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登山初心者におすすめ!ハイキング感覚で北海道の有珠山に登って来ました!

今回は北海道洞爺湖に隣接する活火山【有珠山】に娘と息子を連れて登って来ました。

登山開始から下山まで3時間もかからずハイキング感覚で登れる手軽さに加えて、活火山なので溶岩ドームがあり硫黄の吹き上がる姿を観れるので、本格的な山の絶景を楽しむことが出来ます。

そんな有珠山の紹介やアクセス方法と、実際に登って来た登山道の様子を解説します。

ヒロしば

ファミリーキャンプ歴10年。愛車の軽バンに乗り家族4人、北海道全域でキャンプを楽しんでいます。また登山とスノーボードも趣味として北海道の大自然を最大限に満喫しています。スノボメインのアウトドアブログも運営しているので、そちらも合わせて宜しくお願いします。

有珠山ってどんな山?歴史や特徴、アクセス方法

出典:洞爺湖有珠山ジオパーク

有珠山は北海道洞爺湖の南側にある活火山です。この有珠山が噴火を繰り返したことで現在の洞爺湖を形成しました。

有珠山のなりたちと歴史

有珠山が形成されたのは約2万年前と言われています。当時の有珠山の土壌はとても脆く、噴火活動を繰り返した結果約7千年前に一度崩壊しました。Wikipediaには以下のような説明があります。

洞爺湖をかたちづくる洞爺カルデラの南麓に有珠山が形成されたのは約2万年前と考えられている。噴火を繰り返し年月をかけて成層火山をなしたが、約7千年前に山体崩壊が発生。その際に南側に口を開けた直径約1.8 kmの馬蹄形カルデラが形成された。この時発生した岩屑なだれは内浦湾(噴火湾)にまで達し、有珠湾周辺の複雑な海岸線をつくった。引用:Wikipedia

現在の洞爺湖の海岸線が、有珠山の噴火で崩れた岩が湖にまで到達したことで形成されたなんて歴史を感じますね。

出典:奥洞爺温泉郷

その後は火山活動を休止していた有珠山ですが、1663年からふたたび噴火を繰り返すようになり、現在の有珠山の形を形成していきます。

有珠山の噴火の歴史

1663年 寛文噴火 有珠山の歴史上、最大規模の噴火(現在の有珠山を形成)
1769年 明和噴火 寛文噴火から100年ぶりの噴火(現在の溶岩ドームを形成)
1822年 文政噴火 50人以上の死者を出した噴火(現在のカルデラ湖を形成)
1853年 嘉永噴火 火砕流が洞爺湖に流れたため被害は小規模(大有珠を成長させた)
1910年 明治噴火 合計45個の火口が開きマグマが地下水と接触し水蒸気爆発(洞爺湖温泉の始まり)
1944年-1945年 噴火 水蒸気爆発を繰り返し噴火(現在の昭和新山が誕生)
1977年-1978年 噴火 合計16回のの噴火が断続的に発生(現在の有珠新山を形成)
2000年 噴火 西山山麓から水蒸気爆発(西山山麓が70m隆起)

出典:洞爺湖有珠山ジオパーク(2000年 噴火写真)

有珠山は1663年以降、30年~100年の周期で頻繁に繰り返してきました。世界的に見てもこれだけ頻繁に火山活動を起こす山は珍しいそうです。

直近では2000年に噴火を起こしている有珠山は現在も溶岩ドームから沸々と煙を吹き出しています。

有珠山の特徴

場所 虻田郡洞爺湖町 支笏洞爺国立公園内
標高 737m
登山道駐車場 北海道伊達市北有珠町
登り時間 1時間半前後
下り時間 1時間前後
山開き期間 4月29~11月中旬まで

山頂の標高が737mですが登山で登れるのは標高600m以下の外輪山展望台までなので、険しい道も少なく距離も短いので登山初心者にも登りやすい山となっています。低山ながら頻繁に火山活動を繰り返している山なので、ダイナミックな景色を楽しめます。

また洞爺湖周辺は地質や生態系、景観の貴重さが認められて洞爺湖有珠山ジオパークとして「ユネスコ認定の世界ジオパーク」「日本の地質百選」にも選ばれている山なので、それだけでも一度登って見る価値はありますよ。

アクセス方法

外輪山展望台へのアクセス方法は2種類あります。1つは散策路である登山道を登っていく方法と、もう1つはロープウェイを使用する方法です。

それぞれスタート場所が違うので詳しいアクセス方法を解説します。

ロープウェイ乗り場へのアクセス方法

出典:北海道STYLE

今回は登山ですが、有珠山にはロープウェイで登ることも出来ます。お隣の「昭和新山」から有珠山の外輪山展望台までを直接つなぐ観光用ロープウェイなので、登山をする時間が無い方はロープウェイを利用して景色だけでも楽しんでみて下さい。

乗り場所在地:〒052-0102 北海道有珠郡壮瞥町字昭和新山184-5

詳しくは有珠山ロープウェイ公式HPにて、ご確認ください。

ヒロしば

実は今回、登山に行く際に小学生の娘と一緒だったので、登りは歩いて登って娘が疲れてしまったらロープウェイで下山しようかと考えていたのですが、登山道入り口とロープウェイ乗り場は全く別の場所にあるので、このような使い方は出来ません。下調べは大切だなーと実感しました。

登山口駐車場へのアクセス方法

登山口駐車場へのアクセスは少し分かりずらいです。

伊達市の北有珠町を走る国道37号線から道央自動車道(高速道路)の方に曲がって行くと、ちょうど道央自動車道の真下辺りに登山道駐車場があります。

国道37号線から曲がる道の分かりやすい目印はラーメン屋さんの看板です。

有珠山登山口と書いている看板もありますが、ラーメン屋さんの看板の方が目立つので目印にすると良いですよ。

そしてしばらく真っ直ぐ走っていくと道央自動車道の高架下にぶつかります。

駐車場に車を停めたらいよいよ登山開始です!

有珠山登山道の様子と景色

ここからは実際に登って来た時の写真を使用し、登山道の様子や景色を紹介していきます。

有珠山の登山道には〇合目という目印になる看板が無いので、ザックリと3つのエリアに分けて案内します。

  • 登山道入り口~中間地点
  • 中間地点~外輪山
  • 外輪山散策路

参考:有珠山ロープウェイ

登山道入り口~中間地点まで

駐車場に車を停めたら、高架下を通りすぐ左手に登山道入り口が見えてきます。

しばらく進むと入山届の入ったボックスがあるので、入山届に記入をして登山開始です。

入山届を書いていると、隣の木の上からカサカサと音がして上を見上げると…

エゾリスです。まさかこんな場所でエゾリスに出会えるとは思ってなかったので、とてもラッキーでした。

周辺で草木をかき分ける音がした時は、周りに目を凝らしてみると思わぬ出会いに遭遇する事がありますよ。

では登って行きましょう。綺麗な花がお出迎えしてくれました。

前半は傾斜も緩く、厳しい道は少ない印象でした。こう配の大きい箇所には階段も設置されているので整備された登り易い道が続きます。

今回は雨上がりだったので道がぬかるんでいましたが、それでも登り易かったです。

開けている場所があり、ベンチも設置されているのでここで一度休憩しておきましょう。道が狭い場所で休憩すると他の登山者に迷惑をかけてしまうので、開けた場所を見つけたらこまめに休憩を取りましょう。

この看板を中間地点として区切りました。ここまで約30分前後で登れると思います。外輪山まで残り1.5キロ!頑張りましょう。

中間地点~外輪山まで

ここからは今までよりも傾斜がきつくなり道も悪くなります。距離は短いですが安全の為にも登山靴は必須ですね。

道幅が狭い場所も多いです。

残り1キロの看板が見えたら険しい道が、もう少しで終わります。外輪山も目の前なので頑張りどころです。

全体的に木が少なくなり、道が開けてきました。

しばらく行くと大きく開けた場所に出るので、ここで休憩して行きましょう。

ベンチは無いので直接地面に座りたくない人は、レジャーシートがあると良いかもしれません。

この開けた場所では木々の隙間から、眼下の景色を見る事ができます。洞爺湖が見れるので休憩ついでに景色も堪能しましょう。

ここから外輪山まで緩やかなコースが続きます。景色をみれるポイントもあるので、楽しみながら登って行きましょう。

洞爺湖町の街並みも見えてきました。

外輪山散策コースに到着です。ここまで1時間ちょっとで登れました。

外輪山の景色

外輪山散策コースは左右に分かれていて、左に行くと南外輪山展望台、右に行くと火口原展望台とトイレがあります。両方に行きたい場合は距離の短い左の南外輪山展望台へ先に向かってから、火口原展望台へUターンする順番がおすすめです。

南外輪山展望台からは銀沼火口という火口原が見れます。煙の吹き出す姿は、活火山ならではのダイナミックな景色ですね。

南外輪山展望台からは遠くに羊蹄山(蝦夷富士)を見る事ができるらしいです。今回は残念ながら曇りだったので、そこまで遠くの景色を見ることはできませんでした。

散策路を戻り、火口原展望台へ向かいます。

火口原展望台に向かう散策路は、右をみれば洞爺湖の大パノラマ、左を見れば火口原や有珠山山頂の景色が見れるので歩くのが苦になりません。

ゆっくり景色を堪能しながら散策路を進んで行きましょう。

火口原展望台に到着。

この看板の場所が有珠山の撮影スポットになっているのだと思います。しかし僕が今回登った8月終盤は木々が生い茂っていたので、後ろの火口原が少し見づらい感じになってました。

シーズン序盤や終盤はもっと火口原がハッキリ見れるのでしょう。個人的にはこの時期は先ほどの南外輪山展望台からの方が綺麗に撮影できたので、シーズン中盤は南外輪山展望台からの記念撮影がおすすめです。

木の隙間からアップで撮れば火口原の写真もバッチリ撮影できます。人が入る記念写真だと引きで撮影する必要があるので山頂は写りますが、火口原は隠れてしまいますね。

火口原展望台にはトイレが設置されています。山の上にトイレがあるのは珍しいので非常にありがたいですね。

今回は娘が「疲れた!」と言い始めたので我が家の登山はここまででした。

火口原展望台から更に先に行くと、圧巻の269段の登り階段があり、その先には洞爺湖展望台とロープウェイの山頂駅があります。体力に余裕のある方は是非挑戦してみてください。洞爺湖展望台まで行くと、昭和新山も見れるので大変でも行く価値は大いにあります。

出典:洞爺湖有珠山ジオパーク

画像は公式HPからお借りしました。画像は空撮なので実際に見る雰囲気とは若干異なると思いますが、洞爺湖展望台まで行くとこのように昭和新山と洞爺湖を見ることが出来ます。

有珠山は登りやすく登山初心者におすすめの山

有珠山は道が整備されていて、登り1時間弱と登山初心者が楽しむには調度良い難易度です。洞爺湖のパノラマや火口原も見れるので、景観も大いに楽しめるおすすめの山。

標高が低いので多少天気が悪くても雲の上に行くことが無いので、あまり天気に左右されず景色を見れるのも良い点ですね。もちろん遠くの山々などは快晴じゃないと見れない景色もありますが…

この記事を読んで有珠山に興味を持って頂ければ是非登って見て下さい。きっと登山をもっと好きになってもらえると思います!

ヒロしば

ファミリーキャンプ歴10年。愛車の軽バンに乗り家族4人、北海道全域でキャンプを楽しんでいます。また登山とスノーボードも趣味として北海道の大自然を最大限に満喫しています。スノボメインのアウトドアブログも運営しているので、そちらも合わせて宜しくお願いします。

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