秋も深まり、いよいよ冬の時期に入るという所で、今年の営業期間が終わるキャンプ場も多くなってきます。
季節を問わずキャンプを楽しみたい方には辛い時期ですが、そんなキャンパーの皆様の味方が通年営業のキャンプ場。北陸エリアにも数は少ないですが、通年営業のキャンプ場があります。
今回は福井の海を眺められる高規格キャンプ場「ガラガラ山キャンプ場」にコテージ泊で利用したレポートをお届けします。
目次
ガラガラ山キャンプ場の基本情報
住所 | 〒910-3556 福井県福井市赤坂町66-84 |
---|---|
TEL | 0776-89-2180 |
FAX | 0776-89-2187 |
入場料 | 大人(高校生以上)200円 |
コテージ利用料 | 4人用 1棟 宿泊16,700円 8人用 1棟 宿泊21,900円 ※それぞれプラス1,000円でペット可 |
区画利用料 | オートキャンプ 1区画 宿泊 4,500円 フリーキャンプ 1区画 宿泊3,000円 |
アクセス
ガラガラ山キャンプ場へのアクセスには北からも南からも北陸道を使います。関西方面からいらっしゃる方は敦賀ICで降り、海岸線沿いの道を通るルートが一般的です。
Hana
高速を降りてからの所要時間は敦賀ICからは60分、鯖江ICからは50分と多少時間がかかります。キャンプ場の入口までは海岸線沿いの道をずっと走っていきます。夏場は穏やかな日本海ですが、冬は日によって荒々しい波しぶきが見られ、高波の影響で一部区間が通行止めになる日もある程です。
キャンプ場近くの海岸、越前海岸は雄々しい岩々が作り出す独特の景観が特徴的。「呼鳥門」「越前岬」等の景勝地も多く、見どころがいっぱいです。
キャンプ場の予約は毎月初日に3か月後までの予約が可能ですが、いわゆる4月~11月のキャンプシーズンの頃はコテージ、キャンプサイト共に予約開始から直ぐに埋まってしまうほどの人気ぶりです。
冬の期間は予約も比較的取りやすくなっています。暖かなコテージで寒さを気にせず過ごしたり、11月~3月に捕れる福井名物の越前ガニを買ってキャンプで堪能する事も出来ますので、個人的には冬の来訪も是非おすすめしたいです。
キャンプ場の近くにはスーパーは無く、3~40分車を走らせる必要がありますので、買い出しは向かう道中にあるスーパーに寄る事をお勧めします。
サイト案内
サイトは大きく分けてコテージのある「トップゾーン」と、オートキャンプサイトのある「セカンドゾーン」に分かれます。
トップゾーン
コテージの他、健康遊具のある広場やバーベキューハウス等もありました。
多目的ホールの出入口付近には自動販売機がありました。コテージのあるエリアから売店のあるサニタリー棟までは少し距離があるので近くにあるのは助かります。
セカンドゾーン
サニタリー棟のすぐ横にはフリーキャンプサイトがあります。駐車場もすぐ横にあり、傾斜もなくフラットなので利便性は非常に高いです。
フリーサイトより下部にあるオートキャンプサイトは大きさや形状がまちまちでしたが、2ルームテントは問題なく設営できそうな広さでした。
また、サニタリー棟の周辺にはテニスコート、ドッグランエリアがまとまっており、思い切り体を動かして遊ぶことが出来ます。
キャンプ場周辺は街灯も少なく、夜は写真のように満天の星々が空いっぱいに広がります。
サニタリー棟
平成29年4月にリニューアルオープンされたキャンプ場ですので、設備は非常に綺麗です。サニタリー棟には各種受付、コインシャワー、コインランドリー、洗面所の他に足洗い場も完備。夏場のキャンプで活躍してくれます。
売店は薪や燃料、飲み物や氷などがありましたので、改めて買出しに行かなくても必要最低限の物は揃っている印象でした。
ダッチオーブンやランタン、BBQグリルやバーナー等のレンタルも充実しており、荷物になるような物をあえて持参せずに現地で借りるのも手だなと思いました。
ソロストーブやモーラナイフなどのブッシュクラフト向けのギアもあり、ソロキャンパーの心をくすぐるようなアイテムも販売していました。
炊事棟
炊事棟には扉が付いており、夜間でも虫が入りにくいようになっています。
洗い場も広く、食器用・網や焚火台専用の流し台がそれぞれ設けられており、洗うものをしっかりと分けて利用できるようになっています。食器用の流し台からはお湯が出ますので、油汚れもしっかり落とせます。
お湯の出るキャンプ場は全体としてみればそこまで数が多くはありませんので非常にありがたい存在です。
Hana
他には冷蔵庫や電子レンジなども完備。冷蔵庫は2つあるので利用者の多い日も混雑することなく利用できそうでした。
コテージ
コテージは定員が4人用と8人用がそれぞれあります。今回私達が宿泊したのは8人用のコテージでした。
食器、布団、エアコンにヒーター、電熱調理器付のキッチン、テレビ、空気清浄機までが完備され、何も持参しなくても自宅にいるかのように快適に滞在できる程の設備が揃っています。
2階部分がマット敷きと畳の2部屋の寝室になっており、家族毎、男女別等で分かれてくつろぐことが出来ます。
リビングには8人掛けの出来る大きなテーブルがあり、卓上での調理も楽々。作った料理を沢山並べたり、ボードゲームも楽しめる位の広さがありました。
コテージのお風呂の蛇口からはなんと温泉が出ます!お風呂付きのコテージではなく、温泉付きのコテージはかなり珍しいのではないでしょうか。源泉100%の温泉は芯から体を温めてくれ、キャンプと温泉両方を満喫できるでしょう。
ガラガラ山キャンプ場を楽しむ
コテージ泊を楽しむ
各コテージには一つづつBBQ用の炉が設置しており、開放的な環境でBBQができるのが魅力。魚市場で購入したカニ脚を炭火焼きし、ビールや日本酒と共に楽しみました。他にもねぎを丸々1本焼いたり、福井発の焼き鳥チェーン「秋吉」で買った焼き鳥を暖めて食べたり…。寒い中美味しいものを食べながらお酒であったまるのは最高でした!
福井県は冬場の越前ガニ以外でも、新鮮な海産物や地元の特産物など年間を通じて食材が豊富。キャンプに色々と食材を持ち込んで食べる体験は素敵な思い出になること間違いなしです。
BBQ炉の隅ではロケットストーブでお湯を沸かし、暖かい珈琲を頂きました。
来訪時は2泊3日での利用でしたので、別の日は自宅から持ち込んだグリル鍋でカニ鍋と、朝食には福井名物の油揚げも焼き、存分に福井の食を堪能しました。
夕日を楽しむ
夕方は天気が良ければ綺麗なサンセットを眺める事が出来ます。太平洋側がサンライズなら、美しいサンセットを楽しめるのは日本海側にあるキャンプ場ならではです。
日本海を見下ろせる絶景のロケーションはガラガラ山キャンプ場に来たからこそ体験できる景色と言えるでしょう。
こちらはキャンプ場の近くにある「呼鳥門」と呼ばれる景勝地。日没になると真っ赤な夕日が広がり、日本海特有の荒々しい岩肌とのコントラストが迫力満点です。
ガラガラ山キャンプ場でコテージ泊をした感想
普段はコテージを利用することが無い我が家ですが、そのあまりの居心地の良さと快適さに冬場のキャンプは再度コテージ泊を考えてしまうほどでした。また、ガラガラ山キャンプ場は全ての施設が清潔で使いやすく、コテージ泊以外のテントを張るキャンプでも十分に満足する事ができます。
今回は冬場に行ったレポートという事でお届けさせていただきましたが、ガラガラ山キャンプ場は海辺にほど近く、夏場は海水浴などと抱き合わせのアウトドアレジャーとしても便利なスポットです。季節を問わず、1年を通して様々な楽しみ方が出来るキャンプ場であると言えるでしょう。
ギア
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