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メスティンのバリ取りとシーズニングをする必要性とその方法について紹介します!

メスティンのバリ取りとシーズニングをする必要性とその方法について紹介します!
「メスティンを購入したら真っ先にやるべき」「メスティンを使う前の儀式」とまで言われている「バリ取り」と「シーズニング」。手間のかかる作業ではありますが、最初に1回だけはしておいた方が良いと言われています。

そこで今回、トランギアのメスティンを使って、「バリ取り」「シーズニング」の手順とポイントをご紹介します。

バリ取りをする目的。

  • 本体、蓋のフチを滑らかにする。
  • バリによる手や指の怪我を防ぐ。

超簡単!バリ取りの手順とポイント

【用意するもの】ヤスリは2種類用意しよう。

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  • メスティン本体
  • 軍手や手袋
  • 目の荒いヤスリ(#200~#600)
  • 目の細かいヤスリ(#1000)
  • 新聞紙や下敷き

紙ヤスリはホームセンターで購入した(1枚約80円)のものですが、100均で販売されているヤスリでも大丈夫です。100均に荒目~細目までセットになったヤスリが売っている事もあるので、コストを抑える場合は近くの100均を見てみましょう。

今回ご紹介する方法は乾式研磨(水を使用しない)方法であり、素材の柔らかいアルミのバリを削るだけです。ヤスリは耐水でも普通のサンドペーパーどちらでも問題ありません。もしDIYに興味があって今後も使う予定があるなら、研削力があり、木材から金属など幅広い研磨に使える耐水ペーパーをオススメします。

怪我をしないように軍手、手袋をはめて作業をする。

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既にお持ちの方はご存知だと思いますが、トランギアのメスティンのフチはザラザラ、トゲトゲしており研磨加工されていません。

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ヤスリで削る時、フチに触れたまま指をスライドさせてしまったり、握る力を入れ過ぎてしまうと指を切ってしまう可能性があります。怪我をしないためにも軍手や手袋をはめて作業しましょう。

【目の粗いヤスリ】で本体と蓋のフチのバリを削る

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まずは目の荒い(#200~#600)ヤスリを使って大まかなバリ取りをします。

仕上げは次の細かい目(#1000)を使ってしますので、大きなトゲ、ザラザラが気にならない程度に削っていきましょう。

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この時のポイントとしては、力を入れすぎずない事です。
アルミは非常に柔らかい素材です。今回は#600を使っていますが、軽く擦るだけで簡単に削れていきます。強くゴシゴシ削っていくと変形する可能性があるので注意しましょう。

また、バリが気になる箇所を集中して削るのもよくありません。1辺をまんべんなくなぞるように、力を入れず擦る回数を意識して、少しずつ削っていきます。

本体と蓋のフチ、両方ともバリ取りをしたら、荒目のヤスリがけは終わりです。

【目の細かいヤスリ】で本体と蓋のフチを滑らかに仕上げる

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荒目のヤスリがけが終わったら、細目(#1000)のヤスリで削って滑らかに仕上げます。

荒い目のヤスリがけだけでも「バリ取り」としては十分なのですが、最後に細目でヤスリがけしておくと、仕上がり具合が全然違います。

しかし、自己満足の領域でもありますので、細目のヤスリがけは必須ではありません。

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荒目同様に力を入れずに擦る回数を意識しながら少しずつ削っていきます。本体と蓋、両方のフチが削り終わったら「バリ取り」は完了です。

削るとこんなに変わる

20210127_174438-1【バリ取りする前】ザラついてるフチ。

20210127_180056【バリ取りした後】フチが丸みをおびて滑らかになった。

写真だとわかりづらいと思いますが、フチのザラザラしている感じがなくなりました。所要時間は10分もかかりませんでした。

ヤスリの削りカスを洗い流す

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ヤスリがけをしていると細かい粉(削りカス)が出ます。

20210127_181411アルミの削りカスでテーブルが汚れる。

作業する時は下に新聞紙などを敷くか、屋外または洗い流せるキッチン、洗面所、水回りでする事をオススメします。

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本体にも細かい削りカスが残っているので、作業した後は洗剤でしっかり洗って落としましょう。

最後にフチの状態を指で確認

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最後に削ったフチを触って確認しましょう。「お~」となるはずです。「バリ取りすげえ!」と編集部全員が感動する程に滑らかになりました。

バリ取りってする必要あるの?

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メスティンの儀式とまで言われている「バリ取り」ですが、結論しなくても大丈夫です。しかし、それはしなくても使えるという意味で「バリ取り」をしておいた方が安全な事に変わりはありません。

バリ取りをせずに使っているとメスティンを洗った時、指や、親指と人差し指の又に擦れてあたって「痛っ!」となった経験が何度もあります。

幸いにも指は切りませんでしたが、屋外で大半を過ごすキャンプにおいて小さい怪我のリスクは、排除しておくと安心ですね。

超簡単!米のとぎ汁を使ってシーズニング

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「シーズニング」といえば鉄製のスキレットやダッチオーブンを油に慣らして錆や焦げ付きを防ぐためのを思い浮かべる方が多いと思います。メスティンのシーズニングは、熱による黒ずみ、アルミ臭軽減させるために米のとぎ汁を使っておこないます。

メステインのシーズニングには米のとぎ汁以外にも「牛乳」「くず野菜」などがありますが、ここでは一番オーソドックスなお米のとぎ汁を使ったシーズニングの方法をご紹介します。

やり方はお米のとぎ汁にメスティンを入れて20分前後煮るだけ。とても簡単にできるので是非参考にしてみて下さい。

シーズニングの目的

  • アルミ臭を軽減させる。
  • 酸化による黒ずみを防止する。

用意するもの

  • メスティン本体
  • お米
  • ザル
  • メスティンが入る鍋
  • お箸
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 メスティンが入る鍋は本体全体をする場合に限ります。ラージなど鍋に入らない場合、内側のみシーズニングする方法も後ほどご紹介します。

米のとぎ汁を使ったシーズニングの手順

米のとぎ汁を用意する

20210127_183306-e1612170843586約1.8リットルの鍋に対して、お米の量は1.5合を使いました。

鍋にメスティンが浸かるくらいの水を注ぎます。その鍋の中でザルに入れたお米をとぐと必要な量の米のとぎ汁を作れます。

20分前後グツグツ煮込む

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ハンドルはシーズニングする必要がありません。ハンドルがあると作業しづらいので、先に外しておきましょう。接続部分を片側ずつ広げると簡単に外れます。

20210127_183514メスティンのレギューラーサイズを米のとぎ汁の入った鍋へ。

20210127_183739蓋も忘れないように。

メスティンを鍋に入った米のとぎ汁へ入れます。蓋も忘れないように入れておきましょう。

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沸騰しているお湯に入れると急激な温度変化でメスティン本体が変形する可能性があります。沸騰したお湯には入れないようにしましょう。

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メスティンの蓋と本体がしっかりと浸かっている状態にして、火にかけます。沸騰したら弱火にして15分~20分程度そのまま煮ます。

メスティンが入らない場合は縦に入れる。

20210127_184700ラージメスティンがおさまらない。

鍋にメスティンが入らない場合は、写真のように縦に入れてみましょう。ただし途中で上下を入れ替える必要があるので、やけどに注意しながら作業する必要があります。

【お手軽】内側だけをシーズニングする場合は、これでいい。

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本体の内側のみシーズニングする場合は、メスティン本体に米の研ぎ汁を注ぎ15分~20分沸騰させます。

水洗いして水分を拭き取る。

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米のとぎ汁で15分~20分煮込んだ後、火を止めてお湯が冷めるのを待ちます。
ですが、冷めたと思っても思った以上にまだお湯が熱かったりするので、写真のようにメスティンを取り出すのではなく、お湯を捨ててから取り出した方が安全でしょう。

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シーズニングが終わるとメスティンには米ぬかのカスがびっしりついています。このままでは不衛生なのでしっかり洗い流します。

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洗剤を使って洗うとシーズニングで作った被膜まで落ちてしまい、シーズニングの意味がなくなってしまうので洗剤は使わずに水洗いをします。

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洗い終わったら水分を拭き取り乾燥させたら完了です。

【疑問】メスティンのシーズニングについて

シーズニングすれば焦げ付かないの?

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シーズニングをしても焦げます。
スキレットなどはシーズニングする毎に焦げにくくになるような印象を持ちますが、今回紹介したシーズニングでは焦げ防止にはなりません。

あくまでも「アルミ臭の軽減」「黒ずみ防止」のためであり、焦げに関しては気休め程度だと思った方が良さそうです。

「多少焦げが剥がれやすくなったかな?」という印象もあるといえばあります。しかし、シーズニングをしているメスティンと、していないメスティン、あまり大差が無いようにも思えます。

シーズニングする頻度は?

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使い方と使用頻度にもよりますが、気になるようであれば10回~15回に一度シーズニングしてあげると良いかもしれません。すぐに錆が発生してしまう鉄製のものと違い使用毎にシーズニングする必要はありません。

絶対にシーズニングする必要あるの?

イワタニの公式ページのよくある質問を見ると下記の内容がありました。

Q.アルミ鍋の表面が黒く変色した。

A.アルミと水が反応して起こる現象です。人体に影響はありません。
事前対策としては、使用前に米のとぎ汁を入れ10分~15分煮沸すると、表面にできる薄い皮膜により黒変色が起こりにくくなります。

IWATANI PRIMUS お客様サポート よくあるご質問 FAQ

人体に影響がないものの、黒く変色する事を防止するために米のとぎ汁を使ったシーズニングの案内がされています。

その他にも本体に「アルミと水の反応による白いぽつぽつ」「ミネラルに反応して変色(白色、黒色)」など発生する事がありますが、全て人体への影響はないものとされています。

自身の経験によるものですが、購入後、一度もシーズニングせず何度も使ってきましたが、使用上全く問題ありませんでした。

焦げに関しては、シーズニングでどうこうするよりも火加減や料理との相性を考えた方が良いと考えています。
黒ずみに関しても、使用後洗剤で洗い、乾燥をしっかりしておく事で防ぐ事もできます。

黒焦げなメスティンの底手入れを怠たり使い方に問題のあると噂された編集部のメスティン。

ただあまりにも手入れをおこたると、酷い状態にもなりますので長く愛着をもって使用するためにも定期的にメンテナンスをするという心がけは必要かもしれません。

バリ取り・シーズニングは全てのメスティンにする必要はない

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メスティン=バリ取り・シーズニング必須ではありません。

バリ取りはフチが研磨加工されていないザラザラしていたり、トゲがあるものに限りする必要があります。シーズニングもアルマイト加工、テフロン加工、フッ素加工、など既に加工済みされているものには不要です。

いきなりバリ取り、シーズニングをするのではなく購入時の説明書をよく見て、どのような加工が施されているか必ず確認して下さい。

最初からバリ取りされているものだと有名なのはMiliCampさんのメスティンですね。

“メスティン”ではありませんが、似た形でアルマイト加工されているロゴスさんのメスキットもオススメです。

バリ取りとシーズニングをやってみて。

バリ取り、シーズニング、どちらもトランギアのメスティンを購入した時、最初に一度はしておくと良いでしょう。

バリ取りは驚く程、滑らかなフチになったので、これからは洗う時、使う時に痛い思いせずに済みそうなのでやってよかったと思ってます。シーズニングは目に見える変化はないものの、やっておいて損は無いかなと思います。

バリ取りとシーズニングは1時間もかからずに済ませる事ができました。ヤスリは新たに購入したものの、他に特殊な道具が必要なわけでもなく、比較的簡単にできるキャンプギアのメンテナンスです。

今後もメスティンと長く大切に付き合っていくためにも是非参考にしてみて下さい。

キャンプクエスト編集部
株式会社noasobi

「キャンプは自由だ!最高だ!」と自然の中で過ごす快感、快楽に取り憑かれキャンプ沼にどっぷりハマった人が集まるキャンプクエスト編集部。趣味もキャンプスタイルも全員異なるが、共通点は日本キャンプ協会のキャンプインストラクターの資格を持っている事、キャンプを愛している事。時々、焚き火を囲い酒を飲みながら語り合う。

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