岩本利達
薪割りの新提案!安心して薪を割れる「キャンプ専用クサビ」が登場

薪割りの新提案!安心して薪を割れる「キャンプ専用クサビ」が登場

株式会社エムエス製作所が新たに始めたガレージブランド「尾張の大うつけ」から、薪割専用のクサビ「先鋒」が発売された。クサビを使った薪割りは斧やナタに比べてマイノリティではあるが、安全性はピカイチ。匠が手掛けた美しいフォルムも相まって物欲が止まらない!

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キャンプ用にアップデートされた「薪割り専用クサビ」

先鋒 (3)

Googleで「薪割り専用クサビ」と検索すると、大きくて重そうなものだったり既に販売が終了していたりと、ちょうどいいものが見当たらなかった。同社の「先鋒」は長さが18cmと週刊少年ジャンプの横幅(B5用紙)と同じくらいで、直径は2.5cmと非常にコンパクト。女性の手にも収まりやすいサイズだ。

「クサビ」と表現しているが、クサビと平タガネのいいとこどりをした形状となっている様だ。ちなみに平タガネは巨大なマイナスドライバーみたいな工具で、鉄板の切断や斫り作業に使われる。革のグリップがついた錆びに強いステンレスのモデルと、アウトドア熟練者向けの鉄製モデルがラインナップされている。

手を切るリスクが格段に下がる薪割り方法

先鋒

クサビでの薪割りの最大の魅力は、斧やナタより手を切るリスクが少ないこと。使用する際は手袋をはめ、薪にあてがったクサビを握りながら、クサビにハンマーを振り下ろす。刃のある道具を振り下ろす訳ではないので、安全性が高いという理屈だ。

またヘッドに重量があるハンマーで薪を割るため、斧やナタに比べると力が必要ない。女性や小学校高学年くらいでも扱いやすくなっているという事は、男性も疲れにくいという事でもある。

コンパクトで軽くまとまる

コンパクトで収納も簡単

出典:Makuake

ハンマーも特別なモノではなく、ペグハンマーで充分。個人的に焚火セットはコンパクトにまとめておきたいタイプなので、このクサビはまさにうってつけ。

ステンレスと鉄製マスターモデルの2種類

キャンプ専用クサビステンレスモデル

出典:Makuake

製品モデルは錆びにくく切れ味の良いステンレス鋼材と、刃が長持ちし研ぎやすい鉄製の2種類から選べる。

ステンレス製のスタンダードモデルには経年変化が楽しめる革製のハンドル付きで、使い込むほどに艶が出てなめらかになっていくのを楽しめる。

キャンプ専用クサビ鉄製モデル

出典:Makuake

鉄製のマスターモデルはメンテナンスを怠ると錆びが出やすいという特徴があり、しっかり手入れをして自分好みに育てる手間暇を楽しめる玄人向けの製品となっている。グリップ部分にもハンドルはあえて付けておらず、自分で好きな革を使ってレザークラフトを行うことで完全オリジナルなギアとなるわけだ。

「尾張の大うつけ」に期待大!

先鋒MAKUAKEから

出典:Makuake

この「先鋒」は金属加工を50年やってきた老舗の職人たちが、卓越した勘と技術で一つ一つ作り上げている。その精度は10マイクロメートルの世界というから驚きだ。

エムエス製作所があるのは織田信長が居城にしていた清州城がある愛知県清須市。尾張の大うつけとはまさに織田信長のことを指している。ガレージブランドではあるものの、キャンプシーンをひっくり返すほどの下剋上に期待したい。

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  • 岩本利達
  • 岩本利達キャンプクエストNEWS編集部
  • NCAJキャンプインストラクター/JACオートキャンプ指導者
    『子どもを育む場としての「キャンプ」こそ持続可能な社会の第一歩』をテーマに、環境意識やサバイバル知識を高めるために日夜活動。ガジェット/ギアマニアの視点から最新アウトドアニュースをお届けします。

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