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【くじゅう連山登山】くじゅう17サミッツ完全制覇のルートとコースタイム紹介

【くじゅう連山登山】くじゅう17サミッツ完全制覇のルートとコースタイム紹介
九州本土には1700mを超える山が14座あり、そのうちの9座がくじゅう山群に集中しています。この9つのピーク全てに登ろうという企画が、西日本新聞社が創刊している「のぼろ」という雑誌からだされました。名付けて「17サミッツ」です!

この企画が出されるやいなや、くじゅうLOVEの登山者たちが、九州のみならず全国から「17サミッツ」にチャレンジするため、くじゅうを訪れているのです。私もその1人で、17サミッツにチャレンジしました。

今回は、私がどのようなルートやどのくらいの時間で17サミッツを制覇したのか、くじゅうの見どころやオススメルートなどを交えながら紹介していきたいと思います。

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29歳の時、突如、登山にはまり約10年。九州の山を楽しむ1児のママです。最近は、子どもとのんびり登山を楽しんでいます。

    くじゅう山群とは

    九重連山引用:九重山 – wikipedia

    まずはくじゅう山群について簡単に説明したいと思います。くじゅう山群はくじゅう連山とも呼ばれ、大分県玖珠郡九重町(くすぐんここのえまち)から竹田市久住町(くじゅうまち)北部にかけて広がる火山群の総称です。

    最高峰は九州最高峰の中岳1791mで、百名山の1つです。また、一帯は阿蘇くじゅう国立公園に指定されています。

    くじゅう山群の1700m以上の山

    くじゅう山群には1700mを超える山が9座あります。

    • 1791m 中岳(なかだけ)
    • 1786.5m 久住山(くじゅうさん)
    • 1786.2m 大船山(たいせんざん)
    • 1780m 天狗ヶ城(てんぐがじょう)
    • 1774m 稲星山(いなぼしやま)
    • 1762m 星生山(ほっしょうざん)
    •  1744.7m 三俣山(みまたやま)
    • 1720m 白口岳(しらくちだけ)
    • 1706m 北大船山(きたたいせんざん)

    くじゅう17サミッツとは?

    今一度「くじゅう17サミッツ」とは何か見ていきましょう。

    くじゅう17サミッター

    くじゅう山群の1700m以上の山、全部で9座に登ろうというもので、晴れて9座の全てのてっぺんに立った人には「くじゅう17サミッター」の称号が与えられます。

    称号が与えられると言っても記念品などがもらえるわけではなく、勝手に「私は17サミッターです!」と自称してよいというだけのもの(笑)ただの自己満足以外の何物でもありません。

    17サミッツのルール

    17サミッツの登り方にルールはありません。1日で9座にチャレンジしても良いし、泊まりで登っても良いし、何回にわけて登っても良いしと自由なのです。

    17サミッツの目的と想い

    この企画の目的は、何度もくじゅうを訪れている人でも登っていない山があるのではないか、それではくじゅう山群の一部をかじっただけでもったいない!くじゅう山群のピークにはそれぞれ違った表情があり、それを味わってほしいという想いが込められているそうです。

    確かに、私も何度もくじゅうには訪れていますが、登る山は大体決まっていて、まだ見ぬ山も多くありました。このような企画や目的がなければ、もしかしたら未だに登っていない山が多々あるにも関わらず、その素晴らしさを知らずに「くじゅうは素晴らしい!」と意気揚々に語っていたかもしれません。

    くじゅう17サミッツ完全制覇への道!

    早速、どうやってこの9座を制覇するかのルートや工程を考えます。「くじゅう17サミッツ」の企画が出されたのが夏だったため、1日で全制覇するのは体力的に厳しいと判断しました。また、仕事の休みの関係などで日帰り登山を余儀なくされました。ということで、何回かにわけて9座を制覇しようということになったのです。

    ルート決め

    くじゅう17サミッツのルートを決めるうえで1番の難問は大船山・北大船山、三俣山をどう制覇するかです。

    くじゅう連山全体図-1

    見てもらうとわかるように、大船山・北大船山と三俣山は離れているため、この3座を1日で登るとなるとかなり長時間の山行になることを覚悟しなければなりません。

    例えば、私が考えた三俣山を起点にし大船山・北大船山に行くルートは…

    大曲(おおまがり)登山口(約45分)
    →すがもり越(約25分)
    →三俣山西峰(約20分)
    三俣山本峰(約5分)
    →三俣山IV峰(約15分)
    →三俣山南峰(約1時間30分)
    →坊がつる(約1時間30分)
    →段原(だんばる)(約20分)
    大船山(15分)
    →段原(10分)
    北大船山(約1時間)
    →坊がつる(約20分)
    →法華院温泉(約1時間)
    →すがもり越(約45分)
    →大曲登山口

    約9時間の行程…休憩入れたら約10時間以上…無理!!

    他にも、三俣山→星生山→久住山→天狗ヶ城→中岳→稲星山→白口岳を周るルートも考えましたが、これもかなりハードなうえに途中水場がないし、荷物も多くなりそうなのでやめておくことにしました。

    よって、1日で三俣山、また1日で大船山・北大船山、また別日にそれ以外をという風にゆるい感じで制覇することになったのです。

    実際に登ったルートや時間を山の写真を交えながら紹介

    三俣山(みまたやま)1744.7m

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    三俣山は大分県西部、くじゅう連峰の北に位置し、九重町と竹田市久住町との境にあります。どこから眺めても三峰に見えることから三俣山と名付けられ、別名、三岐山(みつまたやま)とも呼ばれています。実際は五峰からなっていて、各峰からは変化に富んだ展望が楽しめます。6月頭頃にはミヤマキリシマ、秋には紅葉が楽しめ、大鍋・小鍋のお鉢巡りが特にオススメです。

    大曲登山口を出発

    三俣山を登るのであれば大曲登山口がオススメです。ただし、駐車場が狭いので車が止められないことがあります。

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    登り始めてしばらくすると前方に硫黄山(いおうざん)が見えてきます。ここはくじゅう山群が活火山であることを肌で感じることができるルートと言えます。

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    かっこいい硫黄山を間近に見られるのでゆっくり眺めていたいとこですが、ここは落石も多く、休憩禁止エリアにもなっていますので、気をつけながら足早で進みましょう!

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    岩場をひたすら進みます。いつもこのルートを通る時は緊張気味になるのですが、クスっと笑わせてくれます(笑)しかし「ガンバレ中高年」の文字が他人ごとではない歳になってきました…。

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    岩に書かれた黄色のペイントを目印にガレ場を慎重に登っていきます。

    すがもり避難小屋に到着!

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    大曲登山口から約45分で到着しました。少しここで休憩し、水分補給をします。

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    これはすがもり越えの「愛の鐘」。昭和37年正月、積雪の北千里(きたせんり)で2つのパーティが遭難し7名が死亡する事故があり、遭難防止の祈りを込めて贈られたのがこの「愛の鐘」です。すがもり越え、北千里、三俣山方面は霧が出やすく方向がわからなくこともあるほどなので、注意が必要です。

    いざ、三俣山へ!

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    ますは三俣山西峰を目指します。ちなみに右に行くと北千里ヶ浜(きたせんりがはま)を抜け、法華院温泉(ほっけいんおんせん)、坊がつるに出ます。法華院温泉までは約1時間で到着するので、時間に余裕があれば温泉に入って行くのも良いですね。

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    登っていくと北千里ヶ浜を一望できます。いつもこの景色を見ると北斗の拳を思い出します。いつ見てもカッコイイ!

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    ちなみに冬の千里ヶ浜です。日本とは思えないほど雄大な景色が味わえますが、この日は風が強くめちゃくちゃ寒かった!涙を流しながら写真撮影したほどです。冬はしっかり防寒しましょう!

    三俣山西峰登頂!

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    すがもり避難小屋から約25分で到着しました。記念写真を撮ってすぐに三俣山本峰に向かいます。

    三俣山本峰登頂!1744.7m

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    三俣山西峰から約20分で登頂しました。三俣山には何度も登っているのですが、登る度に違う表情を見せてくれます。ちなみに紅葉時期の三俣山がこちら↓

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    三俣山の大鍋・小鍋の紅葉は圧巻な上に、紅葉の中を進んでいく感じがたまりません!また6月の頭にはミヤマキリシマも楽しめますよ。

    三俣山南峰を周って下山

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    この日は三俣山でのんびりご飯を食べて南峰を経由して下山しました。

    大船山(たいせんざん)1786.2m / 北大船山(きたたいせんざん)1706m

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    大船山は大分県竹田市にあり、くじゅう連山を形成する火山のひとつです。頂上近くには御池(おいけ)、米窪(こめくぼ)、段原(だんばる)の3つの火口跡があり、御池は円形の火口湖となっています。

    大船山・北大船山も何度も登頂しているのですが、紅葉時期は外せないということで紅葉狩りも兼ねて登りに行くことにしました。

    大曲登山口から登山開始

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    三俣山同様、大曲登山口から出発し、すがもり越えします。

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    三俣山に後ろ髪惹かれつつ、北千里ヶ浜を進みます。

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    この日はガスガスな天気で紅葉が見られるか少し不安です。法華院温泉までの道のりは下りの岩場が続きます。途中かなり大きな岩場を進みますので慎重に!

    法華院温泉山荘に到着!

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    すがもり避難小屋から約1時間で法華院温泉山荘に到着です。ここに来たら、大きな石の登山靴で記念撮影。温泉に入ってゆっくりしたいところですが、ここからが本番といった感じの登山なので、気を引き締めます。

    坊がつる

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    法華院温泉山荘から坊がつるを通り、大船山登山道に向かいます。

    大船山登山道

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    いよいよ大船山登山道に入りました。大船山登山道から段原までは、木がトンネルのように生い茂っているところが多く、日があまり当たらない為か、ぬかるんでいることが多々あります。眺望もあまり良くない為、いつも心が折れそうになります。

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    ガスの合間からうっすら紅葉が見えてきました。

    大船山登頂!1786.2m

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    大船山登山道入り口から約2時間、大船山に登頂しました。それにしてもガスで展望が悪い上に、風が強い!

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    しばらくすると奇跡的にガスが晴れ、御池の紅葉が見られました。

    北大船山登頂!1706m

    北大船山登頂

    大船山山頂でご飯を食べて、段原に戻り北大船山へ。段原から北大船山までは10分ほどで着きます。

    立中山(たっちゅうさん)1464.4mへ

    そのまま来た道を帰ろうと思っていましたが、途中、分岐で鉾立峠(ほこたてとうげ)を経由して立中山へ行くことにしました。ふみ跡がわずかにあるくらいで道がわかりにくく、身長くらいある草をかき分けて大変でした。大変すぎて写真を1枚も撮っていませんでした。

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    あまりに疲れたので立中山でお昼寝をして体力回復!

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    そして法華院山荘経由で無事に大曲登山口に帰り着いたのでした。

    久住山(くじゅうさん)1786.5m

    久住山

    久住山は、大分県竹田市にあり、くじゅう連山を形成する火山のひとつです。

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    久住山はくじゅう山群の中で私が初めて登った山です。山頂まで続く道には石がゴロゴロしていて火山の山を肌で感じたのを覚えています。それからくじゅうに行ってもなぜか素通りしてしまう山になっていて、今回の17サミッツにおいても「1度登頂しているのでOK!」ということに…。

    ゆるい自己ルールで申し訳ありません。登ったことがない方はとても素敵な山なので、是非ともくじゅうに行った際は登ってみてくださいね。

    天狗ヶ城(てんぐがじょう)1780m / 中岳(なかだけ)1791m

    中岳は大分県玖珠郡九重町から竹田市北部にかけて広がる火山群・くじゅう山群のひとつで、九州本土最高峰の山です。

    この2つの山も何度も登っているのですが、その中でも私が最も美しいと思う冬の天狗ヶ城、中岳の登山を選んでみました。

    牧ノ戸(まきのと)登山口から出発!

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    樹氷がとても綺麗です。牧ノ戸から沓掛山(くつかけやま)までは、急な登りが25分ほど続き、けっこうきついです。牧ノ戸登山口~扇ヶ鼻(おうぎがはな)分岐までは約60分です。

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    扇ヶ鼻分岐からくじゅう分かれまでの道、西千里ヶ浜(にしせんりがはま)をひたすら進みます。ここはなだらかで視界も開けているので気持ちが良いです。扇ヶ鼻分岐~くじゅう分かれまでは約30分です。

    くじゅう分かれ

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    くじゅう分かれから北千里ヶ浜のルートを行けば三俣山、坊がつるに行けます。今回は直進し、まず天狗ヶ城を目指します。

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    ガスも晴れて最高の天気になりました。しかし、紫外線が雪に反射して眩しい!雪山はサングラス必須ですよ!

    御池(みいけ)

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    御池は冬になると凍り、天然のスケートリンクのようになります。それは後ほどのお楽しみにして、御池を回りこみ天狗ヶ城を目指します。

    天狗ヶ城登頂!1780m

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    ふざけた写真ですみません(笑)山での小道具は意外に楽しいのでお試しください。くじゅう分かれ~天狗ヶ城までは約45分です。

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    中岳を目指します。壮大なスケールと最高の天気に足取りも軽やかです。

    中岳登頂!1791m

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    九州本土最高峰「中岳」に登頂です。なぜか中岳登頂の写真を撮っていないという失態を犯してしまい、別日に登頂した時の写真になります。天狗ヶ城~中岳までは約15分です。

    御池にて

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    中岳から御池に戻って、お待ちかねのスケート!大の大人がはしゃぎまくってます(笑)

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    雪に寝そべってみたり…。

    最後は雪山恒例の

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    帰りは雪山恒例のソリ滑りを満喫して下山しました。しかも知らない人達も巻き添えにしながら(笑)モンベルのヒップソリは軽量で500円くらいなのでオススメですよ。

    キャンプクエスト編集部アイコン
    編集部

    ネット情報によるとmont-bellのヒップソリは店頭販売限定で売り切れ続出らしい。

    星生山(ほっしょうざん)1762m / 稲星山(いなぼしやま)1774m / 白口岳(しらくちだけ)1720m

    星生山は、大分県玖珠郡九重町にあり、くじゅう連山を形成する火山のひとつで、九重町の最高峰です。
    稲星山は、大分県竹田市にあり、くじゅう連山を形成する火山のひとつです。
    白口岳は、どの登山口からも距離があり、体力面などから上級者向けの山と言っても良い山です。

    今回も牧ノ戸登山口から出発です。今回は星生山山頂で御来光を見て、稲星山、白口岳の登頂を目指します。実はくじゅうに登山は来ていたのですが、17サミッツチャレンジはだいぶ間があきまして初夏の登山となってしまいました。しかし、過去最高の登山になったので、結果、大満足の山行となりました。

    牧ノ戸登山口~扇ヶ鼻分岐~星生山で御来光

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    牧ノ戸登山口~扇ヶ鼻分岐までは約60分、扇ヶ鼻分岐~星生山までは約30分です。星生山の分岐から山頂までは急登でかなりきついですが、御来光に間に合わないかもしれないのでかなり急ぎました。なんとかギリギリセーフです。

    星生山登頂!1762m

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    星生山登頂!あと残り2座になりました!

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    星生山からは雲海が。綺麗すぎて見とれてしまいます。

    星生山~星生崎(ほっしょうさき)へ

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    実は、星生山~星生崎のルートがくじゅうの中で1番好きなルートなのです。

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    こんな感じのゴツゴツした岩の間を進んでいくのがたまらなくいい!

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    まるで青空の中を歩いているようで最高に気持ちがいい!

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    星生崎を過ぎると右手に池ノ小屋が見えてきます。星生山~池ノ小屋までは約1時間30分です。

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    左手には初夏の御池が見えます。冬とはまた違った綺麗さがあります。

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    池ノ小屋で少し休憩します。この小屋にはかなりお世話になっています。非常時などにこういった小屋があると本当に助かります。

    稲星山手前の分岐

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    この分岐から、右に行くと稲星山、左に行くと中岳に行けます。いざ出発!

    稲星山登頂!1774m

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    8座目の稲星山へ登頂です。池ノ小屋~稲星山までは約15分です。

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    残りはあと1座!白口岳のみです!

    白口岳登頂!1720m

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    そして念願の白口岳登頂です!やりました!「17サミッター」の称号を手に入れました!稲星山~白口岳までは約35分です。テンション上がりすぎてて途中の写真ほとんど撮ってませんでした。

    17サミッツを達成して

    くじゅう17サミッター

    かなりゆるい自分ルールで「17サミッツ」達成となりましたが、今回の登山を振り返って思うこと、それは「ただただ楽しかった!くじゅう最高!くじゅうLOVE!」です。そしてこの17サミッツを無事に達成できたのも、山仲間たちのおかげです。

    今度はわが子と「17サミッツ」にチャレンジしてみたいなと思っています。みなさんもくじゅうにお越しの際は「17サミッツ」にチャレンジしてみてはいかがでしょうか!?

    eggmama

    29歳の時、突如、登山にはまり約10年。九州の山を楽しむ1児のママです。最近は、子どもとのんびり登山を楽しんでいます。

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