宮城県大崎市にある「吹上高原キャンプ場」は県内でも有名な温泉地の鳴子温泉郷の1つ、鬼首(オニコウベ)温泉のある場所にあります。
敷地内に温泉施設やレストランがあり、そしてフリーサイトは予約不要で当日でも利用可能OKなリピーター続出の人気のキャンプ場で、行く前のイメージトレーニングからワクワク!
宮城県は6月中旬から梅雨入りする予報だったので、思い立ったが吉日!と早速6月上旬の週末に行ってみました!
目次
吹上高原キャンプ場の基本情報
近頃は無料キャンプ場から行き先を検討していましたが、今回は久しぶりの有料キャンプ場です。
所在地や利用料金は?
営業時間 | 2021年4月24日(土)~2021年11月23日(火) |
---|---|
ご利用時間 | 〔チェックイン〕9:00~17:00〔チェックアウト〕13:00まで 〔日帰りご利用〕9:00~17:00 |
所在地 | 宮城県大崎市鳴子温泉鬼首字本宮原23-89 |
お問合わせ | 吹上高原キャンプ場 Tel.0229-86-2493 Fax.0229-86-2276 |
施設の基本情報はこんな感じです!営業時間に“2021年“という表記があるので、もしかしたら細かな日付などは毎年違うのかも知れません。利用料金は以下。
自動車 | 1人 1,600円~(日帰り700円) 2人 2,200円~(日帰り1,000円) 3人 2,800円~(日帰り1,300円) 4人 3,400円~(日帰り1,600円) |
---|---|
バイク | 1人 1,100円~(日帰り550円) 2人 1,900円~(日帰り800円) |
電源付きサイト | 1日 1,200円 |
その他、詳細は吹上高原キャンプ場の公式サイトから確認ができます。
キャンプ仲間に聞いた所によるとフリーサイトは予約不要とのことでしたが、公式サイトでそういう文言が見つけれらなかったので念のため電話で確認することに。結果はフリーサイトは予約不要、チェックインの時間も公式サイト通りでした!(電源サイトは事前予約が必要です!)
この表だと計算方法がちょっとわかりづらいですが、4人で1泊利用(車4台)で行ったら5,200円でした!
参考にしてみて下さい。
キャンプ場へのアクセス方法
最寄りの古川ICから車で約75分と距離がありますので、車かバイク推奨です。道中はすべて舗装されているので軽自動車でも問題無く辿り着けますが、近くにはスキー場もある山の中なので、アップダウンは結構ありました。
本当に辿り着くのか?というくらい山の中を走りましたが、スマホの電波も良好でGoogleマップのナビ通り無事に目的に到着。
キャンプ場に着いたら受付でチェックイン手続きを!
目的地に到着!ドライブスルー感覚でそのまま受付前まで車で行き、車から降りて代表者の名前と住所に連絡先、利用人数の記入と料金の支払いまでを行います。
初めての利用ということを伝えると簡易マップの書かれたチラシを手渡され、利用する際の注意事項と禁止事項などの説明もして頂きました。
またゴミはキャンプ場で処分してもらえるとのことで、この時一緒にゴミ袋も2枚手渡しされました。(こういう所はかなり有難いです)
吹上高原キャンプ場の施設紹介
受付を済ませて奥へと進むと、その広さに圧倒!!
スマホのカメラでは部分的にしか撮れないので伝わりにくいかもしれませんが、かなり広くて設営場所に困るくらいでした!とは言っても、11時前に着いたのに次々とチェックインしてくる他のキャンパーさんを見て「場所が無くなる!」と焦ってスペースの空いている所をとにかく急いで確保。
土曜日ということもあってか、体感的に300人…すでに500人は居そうなくらい賑わってました!
テントサイトの雰囲気(設営場所)
ゆっくりと空いている所を探す余裕がなく、他のキャンパーさんの邪魔にならない程度に距離が取れる場所をキャンプ地としましたが、そこは1周回って入り口にあった温泉のすぐ裏側。
右手に見えるのがセンターハウス
温泉に向かう人が列を作っていましたが、とても広く開放的なキャンプ場なので音が籠りづらくてあまり気になりません。
そしてテントを張った場所から振り返ると…
広大な敷地のキャンプ場、そして遠くに見える緑が綺麗な山!青空に白い雲…抜群のシチュエーションでした!
この日は快晴で絶好のキャンプ日和でしたが、設営は超暑かったです(笑)
電源サイト
予約が必要な電源サイトはロープで仕切られていました。
何も無いように見えるけど、どこから電源を取るのかな?と思って探してみたらそれらしき電源BOXが奥に見えます。
広くて眺めも良い場所を、予約で確実に確保できるのもメリット。
電源を使う必要が無い方でも、混雑が予想される週末や大型連休の利用時にはあえてココを選んでも良いかも?なんて思いました。
ペットサイト
キャンプ場を散歩していると犬の鳴き声が聞こえて来て「ん?なんで?」と思っていたら、なんとここはペットと一緒にキャンプが出来るペットエリアがありました!(最初に手渡されたマップにバッチリ書いてあったのに気付きませんでした)
ペットエリアもかなり広く、利用されていた方々は広々と間隔を取りながら楽しんでいました。
イチオシ!林間サイト
マップの右端の方にある木が沢山生えている所に行ってみると、一気に雰囲気の違う空間がありました!
木漏れ日が差し込む雰囲気抜群で、個人的にかなり好みな場所。日差しの強い日には避暑地になるので、暑い季節はここに陣取るのが正解かもしれません!
空いていたらこの場所が良かったなぁ〜。
炊事場は3箇所!
とても広いキャンプ場なだけあって、炊事場は全部で3箇所設置されていました。
フリーサイトの炊事場はトイレのすぐ横にあり、3方向から入れる形になっていました。
大きいものは外のシンクで洗ったり出来ますし、中の方は6個蛇口が付いているので、他のキャンパーさんの様子を見ていると混むこともなく使えていた感じでした!
壁には荷物が置ける棚もあるので使い勝手も良く、テントと何度も行き来をする…なんてことはなさそうでした!
木に囲まれたマップの右端にある炊事場は少し年季の入った感じになっていました。
とは言うものの広々として使い易さはこっちの方が良さそうです。
そして全ての炊事場には、使い終わった炭を入れるところが設置されています。
キャンプ場側としては炭の処理まですると大変かもしれませんが、逆にこうして捨てる場所を明確にすることによって、昨今話題になっている使用済みの炭の放置問題も解決できるのかもしれません。
炭をその場で処分できるのは助かります。
トイレも3箇所!
トイレはフリーサイトの真ん中辺りとペットサイト、そしてマップの右端の木に囲まれたサイトの合計3箇所に設置されていました。(それぞれにある炊事場と併設されている形)
フリーサイトとペットサイトのトイレは水洗になっていて綺麗でした。アウトドアと言えど、トイレは綺麗に超したことはありません。
ただキャンプ場の端の方のトイレはかなり古くて、トイレの張り紙がないと外からでは何の建物か分かりにくく、中もかなり年季の入った作りでちょっと臭いも気になりました…。
入り口は違いますが、天井は女性用トイレと繋がっていて音が丸聞こえになってしまう作りになっています。この点は女性はかなりのマイナスポイントに感じると思います。
男の自分でもちょっとな…って感じでした…。
吹上高原キャンプ場には温泉がある!
吹上高原キャンプ場には温泉施設もレストランもありました!
あまりに人が沢山いたので中の様子を写真を撮る余裕がありませんでした…
敷地内にある温泉施設「すぱ鬼首の湯」。あまり大きな温泉ではありませんでしたが、露天風呂もあって良かったです。
この日は利用者が多い為か18時半までの営業という事でしたが、まだ明るく気温も高かったので、温泉に入ってさっぱりしたのにすぐにまた汗をかいてしまいました。
営業時間 | 2021年4月24日(土)~11月23日(火) |
---|---|
ご利用時間 | 平日/10:00~18:00〔5月連休・お盆期間等/8:00~20:00〕 ※入浴の受付は、上記終了時間の30分前となります。 ※5月連休・お盆期間の対象日については、お電話にてご確認ください。 |
入浴料金 | 〔1回券〕大人/600円、子供(3歳~小学生)/300円 〔1日入浴券〕大人/1,050円、子供(3歳~小学生)/500円 〔温泉シャワー棟〕大人/300円、子供/200円 ※3歳未満のお子様は無料 ※シャワー棟は時間で男女入替え |
その他設備など | お風呂にはシャンプー、石けん有。 施設内には、ショップ、自動販売機、コインランドリーなどがございます。 |
所在地 | 宮城県大崎市鳴子温泉鬼首字本宮原23-89 |
お問合わせ | すぱ鬼首の湯 Tel.0229-86-2493 |
キャンプ場利用者は受付した時に割引券が貰えるので、それを見せると100円割引で入ることができます。また中には売店もあって、薪や氷に紙皿なども売られていたので、忘れてしまったり足りなくなった場合でも安心です。
センターハウス
センターハウスにはキャンプ場利用者はもちろん、他の観光客の方が利用するレストランがありました。メニューは一般的なレストランって感じですが、地ビールが飲めたりと観光地ならではの良さがあります。
センターハウスにも売店があって、品揃え的には温泉とほぼ同じでしたが、地ビールが売っているのを見つけたので記念&お土産として購入してきました!
キャンプ場周辺には観光地が沢山!
キャンプ場から歩いて行ける所に「地獄谷」と呼ばれる場所がありました。
名前に地獄と付いているのでどんな場所かと思いましたが、めちゃくちゃ良い感じの場所でした!
奥へ進んで行くと、地面や岩の隙間からゴポゴポと温泉が吹き出してる場所が次々に出現。そして見て下さいこの場所!かなり高い所まで勢い良く噴き出しています!
足場も悪いし、離れていても熱気が凄いので十分注意しましょう!
吹上高原キャンプ場でのキャンプの様子
4人4台で行ったのでスペースが心配でしたが、広々と設営出来ました(笑)
気付いたら他のキャンパーさんがいつの間にか増えていて距離もとても近いのですが、みんな節度を守って過ごしているので会話が聞こえたりとかはほとんど気になりませんでした。
夜は肌寒い!
日中は6月上旬とは思えない30℃を超える暑さでしたが、高原にあるキャンプ場なので夜は肌寒さを感じました。
一緒に行った友人がダッチオーブンを取り出して作ってくれた豚汁で、身体の内側からホカホカ。
そしてキャンプと言ったら、普段よりちょっと背伸びした霜降りの肉もセットです!いや〜良い!
他には暑い中でもあっさりと食べれる冷しゃぶも作ったりしました!
キャンプ場は21時半からは静かに過ごしましょう!
騒いだりするのは21時半までと受付の時に案内されます。他のキャンパーさんもしっかりと時間を守ってテント内で静かに過ごしていました。
自分のスマホの限界を感じます…笑
21時半以降は禁止というわけではないので、焚き火をしたり楽しんでいる方はまだまだ沢山いましたが、静かにのんびりとモラルを持っていたのが良かったです。
撤収時にはゴミを片付けてスッキリ!
帰宅時には受付の正面にあるゴミ捨て場でゴミを回収して頂きました。
みんなしっかりと分別して捨てていきますが、利用者の数が多いので捨てた側からトラックに積み込みしたり、収集用の袋を交換したりと大忙しの様子です。
しかも翌日もまだ10時を過ぎたばかりなのに、気温30℃に迫る暑さの中での作業。有料キャンプ場でお金を払っているので当然!と言う方もいるかと思いますが、この姿を見たら本当に頭が下がります。
お疲れ様です!そしてありがとうございます!
吹上高原キャンプ場は人気が高いのが頷ける!
自分の活動圏だと無料のキャンプ場も多く、有料でもフリーサイトだと1泊3〜500円という価格帯が多い中での1泊1600円は少しお高い感じがしましたが、利用してみると納得の満足できる場所でした!
道中には観光地ならではのお土産屋さんやスキー場のゴンドラに乗れたりと、他にも沢山楽しめる場所が近くにあるので特にファミリーにオススメできますね。ただ逆に、人気が有り過ぎるのが人によってはデメリットに感じるかもしれません。
周りの音がうるさいなんてことはありませんでしたが、温泉は行列が出来ていたり、朝にはトイレが並んでいたりもしていて、キャンプは静かに自由に楽しみたい人にとってはこの人の多さは逆にストレスになりそうです。
それでも特に大きな不満も無く、紹介したような温泉も売店もある設備充実の吹上高原キャンプ場は行って間違い無しの場所です!平日の利用や日曜日にチェックインが狙い目かもしれません!
ギア
このライターが書いた他の記事
- 日毎
- 月間
- 殿堂
BE-PAL12月号は焚き火台にもペン立てにも使える「アイアン製 “CHUMS焚き火台” Black Edition」が付録に
北海道小樽市に観光とアウトドアの両方が楽しめる新グランピング施設が誕生
TOKYO CRAFTSの優等生シェルター「テンビシェルター」に新色「ブラック」が登場
アウトドア用に考え抜いた良品!冷気や虫を防ぐVASTLANDの厚手レジャーシートが発売
ペッタンコになったダウンジャケットを自宅洗濯でふわふわに復活させる方法
【100均すのこDIY】おしゃれな折りたたみミニテーブルを自作してみた
ストームクッカーの便利なオプション品【純正・100均・シンデレラフィットグッズ紹介】
アルコールストーブの燃料は消毒用・除菌用アルコールで代用できる?アルストの燃料について考えてみた
AO Coolersにモッシーオークのカモフラ柄ソフトクーラーが限定登場!より自然に溶け込むデザインへ
どうして曇り空なのに山に登るの?展望ゼロでも登山をする理由と楽しみ方
ペッタンコになったダウンジャケットを自宅洗濯でふわふわに復活させる方法
北海道小樽市に観光とアウトドアの両方が楽しめる新グランピング施設が誕生
韓国で爆発的大ヒット!クラファンで700万円以上売上げたアイロンストーブが日本上陸
5秒で組み立てできる焚き火台「BONFIRE STAND」購入でギアコンテナがついてくるキャンペーン実施中
DODからコンパクトかつ氷点下でも耐えられるエアマット「シャダンダン」登場
キノコのようなランタンシェードでキャンプ気分を盛り上げる!DekiTech「J55 KINOCO」発売開始
学校橋河原キャンプサイト詳細|焚き火も可能で超人気の無料キャンプスポット紹介
BE-PAL12月号は焚き火台にもペン立てにも使える「アイアン製 “CHUMS焚き火台” Black Edition」が付録に
ファン必見!GEAR MISSIONから定番アイテムを格上げするアイテムをリリース
RVパークでもガッツリキャンプを楽しめる!新たに登録された新潟と山形のRVパークに注目
千葉県の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット14選
埼玉県の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット15選
茨城県の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット11選
神奈川県の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット20選
東京都の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット14選
群馬県の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット10選
東北で冬キャンプができるキャンプ場32選!通年営業のおすすめキャンプ場一覧
キャンプで使えるロープワーク一覧+ロープのまとめ方【15種類】
40Lバックパックでソロキャンプを楽しむ装備一式と詰め方のコツ
関東のおすすめキャンプ場30選!現地取材で分かった本気でおすすめできるキャンプ場一覧
キャンプ利用料の例
4人での利用3,400円 + 追加車両代 1,800円(追加1台につき600円 × 3台)