絶景です。

進行方向の右手には噴煙を上げる大涌谷と

進行方向の右手には噴煙を上げる大涌谷と、箱根山の最高峰である神山が絶えず見えます。どこを見渡しても美しく、なかなか足が前に進まなくなります。

目の前に見える横に長く伸びた尾根が明神ヶ岳

目の前に見える横に長く伸びた尾根が明神ヶ岳です。ゴールが見えると安心感がありますが、近いようで遠く感じますよね。もうひと踏ん張りです。

明神ヶ岳に到着です

明神ヶ岳に到着です。標高は1,169m。アップダウンが激しく、距離もそこそこありますが、比較的穏やかな道のりで登りやすい山でした。

明神ヶ岳山頂からの景色

明神ヶ岳山頂からの景色

明神ヶ岳の周りには視界を遮るものはなく360度パノラマビューです。なんといっても、北西方向には金時山越しに富士山ドーンの絶景を満喫できるのが魅力です。

南西方向には、噴煙を上げる大涌谷と

南西方向には、噴煙を上げる大涌谷と、箱根山の最高峰である神山が目の前です。

東側には高い山が無いので

東側には高い山が無いので、山々を見ることはできませんが、青い空が広がり、爽快感があります。

山頂は広く、広場のようです

山頂は広く、広場のようです。ベンチやテーブルの数が多く、多くの登山者で賑わっていました。視界を遮る木々が無くて開放感があるので、富士山の雄大な景色を眺めながらゆっくり休憩ができますよ。

明神ヶ岳の山頂に広がる景色は本当に壮大です

明神ヶ岳の山頂に広がる景色は本当に壮大です。標高1000m程の山で、こんな景色を拝めるとは思ってもいませんでした。反則です。

明神ヶ岳→金時見晴パーキング

明神ヶ岳→金時見晴パーキング

下山は同じコースを往復するピストンルートなので来た道に戻ります。下山では目の前に富士山が絶えず見えるので、暫くは絶景を満喫しながら余韻に浸ることが出来るビクトリーロードが続きます。

しかし、明神ヶ岳はアップダウンの激しい登山道です (3)

しかし、明神ヶ岳はアップダウンの激しい登山道です。標識が見える度に登り返しがあるので下山は爆速とはいきません。

下山で一番辛い場所は

下山で一番辛い場所は、最後の標識にある標高差約100メートル近くの登り返しです。竹藪に覆われた真っすぐな登り返しは、見ただけでダメージをくらいます。

金時見晴パーキングが見えてきました

金時見晴パーキングが見えてきました。一般的に下山では下り続きなので、登りよりもコースタイムが大幅に短くなるのですが、登り返しが続くアップダウンの激しい登山道なので、意外と時間がかかります。

明神ヶ岳を登ってみてわかったこと

明神ヶ岳を登ってみてわかったこと

明神ヶ岳は、低山とは思えない見晴らしのよさで、お手軽に稜線歩きを満喫できる素敵な山でした。明神ヶ岳に登ってみてわかったことをまとめました。

まとめ

  1. 富士山ドーンの景色と稜線歩きを満喫できる絶景の山
  2. 公共交通機関で登山口まで行くことができる交通の便の良さ
  3. 登山道が沢山あり、バリエーション豊かな登山計画を立てやすい
  4. 箱根にある山なので帰りに温泉や観光も楽しめてしまうのが魅力
  5. 金時見晴パーキングコースはアップダウンの激しい稜線歩き
  6. 金時見晴パーキングはトイレと売店が無いので注意が必要
  7. 標識のコースタイムは全くアテにならないので注意が必要
  8. 箱根竹という背の低い竹のに覆われた登山道が特徴的
  9. 低山とは思えない見晴らしのよさで樹林帯歩きが少ない
  10. 明神ヶ岳の標識は鞍部に設置されているので良い目印になる
  11. 山頂からは富士山が絶景の360度大パノラマが広がる
  12. 下山では登り返しがあるので意外と時間がかかる

稜線歩きをお手軽に体験したい方にお勧めの富士山ドーンの山

稜線歩きをお手軽に体験したい方にお勧めの富士山ドーンの山

稜線歩きと聞くと、標高の高い険しい山でしか味わえない難易度が高いイメージがありますが、明神ヶ岳は標高差が少なく、お手軽に稜線歩きを体験できます。初めての稜線歩きでお勧めしたい山です。

明神ヶ岳は筆者が想像していた以上の絶景の山です。山頂からも、山頂以外からも開けた展望が続き、しかも「富士山の眺望が素晴らしい山」です。富士山が見える山をお探しの方にも、自信をもってオススメします。

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