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キャンプでやってしまいがちな気を付けたい事柄をまとめました

キャンプでやってしまいがちな気を付けたい事柄をまとめました

キャンプは楽しいけど、やることや気を付けるべきことがいっぱいあります。細かいことまで含めると想像以上にやることだらけなので、面倒臭くなって手を抜いたり妥協したりしてませんか?場合によっては後で後悔することになるかもしれませんよ。

キャンプでやってしまいがちな気を付けたい事柄をまとめてみました。

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設営編

設営編

キャンプで一番最初にやることといえばテントの設営です。設営場所や方法を間違ってしまうと楽しいキャンプが地獄絵図になるかもしれません。設営でやってしまいがちな事柄をまとめてみました。

窪地や傾斜に設営する

窪地や傾斜に設営する

高規格なキャンプ場ではない限り、地面は傾斜や窪地がそこそこあります。設営場所はキャンプでは非常に重要です。傾斜や窪地はしっかり確認して設営場所を選びたいところです。

窪んだ場所や水の流れた跡がある溝にテントを張ると雨が降った時に水が溜まり、最悪テントに雨水が浸水します。傾斜が強い場所だと雨が降った時に雨水が流れてきます。寝る時も大変です。

大きな木の下に設営する

大きな木の下に設営する

木の下は木陰もあり、風も多少凌げて、雨が降った時も雨除け代わりになるので、最高!と思っているキャンパーさんがいたら考えを改めてください。

一見快適そうに見える木の下は、基本設営すべきではない場所です。理由は雷。雷は高いところに落ちることが多いため木の下は落雷する確率が高くなります。万が一落雷があった場合、大変です。

また雨が降った時、雨を凌げるように思えますが、葉っぱに溜まった大粒の雨水がボタボタと大きな音をたててテントに落ちてきます。とても快適とは言い難いですよね。木の種類によっては木の実や花が落下してテントが汚れたり、虫が落ちてきてぞっとする思いをすることになります。木の下は避けましょうね。

トイレや炊事場の傍に設営する

トイレや炊事場の傍に設営する

トイレや炊事場の近くはとても便利ですよね。しかし便利だからと言ってあまり近くに設営すると、あまり平穏ではない時間を過ごすことになるでしょう。

トイレや炊事場は人通りが多くなるので、プライベート感もなにもありません。トイレの近くに設営すると臭いや虫にも悩まされることになりますし、炊事場の近くに設営すると洗い物の音や、場合によっては生ごみの臭いや虫に悩まされることになります。あまり得策ではありませんよね。

面倒くさがってペグ打ちしない

面倒くさがってペグ打ちしない

ドーム型テントのような自立式のテントだと、最悪ペグ無しでも設営できてしまいます。だからといって面倒くさがってペグを打たないでいると後悔することになるかもしれません。

強い風が吹くとテントが飛んでいく可能性があるのと、雨が降った時にインナーテントに雨が入ってくる可能性があるからです。ペグ打ちは大事ですよ。

グランドシートがテントからはみ出ている

グランドシートがテントからはみ出ている

グランドシートはテントの下に敷くシートのことです。ブルーシートを使われてる方も多いと思います。底冷え防止や雨水の浸水を防ぐばかりではなく、インナーテントのボトムの保護にもなるので是非利用したいところです。

ところでグランドシートがテントから食み出していませんか?これだと雨が降るとグランドシートから雨水が流れ込み、インナーテントのボトムから雨水が浸水してしまいます。これでは本末転倒ですよね。

グランドシートがテントからはみ出ているキャンパーさんは本当によく見かけます。設営で一番やりがちなことなので、気を付けたいところです。

タープの傾斜が少ない

タープの傾斜が少ない

正方形のレクタタープは、タープアレンジの幅が広いので人気です。タープの片側を下ろして目隠し代わりにできる「垂直張り」は人気のアレンジですよね。

しかしタープの傾斜が少ないと雨が降った時にタープに雨水が溜まり、最悪タープが倒壊なんてことになります。実際に私も2度やってしまいました。ガイロープで雨水が流れる導線を作ったり、タープの傾斜を多く持たせたりと、工夫が必要になりますよ。

キャンプ飯編

キャンプ飯編

キャンプでの楽しみの一つは野外で作るキャンプ飯ではないでしょうか。鍋料理以外では使うことのないガス器具の使用や、日常生活では出来ない炭や焚き火を使っての料理はキャンプ飯の醍醐味です。同時に使い方を間違ってしまうと大事故につながります。料理でやってしまいがちな事柄をまとめてみました。

ガスコンロで鉄板を使う

ガスコンロで鉄板を使う

キャンプといえばバーベキューです。最近ではおひとり様用の鉄板も沢山リリースされているので、手軽にバーベキューができます。ついついガスコンロに鉄板や網を載せて使いがちですが、止めた方が良いです。鉄板の輻射熱でガス缶が熱くなり、最悪爆発する恐れがあるからです。

基本的に輻射熱の大きな鉄板や、コンロから大幅にはみ出てしまう大型の調理器具の使用はどのメーカーでも禁止しています。

炭をガスコンロでおこす

炭をガスコンロでおこす

キャンプといえば炭ですが、火おこしで苦労している方も多いと思います。なかなか着火しないのでガスコンロに炭をのせて火おこしをするキャンパーさんもいらっしゃいますが絶対に避けるべきです。鉄板以上にガスボンベが過熱しやすく本当に危険です。着火剤やガスバーナーを使うなど、別の方法を試しましょう。

風防でガスコンロ全面を覆ってしまう

風防でガスコンロ全面を覆ってしまう

ガスコンロは風が強いと火力が不安定になったり、最悪消えてしまいます。そんな時は風防で風よけをして対策することになります。風のことを考えて風防でガスコンロ全体を囲ってしまいがちですが止めた方が良いです。風防内に熱が溜まりガス缶が過熱してしまうことがあるからです。

ガスコンロは大変便利ですが、意外と注意事項が多い器具でもあります。この機会に一度、使用しているガスコンロの取り扱い上の注意を確認してみてはいかがでしょうか。

調理器具が斜めってる

調理器具が斜めってる

キャンプ場は自然の環境なので、場所によっては傾斜があります。その為、どうしても調理器具が不安定になったり斜めになります。

なるべく平らな場所で調理器具を使用するべきなのですが、面倒くさがって斜めになったまま調理をしがちですよね。調理をしずらいことは勿論のこと、熱せられたフライパンや鍋が滑り落ちて大やけどなんてこともあるので、なるべく平らな場所を選んで調理をしたいところです。

ガス缶や燃料を車に置きっぱなしにする

ガス缶や燃料を車に置きっぱなしにする

オートキャンプだと不要な荷物は車に積みっぱなしにできるので便利です。予備のガス缶やホワイトガソリンは、車から降ろさないで積みっぱなしにしがちですよね。

でも次のキャンプからは面倒くさがらずに外に出しましょう。車内は高温になる可能性が高いので危険だからです。かといって直射日光の当たる場所をはじめとした、ガス缶が高温になりやすい環境には置かないでくださいね。

焚き火編

焚き火編

キャンプの最大の醍醐味は焚き火です。焚き火をするためにキャンプをするキャンパーさんは数知れずです。同時に火を使うので気を付けることも沢山あります。焚き火でやってしまいがちな事柄をまとめてみました。

焚き火台から食み出すほど薪をくべる

焚き火台から食み出す程薪をくべる

焚き火は楽しいです。特にキャンプファイアーのように薪を大量にくべてファイアーはテンションマックスになりますよね。でもダメです。焚き火台から薪が食み出していると、燃えかけの薪が地面に落ちてしまい地面を焦がしてしまうからです。特に直火禁止のキャンプ場では気を付けたいところです。

火消壺を直に置いてしまう

火消壺を直に置いてしまう

火消壺は炭や薪の燃えカスが燃えた状態でも、蓋をすれば勝手に鎮火してくれるので大変便利です。火消壺でやってしまいがちなことといえば、スタンドを使わずに地面に直に置いてしまうことではないでしょうか。芝生でやってしまうと火消壺の熱で芝生が焦げます。

スタンドの使い方を知らないキャンパーさんもいらっしゃるようですが、これは火消壺の熱が地面に伝わらないようにする為のものです。

ゴミもついでに燃やしてしまう

ゴミもついでに燃やしてしまう

焚き火ついでに炭の段ボールやちょっとしたゴミも一緒に燃やしがちですよね。ゴミを減らせるのでついついやってしまいがちかと思います。実はこれ、マナー違反ということをご存じでしたか?紙や段ボールは灰が舞い上がりやすく、モノによっては異臭を放ったり有毒ガスが出るものがあるからです。これはトラブルの元です。

焚き火に近づきすぎる

焚き火に近づきすぎる

寒い日や焚き火に夢中になると、ついつい焚き火に近づきがちですよね。気を付けないといつのまにか火の粉で服に穴が開いてしまったなんてことになります。服だけではなく、椅子もファブリックがポリエステル素材だと穴が開くので精神的ダメージが大きいですよ。

風が強いのに焚き火をする

風が強いのに焚き火をする

風の強い日は焚き火を控えるのがルールなのですが、焚き火をしたい為にキャンプ場に来たキャンパーさんにとっては苦痛ですよね。「周りのキャンパーも焚き火しているし、これくらいの風なら」と、ついつい焚き火しがちですよね。

風の強い時の焚き火は火の粉が周りのテントに飛んでいくのでトラブルの元です。キャンプでのトラブルの原因の上位が火の粉です。大好きな焚き火が原因で嫌な思いはしたくないですよね?

焚き火の火が残ったまま寝る

焚き火の火が残ったまま寝る

焚き火は完全に鎮火するまで時間がかかります。火消壺があれば良いのですが、忘れてしまったり持っていない場合は厄介です。焚き火台を使っているから火事になることも無いだろうし、放っておけば勝手に鎮火するだろうと、そのままにしたままにしがちですが、大事故を引き起こす可能性があるので止めましょう。

万が一強風が吹いて火の粉が周りにまき散らされてしまったら。考えるだけでぞっとしますよね。

夜編

夜編

夜になりました。焚き火をしたり、雑談したり好きな時間を過ごしながら、あとは寝るだけです。夜にやってしまいがちな事柄をまとめてみました。

テントを見失う

テントを見失う

夜になるとキャンプ場は想像している以上に真っ暗になります。トイレや炊事場から自分のテントサイトに戻る時に、どこにテントがあるかわからなくなることがあります。特に広大なキャンプ場や道が複雑なキャンプ場ではよくあることです。

余程珍しい形のテントを使っていない限り、本当に自分のテントがどれかわからなくなるので、ランタンでテントを照らすなり、ナイトマーカーを使うなり、なにかしらの目印を付けておくとテントを見失わなくなりますよ。

ガイロープで躓く

ガイロープで躓く

トイレや炊事場に行くときにガイロープで躓くなんてことは本当に良くあることです。頻繁にガイロープに躓いてお悩みの方は、ペグやガイロープにナイトマーカーを付けてみてはいかがでしょうか。蓄光式から化学式、電気式と多種多様のマーカーが販売されていますよ。

懐中電灯を持たないでトイレや炊事場に行く

懐中電灯を持たないでトイレや炊事場に行く

高規格なキャンプ場であれば街灯があるので多少は明るく、懐中電灯が無くてもトイレや炊事場に行こうと思えば行けますが、持っていた方が良いです。街灯はメインの通路やトイレ、炊事場にはありますがキャンプ場全体を照らしているわけではないからです。

街灯がある場所から外れると急に真っ暗になり、溝に落ちたり石に躓いてしまったりなんてことになります。

車から荷物を頻繁に下ろす

車から荷物を頻繁に下ろす

オートキャンプだと不要な荷物は車に積みっぱなしにできるので、寝具や歯磨きといった、寝る前に必要なものは車におきっぱなしになりがちです。

夜に車のドアを開け閉めすると、意外と音が響くので周りのキャンパーさんに迷惑をかけることになります。車によってはドアを開けると勝手にライトが付くタイプもあるので更に迷惑です。トラブルを避ける為にも、極力車から荷物を下ろす習慣をつけましょう。

ゴミや食材を外に出しっぱなしで寝る

ゴミや食材を外に出しっぱなしで寝る

ゴミや食材を外に出しっぱなしにして寝がちですよね。キャンプ場は自然の環境なので虫や野生動物がいます。寝ている間に動物にゴミ箱や食材を荒らされたりなんてことはよくあることです。

面倒でも寝る時には食器をはじめ、ゴミや食べ残しの食材はテントの中に仕舞いましょう。

車のカギをかけ忘れる

車のカギをかけ忘れる

テントの隣に車があるから鍵を閉めなくても大丈夫だろうと思って、カギをかけないキャンパーさんは意外と多いです。油断をしていると盗難にあうかもしれません。実はキャンプ場での盗難事件は結構あります。

撤収編

撤収編

キャンプ場のチェックアウト時間はあっという間にやってきます。あまりゆっくりしていると延長料金が発生するかもしれませんよ。撤収時にやってしまいがちな事柄を纏めてみました。

朝ゆっくりしすぎる

朝ゆっくりしすぎる

キャンプ場の朝はとても気持ちが良いです。コーヒーを飲みながらゆっくりと朝食、焚き火など、充実した時間を満喫できます。ついついまったりとしてしまいますよね。しかしあまりゆっくりしすぎると撤収が間に合わず、延長料金が発生なんてことになりますよ。撤収時間から逆算して行動する習慣を身につけましょう。

ゴミの分別をしていない

ゴミの分別をしていない

キャンプ場によってゴミの分別ルールは様々です。中には非常に分別の細かいキャンプ場もあります。いつものノリで燃えるゴミ、缶・ビンで分別してると、撤収時のゴミ捨てで慌てることになります。

チェックイン時にキャンプ場の説明をしっかりと聞いて、予めゴミの分別をルール通りに仕分けておくと撤収時に慌てなくて済みますよ。

チェックアウト手続きをし忘れる

チェックアウト手続きをし忘れる

キャンプ場によってはチェックアウト手続き不要で、そのまま帰ってよいキャンプ場もありますが、チェックアウト時に札を返す、ひと声かける必要があるキャンプ場もあり、キャンプ場によってルールは様々です。

いつもチェックアウト不要のキャンプ場で慣れてしまうと、いつものノリでそのまま帰ってしまったなんてことが起こります。最悪延長料金を請求される可能性もあるので、チェックイン時にキャンプ場の説明をしっかりと聞きましょう。

まとめ

まとめ

いかがでしたか。共感できる内容も多かったのではないでしょうか?上記以外にも、ついやってしまいがちな事柄はいっぱいあると思います。

こうやって改めてまとめてみると、キャンプは本当にやることがいっぱいだと再認識させられますよね。キャンプをおもいっきり楽しむには多少の知識が必要なのは確かです。安全にキャンプを楽しむ為にも最低限の知識を身につけてみてはいかがでしょうか。

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