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手作りなのにハイテク!広島県「小板まきばの里」はこれからも目が離せないキャンプ場でした

手作りなのにハイテク!広島県「小板まきばの里」はこれからも目が離せないキャンプ場でした

2020年8月にオープンしたばかりの広島県の新しいキャンプ場「小板まきばの里」は都会から自然豊かな山里へ移住したオーナーさんがおふたりで手作りしているキャンプ場です。

自然が楽しめるキャンプ場である事は間違いないのですが、手作りなのにトイレや炊事場が高規格だったりチェックインはLINEで行うなどハイテクな部分もあり、アンバランスな感じが良い意味でとても面白いキャンプ場です!

現在も造成中でこれからの変化が楽しみな「小板まきばの里」の魅力をご紹介していきます。

小板まきばの里の基本情報

住所 〒731-3835 広島県山県郡安芸太田町大字小板
営業期間 通年
予約方法 公式サイト内の「フロントデスク」からネット予約
チェックイン 12:00~
チェックアウト ~11:00
公式サイト 小板まきばの里

小板まきばの里は広島県と島根県の県境にある手作りキャンプ場です。広島市内からのアクセスも良く、車で1時間30分程で到着します。

公共交通機関の場合はバスとなり、本数は少ないですが広島バスセンターから乗り換え無しで行けるので便利です。

小板まきばの里の魅力

都会から田舎に移住して手作りでキャンプ場を作っていると聞くと、昔のドラマ「北の国から」の世界観をイメージしてしまうのですが(私の勝手なイメージです…笑)、小板まきばの里はそんな温かさもありながら現代的な側面もある素敵なキャンプ場でした。

私がいいなと思ったポイントをご紹介していきます。

温かさのある手作りキャンプ場

小板まきばの里は大きいキャンプ場とは違い、オーナーさんおふたりで手作りしている小さいキャンプ場です。しかし、小さいながら私が行った4月上旬でサイトは3種類あり、とても綺麗に整備されていました。

サイト毎に異なった自然、景色を感じる事ができるので次はあのサイトにしようかな~と妄想できるのは楽しいです!

そして至る所に廃材を使っていると思われる案内板や、側溝に丸太を置いて橋にしてあったり、手作り感が良い雰囲気を醸し出しています!

また、オーナーおふたりはとても気さくで親切な方です。サービスについても何ができるのか思案中との事で、私は徒歩キャンパーなのでバス停まで無料送迎をしてくれたり、原木椎茸狩り(有料)を楽しめました。

他には釣りスポットが近くにあるので釣り案内をした事もあるそうです。

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毎回しているサービスでは無いのでご注意を。詳細はホームページをご確認ください。

チェックインがLINE

キャンプ場の予約と言えばまだまだ電話予約が多いですが、まきばの里の予約はネット予約で当日のチェックインはLINEのオープンチャットを使用します!手作りキャンプ場なのにここは近代的なのです(笑)

IT化が進んでいるから対応が事務的かと思えばそんな事は全く無く、オープンチャットで「着きました。」と連絡を入れるとにこやかに出迎えに来てくれます。

キャンプ中に聞きたい事がある場合はオーナーさんを探さなくてもLINEのオープンチャット上で聞いてOKなのでとても便利です。また、このオープンチャット上で小板まきばの里の様子や天候を写真付きで教えてくれるので宿泊前日までにオープンチャットに参加しておけば荷造りに役立ちます!

トイレと炊事場が高規格

もちろんトイレと炊事場も手作りですが、ここは最新機能搭載で高規格なのです!

田舎のキャンプ場だとぼっとん便所は当たり前、簡易水洗になっていれば良いな~って感じですが、小板まきばの里のトイレは温水洗浄便座で寒い朝もぬくぬく快適です!

炊事場も温水が出るキャンプ場は少ないですが、小板まきばの里は温水対応です!私が行った日は朝方マイナス6度まで下がったので温水に救われました(笑)

照明はトイレ、炊事場共にセンサー式なので夜に暗闇の中スイッチを探す手間もありません。

雪中キャンプができる

出典:小坂まきばの里

山奥のキャンプ場だと冬季休業しているキャンプ場も多いですが、まきばの里は通年営業していて雪が積もるので雪中キャンプを楽しむ事ができます。広島県内で雪中キャンプができる所はそんなに無いので貴重なキャンプ場です。

私はまだ雪中キャンプをした事は無いですが、ホームページに掲載されている雪景色を見るといつかチャレンジしたい気持ちになりソワソワしてしまいます…!

キャンプ場の構想が公開されている

出典:小坂まきばの里

小板まきばの里は何十年も人が住んでいなかった荒地を購入し、朽ちた建物の撤去や木々の伐採、整地を2年がかりで行い現在に至るそうで驚きました!

サイト作りも一気に整備をして同じサイトをいくつも作る方が効率は良いそうですが、そうはせず、種類の違うサイトを作っていく所に情熱を感じます。

ホームページでも手作りキャンプ場の構想が公開されているのでこれからどんなキャンプ場にしていく予定なのかが分かってとても興味深いです。これからの変化を見ていくのもとても面白いと思っているので定期的に行きたくなります。

ホームページが充実

出典:小坂まきばの里

キャンプ場の魅力に直接関係無いと思われるかもしれませんが、私はホームページが充実していることは大きな魅力だと思っています。

私は徒歩キャンパーなので特にですが、初めて行くキャンプ場は設備はもちろん、交通情報、周辺情報、天候、気温と情報収集にけっこう時間をかけます。しかし、小板まきばの里は知りたいことが全て詳しく掲載されています!

出典:小坂まきばの里

季節ごとの様子も綺麗な写真付きで紹介されているので、キャンプから戻った後も眺めて余韻に浸ったり、次はどの季節に行こうかな~と妄想が広がります(笑)!

ここまで充実したホームページを作っているキャンプ場は珍しいので小板まきばの里へのキャンプをご検討される方は是非、ご確認ください。

山里の散策

大きな建物は何も無いですが、昔の日本の様な風景や趣のある神社、牧場と散歩するにはちょうど良いです。

私が行った時は牛の放牧が無かったので見れなかったですが、放牧されたら近くで牛も見れるのでお子さんは喜びそうですね。

サイト紹介

現在は3種類のサイトがありますが、造成中のサイトがあるので4月下旬からは増える予定です。

ヤマザクラサイト

キャンプ場に着いて一番最初に目に入るサイトです。私が行った4月上旬はメンテナンス中で使用不可でしたが、芝生が市松模様みたいになっていてかわいく、もう少し暖かくなって青い芝生が伸びてくると綺麗だろうなと期待しています!

ドングリサイト

土の広いサイトでサイト内に車を停める事ができます。真ん中に大きな木があるのが印象的で、葉がお生い茂る季節になれば雰囲気がガラッと変わると思います。

道路側に車を停めて奥側に向けてテント設営するとプライベート感が保たれて落ち着けるサイトです。

飯場サイト(4月上旬現在:造成中)

今回、私が泊まったサイトです。私は知らなかったのですが「飯場」とはダムとか大きい工事現場での食事をする場所や宿泊所の事だそうです。

その言葉通り、飯場サイトはまだ整備中のサイトで4月末からは新しいサイトになります。元々はサイトとして解放する予定では無かったそうですが、お客さんの要望で飯場サイトとして解放したそうです。

整備中ですが地面はふかふかしていて良かったし雰囲気バッチリでした。しかも整備中のサイトに泊まれる機会はなかなか無いので良い経験でした。

4月下旬からは完成して「ハンノキサイト」「ミズキサイト」になる予定です。次回行く時にどんなサイトになっているか楽しみです!

施設紹介

小板まきばの里には売店やシャワーなどはありません。あるのは自然と最低限の施設のみ。しかし、最低限の施設であるトイレと炊事場は高規格と言えます!

近隣にはお肉屋さんや温泉があるので困る事は無いと思います。

トイレ

トイレはとにかく綺麗!温水洗浄便座の最新型でピカピカです!壁には木材を使ってあり雰囲気がとっても良いです。

トイレ前の小さい手洗い場も木材が使用されていて、とても可愛い!!

私が行った4月上旬の女子トイレは2つで一つは木製の扉がついていましたがもう一つは扉が無く、カーテンで仕切られていました。ゴールデンウィークには扉を設置する予定だそうです。

炊事場

トイレの隣にあり、こちらも木材が使用されていてとても綺麗です!しかも温水が出るので寒い時にはありがたいです。綺麗なシンクには水切りラックも付いているので便利です。

炊事場には灰捨て用のバケツも置いてあります。

近隣施設

徒歩2~3分の所に「見浦牧場ミートセンター」と言う直売所があるので営業時間内であれはお肉を購入して焼肉もできます!

お風呂は車で10分程度で「いこいの村ひろしま」があるのでお風呂に入りたい場合はそちらをご利用ください。

これからの進化が楽しみなキャンプ場

小板まきばの里は都市部から離れた山里の手作りキャンプ場でありながら高規格のトイレや炊事場、充実したホームページにチェックインはLINE活用とハイテクな部分もある、とても珍しいキャンプ場でした。

しかも、まだまだ造成途中!キャンプ場の状況はホームページで公開されていますが、その経過を実際にキャンプに行って、見て楽しむ事ができます。

これからどんなキャンプ場になっていくのか楽しみです!

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  • アウトドア未経験から突然ソロキャンプに目覚めバックパックを背負って徒歩キャンプをしています。 ストイック過ぎない適度なULスタイルを目指しつつソロキャンプを楽しみます♪

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