岩本利達
キャンプに伝統工芸?ひときわ目立つ「技ありギア」でワンランク上のソロキャンプを!

キャンプに伝統工芸?ひときわ目立つ「技ありギア」でワンランク上のソロキャンプを!

伝統工芸品の南部箪笥・民芸家具の製作販売を手掛ける株式会社マルイ造形家具工業(以下、マルイ造形家具工業)が、同社の得意分野である「指物技術」をふんだんに活用したマルチローテーブルなどを予約開始!ほぼすべて木製の技ありギアで他のキャンパーと差をつけよう!

必要なものにサッと手が届く美を追求したデザイン

A&DW マルチローテーブル

ぱっと見の姿からすでに只者ではない雰囲気を漂わせているこの「マルチローテーブル」。開発したマルイ造形家具工業はその名の通り、家具の製造販売を生業としており、キャンプギアというよりはオシャレ家具と言った方がしっくりくる見た目となっている。

シンプルな見た目とは裏腹に、家具製造のこだわりやキャンパーのニーズを満たしており、公開している次の5つの特徴からもキャンプギアとしてのスキの無さが伺える。

  • 多彩な機能性
  • 8つの接合技
  • 分解すれば完成時の約15分の1のコンパクトサイズ
  • お⼿⼊れやメンテナンスがラクラク
  • 3つの木材から選択が可能
販売期間 2021年6月10日から予約注文受付開始
発送時期 2021年11月上旬以降を予定
販売場所 「A&D/W」公式ECサイト
購入特典 先着20名に岩手県産材のナラ材で作った【木製焼肉用タレ皿】をプレゼント

テーブルと棚、ハンガーがオールインワン!多彩な機能性を実現

テーブルと棚、ハンガーがオールインワン

ローテーブルではあるものの、高さを4段階に変更可能。地面から天板上面までの高さで350mm、300mm、250mm、200mmとなっており、一通りのローチェアには対応することが出来そうだ。高さを変更できるテーブルは数多くあれど、5cm刻みで4通りというのは珍しい。

また上部にはランタンや調理器具を置いておく補助天板、サイドにはトングやスキレットをぶら下げておけるハンガーもあり、一通り手の届く範囲に必要なギアを揃えられる。

ハンガーは4種類の長さのものが標準装備されており、長いハンガーではキッチンペーパーをセットすることも出来て痒い所に手が届く。もちろん使い方はユーザー次第で可能性は無限大!自分好みにセッティングを変えていける所もキャンパー心をくすぐるポイントだ。

なお天板はオプションで追加購入することができ、2枚目の天板として設置することが可能。1枚目の天板との間に収納スペースを追加で設けることで、より利便性がアップする。

木製部材のみの組み上げを可能にした8つの接合技

木製部材のみの組み上げ

岩⼿県指定伝統⼯芸品である「南部箪笥」の製作によって培われた「指物技術」で各パーツを接合することで、金属を使用することなく組み上げることが可能になっている。

キャンパーにとって嬉しいのは、工具すら必要がないという点だ。工具を忘れるだけで致命的になってしまう事もあるので、「指物技術」とキャンプは相性抜群なのかもしれない。

とはいえ組み立てるのにはそれぞれの手順を頭に入れておく必要があるため、最初は手間取るかもしれない。キャンプに持っていく前に自宅で組み立てておきたい所だ。

分解すれば完成時の約15分の1のコンパクトサイズに

分解すればコンパクトサイズに

キャンプとは切っても切れない問題なのが、自動車やバイク、自転車などの積載問題!より快適なキャンプライフを過ごそうと思うと、あれもこれもと荷物が増えてしまうのはキャンパーあるあるだろう。

このマルチローテーブルはほとんどが木の棒で構成されており、折り畳み式ではなく組み立て式となっていることから、使用時と比べると約15分の1のサイズで携行することが可能。

分解できるから、お手入れやメンテナンスがラクラク!

お手入れやメンテナンスがラクラク

アウトドアで使用する以上はある程度過酷な使い方になることが考えられる。一般的な折り畳み式のローテーブルだと、汚れや食べこぼしが細かいところに入り込んでしまって綺麗にできないということもあるが、組み立て式で分解することが可能だからメンテナンスもラクラク

またどこかが壊れてしまってもすべて買い替える必要は無く、壊れた箇所だけ買い替えることで問題なく使えることからも長く愛用できる逸品とも言えるだろう。

3つの木材から選択が可能

3つの木材から選択が可能

堅木のオノオレカンバ材の他、カリン材とナラ材から選択が可能。種類は変わっても接合部の強度は確保されており、どれを選んでも安心して使用することが出来るので、自分の好みや他のギアと気兼ねなく合わせることが出来る。

今後の展開は?

伝統工芸の技術が光るキャンプ道具

今後はガーデン、バルコニー、テラス、ベランダ等で使える家具、ファミリーキャンプ、庭キャンプ、ベランピング、ソロキャンプ等野外全般で快適に使える家具を展開予定とのこと。

いずれにしてもマルチローテーブルのように【デザイン性×機能性×伝統技術】という死角無しのアイテムを展開していく予定の様だ。2021年は他にも2アイテムの展開を予定している。

第二次キャンプブームを受けて様々なキャンパーがあらゆるギアを使っている昨今、他人と被らないギアを探しているキャンパーも多いのでは?ただデザイン性が良い、機能性が良いというだけではない、語れる良さを持ったギアで他のキャンパーと差をつけよう!

紹介
ギア
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  • 岩本利達
  • 岩本利達キャンプクエストNEWS編集部
  • NCAJキャンプインストラクター/JACオートキャンプ指導者
    『子どもを育む場としての「キャンプ」こそ持続可能な社会の第一歩』をテーマに、環境意識やサバイバル知識を高めるために日夜活動。ガジェット/ギアマニアの視点から最新アウトドアニュースをお届けします。

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