今回はキャンプの翌日に以前から気になっていた蒜山三山のひとつ「下蒜山」に登ってきました!当初は縦走する予定でしたが、わんちゃんとの登山だったため体力に配慮して下蒜山だけ登ることに。
しかし、下蒜山だけで登りごたえ十分!そして予想以上の絶景に大満足の登山となりました。そんな下蒜山登山をレポートします!
目次
蒜山三山のひとつ「下蒜山」
下蒜山(しもひるぜん)は、上蒜山・中蒜山とともに蒜山三山と呼ばれている美しい山です。その中では上蒜山が1,202mと標高が最も高く、日本二百名山にも選ばれています。
上蒜山は八合目までは眺望が良い稜線歩きを楽しめますが、山頂の展望がないのが残念。中蒜山は、山頂からは蒜山高原を望めますが、山頂直下までは眺望のない道をひたすら登るので、体力だけでなく精神的な強さがなければキツイかもしれません。
そして今回登った下蒜山は、三山の中で最も眺望が良く、山頂からは上蒜山、中蒜山に加え、大山(だいせん)を望むことができます。
下蒜山の魅力
蒜山高原と日本海を一望できる
下蒜山は五合目以降の眺望がすばらしく、左側には蒜山高原の牧歌的な景色が広がり、右側には美しい日本海を一望できます。海を眺めながら登山できるのは、この上ない贅沢!登山中に見ていた日本海沿いを通って帰るのも、なんとも感慨深いものです。
気持ち良すぎる稜線歩き
蒜山登山といえば気持ちの良い稜線歩き!五合目から先は美しい笹原の中、ひたすら稜線歩きを楽しめます。登山の楽しみのひとつでもある稜線歩きですが、下蒜山は眺望が良いだけでなく、笹原が本当に美しい。下から順に笹が風になびく様子もとてもきれいで、疲れも吹き飛びます!
山頂から大山を望める
頑張って登ったご褒美として、山頂からの景色はやっぱり大切ですよね。下蒜山は登りがキツイところもありますが、山頂からの景色が良いので頑張りが報われます。山頂からは日本百名山である大山もしっかり望めますよ!
体力に合わせて自由にコースを組み合わせられる
上蒜山や中蒜山と組み合わせることで、初心者から経験者まで体力に応じたコース取りができるのも魅力です。下蒜山だけのピストン、上蒜山から下蒜山までの縦走、下蒜山から中蒜山まで行って下山など自由にコースを組み合わせられます。
登山ルートをレポート!
下蒜山の登山口はトイレあり
下蒜山の登山口にはトイレがあるので、トイレを済ませてから出発できます。駐車スペースは少なく、路駐の車がたくさんありました。
私たちが訪れたときは、向かいの建物の人がわざわざ出てきてくれて「こっちにとめていいですよ」と言ってくださったので、お言葉に甘えて向かいの建物の駐車場にとめさせてもらいました。
木漏れ日が気持ちいい樹林帯歩きから始まります。このあたりからすでに階段がありますが、まだ緩やかです。
下蒜山のイメージでは、緩やかな登りが続くのだと思っていたのですが、早い段階で急な階段が現れます。そこから先はひたすら登り。ほぼ直登に登っていく感じの登山道でした。階段が多いです。
階段を登り終えると束の間の休憩。平らな登山道で一息つきます。
すると、また急な階段が…。ひたすらこの繰り返しです。しかし考え方によっては、ひたすら直登なので無駄なく登れてラッキー!
五合目からは稜線歩き
階段がなくなると五合目に到着です。五合目から突然視界が開けるのでテンションあがります!ここから先は、しばらくなだらかな稜線歩きが続く至福の時間です。てっきり蒜山高原しか見えないと思っていたので、反対側に日本海が見えた時は感動でした!
美しい笹の稜線の向こうに何やら山頂らしきものが!しかし、どうやら山頂までの道は、直登かつ急登なような…。ガッカリしつつも「山頂直下だけやから頑張ろう!」と気合を入れて歩きます。
それにしても絶景を望みながらの稜線歩きは最高です。笹の稜線ってこんなにきれいなんですね。ただ、遮るものがないため強風で飛ばされそうになることも。
七合目以降は急登続き
七合目を過ぎたあたりから斜度が急になり、先程見えていた直登が始まります。急な登りで乳酸が溜まって足はパンパン。
登りはどんどん急に…。たまに後ろから押してもらうというズルをしながら、もう少しで山頂だと最後の力を振り絞って頑張ります。一方のワンコは身軽にどんどん登っていくので、うらやましい限り。4本脚っていいなぁ。体重が軽いのもうらやましい。
「登り切ったー!!」と思ったら…まさかの九合目の標識。そして、その向こうにさらなる山頂が。
完全にここが山頂だと思い込み、最後の力を振り絞って登っていたのでショックが大きく、思わず座り込んで休憩してしまいました。ニセ山頂は登山あるあるですが、わかっていても騙されるんですよね…。
今度こそ最後の急登を登りきって本当の山頂に到着です!もっとなだらかな山だと思っていましたが、想像していたよりも登りごたえのある山で疲れました~。
山頂からの景色は良く、ベンチもあります。みんなゆっくり食事を楽しみながらくつろいでいました。
中蒜山や上蒜山が見えますが、縦走するとなると大変そう…。蒜山三山とはいえ、それぞれが独立峰なのでアップダウンが激しそうです。
下蒜山登山の注意点
道が粘土質で滑りやすい
下蒜山の土は粘土質で滑りやすく、雨の日はもちろん、晴れている日でも注意して歩く必要があります。とにかく滑りやすいので、急な下りは要注意!私は下山中に2回も滑りました…。危険なので、雨の日登山はしない方が無難です。
稜線は強風が吹きつけることも…
稜線に出ると高い木がないため、眺望が開けます。その一方で、日本海側ということもあり強風が吹きつけることも…。今回の登山でも、天気はとても良かったのですが風が強く、稜線上はしっかり踏ん張らなければふらつくこともありました。また、汗をかいた体に風が吹きつけることで寒くなることも。寒さ対策として、レインウェアは必ず持参しましょう。
下蒜山登山レポートまとめ
今回は、下蒜山のみの登山となりましたが、低山とは思えないほどの眺望の良さに驚き、また登りたいと思えるすてきな山でした!次回は、蒜山三山縦走に挑戦したいと思います。蒜山高原を訪れた際には、ぜひ登ってみてくださいね。
ギア
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