八ヶ岳の最高峰「赤岳」の登山では美濃戸口がよく利用されます。ルートや山小屋の選択肢が豊富で、レベルや内容に合わせて柔軟に登山計画を立てやすいのが人気の理由です。しかしながら登山計画を決めるにあたって5つの選択肢があり結構悩んだので、参考としてまとめてご紹介したいと思います。
目次
八ヶ岳連峰の最高峰「赤岳」
山梨県と長野県にまたがる「赤岳(あかだけ)」は、中央自動車道諏訪南インターから車で約20分。八ヶ岳中信高原国定公園南部に位置する標高2899メートルの山です。
赤岳の由来は、山肌が赤褐色だから。山頂は南峰と北峰に分かれていて、南峰には一等三角点と赤森神社が、北峰には赤岳頂上山荘があります。
赤岳は八ヶ岳連峰の最高峰で、八ヶ岳は日本百名山に選定されています。八ヶ岳という山は存在しないので、南八ヶ岳の山、もしくは最高峰の「赤岳」のことを指すのが一般的のようです。
日本百名山以外では「新日本百名山」「山梨百名山」「信州百山」「一等三角点百名山」に選定されています。
赤岳からの眺望は素晴らしく、北八ヶ岳と南八ヶ岳の峰々は勿論のこと、北アルプス、中央アルプス、南アルプスから、富士山まで見渡す360度パノラマビューの絶景が広がります。古来より山岳信仰の霊場で、至る所に祠が鎮座しています。
赤岳の登山コースはいくつかあります。県界尾根ルートや真教寺尾根ルートは上級者向けですが、美濃戸口ルートは初心者から上級者まで楽しむことが出来る登山コースが用意されているので人気です。
美濃戸口ルートから登頂する場合、レベルや内容に合わせて様々な登山計画を立てることが出来るのが魅力ですが、逆に悩むことが多いかもしれません。
「美濃戸口」の登山コースで悩む5つの選択
美濃戸口から赤岳を登頂する場合、標高差約1350メートル、往復約18km/約10時間程度と、健脚者であれば日帰り登山も可能です。その他、赤岳の麓には2つの山小屋があるので宿泊登山も人気です。
赤岳に登ると決めたら日帰り登山か、宿泊しながらゆっくり登山を楽しむかで悩むことでしょう。さらに宿泊する場合、どちらの山小屋も魅力的なので「赤岳鉱泉」と「行者小屋」どちらの山小屋を選べば良いかで悩みます。
そして登山コースも3つの選択肢があり、駐車場の選び方次第では往復で2時間も時間を短縮できるので駐車場選びは重要です。麓までのルートも「北沢」「南沢」に分かれていて、行者小屋からの山頂アタックでは「地蔵尾根」「文三郎尾根」に分かれるので、ここでもどっちを選ぶか悩みます。
そんな究極の選択「5つのどっち」をまとめてみました。
1. 日帰り登山か、1泊2日の登山か
赤岳は頑張れば日帰り登山が可能です。早朝に出発すれば、初心者でも夕方までには下山が出来るのですが、スケジュールがタイトになります。
テント泊の装備が無い方や、宿泊代の出費を抑えたい方、連休ではない方、赤岳単体のみ登頂する方、健脚者であれば、日帰り登山は有りだと思います。
逆に日帰り登山の自信が無い方、山小屋に泊まってゆっくり登山を楽しみたい方、「硫黄岳」や「横岳」「阿弥陀岳」といった山々を縦走したい方は、宿泊登山がオススメです。
筆者は日帰り登山は自信がないことと、テント泊をしながらゆっくりしたかったので「1泊2日の登山」を選択しました。
日帰り登山を選択するパターン
- テント泊の装備が無い方
- 宿泊代が勿体ない方
- 赤岳単体のみ登頂する方
- 健脚な方・登山上級者
- 連休ではない方
1泊2日の登山を選択するパターン
- 山小屋に泊まってゆっくり登山を楽しみたい方
- 日帰り登山に自信が無い方
- 縦走したい方
2. 「赤岳鉱泉」と「行者小屋」どちらの山小屋を選ぶ?
宿泊登山を選択した場合、「赤岳鉱泉」と「行者小屋」のどちらを選ぶかで悩むことになります。何故ならどちらの山小屋も大変有名で魅力的だからです。
どちらの山小屋もテント泊が可能で施設も大変綺麗。食事も美味しく、はっきりいって甲乙つけがたいです。それもその筈で、実はどちらの山小屋も経営者が一緒なのです。
一般的には、赤岳の最短ルートをとることができる「行者小屋」が人気ではあるのですが、山小屋までの道のりが若干大変です。初めてのテント泊登山では少しきついかもしれません。
「赤岳鉱泉」であれば比較的緩やかで歩きやすい道のりなので、初心者にお勧めの印象です。また「硫黄岳」や「横岳」を縦走をしやすいといったメリットがあります。なんといっても、名物の「ステーキ」は赤岳鉱泉でしか食べることが出来ないので、ステーキを食べたいのであれば赤岳鉱泉一択です。
筆者は、なんとしても名物のステーキを食べたかったので「赤岳鉱泉」を選びました。
行者小屋を選ぶパターン
- 最短距離で赤岳を登頂したい方
赤岳鉱泉を選ぶパターン
- 縦走をしたい方
- 初めてのテント泊の方
- ステーキを食べたい方
3. 「美濃戸口駐車場」「美濃戸登山口駐車場」どちらに車を停める?
赤岳登山で最も頭を悩ますのが駐車場です。どちらも似たような名前だからではなく、駐車場の選び方によって登山計画が大幅に変わってくるからです。簡単に決めることが出来ない理由があるので、多くの登山者が悩みます。
それぞれの駐車場の特徴をまとめました。
美濃戸口駐車場
出典:登山口ナビ八ヶ岳山荘にある駐車場で、美濃戸口登山口の入り口でもあります。車をお持ちでない方は、バスで美濃戸口駐車場までアクセスが可能です。駐車料金は1日500円。最大150台駐車できます。
道は整備されていて駐車料金も良心的。しかも駐車券は使用後ステッカーにするか、コーヒーに引き換え可能というサービス付きです。
しかしながら「美濃戸登山口」まで標高差200メートル、3キロの距離を徒歩1時間かけて歩くことになります。往復で考えると2時間も時間を費やすことになるので、日帰り登山をされる方にとってこの2時間は非常に大きいです。
美濃戸登山口駐車場
美濃戸山荘手前にある駐車場で、美濃戸登山口の入り口でもあります。赤岳山荘駐車場と、やまのこ村駐車場の2つがありますが、やまのこ村駐車場は事前予約が必要なようなので、一般的には美濃戸登山口駐車場といえば赤岳山荘駐車場のことを指すようです。
赤岳山荘駐車場の駐車料金は1日1000円。70台程度駐車できます。「美濃戸登山口」まで徒歩0分と、圧倒的に時間を短縮できる点がメリットです。
時間を短縮できるとあって大変人気の駐車場で、多くの方が夜中に駐車場に到着して車中泊をします。休日ともなると早朝前には満車であることが多いので、美濃戸登山口駐車場まで到着しても、満車で悪路を引き返さなけらばいけないなんてことは多々あるようです。
それよりも、美濃戸登山口駐車場に続く3キロの林道が大変悪路であることのほうがネックになっていて、車高の低い車やスポーツカーは確実に擦ります。悪路なうえに道が大変狭いので運転に自信が無い方にはオススメできません。
ちなみに、4WD車ではないとたどり着けない駐車場だとよく聞きますが、それは昔の話のようです。最近は道が整備されつつあるので、軽自動車や普通の乗用車でもなんとか通行できます。
筆者は日産の「マーチ」をレンタルして美濃戸登山口駐車場まで行きましたが、それでもなんとかたどり着けましたので、参考にしてみてください。
美濃戸登山口駐車場を選ぶパターン
- 最短距離で赤岳を登頂したい方
- 車中泊ができる方
- 夜中に悪路を運転する自信のある方
- 少なくとも早朝前に駐車場にたどり着ける方
- 4WD車にお乗りの方
美濃戸口駐車場を選ぶパターン
- 交通手段がバスの方
- 早朝までに駐車場にたどり着けない方
- スポーツカーや車高の低い車をお持ちの方
- 駐車場代を安く抑えたい方
- 愛車に傷を付けたくない方
- 運転に自信の無い方
4. 「北沢ルート」「南沢ルート」どちらを選ぶ?
美濃戸登山口から美濃戸山荘を経て5分程度歩くと、ルートの分岐に到着します。「北沢ルート」「南沢ルート」どちらかを選ぶことが出来るのですが、いまいち違いが分かりませんよね。
そこで、それぞれのルートの特徴をまとめました。
北沢ルート
北沢ルートを利用した場合、「赤岳鉱泉」を経由して「行者小屋」まで標高差650メートルを片道約5.5キロ、約150~180分程度かけて登ります。距離は長いですが、前半はダート道なので比較的楽なことと、登山道も整備されていて、途中に赤岳鉱泉で休憩ができるのがメリットです。
また、「赤岳鉱泉」に宿泊される方はこちらを利用します。行きは南沢ルート、帰りは北沢ルートといった具合に、周回で使う方も多い印象です。
筆者は「赤岳鉱泉」へ宿泊したので北沢ルートを使いました。北沢ルートは沢沿いを歩くので登山道が気持ち良く、急な登りも殆ど無いので快適に登山が出来ました。少し遠回りですが、初心者にはオススメのルートだと思います。
南沢ルート
南沢ルートを利用した場合、「行者小屋」まで標高差650メートルを片道約4キロ、約120~150分程度かけて登ります。距離が短いので日帰り登山の方はこちらのルートを使うようです。また、「行者小屋」に宿泊される方はこちらを利用します。
筆者は南沢ルートを使わなかったのですが、出だしから山道なうえ、あまり整備されていない登山道のようで、道迷いすることもあるんだそうですよ。
北沢ルートを選ぶパターン
- 登山初心者
- 「赤岳鉱泉」に宿泊する方
南沢ルートを選ぶパターン
- 最短距離で赤岳を登頂したい方
- 「行者小屋」に宿泊する方
- 日帰り登山の方
5. 「地蔵尾根」「文三郎尾根」どちらを選ぶ?
赤岳登山で駐車場の次に悩むのが、「地蔵尾根」「文三郎尾根」どっちがオススメなの?ということです。
一般的には文三郎尾根の方がコースタイムが短く、地蔵尾根の方が難易度が高いといわれていますが、はっきりいってどちらを選んでもキツイので、こちらは好みになってくるんだと思います。
筆者は赤岳登山にあたり、「地蔵尾根」「文三郎尾根」どちらのルートを使うかで一番悩みました。
はじめは地蔵尾根ルートに比べて危険個所が少ない印象で、山頂まで最短で登頂出来る文三郎尾根ルートを検討しましたが、文三郎尾根ルートは苦手な階段歩きがひたすら続くことと、赤岳北峰や山小屋に寄りたいこともあり、難易度高めの地蔵尾根ルートにチャレンジしました。
地蔵尾根ルートは、登りは大変ですが、山頂からはそのまま文三郎尾根ルートを下山ルートで選ぶことが出来るので周回が出来ます。逆に蔵尾根ルートを下山ルートで使うのは危険なのではという思いがありました。
あの崖や、山頂直下の滑りやすい斜面を降りるのは難易度が高い印象です。トータルでみると個人的には地蔵尾根ルートに軍配があがるといった感想です。
地蔵尾根ルートを選ぶパターン
- 赤岳北峰・南峰両方行きたい方
- スリリングな登山を体験したい方
- 稜線歩きを楽しみたい方
- 山小屋で休憩したい方
文三郎尾根ルートを選ぶパターン
- 最短距離で赤岳を登頂したい方
- 赤岳北峰や山小屋に寄らない方
- 日帰り登山の方
- 階段が苦ではない方
- 高所恐怖症の方
- 登山初心者
行者小屋より先は、いままでの緩やかな登山道とはうってかわり、本格的な山行です。赤岳山頂まで距離は短いとはいえ、まるで崖のような岩場の急登が続きます。
どちらのコースも赤岳登山の肝なので詳しく説明します。
地蔵尾根ルート
赤岳山頂までは標高差530メートル。片道約1.5キロ、約110~130分程度の道のりです。地蔵ノ頭より稜線を歩き、赤岳展望荘、赤岳頂上小屋の2つの山荘を経て、赤岳北峰、赤岳南峰を目指します。
行者小屋から地蔵尾根に出ると段々と傾斜がきつくなり、今までの登山とは全く別物になります。序盤はまだ岩場の急登程度なので、危険個所はありません。
とはいえ土壌が脆く、ザレ場(滑りやすい道)が続くので足元に注意です。土壌が弱いので崩れないように、網と岩で補強された珍しい階段が続きます。
樹林帯を抜けたあたりから、地蔵尾根の核心部です。この先は鎖場や梯子が続き、危険個所だらけになります。謎に2つの梯子があるこの場所は名物スポットのようです。もちろん右の階段を使います。
高度感はありますが、ゆっくりと確実に、慎重に登ればそこまで危険ではないという印象です。とはいえ、土壌が脆く、ガレている(石や岩などがたくさんある、歩きにくい場所のこと)ので、落石もあります。ヘルメットは必須です。
鎖場と梯子のコンボは暫く続くので果てしない登山に感じるかと思います。この辺りから赤岳特有の赤い岩肌の急な登山道が続きます。
写真では、落ちたら一発アウトのように感じますが、実際登ってみると、そこまでの恐怖ではありませんでした。高所恐怖症の筆者が言うので間違いは無いかと思います。
お地蔵さんが見えてくると、地蔵ノ頭はすぐそこです。
地蔵ノ頭に到着です。南八ヶ岳の主稜線上で、地蔵尾根の名前の通り、お地蔵さんがお出迎えをしてくれます。
地蔵ノ頭からの景色ははっきりいって異次元のパノラマビューです。目の前で横岳の威厳のある山容を拝むことが出来ます。
反対側に目を向けると、赤岳が見えます。赤岳展望荘までは、稜線歩きのご褒美タイムです。目の前には富士山が見える超絶景の道のりです。
赤岳をバックに赤岳展望荘が見えてきました。どうやってこの場所に山荘を建てたのでしょうか。売店や宿泊施設、食堂があるので便利です。
赤岳展望荘の名物といえば、このコンテナです。どうやって運んだのでしょうね。富士山とコンテナがとてもマッチしています。
赤岳展望荘を進み、いよいよ赤岳山頂を目指します。見た目からしてとんでもない傾斜ですよね。
赤岳山頂手前の傾斜は本当にガレ場(滑りやすい岩がゴロゴロの道)で、はっきりいって地蔵尾根よりも恐怖です。
下手に足を滑らせて落石を発生させてしまうと、下にいる登山者に怪我をさせてしまいます。登るだけで物凄く神経を使います。
後ろを振り返ると絶景ですが、本当にえげつない傾斜です。鎖が無いとかなりキツイ登りだと思います。
いよいよ山頂でしょうか?空が広くなってきました。
とおもったら、偽ピーク(山頂ではない)でした。奥の方には赤岳頂上小屋が見えます。
ひたすら足元が滑る岩場の急登を登り続けると、赤岳頂上小屋が近くなってきます。一体どうやって建てたのでしょうか。なぜ建てたのでしょうか。疑問だらけです。
赤岳頂上小屋に到着です。ここは赤岳北峰でもあります。赤岳には一体いくつの山荘があるのでしょうか。ここまで便利で快適だとは思ってもいませんでした。
山荘の先に見える頂が、赤岳南峰です。地蔵尾根は危険個所が続く、難易度の高いルートですが、絶景の稜線歩きを楽しむことが出来て、山小屋が2つもあり、赤岳北峰も登頂できるので、個人的にはオススメだと思いました。
文三郎尾根ルート
文三郎尾根ルートで赤岳山頂を目指す場合の標高差は530メートル。片道約1.3キロ、約100~120分程度の道のりです。阿弥陀岳との分岐点やキレット分岐を経て、赤岳南峰を目指します。
文三郎尾根ルートでは稜線や山小屋、赤岳北峰を経由することなくダイレクトに山頂を目指すことが出来ます。その代わり、ひたすら階段と急登が続く修行の道です。
行者小屋から阿弥陀岳分岐までは、暫くの間ゆるやかな道のりが続きます。
しかし、その先からはひたすら階段地獄が待ち受けています。とても整備されて登り易いとはいえ、本当に階段が果てしなく続くコースです。
この階段は通称「マムート階段」と呼ばれる、文三郎尾根ルートを象徴する階段です。これはスイスの登山用品製造ブランドMAMMUT(マムート)が、赤岳鉱泉の登山道整備に協賛していて、階段を提供しているからなんだそうです。
MAMMUTロゴ入りの階段は赤岳の文三郎尾根か、赤岳鉱泉と行者小屋に続く道でしか見ることが出来ないレアな階段です。
大体1時間程度階段を昇ると阿弥陀岳との分岐点に到着します。ちょっとした広場になっていますよ。
分岐点からは中岳越しに壮大な阿弥陀岳を一望できる絶景を楽しむことが出来ます。
阿弥陀岳との分岐点を過ぎると、階段地獄の代わりに鎖の設置された急登エリアに突入します。
足場は大変滑りやすいので慎重に登りましょう。下山では本当に滑り、降りるのが大変でした。
キレット分岐に到着です。権現岳を縦走する方はこちらを進みます。キレットとは尾根が深く切り落ちている鞍部のことで、南八ヶ岳縦走路の最難関部ともいわれている上級者向けのコースです。
キレット分岐より先は、更に荒々しい岩に囲まれた急登が続きます。ひたすら鎖場です。
大変絶景で冒険心をくすぐる道なのですが、景色を楽しんでいる余裕が無いくらいの岩だらけの急登です。滑りやすいので鎖は生命線です
竜頭峰分岐がみえてきたら山頂までもう一息です。
竜頭峰分岐から山頂までは幾つかの梯子が続きます。そこまで高い梯子では無いので見た目程大変ではありませんが、狭い場所なので渋滞しやすいポイントです。
最後の梯子を登り終えると、目の前は山頂である赤岳南峰です。
文三郎尾根から登る場合、地蔵尾根ルートほどの高度感はありませんが、階段や鎖場、はしごが続く滑りやすい急登が続くので、かなり大変だと思います。道幅も狭いので休憩できる箇所も少なく、山頂まで一切の山小屋が無いので体力勝負な印象です。
赤岳山頂へ
文三郎尾根ルートか地蔵尾根ルートを使って、八ヶ岳連峰最高峰赤岳を目指しましょう。
赤岳山頂です。標高2899メートル。果てしなく、険しい山行の先には最高のご褒美が待ち受けていました。
赤岳の山頂標は新しくなったようです。こちらには「山梨百名山」と書かれています。
古い山頂標も残っていますが、大分朽ち果てていました。
南峰には赤森神社が祀られています。
山頂からの景色は、360度パノラマビューです。天気がよければ八ヶ岳の山々は勿論のこと、南アルプスや北アルプスといった山々を一望できます。
雲が無い日は、山梨の街並み越しに富士山が見えます。この日は雲海越しの富士山という、最高の眺めでした。
山頂はそこまで広くないので登山客で溢れかえっていました。休憩ポイントを探すのに一苦労といった印象です。
山々を見下ろすような光景は八ヶ岳連峰最高峰の赤岳だからこそ可能な景色です。雲海から望む大展望は異次元の絶景でした。苦労して登った甲斐がありました。
自分に合った登山計画をたてて無理のない赤岳登山を楽しみましょう
本格的に登山を始めて1年足らずで登山者憧れの山の一つ。赤岳に挑みました。はじめは無謀とも思えましたが、しっかりと下調べを行った上でレベルにあった登山計画を立てることで、初心者でも登頂できることが判り、自信につながる登山となりました。
赤岳に挑戦したいけど「私にはまだ早いのでは」と、躊躇されている方の後押しになれば幸いです。
ギア
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