RECAMPといえば都心からアクセス良好の高規格サイトを複数運営している人気のキャンプ場で、特にRECAMPしょうなんやRECAMP勝浦は予約困難なキャンプ場として有名です。
そんなRECAMPシリーズで現在穴場といっても過言ではないのが、2021年7月にオープンしたばかりのRECAMP館山です。2022年3月18日グランドオープンに向けて絶賛改装中なので至る所が工事中で未完成であることと、プレオープン状態で日が浅く、あまり知られていないのがその理由。
しかし、グランドオープン以降は予約困難なキャンプ場になること間違いなしのキャンプ場です。穴場なのは今だけだと思うので、グランドオープン前に一足先に行ってきました。
目次
RECAMP館山の魅力
「RECAMP館山(旧:館山ファミリーパークキャンプ場)」は 富津館山道路冨浦インターから車で約25分。房総フラワーライン沿いの海に隣接するキャンプ場です。
コロナ禍で2021年5月末、44年の歴史に幕を閉じた「館山ファミリーパーク」をキャンプ場としてリニューアル。同年7月22日より「館山ファミリーパークキャンプ場 by RECAMP」としてプレオープンしました。館山ファミリーパークの面影を残しつつ、南国の雰囲気が色濃いフィールドからは海を望む抜群のロケーションです。
グランドオープン後は様々な魅力が追加されるので、全く別物のキャンプ場に生まれ変わりますが、今時点から今後に至るまで変わることが無い「RECAMP館山」の魅力に絞ってまとめてみました。
ファミリーに安心のキャンプ場
キャンプ場全体が開放的で見晴らしが良く、道も整備されています。キャンプサイトも大変整備されていてファミリーキャンパーには安心感が持てるキャンプ場だと思いました。グランドオープン後はフル装備の高規格キャンプ場に生まれ変わるので、お子様連れのキャンパーさんは勿論のこと、キャンプ初心者にも理想的なキャンプ場です。
南国リゾートのような解放感
RECAMP館山は館山ファミリーパークの面影をうまく生かした造りになっていて、花々やヤシの木が生い茂り、海も見える南国のようなロケーションです。土地柄、2月でも大変温かかったですよ。冬キャンプデビューには最適なキャンプ場だと思います。
海のアクティビティが満載
キャンプ場から徒歩5分の場所にある平砂浦(へいさうら)海岸は、サーフィンや釣りのメッカとして有名です。キャンプ場からサーフィンや釣りといったアクティビティを楽しむことが出来ます。波が高いので遊泳は禁止ですが、海岸線を散歩したり、砂浜遊びは出来るので、誰でも海のアクティビティを満喫できますよ。
夕日が綺麗
キャンプ場の周りには遮蔽物が無い解放感抜群の環境なので、美しい夕日をキャンプ場から眺めることが出来ます。海沿いの西側の立地だからこそ満喫できる贅沢なひと時がここにあります。
芝生がフカフカ
RECAMP館山のキャンプサイトは、どのフィールドも芝生がフカフカでしっかりと手入れされています。まるでゴルフ場のように美しく手入れされた芝生は、お子様が裸足で駆け回ることが出来る程です。
RECAMP館山の施設案内
2021年2月時点の「RECAMP館山」の施設を写真付きでご紹介いたします。グランドオープン後はあまり参考にならない内容になりますが、ご了承ください。
管理棟(仮設)
キャンプ場入口にあります。キャンプ場入口は駐車場の奥の改装中の建物にあるのですが、わかり辛かったです。グランドオープン後は改善されるんだと思います。
管理棟は改装中の為、仮設の管理棟です。レンタル品についてはキャンプで必要なギアは一式揃っていて、予約サイトから事前にレンタル品を選択できるようになっています。
混雑緩和やコロナ対策でしょうか。非対面対策済で、LINEで事前チェックイン・チェックアウトが出来るようになっています。
売店には薪と炭をはじめ、キャンプで必要な消耗品や食料品や調味料を販売しています。薪は針葉樹が700円、広葉樹が900円でした。
トイレ
トイレは3か所ありますが、そのうち2つは仮設トイレです。グランドオープン後は立派なトイレに生まれ変わります。
他には館山ファミリーパークの施設をそのまま利用したトイレが1つあります。便座は最新のウォシュレット付きに変更されていますが、他は古いままです。グランドオープン時にはこちらも改装されていると良いですね。
炊事場
炊事場は全部で3つあり、嬉しいことにお湯が出ます。屋根付きなので雨の日も安心です。一部仮設の炊事場もありますよ。
こちらはフリーヒルサイトにある、完成したばかりの炊事場です。最新設備でとても快適でしたよ。
簡易シャワー
フリーサイトの目の前にある建物の中にあります。こちらも仮設のシャワーで男女3基ずつあります。
料金は300円で、ドライヤーやボディソープはありません。3月15日まで利用可能で、グランドオープン後はシャワー棟としてドライヤー付きの立派な施設に生まれ変わります。
出典:たてやま温泉「千里の湯」最寄りの温泉は車で3分のところにある「たてやま温泉 千里の風」です。こちらの敷地内には「THE CAMP」というキャンプ場があります。
自動販売機
館山ファミリーパークの名残でしょうか。自動販売機が至る所にあり、お酒以外の飲み物が一通り揃っています。ちょっとした時にドリンクを買うことができるのは便利ですよね。
しかも必ず自動販売機の隣には灰皿が置いてあります。RECAMP館山ではキャンプサイトでの喫煙が禁止なので指定の場所で喫煙をしましょう。
遊具広場・花火広場
こちらは工事中で、2月現在立ち入り禁止になっていました。奥には遊具が見えますね。
ゴミ捨て場
管理棟の前にあります。分別は燃えるごみ、カン・びん、ペットボトルといった具合です。ゴミ捨ては有料で500円です。受付で4枚入りのゴミ袋を購入するシステムです。
灰捨て場
炊事場の隣に3か所、ゴミ捨て場の隣に1ヶ所あります。炭や薪は完全に鎮火した状態で捨ててくださいね。
RECAMP館山のサイトレビュー
出典:RECAMP館山グランドオープン前のRECAMP館山では、全体の半分程度のキャンプサイトが運営中です。運営中のキャンプサイトを写真付きでご紹介いたします。
セミオートサイト
キャンプ場の中心にある、開放的な芝生の区画サイトです。サイトの広さは約90m²(約10m×9m)で、20Aの電源付きか、電源無しから選ぶことが出来ます。
車の乗り入れや横付けはできませんが、その分テントを設営する面積が広くなるのでお得感があります。ツールームテントの設営も余裕です。
駐車場はサイトを囲むように用意されていて、サイトまでの距離は約1m~10m程度と、ほぼオートサイトと同じ使い勝手ができます。
傾斜は殆どなく、広場のような雰囲気で日当たりが良いフィールドです。利便性も高く、ファミリーキャンパーやキャンプ初心者にお勧めだと思いました。
フリーサイト
景観が素晴らしく南国感を感じる、海が見える芝生のフリーサイトです。池が近くにあったりとバリエーション豊かです。サニタリー棟も近いので、利便性もばっちりです。
ヤシの木や館山ファミリーパークの名残が残っているので、設営場所は限られてきますが、設営できそうな場所は区画サイトのように高台になっているので、場所取りで悩むことは無さそうです。
車の乗り入れは出来ませんが、金額もお手軽であることと、利便性が高く、景観も素晴らしいので一番人気のサイトのようです。プライベート感という点では、人通りの多い場所なのでそこまで期待できない印象です。
フリーヒルサイト
高台にある芝生のフリーサイトです。他のキャンプサイトとは異なり傾斜や起伏がありますが、海の見える眺望のサイトや、木々に囲まれたプライベート感のあるサイトまで、バリエーションが豊富です。
車の乗り入れが出来ないうえに、地面の起伏が激しいので荷物の運搬が大変ですが、キャンプ場の離れにあるのでプライベート感重視であればこのサイトがオススメです。
ヤシの木オートサイト
ヤシの木並木の間にある車の横付けが可能な芝生の区画サイトです。サイトの広さは駐車場込みで約110~120m²と、ツールームテントの設営が可能な広さは確保されています。
南国感満載でキャンプ場の離れにあるのでプライベート感が強いのですが、夕日や海が見えない事と、通路沿いにあるので昼間は車が気になるかもしれません。
DXヤシの木オートサイト
フリーヒルサイトの隣にある、車の横付けが可能な芝生の区画サイトが1サイトあります。ヤシの木オートサイトよりも区画が広く、約140m²の広さがあります。
ヤシの木オートサイトとは異なり、ヤシの木に囲まれていませんが、夕日や海が見える開放的な立地で、プライベート感も満載です。静かなキャンプを楽しみたい方にはオススメです。
ドッグランサイトM
区画がフェンスに囲まれたドッグラン付きの区画サイトです。リード要らずなので愛犬家には嬉しいサイトではないでしょうか。150m²の広さを誇ります。車は乗り入れできないことと、幹線道路沿いなので少し賑やかかもしれません。
サイトの地面の特徴
サイトの地面は全てのサイトで芝です。大変手入れされた芝で、まるでゴルフ場の芝のようです。しかも地面がフカフカなのが高ポイントでした。テントの中で寝る時や座った時に顕著にフカフカ度合いを実感できるレベルですよ。
プライベート感
区画サイトについては段差などが無いので、広場感がどうしても否めません。それでも区画が広いことと開放感があるので、そこそこのプライベート感は確保できている印象です。
フリーサイトについては、テントを設営できる場所がある程度決まっていることと、適度な段差があるのでプライベート感を確保できます。ただし人通りは気になるかと思います。
キャンプ場の離れにあるフリーヒルサイトが、個人的には一番プライベート感が強いサイトだと思いました。
傾斜はあるの?
区画サイトについてはしっかりと整地されているので傾斜は殆どありません。よくある高規格キャンプ場の区画サイトのような雰囲気です。
フリーサイトやフリーヒルサイトは傾斜や起伏があります。特にフリーヒルサイトは顕著で、テントを設営する場所は見極めが必要です。
ペグの刺さり具合は?
ペグの刺さり具合は良好です。足で踏んでもペグが刺さる位柔らかいのでストレスがありません。
グランドオープン前の「RECAMP館山」に行って分かったこと
プレオープン期間中の「RECAMP館山」の状況をまとめました。グランドオープン後はまったく別物のキャンプ場になっているので参考程度にご覧ください。
2022年2月4日~3月15日限定で【金土割・土日割】を実施中
金曜日から2泊3日、もしくは土曜日から2泊3日で予約した場合、土曜日の宿泊料金のみで利用が可能になるサービスを実施中です。つまり1泊分の金額で2泊出来てしまうわけです。グランドオープン前の特典なので、今のうちに利用したいですよね。
キャンプ場の受付がわかり辛い
キャンプ場の入り口は広大な一般駐車場の奥にあるので、一発でキャンプ場入口を見つけるのは困難です。筆者も車で駐車場をグルグル回る羽目になりました。初めてキャンプ場に行く方は、駐車場奥にある建物を目指して進めばキャンプ場に到着できます。
絶賛工事中なので殆どの施設が仮設
プレオープン中とはいえ、一部炊事場以外は仮設施設のままで、キャンプ場全体の1/3が改装中といった印象でした。2月中旬でこの状況だったので、3月18日のグランドオープンに間に合うのか、ハラハラしてしまいました。
トイレが気になる
殆どのトイレが仮設で、館山ファミリーパークの施設をそのまま利用したトイレも古いままです。汚れや臭いも気になるので、トイレの心配がある方はグランドオープン後に訪れたほうが良いかもしれません。グランドオープン時には綺麗なトイレに改装されているので心配はありませんよ。
グランドオープン後はここまで変わる!
出典:RECAMP館山 | なっぷ3月18日のグランドオープンで、「RECAMP館山」はどのように生まれ変わるのでしょうか。完成予想図を見ただけでも、全く別物の高規格キャンプ場として生まれ変わることは間違いなさそうです。ざっと詳細をまとめました。
キャンプサイトの種類や規模がケタ違いに増える
現在はキャンプサイト全体の半分程度しか開放されていないことは完成予想図を見ただけでも容易に理解できました。グランドオープン後は謎のベールに包まれていた左半分が全面オープンします。利用シーンに合わせた細かなサイトラインナップが用意されていて、ざっとまとめるとこれだけの種類のキャンプサイトがオープンします。
RECAMP館山のサイト種類
- AC電源付き
- AC電源付きドッグランサイト 120m²
- AC電源付きグランドオートサイト・130m²
- AC電源付きトップオートサイト・120m²
- 車横付け可能オートサイト
- グランドオートサイト 約130m²
- ウェストサイドオートサイト・100m²
- ダブルリバーサイドオート ・160m²
- 芝生オートサイト ・100m²
- イーストリバーサイドオート・100m²
- ノースリバーサイドオート ・130m²
- ペニンシュラオート サイト・100m²
- ガーデンオートサイト ・100m²
- ヤシの木オートサイト・110m²*
- DXヤシの木オートサイト ・130m²*
- 区画サイト
- ヒルトップサイト・100m²
- ドッグランサイト・150m²*
- キングソロサイト
- 芝広セミオートサイト
- フリーサイト
- フリーサイト*
- フリーヒルサイト ・約80m²*
- ソロ・デュオ専用エリア
- キングソロサイト
*はプレオープン時に開放済のサイトです
既になっぷでは先行予約を開始しているので、満サイトになる前に要チェックです。
サニタリー棟が一新
改装中のサニタリー棟には温水完備の炊事場や新設シャワー棟、暖房便座などが新設され、利便性が大幅アップします。また、トイレや炊事場、シャワーの設置場所も増えて相当快適な空間に仕上がります。
管理棟が複合施設並みに充実する
改装中の管理棟には、受付や売店だけではなく、レストランも出来るそうです。管理棟の売店もキャンプ場売店の域を超えた品揃えになるということで期待度MAXです。
駐車場ゲートが出来る
キャンプ場の入り口がわかり辛い!と、愚痴をこぼしていた筆者ですが、こちらも改善されるということです。駐車場に入退場ゲートが設置されるので、グランドオープン後は迷子にならずに済みそうですよね。
グランドオープン前だからこそ一足先に行っておきたいキャンプ場
いかがでしたか?「RECAMP館山」がグランドオープン後は一気に知名度があがり、予約困難な人気のキャンプ場になるのは間違いないと思います。
RECAMP館山は芝生が大変綺麗で景観も素晴らしく、南国リゾートのような解放感のあるキャンプ場です。今こそ改装中で不便な点が多々ありますが、その代わり予約が比較的容易な印象があります。土地柄、温暖でそこまで寒く無いので、冬キャンプデビューにも最適です。行くのであればプレオープン期間の今こそ狙い目ではないでしょうか。
ギア
このライターが書いた他の記事
- 日毎
- 月間
- 殿堂
災害時に活躍するポータブル浄水器「ソーヤー」が防災製品等推奨品マークを取得
【発売20周年 限定特別仕様】ダークルームとなった最強のコクーンⅢが爆誕!
トランクカーゴの収納力が進化!インナーバッグでキャンプギアをスマートに整理
キャンプ好き必見!ヨド物置とColemanのコラボ第2弾、新モデルストレージが登場
【山伏オートキャンプ場】に行ってきました!サイトの広さ、予約方法、川遊び等まるごと紹介!
調理から食卓まで一台二役!VASTLANDからコンパクトアルミバーナーテーブルが登場
車中泊用の跳ね上げ収納付ベッドをイレクターパイプでDIYしてみた【予算20,000円】
日本三大カルストの1つ!北九州の「平尾台・貫山」は子どもも登れるオススメの山!
千葉の勝古沢キャンプ場で猫に癒されながら冬のハンモック泊してきました
柚木の川原(山崎川原)キャンプサイト詳細|無料キャンプができる都内の野営地を紹介
キャンプ好き必見!ヨド物置とColemanのコラボ第2弾、新モデルストレージが登場
調理から食卓まで一台二役!VASTLANDからコンパクトアルミバーナーテーブルが登場
二刀流ローテーブル『ロタル』とスタイリッシュガス缶カバーでキャンプを格上げ!TOKYO CRAFTS新作登場
災害時に活躍するポータブル浄水器「ソーヤー」が防災製品等推奨品マークを取得
トランクカーゴの収納力が進化!インナーバッグでキャンプギアをスマートに整理
学校橋河原キャンプサイト詳細|焚き火も可能で超人気の無料キャンプスポット紹介
アルペン限定色のタフスクリーン2ルームエアー/LDX+(デザートサンド)はサイト映えも抜群
【長良川河川敷で無料キャンプ】野営気分が楽しめる美濃橋のキャンプスポットを紹介
光ってテーブルに焚き火を演出!LOGOSのカプセルトイに6種の焚き火台が登場
柚木の川原(山崎川原)キャンプサイト詳細|無料キャンプができる都内の野営地を紹介
茨城県の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット11選
埼玉県の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット15選
神奈川県の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット20選
千葉県の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット14選
群馬県の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット10選
東京都の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット14選
キャンプで使えるロープワーク一覧+ロープのまとめ方【15種類】
関東のおすすめキャンプ場30選!現地取材で分かった本気でおすすめできるキャンプ場一覧
庭キャンプを全力で楽しむベテラン庭キャンパーの暮らし方
無印の頑丈収納ボックスに3COINSコンテナがシンデレラフィット【キャンプ道具収納】