岩本利達
ogawa創業110周年記念テントが「おしゃカワ」でイイ!使い勝手も良くて人気が出そう

ogawa創業110周年記念テントが「おしゃカワ」でイイ!使い勝手も良くて人気が出そう

1914年創業の老舗アウトドアブランド「ogawa」。国内随一の歴史を誇り、多くのファンがいるogawaが110周年を迎え、記念テント「Mignon R(ミニオン R)」を2024年5月24日に発売した。

ogawaの代名詞であるロッジ型テントをベースに、今までなかったフェミニンもしくはガーリーな要素を追加。コンパクトでかわいらしい立ち姿ではあるが、機能性もしっかりした本格派テントとなっている。

Mignon=かわいい

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商品名になっている「Mignon」はフランス語で「かわいい」という意味。ロッジ型テントはレトロな雰囲気があり可愛らしいイメージもあったが、Mignon Rではそれを突き詰めたようなコンセプトとなっている。

床面積が220cm角なのに対し、天井高は230cmと上に長いデザインとなっており、まるで妖精の住む家のよう。両サイドと背面に配置されたオーニングにはフリルがついているのも特徴的

フリルに目が行ってしまうが、オーニングとしても非常に優秀で、フルクローズ、フルオープンはもちろん、ハーフオープンの状態でオーニングサイドを開閉できるという微調整も出来る。シチュエーションに応じて展開方法を変えられるというのは嬉しい。

雰囲気◎機能性◎のT/C生地

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フライシート、及びインナーテントにはおなじみのT/C素材を使用。コットンとポリエステルを混紡することによりどちらの特性を合わせ持ち、天然素材らしい優しい雰囲気や手触りに加え、通気性や吸湿性が高い。

完全にコットンだとメンテナンスが難しく重くなってしまうが、ポリエステルを混ぜる事で軽量かつメンテナンス性を高められるし、ある程度までは火の粉に耐えられるとあってニーズの多い生地だ。Mignon Rはコットンらしい生地感が世界観にマッチするため、T/C素材を使用するのも納得できる。

シンプル設営でラクチン

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ロッジテントはかつて「鉄骨テント」と言われており、先にフレームを組み立ててフライシートを被せるという仕組みが基本。第一次キャンプブームの時代はアイアンのフレームを使用する事も多かったが、最近では技術の進歩により軽量で取り扱いやすい素材となっている。

フレームを組んでフライシートを掛けるだけと言ったらそれまでだが、これくらいシンプルであれば設営時に迷う事も少ないだろう。ogawaによれば「力に自信のない方でも、簡単にテントを建てることが出来ます」とのこと。

子どもをキャンプに誘いたいお父さんの切り札なるか

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かわいらしい見た目と本格的な仕様ということもあり、メインテントとしての素質は十二分にあるMignon R。キャンプをしてみたいけどパートナーや娘さんがあんまり積極的じゃないというお悩みを持つお父さんは、このテントを武器に交渉してみるとイイかも。

価格は税込121,000円と決して安い買い物ではないが、デザインと機能性を考慮すれば妥当なライン。ogawaの唯一無二さを象徴する一張りとなりそうだ。

紹介
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  • 岩本利達
  • 岩本利達キャンプクエストNEWS編集部
  • NCAJキャンプインストラクター/JACオートキャンプ指導者
    『子どもを育む場としての「キャンプ」こそ持続可能な社会の第一歩』をテーマに、環境意識やサバイバル知識を高めるために日夜活動。ガジェット/ギアマニアの視点から最新アウトドアニュースをお届けします。

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