以前紹介したペレットストーブの「GreenStove Hori3 DEER Ver」が、この冬新しく「MPS-01 DEER ver」として生まれ変わって登場しました!
MPS-01はGREENSTOVEとMaveRickがコラボした商品で、Hori3のカッコ良さはそのままに、使い易さの向上と軽量化、他にも細かな点まで見直されています。
ということで、MPS-01の特徴を見ながら、これから本格的に始まる冬キャンに向けて準備を始めてみませんか!
目次
ペレットストーブを改めて振り返る
ペレットストーブとは薪ストーブの一種ですが、燃料は一般的に使われている薪ではなく、小さな木質ペレットを燃料に使うストーブの事です。

ペレットは小さく成形された木材のこと
ペレットは間伐材や加工の時に出るおがくずから成形されていて、燃焼時間は1kgあたり1時間程度。

環境にも優しい!
薪を持っていく量は経験や感覚を頼りに…という方も多いかと思いますが、数字(重さ)で判断しやすいのはペレット燃料のメリットの1つです。
MPS-01の公式スペック
Hori3よりも一回り小さくなり、重さも約4kg軽くなって登場したMPS-01。
| サイズ | 収納時:(約)42cm × 43cm × 21cm 組立時:(約)37.5cm × 42. 3cm × 18.5cm オーブン庫内:(約)10.5cm × 24cm × 18cm |
|---|---|
| 重さ | (約)11.8kg |
| 材質 | ステンレス304 マイクロクリスタルガラス |
軽量化だけでなく、他にも色々と改良されていました〜!
MPS-01のセット内容
MPS-01のセット内容はHori3の時と同様にたくさんのパーツから構成されていています。

この数が本体に詰められていると思うと改めて感心します。

相変わらずの収納上手ですね〜!
MPS-01の特徴と改良点!
パッと見た時は同じに見えましたが、細かな改良点がいっぱいありました!
オシャレなデザインは健在
美しいステンレスの輝きに大きなガラス窓、そして鹿のシルエットのオシャレなデザインは健在!

以前は“GREEN STOVE“のロゴだったのが、“MaveRick“の文字が加わり、コラボしているのが一目で分かる様に変更されていました。

空気流入筒(タンクと本体を繋ぐ部分)のサイドにはロゴとMPS-01の文字も。

ロゴ以外の見た目は以前のHori3と同じにも見えましたが…見比べてみると「お?ここが変わってる!」と間違い探し感覚で発見が!

前作のHori3はというと…オーブンの取手、温度計の位置…それと…。

GreenStove Hori3 DEER Ver
変更点は様々ありましたが、まずはデザインはカッコイイままということです!
相変わらずの美し過ぎる炎!
相変わらずの炎はやっぱり見惚れてしまう程の美しさ。本体の横から取り込んだ空気が生み出す流れにより、こんなにも美しい炎を眺めていられます。

無加工の写真です
その秘密はHori3でも採用されていたU字火路設計という機構!

GreenStove Hori3 DEER Ver
グリーンストーブ製の躍動感溢れる炎は必見!普通の薪ストーブとは一味違います。
燃料タンクが容量アップ!
Hori3の時は最大5kgまででしたが、MPS-01は容量アップで最大7kgまで入るようになりました。

縦長に変更
単純な容量アップではなく、形状が縦長に見直されたことで天板の使い安さも向上!ユーザーの意見を取り入れ、改良を重ねてきたのがちゃんと分かりました!

Hori3は横長
ペレットだけでなく、普通の薪を使える仕様もそのまま。
燃焼時間が長かったりとペレットの方が断然便利ですが、ペレットを切らしてしまった時でも対応できるのは安心です。

タンクが無い分見た目もスッキリしますし、薪を使うのもワイルドな感じで良いですね〜。
着火用の小窓が追加!
バーナーで着火するのためのバーナー口が専用で設けられました!

高さも丁度良く、こんな感じでバーナーを自立させることができて楽チン!

転倒には十分注意でお願いします!
そういえば以前どうだったっけかな?と見返してみると、Hori3の時は火力調整用の小窓と一体化していたタイプでしたね。

GreenStove Hori3 DEER Ver
これはこれで悪くはないと思っていたのですが、見比べてみるとペレットがこぼれてくることもなくなり、小さなストレスが解消されているのに気付きました〜!
火力調整がしやすくなりました!
燃焼効率をより高めるために煙突がサイドからに変わったり、火力調整の方法も様々な変更点がありました!

ペレットの供給を止められるようになった!
以前はタンクに入ったペレットが燃え尽きるまで待つ必要がありましたが、今回からストッパープレートでペレットの供給を遮断できるようになりました。

スッと差し込みます
タンクの中から見ると…。

解放状態

ペレット供給をストップ!
しっかりと遮断!火力調整はもちろん、これでペレットが残っている状態でも火を消せるようになったのは大きいです。
ちなみに若干隙間がありましたが、ペレットの粒が落ちていかない程度って感じでした(もしかすると大きさによっては多少は落ちていくのかも…?)
ペレット供給は自動調整される仕様に!
ストッパープレートの下に何かあったような…と探してみると、可動する何かを発見!

なんとこれはタンクのペレット残量に応じて、自動で落ちる量を調整するためのもの!

閉じた状態
満タンに近い状態だと沢山落ちていき、少しずつ減っていくのと並行して徐々に閉じていくようになっていました。

完全解放状態
以前は常にMAX設定のまま使っていましたが、そんなめんどくさがりでも最適の量を自動供給してくれるのはイイネです。

もっと手軽に火力を調整!
燃焼効率をさらに高めるために、ダンパーを煙突に標準装備!クルッとつまみを回して簡単に火力を調整できます。

以前はサイドに2つあった空気孔で調整していましたが、それと比べると圧倒的に楽になりました。

Hori3の空気孔
以前のもギミック的には好きでしたけど効率化は大事ですね。
料理がさらに快適にできるようになった!
キャンプでオーブンが使えるのはやっぱりロマンがありますね〜!
オーブンは窓が付いてさらに使いやすく!
オーブンにもガラス窓が装備されて料理の状態が見えるようになり、これは料理を楽しみたい人には最大の改良点と言えます!

ガラス窓だけでなく、引き出しタイプだったものから扉を開くタイプに変更。これによって軽量化にも繋がっています。

引き出しタイプの方がオーブンっぽさがあった気がするなぁとも思いましたが…。

GreenStove Hori3 DEER Ver
ガラス窓で中が見えるのでスキレットと併用して料理するのにも向いてますし、単純な出し入れもしやすくなって便利さは圧倒的にMPS-01の方が上です。

この日は友人が牛タンを丸ごと使ったロースト牛タンを振る舞ってくれました!が、アルミホイルで包んでいたのでガラス窓の意味…!!となったのはご愛嬌(笑)

迫力がすごい!
かなり贅沢なキャンプ飯で食欲の秋を堪能しました!

焼くより柔らかく仕上がってました!
天板の調理は快適に
本体が少しだけ小さくなったようですが、サイドテーブルがついたことでスペースが増大!ちょっと火から遠ざけたい時に重宝します。

着脱も引っ掛けるだけなので組み立てはとっても簡単なのもいい感じです。

灰の処分はやっぱり超簡単!
灰は7kg分のペレットを燃やしてもたったこれだけで、後片付けが楽チンなのはそのまま!

新しいツールバーで引いて取り出します
これはHori3の時と変わらない推しポイント。

10kg分でもこれだけでした
引き出してポイッでわずか十秒程度で完了!チェックアウトが迫る忙しい朝でも大丈夫です。
脚の安定性が向上
脚はHori3と同じ構造でしたが、よく見ると先端の形状が変わって安定性の向上がされていました。

やっぱり少し華奢に見えてしまいますが、同じ構造のままということは十分に支えられている証拠ですね。

GreenStove Hori3 DEER Ver
小さいネジなくなりました!
Hori3は組み立てに小さいネジだらけだったのが、MPS-01では引っ掛けて組み立てていくタイプに変更されていました。

キャンプ場で小さい部品を落としたらまず見つからないので、この改良は本当に大きい。察するに絶対Hori3で不評だったと推測します(笑)
新生ツールバー
空気孔の開け閉めなどを行うツールバーが大きく長く使いやすくなり、見た目で言うと生まれ変わりレベルで改良されました!

わざわざ伸縮ができるようにまでなっちゃって…と思ったものの、これがかなりいい感じ!

ただのツールバーでしょ〜大袈裟だな〜と思われるかもなんですが、前モデルのHori3は細くて短くて力が伝わりづらく、なかなかストレスを感じる仕様だったんですよ…。

細くて短い六角レンチ…
MPS-01の注意点
Hori3の時から大幅に改良されてきたとは言っても、気になる点は少し残っている印象。でもこれは受け入れようぜみんな!
軽量化されてもやっぱり重め
パーツ点数がかなり多いので、軽量化されたと言ってもやっぱり重い。

他のギアもあったとは言え、キャリーワゴンで運搬していたのにアップダウンで腕に乳酸が溜まる溜まる(苦笑)

それでも前作よりは軽い。そう考えるだけで少し気は楽になりましたけど(笑)
燃料の投入のし過ぎは注意
ペレットの供給が止められるようにはなりましたが、残ったペレットを取り出す手間を考えると入れ過ぎるのは避けたいかも。

火が消えてもなかなか本体が冷めにくいので、供給が止まっていてもペレットが残っていると片付けるのもちょっと怖い気がするので、基本は燃やして使い切った方が楽そうです!
改良されたMPS-01は頼れるデキ!
MPS-01は見惚れるほどの炎の美しさやデザインのカッコ良さはそのままに、前モデルから多数の改良が施されて生まれ変わりました。重くて持ち運びが大変なのは受け入れなければなりませんが、冬のキャンプでこれがあれば満足度と快適さが格段に上がります。
ガラス窓がついたことで料理のしやすさも向上、扉を開けるだけなのでちょっとした温め直しにも使えそうな利便性の高さも魅力的です。世の中には色んな薪ストーブがありますが、秋〜春キャンプの友としてMPS-01を候補の1つとして検討してみてはどうでしょうか!
ギア
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