岩本利達
こだわりのヘラ絞り加工が施されたロゴス渾身の鉄製クッカーが使いやすそう

こだわりのヘラ絞り加工が施されたロゴス渾身の鉄製クッカーが使いやすそう

総合アウトドアブランドのロゴスは、ヘラ絞り加工を採用した「LOGOS 鉄の職人」シリーズを発売した。キャンプの醍醐味である「キャンプ飯」がさらに豊かになるスチールのクッカーが手軽に使えるということで、初心者キャンパーからベテランキャンパーまで注目のシリーズとなっている。

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ヘラ絞り加工とは?

鉄の職人 (2)

ベテランキャンパーでも聞き馴染みのない「ヘラ絞り加工」。それもそのはず金属加工業界の専門用語で、回転させた金属をヘラと呼ばれる棒状の道具を押して絞りながら変形させていく技術であり、金属を切断する加工を行わないためバリが発生しない加工方法となっている。

蓄熱性の高いスチールは重たいのがデメリットだが、ヘラ絞り加工は高い強度を出すのが得意なので、厚みを抑えながら軽量化することが可能になる。キャンプギアにはうってつけの加工技術なのだ。

ハードテンパー加工でシーズニングも不要!

鉄の職人 (10)

鉄やスチール製のクッカーにつきものなのがシーズニングだが、この鉄の職人シリーズは「ハードテンパー加工」が施されているので不要となっている。

ハードテンパー加工とは、フライパンを約700℃に焼き入れた後に油に浸すことで、最初からシーズニング済の状態にすることを目的とした加工のこと。既に油が馴染んでいる状態なので、さび付きにくい上に焦げ付きにくい。

IHやオーブンにも対応!使い勝手を追求した仕様にも注目

鉄の職人 (5)

自宅でも使いやすいようにIHやオーブンにも対応しているのも魅力の一つ。ただし、IHクッキングヒーターのサイズによっては使用できない場合もあるとのことなのでご注意を。最近はオール電化の家庭も増えてきているので、公式で対応可能となっているのはありがたい。

ダッチオーブンの方は蓋に取っ手が備え付けられているタイプで、蓋を置く際に立てかけられるようになっている。本体についているツルを引っかけておくことで、ツルが熱くなりすぎることも防いでくれるのも優秀。

鉄の職人 (12)

フライパンの方は究極にシンプルにすることで使い勝手を向上。あえて取っ手を短くすることでぶら下げる時に邪魔にならないような配慮がされている。

無骨なデザインで経年変化も楽しめるハードなギアであるにもかかわらず、細部に使い手の便利さを追求してあるのは流石ロゴスといったところだ。

インドアもアウトドアも使えてコスパ○

鉄の職人 (11)

キャンプ仲間でもある嫁さんがキャンプギアを購入するときに最も気にするのが「コストパフォーマンス」なのだが、「キャンプにも自宅でも使えるものは価格を2で割って考える」という名言を発したことがある。

確かにキャンプでしか使わないとなると、年に数回、よくて十数回の出番しかないが、自宅でも使用できるものなら購入のハードルは下がる。蓄熱性が高く冷めにくい上に、無骨でシンプルなので洗いやすいし、実は鉄の職人シリーズは自宅使いとしても高いレベルにあるのではないだろうか。

LOGOS 鉄の職人ダッチ

価格 ¥9,790(税込)
総重量 (約)1.8kg
容量 (約)1.2L
サイズ (約)幅19×奥行17×高さ16.5cm
内寸 (約)直径15.6/11.5×高さ9.7cm
主素材 スチール

LOGOS鉄の職人グリルパン

価格 16インチ ¥3,740(税込)
13インチ ¥3,190(税込)
総重量 16インチ (約)340g
13インチ (約)230g
サイズ 16インチ (約)幅16.3×奥行25.4×高さ7.2cm(取手含む)
13インチ (約)幅13×奥行22×高さ6.2cm(取手含む)
内寸 16インチ (約)直径16/12×高さ3cm
13インチ (約)直径13/9.5×高さ2.3cm
主素材 スチール
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  • 岩本利達
  • 岩本利達キャンプクエストNEWS編集部
  • NCAJキャンプインストラクター/JACオートキャンプ指導者
    『子どもを育む場としての「キャンプ」こそ持続可能な社会の第一歩』をテーマに、環境意識やサバイバル知識を高めるために日夜活動。ガジェット/ギアマニアの視点から最新アウトドアニュースをお届けします。

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