近年SNSでも話題になるほどのキャンプブームが到来し、「赤ちゃんキャンパー」や「ベビキャン」などの言葉も多く聞かれるようになりましたね。
そして我が家の場合も2人の息子のキャンプデビューは0歳。少し前であれば「まだ小さい赤ちゃんをキャンプに連れて行くなんて可哀想」という否定的な意見ばかりでしたが、最近では「小さな子供を連れてキャンプするにはどうすればいいの?」など、キャンプに興味を持つママが増えたように感じます。
そこで今回は乳幼児期のキャンプを成功に導くため、我が家で行った「家キャンプ体験」についてご紹介していきたいと思います。
目次
乳幼児期のキャンプは課題がいっぱい
小さな乳幼児を連れてキャンプをするためには、たくさんの課題があります。
チェック
- 子供の持って行く荷物は何が必要か
- テントを張る時は子供はどこで過ごさせ、誰がどのように見守っておくか
- 子供がテントで寝れるか
- 子供を見ながら料理は作れそうか
など、特に小さな子供を連れて初めてキャンプに行く場合は戸惑うことも多く、疲労が蓄積しやすいです。
キャンプ場で少しでも余裕を持って過ごすために、家キャンプをして親子ともども子供連れキャンプに慣れておくことをオススメします。
家キャンプからはじめるメリット
外気温や天候の関係なく実施できる
体調管理の難しい赤ちゃんを外に連れて行くだけでも不安になりますよね。しかし、家キャンプでは室温や湿度も調整できるので、赤ちゃんがいる家庭でも安心してキャンプの雰囲気を楽しめます。
実際のキャンプに必要なものを選別できる
子供連れのキャンプの場合、特に子供の荷物が圧倒的に多くなります。
万が一の時のために沢山準備しておくことは大切ですが、必要以上の荷物を持っていくとそれだけで車の荷台が埋まってしまい、キャンプ用品を載せるスペースが限られることも。
そこで、キャンプを想定した家キャンプを行い、子供たちや自分たちに必要なものやどれくらい準備していれば足りそうかなど、事前確認によって必要なものリストを作成することが出来ますよ。
キャンプギアの使い方やレイアウトを試せる
買ったばかりのギアをキャンプ場で初めて使うと、どうしても慣れてないため準備作業に時間がかかる恐れがあります。
普段であれば現地でゆっくり準備したり、ギアのレイアウトもその場の雰囲気で考えて行えばいいのですが、目が離せない乳幼児の子供がいるとゆっくりはしてられません。
そのため事前に家で使えそうなものは実際に使用してみたり、レイアウトしてみたりして、当日は手早く安全に行う方が得策です。そして、子供がいても安心して使えるかどうかも事前に試せるのも利点となります。
乳幼児と家キャンプをする際の注意点
母子の体調が良い時に実施しよう
家キャンプといえども通常とは違った環境になるので、子供やママさんの体調に合わせて行う必要があります。
張り切りすぎは疲れのもと
せっかく家キャンプするのですから「アレもコレもやって、写真も撮りたい!」と張り切り過ぎてしまう可能性があります。
しかし、キャンプ経験が浅い方ほど張り切りすぎはママの疲れのもとになり、子供にも負担がかかってしまいます。
そのため1日で全てやろうとせずに何日かに分けて体験していき、まずは「少しずつ家キャンプに慣れていく」ことを意識すると良いかもしれません。
キャンプギアで室内が汚れる可能性がある
今回ご紹介するのは乳幼児期でも安心して過ごせるよう「室内」で行う家キャンプです。
一度外で使用したことのあるキャンプギアを室内で使うことになるため、砂や小石などが万が一付いていれば、床が汚れたり傷がついてしまう恐れもあるので注意して下さいね。
家キャンプの準備
乳幼児期キャンプで必要になりそうな「持ち物リスト」を作成する
キャンプ初心者のファミリーキャンパーさんは、現段階でキャンプで必要になりそうな「持ち物のリスト」を簡単に書き出してみましょう。
リストを事前に作っておくことで、キャンプに行く前日にバタバタしたり、当日に忘れ物をしたりするのを防ぐことが出来ますよ。
必要最低限のギアを揃える
家キャンプで必要なものは、外でどんなキャンプをしたいかで異なってきます。
もしいつかテント泊をしてみたいな…という方は公園や室内でも使えそうなサイズのテントを選びましょう。特に蚊や虫が中に入ってこないメッシュが付いていて、設営時間も1~2分程度で簡単に出来るワンタッチテントがオススメです。
ワンタッチテントを1つ持っておくだけで、家や公園などで使えるだけでなく、実際のキャンプ場でもメインのテントを建てるまでに子供を過ごさせておけるのでとても便利ですよ♪
キャンプで作りたいメニューを決めて材料を揃える
最近は「キャンプ飯」を家で作ってSNSにあげているママさんも多いですよね。
「作ってみたい!」と思った方は是非材料を揃えて家キャンプをしながら作ってみましょう!それだけでも十分にキャンプ気分を味わえます♪
実際にキャンプへ行くつもりで荷物やギアを全てまとめてみる
キャンプで必要になりそうなものを一旦全てまとめてみましょう。意外と量が多くなりがちなので、車に乗るかどうかも確認しておくと、キャンプ当日に「あれ?入らない!」などとバタバタしなくてすみます。
家キャンプを実践してみる
それでは実際に我が家がどのようにして家キャンプを行ったのか、ご紹介していきます。
テント編
室内にテントを設置する
実際に室内にテントを設置しました。テントを広げるだけで一気に家キャン風の完成です。
テント内で過ごせる工夫をする
幼児がいるご家庭では、テント内でじっと過ごしてもらえるかがポイントになります。
我が家には2歳の子供がいるので、好きなおもちゃなどを置いて、テントの中で遊びたくなる雰囲気を作り、テント内で過ごすことに慣らさせました。
そうしておくことで、キャンプ場でテントの中に居て欲しいときは怖がらずにテントで待っててくれるようになります。
テントでお昼寝や夜も一緒に寝てみる
テント泊だけでなく、デイキャンプでも小さなお子さんに「お昼寝」は必須事項。
子供はどこでも寝れるとは言いますが、月齢が低ければ低いほど雰囲気が変わると寝ぐずりすることもあるので、テントの中で寝る習慣をつくりました。
すると、いざキャンプへ行った時でも実際にテントの中で寝てくれるので助かりました。
授乳やミルクをテントであげてみる
乳児のママにとって見落としがちなのが、授乳やミルクあげ。
テントの中だと背もたれもなく授乳の際に体勢がキツくなります。そのためテントで一度試し、授乳枕やクッションなどが必要か、テントの中に入れるサイズのチェアを持っていった方がいいかなど検討することをオススメします。
キャンプギア編
キャンプギアそのものに慣れさせる
キャンプギアはテントだけではなく、チェアやテーブル、ランタン、調理器具など種類は多岐に渡ります。
値段も安いものばかりではないので慎重に扱いたいものですが、幼児にとっては初めて見たもの全てが「おもちゃ」になってしまいます。
そのため我が家のギア選びでは、基本的に子供が触っても安全なものを出来るだけ選び、家キャンプをして定期的に目に触れるようにしたり、危険なものは手の届かない位置にどうやってレイアウトするかも試しています。
料理編
「キャンプ中のご飯」も小さな子供連れキャンプでは課題が多くなります。
そのため家キャンプをしてみて…
チェック
- キャンプ場でも離乳食や子供に合わせた食事が作れるか
- どれだけ手早く準備を済ませられるか
- 安全に調理出来るか
- 出来るだけゴミを減らせるか
- 洗い物を最小限に出来るか
- 食材の保管はどうするか
などを考え、キャンプ当日に慌てなくてもいいように工夫することが出来ました。
家キャンプをしたら振り返ろう
一通り、家キャンプの体験が出来たら本番のキャンプに向けて以下のことを決めていきます。
キャンプスタイルを決める
家キャンプ体験をもとに自分達にあったキャンプスタイルを考えていきましょう。
キャンプスタイルは大まかに以下のようなものがあります。
- デイキャンプ
- オートキャンプ
- フリーサイトキャンプ
- グランピング
- ログハウス
- キャンピングカー
- ポップアップテント
初心者キャンパーの方であれば最初はデイキャンプやログハウスでのキャンプがオススメですが、慣れてくればグランピングやオートサイトなどでのキャンプも出来るようになってきます。
またキャンプスタイルに合わせたキャンプ場をリサーチし、リストアップしておくと今後の楽しみも広がりますよ♪
「持ち物リスト」の追加や添削
そして家キャンプで体験したことを元に「持ち物リスト」の追加や添削をしましょう。
ご家庭に合ったキャンプ用品の選定をすることで、必要最低限の荷物でキャンプに臨めることができ、当日の準備もスムーズに行うことができます。
本番キャンプでの役割分担を大まかに決めておく
家キャンプを実践した後は、テントやタープを建てている間や料理をしている間は、誰がどのように子供の面倒をみておくかを夫婦で話し合っておくと、当日スムーズかつ安全にキャンプを楽しめますよ。
「心の余裕」を持ってキャンプ自体を楽しもう
小さな子供を連れてのキャンプは「大変そう」「不安」というイメージがあると思いますが、考え方と事前の準備次第で充実した時間を過ごせるようになります。
「今年は子供をキャンプデビューさせてみようかな」「外でキャンプするのはそれでも心配だな」という人は、まず家でキャンプを体験し、予行練習して楽しんでみませんか?
予行練習によって気持ちに余裕が出来れば、きっと心から楽しい時間を過ごせるようになりますよ。
ギア
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